週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:PWCSランクバトル VSアヤカ 前編

スーパーボール級への昇格を果たしたラビだが、その事がネットでニュースになっているのをサザレが発見した。どうしてそんな事になっているのかと言われたらラビの知名度と今大会の人数によるクラスの厚みが圧倒的であるという事にある。

 

「今大会は前大会と比較して約4倍の参加者であり、これは例年と比較すれば約5倍にもなるという圧倒的な人数規模である。それによって必然的にモンスターボールクラスの層の厚さというものは想像以上の物であり、これを圧倒的なスピードで駆け上がったラビ選手の実力は確かなもので―――って書いてあるよ」

「どっちかと言えば回転率の問題だろうな」

 

普通のトレーナーはバトルしたポケモンの体力回復などの関係で連続したバトルは難しいのだが、ラビには庭に多くのポケモン達がいるのでノータイムで次のポケモンを繰り出してバトルをし続ける事が可能なのでそれを利用してバトル申し込みをしてきた面子全員を相手して上げただけ、というのがカラクリなのである。尚、PWCS本部からこんなにバトルしてポケモン達は大丈夫ですか!?という心配の連絡も来たけど全然平気。

 

「ウチには馬鹿が複数匹いるからな、この程度じゃへばらんよ」

「改めてアーマーガアが齎してる恩恵ってすごいんだね~」

「あいつはバカだが間抜けじゃない、強い奴と戦うのも好きだが育てるのも好きだからな。それで強くなったら自分の楽しみが増えるし」

「あ~……結局そこに繋がる辺り本当に流石だね……」

 

新人も当たり前のように対象になるバ鴉の洗礼という名のただのバトルは何もせずとも庭のポケモン達のレベルの底上げに役立っているので、オーキド博士の庭的な事になってるなぁ……と僅かながらに思い始めているラビであった。

 

「と言ってもスーパーボール級にも人っていっぱいいるんじゃないの?」

「それはこれからの話だ」

 

最初からスーパーボール級だったのは前回大会でそうだった者であって今大会のスーパーボール級の人数は前回大会のそれとほぼ同数。だがこれからモンスターボール級の人間がどんどんと昇格していくと必然的にスーパーボール級の人間も増えていく。が、恐らく爆発的に増えるのはスーパーボール級のみでハイパーボール級はそこまでは増やさないだろう。

 

「それじゃあラビもスーパーボール級はさっさと上がっちゃうの?」

「いやぁ上がれるにしても暫く待たんとそんな爆発的に人数は―――」

「すいませ~ん!!」

「「……」」

 

今月に入って何人目の挑戦者だろうか、モンスターボールクラスのラッシュを踏まえると20人は軽く越えているような気がしてならないのだが……なんというか旅をしていた頃を思い出すようなバトル回数で笑いそうになる。

 

「は~い」

「あっどうもこんにちわ!!突然来てしまって申し訳ありません!!えっと、此処はイラストレーターのラビさんのご自宅でお間違いないでしょうか?」

「ええ、そうですよ」

 

肯定すると良かったと言わんばかりに胸を撫で下ろした、そんな彼女は見覚えがあった。第五世代と第六世代では派閥が出来るほどの人気があるトレーナー、女性エリートトレーナーのカロスの姿。そしてキーストーンのピアスを右耳に付けている……アニメにも登場経験のあるトレーナーであのサトシにも勝った事があるエリートトレーナー。

 

「私はアヤカと言います、スーパーボールクラスのトレーナーです。それでご都合さえ宜しければバトルをお願いしたいのですが……ご都合が悪いのでしたら大丈夫です、私は暫くパルデアに滞在予定ですのでアプリ経由で私にメッセージを頂ければ」

「いえ、折角来て頂いたのに何もせずに帰すのは無作法です。お相手させて頂きます」

「やったぁっ!!あっえっと失礼しました、その実は配信をいつも拝見してまして……そのラビさんと戦えるのが本当に嬉しくて」

「それはそれは……カロスリーグ本選まで勝ち抜いた方に言われますと嬉しいですね」

 

エリートトレーナーのアヤカ、メガシンカの使い手であり相棒のアブソルをメガアブソルへとメガシンカさせることが出来る。実は劇場版でサトシのルチャブルに勝利を収めており、その後、カロスリーグでも激突してその時は敗北してしまっている。

 

「あっそうだ、あの我儘になってしまうんですけど……そのメガシンカ出来るポケモンで戦う事って可能ですか?」

「メガシンカですか、大丈夫ですよ」

「良かった……実は私、アランに負けてからメガシンカを極めたくなっちゃって、それで今アブソルとその為の旅もしてるんです」

 

そう言えば彼女は最強メガシンカでアランとも戦っていたのだったか……その関係でメガアブソルでの戦闘をもっと洗練させたくなったという事か、彼女の事だから自分だけで決めた事ではなく、アブソルもそれを望んでいるのだろうが……メガシンカを望まないアブソルも了承している事になる……これは手強いかもしれない。兎も角バトルフィールドへと移動する。

 

「あれ、配信でもバトルフィールドはありましたけどこんなのってありましたっけ?」

「PWCSの挑戦者が多いので増築したんですよ、周囲を特殊合金製の壁で囲って被害が拡散しないようにしたフィールドなら思いっきり戦えますから」

「そりゃ凄い―――……あの、特殊合金製ってポケモンジムのバトルフィールドの壁の材質と同じですよね。それって凄い高かった気が……それを増築で、しかもPWCSが始まってからって事は短時間で?あの本当にラビさんってイラストレーターですよね……?」

「イラストレーターですよ、コネが可笑しいだけです」

「……なんだろう自覚してるからか余計に性質が悪いような……」

 

成程ツッコミ気質か。と思っている所にドローンロトム登場。

 

『スマホロトムより互いの情報を取得。このバトルはPWCSランクバトル、スーパーボールクラス公式戦として承認されました。対戦ルールは2対2、ポケモンの交代は両者自由となります。ラビ選手 VS アヤカ選手。それでは両者、最初のポケモンをフィールドへ』

「行くわよ、ニャオニクス!!」「ンニャアアウ!!」

「ならば此方は―――行こうかゴルーグさん!!」「ルッグゥ」

 

To Be Continued……!!

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