週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ?:PWCSインタビュー・オーバ 

「んっ~……流石カイリュータクシー便、あっという間の到着だったわね」

「ウリュ~」

「ええ、後でまたお願いね」

 

ニッコリ笑顔且つ分かりました!!と言わんばかりに敬礼してくるカイリューにつられて敬礼を返す。カイリューはそのまま再び空へと舞い上がると猛スピードで大空を往く、昨今になってカイリューは個体数が増加傾向にありこういったサービスにも進出している。これも時代の進歩という奴だろう。

 

「さてと、私も私の仕事をしないとね!!」

 

足を進める先にあるのは―――シンオウ地方ポケモンリーグ本部。

 

「本日はお時間を取っていただきまして有難う御座います、私月間ポケモン大好きクラブのラシーマと申します」

「応宜しくな。ちゃんとアポ取った人を追い返すのもあれだろ。にしても俺に取材っつうのも不思議な話だな、言っちゃなんだけど俺よりもほかの三人の方が映えるだろ」

 

リーグのトレーニングルームにある一角の休憩スペースに腰掛けているのは四天王のオーバ、当人としては自分が取材の対象に選ばれた事に疑問がある。リョウ、キクノ、ゴヨウと自分よりもずっと取材映えするのがいると思うのだが……

 

「そ、その……実は今回の取材の目的は話題沸騰中のポケモントレーナーであるラビさんの事についてでして」

「あ~成程そういう事か」

 

ラシーマは酷く言いにくそう且つ申し訳なさそうに言うのだが、オーバは特に気分を害するという事もなく納得していた。ラビ自身に取材するのが一番だろうが彼は絶対に断るだろうし、あそこは保護区認定されてしまったので取材にはパルデア地方の行政とポケモンリーグの許可が必要になってくる。何れやるだろうが今ではない……という事で頻繁に絡んでいる自分に取材に来た、というのは納得が行く話だ。

 

「四天王のオーバさんとしては取材なのにご自分の事ではない事に納得が行かないかもしれませんが……」

「いやいやいや、あいつの事なら俺は大歓迎だぜ?俺としてもあいつの凄さが伝わるなら俺は協力するぜ」

 

ラシーマは不思議に思った。実力のあるトレーナーは良くも悪く癖や灰汁がある物、それは同時に自分のプライドや誇り、自信の表れでもある。それなのにオーバは自分の事のようにラビについての事を聞きたいという事を喜んでいた。

 

Q.オーバさんのラビ氏との出会いは?

「あいつがシンオウ地方を旅してる時に偶然鉢合わせたんだよ、あいつはカントーからジョウト、ンで三番目に来たっつってたな。本当はホウエンに行く予定だったけど、行こうとした時にグランドフェスティバルの時と被っちまったらしいぜ、ンでシンオウ行きのチケットが安かったからこっちに来たって言ってたな」

 

Q.最初の印象は?

「ガキ」

「いやあの……もうちょっとこう、なんかあるのでは」

「だって今ですら子供に見られる程度には童顔だったんだぞ、それがガチでガキだったんだからそりゃガキ以外の感想出ねぇよ」

 

 

Q.力業と早業についてはどのようにお考えですか?

「マジで革新的だ。この影響で今までの戦術が全部ひっくりかえされたような気分だ」

「そ、そこまでですか?」

「分かりやすい例を出してやるよ。頑丈が特性のポケモンがそれを活かしてギリギリで耐え切ってメタルバーストとかカウンターとかで大反撃を狙ってました、だけどそれよりもずっと早く攻撃を当てる事も出来ちまうって事だ」

「そ、それは確かに……革新的です」

「だろ?力業にしても流星群の攻撃範囲密度を高めたりとかシロナも研究してんだよ」

 

 

Q.度々公言しておりますが、ラビ氏との再戦を熱望する理由は?

「シンオウリーグのチャンピオンズリーグ、俺はあいつと戦って最後の一体、相棒同士の一騎打ちまで縺れ込んだ」

「ですが、勝利されたのは」

「公式の記録上は俺だ、だがあんなのは俺の負けだ……俺はあの時、完全に敗北を認めていた。もしかしたらこいつはシロナにも勝つんじゃねぇかと思ってた、自分勝手に勝負を捨ててた、だが相棒は最後まで諦めなかった。そしてあいつは根性で立て直して勝った、あれは相棒の勝利で俺の勝ちじゃねぇ……試合に勝って勝負には負けてたんだ」

「そこまで、言わしめるのですね……」

 

 

Q.現在ラビ氏はスーパーボールクラスですが、ハイパーボールクラスに上がると思いますか?

「愚問だな、あいつは俺達の所までくる。そして俺が倒す」

 

 

Q.PWCSへの意気込みをお願いします!!

「今回のPWCSはラビのお陰で今までにねぇ盛り上がりになってる、あいつには感謝してるぜ。そしてその感謝を全てバトルで返してやるぜ!!」

 

 

 

「はぁ……凄い熱意だったなぁ」

 

取材のついでにとオーバのトレーニング風景を見学することが出来た、流石に記録は許してもらえなかったが……それでもあれを伝える事は出来る自信がある。だけどあれは本当に凄い熱意だった、純然たる闘志がそこにあった。闘志が炎となって具現化したかのようなバトル、あれが何れ、再びダイケンキと激突するのだろうか……そう思うとワクワクしてしまう自分が居て、本当にポケモンバトルが好きなんだという事を自覚させられる。

 

「アウリュ~」

「あっカイリュー時間通り~ありがと~」

 

さてと、取材はまだまだあるんだ……というかシンオウ→ガラル→イッシュ→アローラを巡って取材して来いというのは最早鬼の所業なのでは?と編集長への呪いを今度自分のゴーストにお願いしてみよう。

 

「さ~てと、次はガラルチャンピオンのユウリさんにインタビューかぁ……あ~気が重い……」

「ウ~リュ~♪」

「ギャアアアアアアアッ待って待ってまだ身体固定してないからマッハ突入は待ってマスターリバースしちゃうから待ってぇぇぇぇ!!!」

 

 

 

「あっ取材のラシーマさんですよね、待ってました~……って、あの大丈夫ですか?全体的にぐったりしてるような……」

「か、身体を固定しそこなってマッハ体験する羽目になりまして……」

ラビの過去編に需要はありますか?

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  • さっさと次書け
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