週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

371 / 692
エンジョイ:PWCSランクバトル VSジュン 後編

『スマホロトムより互いの情報を取得。このバトルはPWCSランクバトル、スーパーボールクラス公式戦として承認されました。対戦ルールは2対2、ポケモンの交代は両者自由となります。ラビ選手 VS ジュン選手。それでは両者、最初のポケモンをフィールドへ』

「いっくぜぇぇぇぇ!!!ヘラクロス、GOGO!!」「ラックロ!!」

「ならば、ペンドラー仕事だ!!」「ペドッ!!」

 

・あれってジュンか?

・順々?

・諄々?

・純純?

・Mr.M:なんだこの流れ

・アンタにだけは言われたくない。

・アイリス:あっイッシュリーグで凄い元気で話題になってた子だ、なんか罰金が如何とか……

・キバナ:なんだ警察関係者の息子かなんかか?

・ナンジャモ:いや確かフロンティアブレーンのクロツグ氏の息子って聞いた事あるよボク

 

『ペンドラー VS ヘラクロス!!3、2、1……BATTLE START!!』

「ヘラクロスと同じ虫タイプか!!なら楽勝だぜヘラクロス、ロックブラスト!!」

「鉄壁だ」

 

身体の周囲に光る岩のリングを生み出すとそれを連続的に発射するヘラクロスに対して鉄壁で防御を上げて真正面から受け切るペンドラー。

 

「ゼ、全然効いてねぇ!?くそもう一回だヘラクロス、今のは偶々回数が少なかったんだ!!」

「ヘロクロォォ!!!」

「もう一度鉄壁」

 

・いやこれは……

・アイリス:ペンドラーってスピードのイメージあるけど硬めではあるんだよね

・ホイーガ程じゃないらしいけど、硬めではあるよね。

・それが鉄壁で硬くなっちゃったら……

・もうロックブラストは効かない……というか

・キバナ:物理で落とすのはキッツいぞこれ……

 

「剣の舞」

「くっそぉぉぉっなら戻れヘラクロス!!」

 

・オッ戻した

・まあ妥当な判断だと思うよ

・物理面をこうもガチガチにされたらなぁ……

・相性的にはヘラクロスも決していい訳ではないからな

・出来るなら次のでなんとかペンドラーを落とすかダメージを大きく与えたい

 

「お前とならどんな相手だって怖くねぇ!!エンペルト、GOGO!!」

「ペエルト!!」

「エンペルトか」

 

・おっ?なんだ初めて見た

・シロナ:エンペルト、シンオウ地方の初心者用ポケモンのポッチャマの最終進化よ

・って事は水?

・オーバ:ついでに鋼も入ってるっつぅ面白れぇポケモンだな。

・水と鋼って聞いた事ねぇな

 

『CHANGE BATTLE ペンドラー VS エンペルト!!3、2、1……BATTLE START!!』

「鉄壁で硬いなら特殊技だ、いっけぇエンペルトハイドロポンプ!!」

「エッペエエエエ!!!」

「回避!!」

 

その言葉と共に駆け出すペンドラー、だがその速度は尋常な物ではない。一瞬でエンペルトとの距離を詰めてしまう程のスピードを出している。

 

「は、早えっ!!」

「這い寄る一撃」

「ペエエエッドッ!!!」

 

一瞬で懐へと入り込んだペンドラーの一撃がエンペルトへと炸裂する。だがエンペルトは受け切る事に成功する。

 

「幾ら剣の舞でパワーアップしたところで所詮は虫タイプの技、エンペルトには効果いまひとつだ!!もう一度ハイドロポンプ!!」

「斜め右にステップ、そこから反対、這い寄る一撃!!」

 

・エンペルトも果敢に攻めてるけど、スピードが違い過ぎるぞこれ

・段違いのスピードだ、高速移動してるみたいだ

・ナンジャモ:あっ思いだした、あのペンドラーって特性加速じゃん

・ああそうじゃん!?

・前にナモ公があれでやられてるじゃん!!

・ナンジャモ:ぐふぅ……事実だから言い返せない……!!

 

「なんだよなんだよなんだってんだよぉ!!なんでペンドラーがこんなに速く動けるんだ!?」

「生憎俺のペンドラーについては配信で語ってる、それを知らない方が悪い」

「見てねぇんだからしょうがねぇじゃねぇか!?大体見てた所であんな膨大な数を覚えられるか!?」

 

・うんそれは言えてる。

・すげぇ数紹介してるもんな……

・ナンジャモ:ボクも全部は覚えてる訳じゃないな……

・キバナ:オレ様も、言われたらなんとかある程度は言える、程度だな多分

・アイリス:私も……。

 

「だったら学べ、騒ぐだけが取り柄か」

「んだとぉ?!」

「剣の舞」

「これ以上、攻撃を上げさせてたまるかぁ!!今なら当てられる、エンペルト一撃必殺ハイドロカノン!!」

 

気迫のこもったエンペルトが全力で力をチャージし、水の砲弾を生成してそれを勢い良く発射する。ペンドラーは剣の舞で動けない、そこへ最大火力をぶつけて来た。避ける事も出来ずにペンドラーへとハイドロカノンは直撃して膨大な水しぶきが上がる。

 

「どうだこれでまず一勝貰ったぜ!!」

「バトンタッチだ」

「ペド」

「う、うっそだぁぁぁ!!?」

 

・あれま、全然平気。

・あれ、ハイドロカノンって水タイプ最強の技じゃなかったっけ?

・ペンドラーってそんな特防高いっけ

・いやむしろ防御より低い筈。

・じゃあ何で……

・キバナ:這い寄る一撃のせいだな。

・ダンデ:ああ、あれは特攻を下げる効果がある。

 

「仕事だ、シュバルゴ」

「シュバアアアアアアルゴ!!」

 

・げぇっシュバルゴじゃん!?

・剣舞鉄壁加速込みシュバルゴ!?

・キバナ:ただのやべぇ突撃やりじゃねぇか……

・アイリス:しかもエンペルトは特攻がガクッと下がっちゃってるし……

・ナンジャモ:これ、ハチャメチャにきつくない?

・ダンデ:これを引っ繰り返すのは並大抵の事じゃないな

 

『CHANGE BATTLE シュバルゴ VS エンペルト!!3、2、1……BATTLE START!!』

「同じ鋼タイプが相手でも怖くねぇぞ!!エンペルト、冷凍ビーム!!」

「エエエペエエエエッ!!」

「バル、ゴォッ!!!」

 

指示を聞くまでもなく、槍の一撃で冷凍ビームを弾いてしまうシュバルゴ。その瞳は怒りを宿していた、なんだこの腑抜けた一撃は、俺を馬鹿にしているのかと言いたげなものだった。

 

「ゼ、全然ダメじゃねぇか!?どうなってんだよぉ!?」

「ペンドラーで連発した這い寄る一撃、あれは特攻を下げるんだよ。つまりエンペルトの特殊攻撃力は大幅に落ちてるんだよ」

「な、なんじゃそりゃ!!?そんなの罰金モノじゃねぇか!?」

「罰金どころか合法だ、ドリルライナー!!!」

「よ、避けるんだエンペルト!!」

「ペェッペッ!!?」

 

バックステップを踏んで更に距離を稼ごうとするエンペルトだが、シュバルゴはそれを一切逃さない。動いたはずのエンペルトは全く距離を離さずに追尾するシュバルゴに得体の知れない恐怖を覚えてしまった。そしてその恐怖が湧き上がるよりも先に、その槍が自分を捉えていた。

 

「エ、エンペルトォッ!?」

『エンペルト戦闘不能!!シュバルゴの勝ち!!』

 

・うっわぁ……

・そうだよ加速ペンドラーならこういう事するよなぁ……

・剣の舞に鉄壁、そして加速で強化しつつ、泣き所の特防は這い寄る一撃で特攻を下げて対応

・キバナ:そしてシュバルゴの特性はシェルアーマー、もしかしたらの万が一の急所もねぇ

・アイリス:詰将棋みたい……

・ナンジャモ:相手の動きを自分の動きで縛って、袋小路に誘い込んでるみたい……

 

「(レ、レベルがこんなにも違うのかよ……いやそんな筈はねえ、まだ勝てる筈だ!!)頼むぞヘラクロスウッ!!!」

「ヘッラクロゥ!!」

 

・残ったのはヘラクロス……だけど

・ぶっちゃけ、もうきつくね?

・せめて鉄壁が無ければ……

・それでも剣舞と加速付きだぜ?

・シュバルゴには格闘も抜群じゃないからなぁ……

・キバナ:地味に炎だけだからな弱点

 

「全力で行こうぜヘラクロス!!インファイトだぁ!!」

「ヘエエエラァアアアア!!!」

「アイアンヘッド」

「バアアアアアアアッゴオオオ!!!」

 

裂帛の叫びと共に放たれるアイアンヘッド、果敢に挑むヘラクロスのインファイトが炸裂する―――事はなかった。アイアンヘッドがクリティカルヒットした事でヘラクロスは競り合う事も出来ずに吹き飛ばされて特殊合金の壁へと叩き付けられて地面に落ちた。

 

「へ、ヘラクロスぅ!?お、おいヘラクロス確りしろ!!」

「ヘ、ラク、ロォォ……」

 

『ヘラクロス戦闘不能!!シュバルゴの勝ち!!BATTLE OVER!!ラビ選手の勝利となります!!』

 

・バトンタッチの恐ろしさを垣間見た気がする……

・整えれば後方が無双しちまうんだな……

・キバナ:勿論これだって難易度は相手するポケモンによって変化する。

・アイリス:やりやすい相手、やりにくい相手だっているしね。

・ナンジャモ:ボクの時も凄かったもんなぁ……いやあれはペンドラーが凄かったか……

 

 

『CONGRATULATIONS!!今回の勝敗によってPWCSのランキング変動を行います、専用アプリにて確認出来ますのでどうぞご確認ください!!それでは次回のバトルまでSee you again!!!』

 

去っていくドローンロトムを見送りながらもシュバルゴに賞賛を送るが、シュバルゴはそれを受け取らずにペンドラーのボールの開閉スイッチを押してペンドラーを呼び出した。

 

「バルゴ」

「そうだな、お前の活躍はペンドラーのお陰でもある。だから二人とも凄かった、それでいいな」

「バゴ」「ペド」

 

こういう所はかなり確りしているシュバルゴ、こういうのも騎士道精神というのだろうか……と思っているとジュンは漸くヘラクロスをボールへと戻した。

 

「くっそ~負けたぁぁぁ~!!!やっぱり強いぜラビさんは……だけど次は負けねぇぞ!!絶対に絶対にもう一回勝負挑むからな!!挑まなかったら俺から罰金とっていいからな!!」

「いや取りませんよ、人を何だと思ってるんですか」

「へへっじゃあな!!」

 

空元気、という訳でもなくジュンは元気を見せて去っていく。中々に強かなトレーナーだ。

 

「ラビの順位、そこまで上がってないね」

「流石に毎回毎回目に見えて上がるなんて事はねぇよ」

ラビの過去編に需要はありますか?

  • あり
  • ない
  • さっさと次書け
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。