週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ?:PWCSインタビュー・ラビ 後編

「うううっタマンチュラタルト、美味しい……美味しい……これが地方外からも食べに来るという超激うまスイーツ……美味しい……美味しい……」

「そこまで喜んでくれるなら買って来た甲斐がありましたよ」

「他にもありますからどうぞ」

 

うううっ……なんて優しい人なんだ……カイリューの神速でグロッキーになってた私を介抱してくれただけじゃなくてケーキまで御馳走してくれるなんて……しかもなんて美味しいんだ……帰り際に食べれたら嬉しいなぁって思ってたタマンチュラタルト……。

 

「あっお茶も入りましたよ」

「有難う御座います……お、美味しっ!!?いや本当に美味しい!?」

「メブキジカの葉で作ったお茶です。今は時期の変わり目ですから味が安定しないんですけど、それが逆にアクセントになるし思ってもみなかった味わいにもなるんです」

「へ~……ああっこの暖かさ……私がカイリュータクシーでやりたかったお茶のイメージのままの味だ……」

 

だがこれからは違う、違うのだ!!両壁を展開すれば神速でのGを大幅に軽減出来る事が分かった!!これならばタラバ、私の妄想でしかなかった優雅なティータイムだって出来るかもしれないじゃないか……ああっ夢が広がっていく……というか、私って本当に思ってた以上にカイリューの事大好きだったんだな……いやまあ好きではあったんだけど此処まで自分が好きだったとは思わなかった。

 

「ああそうだ、ついでにこれを渡しときますね」

「これは……粘土ですか?妙に光ってますけど……」

「それは光の粘土、リフレクターや光の壁の効果時間を伸ばしてくれるアイテムなのでカイリューに持たせておけば壁の展開時間は伸びますよ」

「そうなんですか!?そ、そんな貴重なアイテムを頂くわけには……!!」

「いえぶっちゃけ余ってます。ガラル地方を旅した時に採掘体験をした時に凄い取れまして、是非貴方のカイリューに」

「有難う御座います!!っと言いたいんですけど……あの子私のポケモンではないので、タクシー便の会社の方に伝えておきますね」

 

私の手持ちになってくれたらそれはそれで嬉しいんだけど……カイリューは近年になって人間の関りが増えて来たドラゴンポケモン、それを欲している所は幾らでもある訳で、カイリュータクシー便はいつも予約でいっぱい、私がこうして使えているのだって提携している上にあのカイリューが私の事を好いてくれているからで……いやマイナスは直ぐにリセット。くよくよタイムなんて3秒もあれば十分なんだ!!こんな事ではこの業界生きていないんだ!!何を学んだ、オカルトマニア時代の暗さから脱却した意味がない!!

 

「え、え~っと……ラビさん、本日は取材の申し込みを受けて下さり本当に有難う御座います。それと何度も何度もしつこくメールして申し訳ありませんでした」

「いやそっちは私が素で気付いてなかったので……色々来てたメールに埋もれてしまっていたんですよ、中身を一度でも開いていれば多分一発OK出してましたよ」

「なんか色んなメールくるもんね、研究目的の取材とかテレビの出演依頼とか」

「あ~……シンプルに間が悪かったんですね」

「そういう訳です。月刊ポケモン大好きクラブは定期購読ぐらいには好きですよ、ポケモン第一且つトレーナーの事も可能な限り当人の許可を取ってから情報出しますからね。イエロージャーナリズムは常々死ねと思ってますから」

「ウチはやりたい事をただ追求してるだけの出版社ですけどね……っという訳で今回は取材宜しくお願いします!!」

 

 

Q.ラビさんは配信で様々な情報を発信していますが、始めた切っ掛けは?

「趣味作りですかね。なんかやる事なくて暇だったんで」

「しゅ、趣味ですか?」

「いつでもやめても良い趣味が欲しかったんですよね」

「えっ辞めちゃうんですか!?」

「不躾な取材とかしなくても良いようなことをされたら速攻でやめますね、別に収益化とかしてないんですから、そもそも私が有名になったのはナンジャモさんとのコラボが切っ掛けですからあれが無ければ多分うだつの上がらない弱小配信者としてそのままを送ってたと思います、それでもよかったと思いますけど」

 

 

Q.ラビさんは各地方を旅したとお聞きしましたが、一番印象に残っているのは?

「ホウエンとシンオウですかね、まあ前者に至ってはホウエン地方に行こうと思ったらちょうどグランドフェスティバルの時期と被ってチケット取れなかったんですけどね」

「オーバさんからもお聞きしました、それでチケット安かったシンオウ地方へ行ったと」

「そんな所です。まあホウエン地方はシンオウ地方の後に行ったんですけど、そこで大したことないトレーナーじゃんとか言われたのも印象的ですね」

「……いやいやいや、誰ですかその俄か。シンオウ地方だとチャンピオンズリーグにまで進んだ上にオーバさんと死闘を演じたのに」

「まあその相手は子供ですからね、子供にとってはトレーナーの親こそが最強という事ですよ」

「あ~成程、確かにそれならしょうがないですね」

 

 

Q.ラビさんは力業や早業を復活させましたが、その理由は?

「いや出来るかなと思ったら全然出来なかったんですよ。それで諦め悪く続けたらあっ出来ちゃったみたいな感じです」

「エ~……なんかこう、シンオウの古い一族から秘伝を継承したとかじゃなくて?」

「一応その一族が隣にいるサザレの一族ですけど、その一族の方々も時が経た事で失伝してしまって資料だけを持っていたんですよ。それを譲り受けて、色々捏ね繰り回した結果です」

「それはそれで別枠で聞きたくなるようなお話ですね……というかあの天才女性カメラマンのサザレさんがそういう一族だったなんて……」

「と、言われても全然自覚無いんですけどね。もう田舎にある一家族と同じですよ」

 

 

 

Q.PWCSの参加の理由は?

「配信見てれば解りますけど、私の配信は世間的には超有名人が凄い出没するんですよね。その関係で私も彼らとよくバトルをします、それでちょっとホームパーティーをしてた時にバトル大会をした時にサトシさんと戦ったんですけど負けたんですよ。それでもう一度戦いたい、勝ちたいって素直に思ったのが切っ掛けですかね……じゃあプライベートで呼んで戦え?それはそう。でもサトシさんから次はPWCSで、って言われちゃいましたね」

「それはまた、凄い話ですね」

「まあその後サトシさんとはプライベートで何度もバトルしてますけどね」

「此処までの前振り無意味!?」

 

 

Q.現在ハイパーボールクラスですが、バトルを振り返って一番印象深いのは?

「う~ん……私にナンジャモさんとのコラボの切っ掛けをくれたグラバー君も捨てがたいですが、此処は初手からメガガルーラを突っ込んでくれたアキラさんで」

「あら意外、昇格戦でダークライとエンテイを使って来たタクト氏かと思いました」

「印象には残りますがそれはダークライとエンテイという幻と伝説のポケモンという看板が印象深いだけで彼自身への印象ではないでしょう?タクト君は中々にいいトレーナーですしこれからが楽しみなトレーナーです。アキラさんはそうですね……サンドパンを最強と信じて邁進し、全力で私を超えようとしてくれましたから」

「成程」

 

 

Q.バトルしてみたいお相手はいますか?

「そうですねぇ~……今言っちゃったらそれはそれで面白くないでしょう?というか言ったら確実に私の家に乗り込んでくるのでやめておきます。ハイパーボール帯には上がりましたし、ある程度はペースを落としていきたいと思ってるです」

「一先ず目標を達成したという事ですか?」

「最低でもハイパーボール帯には上がりたいな、と思ってましたしまだまだ本選まで時間ありますからね」

「因みにオーバさんとは」

「あの赤アフロとは別に、私は決着付けたいとか思ってないですし普通にあれ私の負けですし」

「すっげぇドライ!!オーバさんは凄い勝つって意気込みだしてたのに!?」

 

 

Q.今後のPWCSへの意気込みをお聞かせ頂けますか?

「……私に勝負挑む気があるなら来てみなさい、但し生半可で挑みに来るのはNGです。此処からは私も本気を出していきますので―――負ける覚悟がある方だけどうぞ」

 

 

「本日は本当に有難う御座いました!!!」

「貴方ならいつでも歓迎しますよ、前以ての連絡はあると有難いですけどね」

 

本当にいい取材が出来た……というかまさかラビさんの隣にいたサザレさんが婚約者だったとは……だがこれは完全なプライベート情報、私の胸の内に伏せておこう……本当にいい話をして貰えたし庭を軽く見学させても貰えた。本当に充実した時間だった……。

 

「カイリュー、壁張った?」

「ウリュ!!」

「それじゃあ社までお願い、神速でね!!」

「ウ~リュ~!!!」

 

この後、ラシーマによって書かれた記事は月刊ポケモン大好きクラブで一番の売り上げを叩き出すのであった。そしてラシーマは……

 

「行くよカイリュー、今日はアローラまでお願いね!!」

「ウ~リュ~!!」

 

今日も専属のカイリューと共に取材に行くのであった。

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