『スマホロトムより互いの情報を取得。このバトルはPWCSランクバトル、ハイパーボールクラス公式戦として承認されました。対戦ルールは3対3、ポケモンの交代は両者自由となります。ラビ選手 VS テツヤ選手。それでは両者、最初のポケモンをフィールドへ』
「派手に暴れろ―――アーマーガア!!」
「―――……ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!!」
「最初から全力だ、行けぇっニャース!!」「ニャアアアアンッ!!!」
| ・おっニャース!? ・サトシ:テツヤさんじゃないか!! ・タケシ:あの長靴を履いたニャース、間違いない!! ・テツヤテツヤ……あのニャース使いか!? ・ああっ思い出した!!カゲツさんとの死闘をニャースで制したあの人か!! ・その後の他地方のリーグ戦でも準優勝だったり、チャンピオンリーグに進んだりだったよな ・あの後進んでたら何処まで行ってたのかって話題にもよく上がる人だな。 |
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『アーマーガア VS ニャース!!3、2、1……BATTLE START!!』
「ニャース、10万ボルト!!」「ニャアアアアアッ!!!!」
「高速移動から鋼の翼!!」
「来るぞ、10万ボルトを纏うんだ!!」
電撃を走らせるニャースは一気に迫ってくるアーマーガアを見て笑った、そしてテツヤの指示を受けてその身に10万ボルトの電撃を留め始めた。幾ら高速で動こうともこれなら攻撃してくる限り確実にダメージを与えることが出来る。普通ならここで止まる、が。
「ガアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」
「ニャアアアッッ……!!!」
お構いなしかっ……!!と毒づくような予想通りだ、と言いたげなニャースの声が聞こえて来る。アーマーガアは迷うことなくワイルドボルトに近い状態のニャースへと突撃した。当然感電する事になるが全く動きは鈍らない。弾き飛ばされるがなんとか体勢を立て直したニャースは帽子の縁をなぞった。
「ニャース、今度はダメ押し!!」
「ニャアアアアッンニャアアア!!!」
「……ガァッ?」
| ・全然効いてね!? ・あれ、悪って効果あるよね鋼に対して ・ある筈なんだけど…… ・やっぱ物理はまるでダメか…… ・流石狂乱の鋼鴉 |
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「ニャース、悪「挑発」……やっぱり潰してくるかぁ……なら攻撃あるのみ!!水の波動を連打!!」
「ンンンンンニャニャニャニャニャニャアアア!!!」
悪巧みを的確に潰されたテツヤは冷静に水の波動を連打させる、10万ボルトは当たらない、なら弾幕を張るしかない。その判断は正しい、アーマーガアは水の波動の危険性を理解していると言わんばかりに急上昇して届かない高度へと舞い上がった。
「それを待ってた!!ニャース、雷だ!!!」
「ニャアアアアアア!!!!!」
叫びが上げられた途端、青空だった空が暗雲に包まれていく。アーマーガアはそれから即座に距離を取って急降下をするが真上から無数の雷の槍が鴉を穿たたんと迫りくる。後ろから飛来する雷をギリギリの所で回避していくその姿にテツヤとニャースは喜びすら見出していた。
「使うぞニャース!!」
「ンニャァッ!!!」
その時、ラビはテツヤの手首を見た。そこには黄色に輝くクリスタルが……ZリングにZクリスタルだ、しかもあれは電気Z!!!そこまでぶっこんでくるのかと思った。
「これが俺達の全力全開、行くぜニャース!!スパーキングギガボルト!!!!」
「ニャアアアアアアアッンンンニャアアアアアアアアアアアアア!!!!」
テツヤがZリングに嵌められたクリスタルに触れ、電気Zに相応しいポーズを取った瞬間にそれから莫大なエネルギーがニャースへと注がれていく。そしてそれは更に巨大な雷の槍となってアーマーガアへと発射された。頭上からは雷、ニャースから撃ち放たれた一撃はアーマーガアを完全に挟み撃ちにしてその身体を貫いた。
| ・Z、Zワザぁ!? ・マジか!?初めて見た!? ・き、規定上はどうなってるんだっけ!? ・ナンジャモ:メガシンカ、Zワザ、ダイマックス、テラスタルなんかは試合中にそれぞれ一回までだね。まあダイマックスは使用可能なフィールドに限られるけど……いきなり切り札級のを切るなんて ・レッド:いい判断。ラビはアーマーガアで相手の士気を砕こうともしてた。それを越えるには覚悟がいる。いい覚悟だ。 |
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黒煙に包まれたそれからゆっくりとそれは落ちて来た、鈍い燻銀の身体は黒くなって原種の色合いに近づいているとさえ思ってしまった。雷とスパーキングギガボルトの挟み撃ちなんてよくも考えたものだ……これをされたらアーマーガアと言えど一溜りもない……一撃で全てを刈り取りに来たテツヤの判断には感嘆しかない。
『アーマーガア、戦闘―――「ッ……ガアアッァァァアアアア……!!」!?』
ドローンロトムの判定に異議申し立てをするかの如く、地面に落ちて動かなくなったはずのアーマーガアが再び瞳に光を取り戻し、翼を杖のようにしながら立ち上がった。
「おいおいおい、併せだぞ……何度も何度も練習して完成させたスパーキングテラボルトを受けてまだ動けるのか……!?」
「ニャ、ニャアッ……」
「ァァァ、ァァァァッ……!!!」
瞳を爛々と輝かせながらアーマーガアは立ち上がった、そして先程まで地面を捉えていた翼が地を離れると羽ばたいてみせた。まだまだ俺はやれるぞ、文句あるかと言わんばかりの瞳でドローンロトムを睨み付けて完全に黙らせる。
「アーマーガア、次で終わりだ」
「―――ッ……ガァッ」
「来るぞニャース!!」
テツヤは感じ取った、ニャースも理解した。このアーマーガアは……先程よりもずっと強くなっている……!!瀕死寸前のダメージを受けているのにも拘らず闘志が全く衰えず、それどころか痛みを燃料にして自らの命を更に強く、激しく、大きくしている。正しく異常としか言いようがない、狂乱の鋼鴉とはよく言ったものだと感心してしまう。
| ・そうだよ、これなんだよこいつにはこれがあるんだよ……!! ・どれだけ技を叩き込んでも意識がある限り必ず起き上がって反撃する戦闘狂…… ・ユウリ:レジアイスでも勝てなかった理由が本当に良く分かる…… ・キバナ:だろ、これがたった1シーズンでガラル地方に熱狂と恐怖の渦に落としたアーマーガア ・ダンデ:史上最狂のアーマーガア……狂乱の鋼鴉 |
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「猛々しく―――ブレイブバァアアドッ!!!」
「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!」
最早それは絶叫だった、更なる戦いを、更なる強敵を、更なる生を求める渇望の叫び。そしてそれこそがアーマーガアがラビへと向ける至福の歓喜。戦う事しか出来ないが、出来る事は全力で遂行するのがアーマーガアにとっての祝福であり感謝なのだ。
―――うぉっなんだお前!?コ、ココガラ?何々何々俺が何したってんだ!?いてててててっ!!!?ジ、ジグザグマァ!!
―――そんなに楽しかったのか?じゃあ、俺と来るか、取り敢えず飯は保証するよ。
「負けるなニャース!!こっちだって行くぞ全力で辻斬り!!!」
「ンンンンニャアアッ……ニャンッ!!!!」
| ・大技同時の激突だぁぁぁ!!! ・こ、これは如何なった!? ・サトシ:アーマーガアも大ダメージを受けてる、それでブレイブバード…… ・シンジ:だがあれ以上の技もない、この一撃に全てを賭けた ・シゲル:ニャースの力業も中々のレベルだったよ |
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互いの全力が激突した時、それぞれの必殺の一撃が直撃した。そしてその結果が……今、そこに広がっていた。
『アーマーガア、ニャース共に戦闘不能!!両者、新しいポケモンを同時に出してください!!』
| ・あ、あのアーマーガアが落ちたぁ!!? ・嘘だろ、あいつって倒せるのか……!? ・レッド:なるべく早くに全力の一撃を叩き込む、アーマーガアを倒すだけならそれが一番楽。だけど対戦ポケモンの数が多い程にそれを撃つには勇気がいる。あのアーマーガアを倒すのに一番いるのは覚悟。テツヤとニャースにはそれがあった。 ・覚悟…… |
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「戻ってくれニャース。有難う、お前のお陰で俺達はあのアーマーガアを倒せたんだ……アローラでの特訓は無駄じゃなかった、そうだ俺達は強くなれてるんだ!!
「アーマーガア、満足気な顔で倒れやがって……お疲れ様、ゆっくり休んでくれ」
アーマーガアの突破方法はボルテージが上がり切る前に最大火力で押し切る事、だがその為の火力も凄まじい物を要求されるが、テツヤとニャースはZワザと時間差で放たれる雷を組み合わせる事で克服してみせた。賞賛の言葉しか浮かばない……本当に素晴らしいバトルだった。お前がやられる所を見るのはレッドとサトシ以来か……割と最近だな、と笑いが込み上がってきた……そして、ちょっと燃えて来た。
「俺は次のポケモンを決めました、ラビさんは良いですか!?」
「……」
「ラ、ラビさん?」
腰からボールを一つ手に取った。そしてそれを構えた時、ラビは笑っていた。テツヤも負けじと笑い返すとボールを投げる。
「行くぞ、ジュカイン!!!」「ジュリィィィッ!!!」
「吠えろ、リザードン!!!」「グオオオオンッ!!!」
「「ッ!!」」
二人は同時に構えた、その先にあったのは―――メガストーン。
| ・ま、まさか!? ・二人ともメガシンカすんの⁉ ・メガジュカイン対メガリザードン!? ・うっっひょおおおおっご機嫌なバトルじゃないか!! ・見てええええ!!! |
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「芽吹けよ若葉、育てよ樹木、根付けよ大樹!!メガシンカァァァァ!!」
「ジュウウウウリイイイイイイイイイイイイイイッッッ!!!!」
「あらゆる蒼炎を凌駕する力を、真実を越える力を今此処に!!超克せよメガシンカ!!」
「グゥゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!」