『NEXT BATTLE リザードン VS ジュカイン!!3、2、1……BATTLE START!!』
「芽吹けよ若葉、育てよ樹木、根付けよ大樹!!メガシンカァァァァ!!」
「ジュウウウウリイイイイイイイイイイイイイイッッッ!!!!」
より鋭利に。頭部や両腕の葉の刃は鋭い形状に変わり、胸には背中までX字状に広がる草のアーマーが、大型化した尻尾は針葉樹のような形に変化している。密林では無敵の強さを誇る王者とも言われるジュカインが更なる力を手にした姿……メガジュカイン。
「あらゆる蒼炎を凌駕する力を、真実を越える力を今此処に!!超克せよメガシンカ!!」
「グゥゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!」
全身に漲る強大なメガシンカエネルギーによって黒く染め上げられた身体は筋肉が怒張し、大きく変化した翼、炎も赤からより高温の青に変色し彼が憧れる真実の龍と同じ力が体内に収まりきらなくなったものが口の両端から竜の髭のように吹き出ている。龍と同一視されるリザードンが遂に龍の力を手にした姿……メガリザードン、Xの姿。
| ・うおおおおおっメガシンカだぁぁぁ!! ・ショータ:ボクと同じメガジュカインっ!!凄い、研究させて貰います!! ・アラン:矢張り俺と同じメガリザードン……見せて貰うぞ ・キバナ:相性だけで言ったらメガリザードンだな、草ドラゴンに炎ドラゴン…… ・アイリス:でも、何方もドラゴン技は効く。 ・サトシ:どっちが先手を取るんだ…… |
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「ジュカイン、スケイルショット!!」
「天へと舞え!!」
ジュカインが無数の鱗を飛ばしてくるのを避け大空へと回転しながら舞い上がっていくリザードン、矢張りドラゴン技で攻めて来る。有効打はドラゴン、それは両者ともに同じだがジュカインは最も使い慣れている草技が4分の1にまで抑え込まれてしまうのでメガシンカで得たドラゴンを使って攻めていく必要がある。
「龍の波動だジュカイン!!」
「舞いながら避けろ!!」
ジュカインはスケイルショットでスピードを上げて来てる、そしてそれで得た加速を使いながら龍の波動を撃って来る。移動式の砲台のような活用だ、メガシンカしたことで構えて撃つ事もない、これもメガシンカのメリットの一つだ。まるで強化人間のような利点だな、と思いながらもリザードンが上手く舞いながら避けている事にも満足。リザードンは冷静だ。
「そろそろ攻めるか、ニトロチャージ!!」
「来るぞジュカイン!!接近して来た所に爆裂パンチだ!!」
「ジュゥゥジュインッ!!?」
「グウオオオオオオオオオオオオオオオン!!!」
構え取るジュカインだが、彼の予想を越えたスピードでリザードンはニトロチャージを直撃させた。スケイルショットをして加速しているが防御が落ちてしまったジュカインにはこれは痛い、がそこでテツヤは気付いた。
「しまったさっきからやっている指示は龍の舞の指示か!?」
「指示は簡潔に、バトルではそれも重要だぞテツヤ君。ドラゴンクロー!!」
「負けるなジュカインこっちもドラゴンクローだ!!スピードならお前だって負けないんだ!!」
| ・龍の舞を回避に組み込んでたのか ・ワタル:俺もよくやる手法だな、こうすれば態々舞で晒す隙を殺しながら能力が上がる。 ・そういえば剣舞しながらとかやってた気がするなヌシ。 ・ぬ、抜け目ねぇ…… ・だってヌシだぜ?あのアーマーガアのトレーナーだぞ。 ・すげぇ説得力だ。 |
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「ジュウウッイイイインッ!!!」「ッゥウウウングオオオオオオ!!!」
激しい龍の爪による鍔迫り合いが続けられる、ジュカインはスピードを生かして加速から一撃のヒットアンドアウェイを繰り返すが、リザードンはそれに完璧に対応しつつも徐々にギアを上げていくのか空中での制動から攻撃への切り替えしの早くなっていく。
「くそっニトロチャージの速度アップが此処までとは……ジュカインッ 力強く、ドラゴンクロー!!!」
「ジュリイイイイインッ!!!」
「迅く―――ドラゴンクロー!!!」
「―――……ウオオオンッ!!!」
力業の体勢に入ったジュカインは距離をとって力を溜め始めた、力業発動までのそれを稼ごうというのだろう……だが、それは既に自分がやっているしその対策方法はレッドが自分にやって来た。その答えがこれである、瞬撃を叩き込む。なんとも分かりやすい解決法だ。
「ジュッリィィッ……!?」
「そのまま反転してもう一撃!!」
「グウウオオオオオッ!!!!」
瞬撃ですれ違いざまにドラゴンクローを浴びせかけるとそのまま反転して背中へとドラゴンクローを叩き込む。早業よりも更に素早く、そして威力の低下がある程度解消される瞬撃を用いる連続攻撃。それにジュカインは顔を歪めるが自分の身体に食い込む爪を見ながらもリザードンの腕を力強く掴んだ。
「ジュウウリイイイイイッ!!!!」
「グオオオオッ……!!」
| ・ち、力業を叩き込んだァ!! ・アラン:凄い根性だなあのジュカイン…… ・ショータ:ボ、ボクのジュカインでもあそこまでは…… ・すげぇ集中力だ…… ・これは良いダメージだろ!! |
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「逆鱗!!」
「ジュカイン、来るぞ!!避けるんだ!!」
「ジュウッ……リィィ……」
「グウウウウウウウウウウウウガアアアアアアアアア!!!!」
荒れ狂う龍となって襲い掛かって来るリザードンのそれを避ける体力はジュカインには残されていなかった。あの力業が本当に最後の一撃だった、そのまま凄まじい猛撃を受けてジュカインはテツヤの足元まで吹き飛ばされ、メガシンカが解除されてしまった。
「ジュカインッ……!!」
「ジュッ……ジュリィィィッ……」
『ジュカイン、戦闘不能!!リザードンの勝ち!!』
「グオオオオオオオオオンッ!!!……ッ」
勝利の雄叫びを上げるリザードンだが、グラリと身体を揺らすとそのまま膝を突きそうになるが無理矢理足に力を込めてそれを耐える。流石のリザードンでも力業のドラゴンクローが効いているらしい。
「有難うジュカイン……あとは、お前に全てを託すぞ―――メタグロスぅ!!」
「メッタァ!!!」
| ・最後はメタグロスか ・普通に考えれば強いし良いポケモンなんだけどなぁ…… ・相手メガリザードンなのがなぁ…… ・これはきついかな。 ・サトシ:いやでもテツヤさんの目は死んでない ・レッド:ああ、生きてる。 |
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『NEXT BATTLE リザードン VS メタグロス!!3、2、1……BATTLE START!!』
テツヤは新たにそれを取った、それはボールではない。それは―――テラスタルオーブ。
「行くぞ、更なる高みへ、そして新たな世界へ――――もっと、もっと輝け!!」
「―――メッタァァァァァ!!!!」
テラスタルオーブから放たれた光を受けて顕現したテラスタルは水。水のテラスタルを纏うメタグロス、なんともガチなタイプになったなぁ……とラビは思う。自分としても水テラスは切り返す為にも十分すぎる位にありだと思っている。
| ・おおっこれが噂のテラスタル ・ナンジャモ:水タイプのテラスタル!! ・これで炎タイプに強くなった!? ・うわ想像以上にテラスタルってきついなこれ…… ・行けると思ったのを引っ繰り返されてるようなもんだからなこれ。 |
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「メタグロス、ストーンエッジ!!追尾型だ、いっけぇ!!」
「メッタァァァ!!!!」
腕を地面に叩き付けると地面が勢いよく隆起してゆき、そこから鋭い岩の刃が発射されていく。リザードンは飛び上がってそれを回避するが、避けた筈のそれは弧を描きながらも戻って来てリザードンを追跡し始めた。メタグロスのサイコパワー、ではないストーンエッジその物に付与されている。
「電磁浮遊だ、そこからラスターカノン!!リザードンを逃がすなぁ!!!」
「メタメタメタメタッ……メッタァッ!!!」
電磁浮遊で浮き上がるとそのままリザードンを追跡しながらラスターカノンを発射するメタグロス、移動砲台と化しながらも後ろからストーンエッジ、真下からはラスターカノンで狙う。いい作戦を考える物だとラビも感心する。
「影分身!!そこからニトロチャージ!!」
「「「「グオオオオンッ!!!」」」」」
惑わせる為に影分身を発動させつつのニトロチャージ、そのまま複雑な軌道を取り始めメタグロスは思わず一瞬戸惑うが即座にメタグロスの頭脳が遺憾なく発揮されてその中から一体を集中的に狙い始めた。
「ちっ完全自動追尾型か」
「逃がすな、メタグロス!!」
| ・ストーンエッジがリザードンの分身を一切追いかけない? ・レッド:最初に狙いを定めていた、ちゃんと狙っているなら影分身で的が増えた所で追尾は機能する。いい育て方だ。 ・ストーンエッジって、あんなことできるんだ…… ・俺も知らんかった…… ・タケシ:俺も…… ・サトシ:岩タイプのジムリーダーがそれ言っていいの!? ・タケシ:もとだから大丈夫、多分。 ・ナンジャモ:自信ないの!? ・いいツッコミだナモ公 |
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「ならっ……これだよな!!」
「グオオオオオオオオオオオオッ……ボゥフッ……」
突如急ブレーキを掛けた、いや完全に揚力を失ったかのように重力に身を任せて降下するリザードン。メタグロスはその行動に驚きつつも絶好のチャンスだとラスターカノンで狙う、狙うのはストーンエッジとの同時着弾、じっくりと狙ってから放った一撃がストーンエッジと同時に着弾しそうなとき―――リザードンは再び翼を広げて再加速した。
「なっあの状態から!?」
「雷パンチぃ!!」
厄介なストーンエッジはラスターカノンと同時に当たって消滅した、なら後はお前に接近するだけだと言わんばかりに雷パンチがメタグロスの顎に炸裂した。500キロを超えるメタグロスの身体が持ち上がり空中にはね上げられた、そしてそこを逃さずリザードンはメタグロスの身体をガッチリと掴んだ。
「メ、メタグロス!!サイコキネシスだ!!」
「させるな、空中地獄車でメタグロスに思考の隙を与えるな!!」
「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」
メタグロスの正確な体重は550キロとされている、それを持ち上げて飛び上がるだけではなく身体を高速で回転させていくリザードン。メガシンカしているとはいえとんでもない馬鹿力、それに掴まれているメタグロスは高速回転に加えてリザードンは拳に雷パンチ程ではないが電気を集めて継続ダメージを与えつつ、高速回転しているので目が回って正常な思考が出来ずにいる。
| ・タケシ:グレン島でのブーバーとのバトルを思い出すなサトシ ・サトシ:あったあった、火山が噴火しそうで大変だったんだよな。 ・えっサラッと何言ってんの。 ・火山が、噴火……!? ・サトシ:ロケット団がカツラさんのブーバーゲットしようとして冷凍ミサイルを撃ちまくって火山の岩壁が冷えて崩壊しそうだったんだよなぁ確か ・カスミ:あの時はブーバーにリザードン、皆が頑張ってくれたおかげで何とかなったわね ・ええ…… ・やっぱサトシさんの旅っておかしいよ ・サトシ:そ、そうかな? |
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「そのままぶちかませ、お前の一番の得意技、地球投げだ!!!」
「グオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!」
「メ、メタァァァァッ……!?!?」
地球の軌跡を描くように高速で回転し始めるリザードン、そして十二分に回った所でそのまま横回転したまま一気に急降下。地面に潜るような勢いのままメタグロスを地面へと叩きつけた。その破壊力はフィールドを罅割れさせ、岩が隆起する程の衝撃だった。
「メ、メタグロス!!!」
テツヤの叫びの先には結晶が砕けるような音がした。その音よりも遅く、舞い上がった土煙が晴れる先には……瞳を回しているメタグロスの姿があった。
『メタグロス、戦闘不能!!リザードンの勝ち!!BATTLE OVER!!ラビ選手の勝利となります!!』
| ・すっげええ!!! ・やっぱりリザードンって言ったら地球投げだよなぁ!! ・普通に考えたら炎タイプなのにそれでいいのかとも思うけどな。 ・良いんだよカッコ良ければ!!強ければ!! ・真理だな!! |
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『CONGRATULATIONS!!今回の勝敗によってPWCSのランキング変動を行います、専用アプリにて確認出来ますのでどうぞご確認ください!!それでは次回のバトルまでSee you again!!!』
「グオオオオォォ……グオォンッ……」
勝利の雄叫びと共に炎を吐き出そうとするリザードンだが、身体が崩れて膝どころか手をついてしまった。同時にメガシンカが解除されてしまい、相当なダメージがある事が伺えた。
「お疲れさんリザードン、大分無茶したな?」
「グオオオ……グオオオンッ?」
「ああ、レシラムよりも凄いよ」
「オオオオンッ……」
その言葉を聞いてリザードンは満足したのか前のめりに倒れそうになるが、それよりも先にボールに戻してやる。流石にメガジュカインの時点でかなりダメージを受けていたのに、空中地獄車は身体に負荷を掛け過ぎてしまったらしい、今日はこいつの好物を作ってやらなければ。
「完敗です……ですが俺にとってはアーマーガアを倒せた所で大分満足な所です」
「俺もまさかあんな切り札があるとは思いませんでしたよ、10万ボルトをZワザにしつつ先に発動させた雷と併せるとか、普通思いついてもやりませんよ?」
「あはははっ……実はこれ、アローラ地方に行った時にカプ・コケコがやったのを真似たんですよ。カプ・コケコはもっと威力出してたんですけど……」
「いや、それはあれだから出来る筈の領域なのにそれをニャースでやってんだから貴方相当にやべぇですからね?」
配信を切りつつもテツヤとニャースの努力を賞賛する。冗談抜きでなんちゅうことをやっているんだと言ってやりたいぐらいだ……だが、確かにそれをやってみたいと思うのはトレーナーとしては正しいかもしれない。
「さてと、折角です食事にしましょう。ウチにも回復装置はありますから、それで回復が終わったら御馳走しますよ」
「い、良いんですか!?やったぁ実は俺、知らない町とか地方に行くとそこの美味しいご飯を食べるのが大好きなんです!!」
「じゃあパルデア名物とかも作りましょう」
「やったぁ!!あっ勿論手伝います!!」