「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。そして本日ご紹介するポケモンさんは此方」
「バグゥゥッ……♪」
「バクフーンです」
| ・えっバクフーン?これが? ・バクフーンってこんなに大人しい顔だったっけ? ・アカネ:いやそんなことあらへん、バクフーンは気性の荒さも特徴やで? ・オーバ:俺も観た事ねぇぞこんなの……。 ・キバナ:なんかとろぉんとした目してるな。 ・アイリス:その影響かな、妙に大人っぽく見える。 ・ナンジャモ:分かる、なんていうの?色気みたいな不思議な魅力あるね |
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「このバクフーンは私が旅をしている頃にゲットしたヒノアラシだったんですけど、最近になるまで進化をしなかったんです。そして何かを吐き出したと思ったら変わらずの石だったんです、それで進化しなかった謎は解けたんですが、進化したらこの姿になってました。色々資料などを引っ繰り返す勢いで調べた結果、このバクフーンはヒスイの時代に生きていたバクフーンと同一の姿、言うなればヒスイバクフーンというべき存在だという事が明らかになりました」
| ・ヒスイ!?イダイトウとかと同じヒスイのポケモンなの!? ・それが何で…… ・まぁた世間騒がすような発見を配信でやりやがった…… ・Mr.M:…… ・お、おいどうしたMr.M ・いつもの調子はどうした? |
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「ヒスイの資料にはこうあります。ヒスイの中心にそびえし霊山の気が影響した姿と考察。 行き場失いし霊魂を己の炎で浄化し送ると言う。このことからこのバクフーンは通常と異なって炎とゴーストの複合タイプと思っていたんですが、その通りにゴーストタイプの技を得意とします」
| ・ヒスイの霊山……ってなんだ? ・ヒスイは今のシンオウ地方だから、その山って事はテンガン山? ・昔はテンガン山に有難い力が宿ってたとか? ・シロナ:ちょっとラビ君貴方私がブルベリ学園に向かう飛行機の中でそれを発表するって新手の嫌がらせかしらそうよね絶対にそうよねというか貴方何でこの前貴方の家に行った時にそれを教えてくれなかったの絶対に嫌がらせよね今度行くから覚悟しなさいよ ・ナナカマド:安心したまえシロナ君、君の代わりに私が行こう ・シロナ:博士貴方抜け駆けするつもりですか!!? ・ナナカマド:焦って飛行機のチケットを取った君の負けだな ・何やってんすかチャンピオン |
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「本来のバクフーンは血気盛んな性格で、怒りが最高潮に達した時には体温が触ったもの全てを一瞬で燃え上がらせるほどに熱い。と言われていますがヒスイバクフーンは私が観察した限りでは、振る舞いもどこか優雅で余裕を感じさせる所作で、ニヒルとも不敵とも気怠げとも妖艶とも取れる独特な雰囲気を醸し出しています。気質もかなり温厚でゆったりとする事を好んでいます。まあこういう大人しい性格って一度爆発すると多分普段怒りっぽい人より確実に怖いですよね」
| ・それは言えてるwww ・普段ため込んでるもんが爆発してるんだからなwww ・Mr.M:……ヌシ、お願いがあります。 ・おっ遂にMr.Mが動いたぞ。 ・なんだよ黙り込んで心配してたんだぞ ・Mr.M:ヌシ、いえ是非お父様と呼ばせてください!!!! ・おい遂にしたいが挨拶に変わったぞ。 ・心配して損したわ。 ・ナンジャモ:というかこれバクフーンにガチプロポーズしてるって事? ・まあうん、そうだと思う。 ・何を言ってんだこいつ。 ・Mr.M:お願いですっ是非彼女を私にください!!! |
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「配信のコメントで何を言っても説得力が皆無な事を御存じでない?貴方、仮に人と結婚する時の相手への親御さんへの挨拶をチャットアプリで済ませるタイプの人ですか?顔すら見せる事も出来ない相手になんで大切な家族を嫁がせないといけないんですか?トムヤムクンで顔洗って熱湯風呂で身体消毒して出直してこい」
| ・Mr.M:そこを、そこを何とか!!! ・ナンジャモ:いやこれはラビ氏が正しいでしょ ・アイリス:うん、私も自分の子と結婚したいからってこんな挨拶する人はなぁ…… ・キバナ:車いすで中々外出られないとかならまだ分かるんだけど、それでも最低でもTV通話とかで顔とかは確り見せるのが筋だからなぁ…… ・ジムリーダーとチャンピオンから次々と正論が突き刺さるぅ!!! ・いやまあこれはヌシに賛成だわ。 ・俺も。仮に交換だとしてもなぁ……ポケモン預けるならせめて顔を見ときたいって親心がある。 |
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「バグゥッ?」
「ケン、ダァンキ、ケン」
「バグゥ♡」
「それに、バクフーンには既にダイケンキという相手がいます。つまりアンタは人妻に欲情して堂々とその親にすでに結婚してる娘をくださいって言ったんですよDo you understand?」
| ・Mr.M:ぐあはっぁぁぁぁあっ!!!! ・ナンジャモ:急所に当たった!! ・キバナ:効果は抜群だ!! ・アイリス:一撃必殺!! ・ちょっwwwww連携が良すぎるwwww ・しかも相手がヌシの相棒のダイケンキか、こりゃ勝てねぇな。 ・つうかこれバクフーンダイケンキにガチ惚れしてね?こりゃ勝ち目ねぇべ ・Mr.M:……俺の初恋は終わった…… ・始まってもねぇからな |
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「さて、話がそれまくりましたね……そんなヒスイバクフーンの進化条件なんですが……恐らくではあるんですが、霊魂やら魂を送るという文言からそれらがある地域でのレベルアップ進化なのではないかと思ってます」
| ・ポケモンタワーとか?いやあそこはもうラジオ塔だっけ? ・ホウエン地方だと送り火山とかかな ・シンオウだと他にロストタワーもあるぞ。 ・そういう所で進化なのかな? ・そういうもんだと捉えるしかないかもなぁ |
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「そんなヒスイバクフーンの特性は猛火、彼女もそうです。そして恐らくですがヒスイ化した事で夢特性も変わると思われます、因みに通常バクフーンの夢特性は貰い火です。これはヒノアラシの頃からそうです」
| ・へ~貰い火なんだ。 ・じゃあ炎タイプぶつけてみたら一発だな。 ・まあそもそもがヒノアラシ自体が激レアだけどな ・ホントそれな。 ・会った事ねぇよ野生のヒノアラシなんて |
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「能力値的な話に移りましょうか、ヒスイバクフーンは原種バクフーンに比べると素早さと体力が少しだけ落ちた代わりに特殊が伸びたという印象ですね。バクフーンの素早さは中々に激戦区なラインにあったんですが、それが少し落ちるという事は想像以上に相手に先手を許す事になります。ですがゴーストが加わった且つ覚える技にも変化があったので恩恵はかなり大きいです。といっても炎とゴーストは耐性的には良いとは言い切れないので注意は必要です」
| ・なんか聞いた事あるな、バクフーンとかのラインはすげぇ激戦区って ・他に何がいるんだろうな。 ・偶に主が出す種族値って奴か? ・これに関しても批判多いよな、ポケモンを数字で語るなんてひどいとか。 ・それはそいつらが可笑しいだけだろ。俺達だって自分の体調とかを数字で判断するのにポケモンにも適用しちゃいけないってのが可笑しい。 |
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「例えばリザードンやボーマンダやケッキング、ウルガモス、フライゴン辺りも同じぐらいの素早さを平均的に持ちます。数字で見るなという人がいますが、見ないで如何するんです?じゃあ貴方は特攻お化けのシャンデラの火炎放射に憧れたからってヒヒダルマにそれを押し付けるんですか?同じ強みを求めてんじゃなくて自分の強みを活かすのが育成の基本です。それすら出来ない人はポケモントレーナーどころか何かを育てる人にならない方が良いと思いますよ、根性頼りの論理を振り翳し、結果的に苦手を押し付け続けて、お前ならできるで解決するんですか、非合理的ですしそれは押し付けられるポケモンにとっても苦しみでしかありません。文句があるならどうぞわが家へ、貴方の嫌いな論理で育てた私の愛するポケモン達で叩きのめします―――……熱くなりました、私の方から話をそらしてしまって申し訳ありませんでした」
| ・いや感動した。 ・うん、俺もヌシ派だぞ。出来ない事を出来るようにする事も大事だけど出来る事を伸ばした方がずっといいもんな。 ・ナンジャモ:ラビ氏のポケモンは幸せ者だね。 ・キバナ:だな。 ・アキラ:俺、サンドパンに酷いことしちまってたのかな……実は俺の事恨んでるんじゃ… ・サトシ:アキラのサンドパンはサンドの頃から強くなりたくて自分からアキラのトレーニングを受けてたじゃないか、お前はサンドの気持ちを汲んで一緒に頑張ってたんだよ。 ・聖代:貴方は間違ってないわ。サンドパンの貴方へ向ける視線は素晴らしいものよ。 ・ミクリ:そうだよ自信を持つんだ、僕のミロカロスのハイドロポンプをドリルライナーで突破して一撃与えてきた君達の表情はシンクロしていたよ ・何気にすげぇ事してねぇそれ? ・アキラ:……有難う、御座います。サトシも、聖代さんも……。 |
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「さてと、覚える技についてですがハリーマンと比べて此方は存分に調べてあります。噴火、オーバーヒート、大文字、火炎放射、炎の誓い、噴炎、マジカルフレイム、熱砂の大地、気合玉、ソーラービーム、神通力、シャドーボール、祟り目、ナイトヘッド。物理がニトロチャージ、岩石封じ、岩雪崩、我武者羅、電光石火、じゃれつく、地震、地均し、ワイルドボルト、雷パンチ、アイアンヘッド、ポルターガイスト。原種バクフーンも覚える物も多く見受けられますね。そして変化技は鬼火、呪い、恨み、瞑想、怪しい光、影分身、煙幕、守る、吠える、身代わり、毒々、見切りなどですね。後百鬼夜行という技を使います、これは体感的には祟り目と同じですが、この技自体が相手を火傷にするという特性も持ち合わせています」
| ・うおおお凄い量!! ・やっぱりゴースト入ると幅も広くなるのかね。 ・なんかそんな感じするよな、ゴーストってエスパーも行けるし。 ・水タイプにも強く出れるのもいいなぁ ・呪いってああそうか、ゴーストだから相手の体力削るのに変わるのか。 ・呪いと鈍いは読みは同じだけど効果は違うからなぁ。 ・へ~面白い。 ・バトルアリーナみたいなルールだと重宝しそうだな。 ・オーバ:……俺のマグマラシ、こいつにしてぇな。 |
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「タイプの関係もあるのか、鬼火の扱いが兎に角上手です。鬼火を指示したら108の鬼火を展開してきます。それで相手の技を防いだり、攻撃したり多種多様です。鬼火を魔法陣か何かと勘違いしてません?」
「バグゥッ……?バグバゥグフフフフンバアアグ」
「なんだって?」
「ケン、キケェンダケン、ケェエエンキ」
「なんかこういう風に使うんだよって身体が訴えかけてくる?なんか刻まれてる何かがあるのかもなぁ……」
| ・すげぇなそれwww ・シンプルに恐ろしいです。 ・というか、今ヌシどうやって言葉理解した? ・ダイケンキのを、聞いた? ・何水タイプの言葉なら分かるの? |
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「単純にダイケンキとは長い付き合いなので彼の言葉なら分かるだけです。無数の鬼火を魂のように従えながらも、この世を彷徨う魂を還るべき場所へと導く灯の火のヒスイバクフーンでした」
| ・長いからって分かる……? ・アイリス:私ドラゴンタイプなら分かるよ ・キバナ:オレ様も相棒のなら分かるぞ。 ・ナンジャモ:ボクも電気タイプなら何とか ・えっなに、そう言うの分かるのが必須なのジムリーダーとかチャンピオンって ・オーバ:まあ否定しづらいな……だけどこいつ、欲しいな……ちょっとロストタワーにマグマラシを連れて行ってみるか……? ・でもこれは検証したいよなぁ…… ・これからジョウト出発者はそういう所目指すのかな、それじゃエンジュシティのマツバさんのとこ ・あり得そうww |
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そんな所で配信を切っておく、バクフーンはダイケンキと仲良く座っており先程までちょっと不和の空気があったのなんて分からない程に仲良くしている。さてと自分もサザレとちょっと―――
「ガァブッ」
「ガブリアス、何で噛むの。お前の口の中しか見えないんだけど、後なんか手も噛まれてるよねこれ、感触的にこれアブソルさんだろ、後なんか背中についてるけどこれムウマージさんだろ。そしてなんか後ろからすっげぇ気配感じるんだけどこれ絶対ドラピオンだろ?!待てお前この状態を見ろよけれる訳が無いだろ!?待て待てクロスポイズンの準備をするな!!?助けてダークライ!!!」
「バグゥッ……」
ダークライに抱えられて逃げるラビとそれを追いかけるアブソルたちを見つめながらもバクフーンは幸せを甘受していた。ずっと思い描いていた愛しの人とこうして番の関係になれた……今思っても本当に信じられない程の嬉しさに満ち溢れている。
「ケェン?」
「バグゥゥゥ~ン♡」
何を嬉しそうにしている、そんなに俺といられるのが嬉しいのかと聞いてくる愛しの人に当然ですと返してしまう。本当に私は嬉しいんだ……何れ、我が子を産むときが楽しみ―――ひゃん!!?
「ケエエン」
「バ、バゥゥゥゥグゥゥゥゥ……!?」
きゅ、急に抱き着かれたら、わ、私はぁぁ~……ハゥゥゥゥゥゥ……
「あ~酷い目にあった……ダークライ有難うってダイケンキ、如何したんだバクフーン」
「ケ~ンキ、ダイキ」
「まるで純情な生娘だな、そこも愛おしい。って何をしたんだよお前……」