週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:PWCSランクバトル VS マスタード 中編

『スマホロトムより互いの情報を取得。このバトルはPWCSランクバトル、ハイパーボールクラス公式戦として承認されました。対戦ルールは3対3、ポケモンの交代は両者自由となります。ラビ選手 VS マスタード選手。それでは両者、最初のポケモンをフィールドへ』

「では行くぞ、コジョンドォ!!!」「コオオオオジョッ!!!」

「それじゃあ行こうか、オノノクス!!!」「クスァァアアアア!!!」

 

 

・ユウリ:あれ、師匠!?

・ダンデ:マスタード師匠じゃないか!?如何してラビさんの元に!?

・えっ何方さんだ?

・いやすげぇ筋骨隆々なお爺ちゃんだな!?

・年相応の老いって奴を感じるけど、それでも凄そうな人だ

・サイトウ:実際凄い人です!!ガラルのポケモンリーグで18年連続防衛記録を誇ったチャンピオンのマスタードさん!!!武術家としても超一流のお方です!!!

・コルニ:うそでしょあのマスタード師匠!?

・ガチ有名なのか

・俺も今調べた。レッドさんも達成できなかった記録の保持者だ。

・マジかよ……

・ユウリ:そうかラビさんウーラオス持ってた!!

・キバナ:確かその道場の免許皆伝の証がウーラオスだっけか。

・アイリス:そんな凄いポケモンだったんだ……

・ナンジャモ:いやぁ凄い人が……って言いたいけど今までが今までだから驚けない。

・ナモ公がいます!!

 

『オノノクス VS コジョンド!!3、2、1……BATTLE START!!』

「出会い頭―――「疾風返し!!」っぱそう来るか、 素早く―――龍の舞!!

「ノックサァッグウウウウッ!!!

「コオオジョッ!!!」

 

先制を取ろうとするラビとそれすら先読みして潰しに来たコジョンド、それを予想していたので早業の龍の舞で掠めるか掠めないかの所を回避する。読みの冴えは相変わらず凄まじい……。

 

「高速移動、そこからアイススピナー!!」

「再び龍の舞!!素早く―――ワイドブレイカー!!

 

高速移動からの高速回転、回転は纏う空気を一気に冷却しながら氷の渦となって襲い掛かる。対して再び舞から痛烈な一打を浴びせかけるオノノクスのそれとアイススピナーが拮抗する。氷タイプの技は効果抜群だが、それを龍の舞の攻撃アップが補う。だがコジョンドの加速力で得られた回転も侮れずに互いに弾かれる。

 

「挑発素早く―――剣の舞!!

素早く―――剣の舞そこから飛び膝蹴り!!!」

「ッ!!」

 

挑発を掛けられるより前に剣の舞を完了させるコジョンドは一気に地面を蹴って膝を突き出す、対してオノノクスも回転による剣の舞で防御するが大きく弾かれてしまう。流石はマスタード師匠のコジョンド、自分のコジョンドのそれの遥かに上を行っている。

 

・ユウリ:最初から先制技とそれを潰す技の応酬から業の連続……互いに能力値では負けてないし、どうなるのか全然読めない……

・ダンデ:本気のマスタード師匠は俺でも勝てるかどうか怪しいレベル、それなのにすでに互角以上の戦いを……

・キバナ:そりゃラビだぞ

・圧倒的信頼感。

・ナンジャモ:ほんそれ。

 

「やっぱりもう使えてるじゃないですか」

「弟子があのように世間へと伝えている波が何故師の元に届かんと思う、そして弟子の波紋をくみ取れずして何が師か。それを弟子が師に伝えんとは、大罪ぞ」

「なら、罰してみてください。出来れば、の話ですが」

「粗忽者めが、ならばっ文字通り押し通る!!力強く――――インファイト!!!

コ~……ジョジョジョジョジョジョッ!!!!

 

守りを完全に捨てた攻撃一辺倒の構え、猛烈な攻撃の嵐をオノノクスは退きながらも回避する。だがコジョンドのスピードは尋常ではなくオノノクスは汗を掻く。スピードは確かにオノノクスが上だが小回りの良さという最大の利点を生かした立ち回りで、移動経路を完全に予測しつつ、そこを攻撃する事でオノノクスに焦らせようとしている。

 

「ならば、地面に向けてドラゴンクロー!!」

「アアアアクサァ!!!」

 

一気に後方に飛びのくと爪を地面へと突き刺したオノノクス、コジョンドは迷う事もなく突撃していく、が、オノノクスはそのまま地面を持ち上げてフィールドの一部を抉り取った。

 

「のまま、行ったらぁ!!!」

「アアアアクサアアアア!!!!」

「砕けコジョンド!!」

「コオオオオジョッットオオオオ!!!」

 

巨大な落石となって降り注ぐフィールド、それに対して連続で殴りつけ、気迫のこもった一撃で完全に粉砕したコジョンドだが目を疑ってしまった。オノノクスが消えている、何処に、今の一瞬で何処かに行ったのか!?と目を凝らすのだが、マスタードからの声が飛ぶ。

 

「コジョンド、先程抉った地面だ!!」

「コジョッ!!?」

「もう遅い、ドラゴンファング!!!!」

「オノォォオオオオオッ……アアアアアックサァァァァスッッ!!!」

 

オノノクスの片牙へとドラゴンタイプの力が蓄積されていく、そしてそれは巨大な死神の鎌のような姿と化した。それを渾身の力で振り抜いてコジョンドを捉えた。自慢の牙の一撃はコジョンドの意識を刈り取らんとしたが、コジョンドはギリギリの所で踏みとどまったのか、息も絶え絶えだがまだまだ戦うぞという意思を見せつける。

 

・おおおっ大技……!!!

・キバナ:今のは、ドラゴンクローを牙に収束させて放ったのか、成程それでファングか

・ワタル:威力としてはドラゴンクローと同程度いや僅かに上と見た。

・アイリス:牙が片っぽだからその分エネルギーが収束してるみたいな感じもするね。

・コルニ:マスタードさんのコジョンドに大ダメージを与えてる……!!

・サイトウ:自ら環境を変えてそこに潜むとは……

 

「流石は我が弟子、だが!!!まだまだ終わらぬぞ、コジョンド、お主の最強の一撃を見せてくれようぞ!!!」

「コオオオジョッ!!!!」

「ならば此方も!!!」「ノックサァ!!!」

 

爆裂させよ、命を―――飛び膝蹴りぁ!!!!

コオオオジョオオオオッ……ドオオオオオオオオオッ!!!!!

 

「行くぞオノノクス!!今必殺の―――猛々しき―――ドラゴンファング!!!

オオオノオオッ……アックァァアアアアス!!!!

 

マスタードと共に構えを取り、命の力を全開にしていると言わんばかりの気迫のコジョンドとそれに対して受けて立つと言わんばかりに叫びをあげるオノノクス。深く深く行われた震脚から一気に加速して跳躍。姿勢を低くつつ加速して駆け出していくオノノクス、そして必殺の一撃が互いに激突、いや互いの攻撃がすり抜ける様にそれぞれの身体へ、深々と突き刺さった膝、頭へと直撃する牙が……命中した時、互いは静かにフィールドへと倒れ伏し、ピクリとも動かなかった。

 

『オノノクス、コジョンド共に戦闘不能!!両者、新しいポケモンを同時に出してください!!』

 

・サイトウ:マスタードさんのコジョンドを相打ちに討ち取った……!!

・シジマ:あのコジョンドはマスタード殿の切り込み隊長、それを退けてしまうとは……

・いや、すげえ……というかもう力業の上を使えるのかよ……

・キバナ:これが、ガラルリーグで18年チャンピオンだった男の力か……。

・ダンデ:……凄い。

・ユウリ:これが、師匠の力。そしてラビさんの……。

 

「よくぞやってのけたぞコジョンド、後は後続に託してゆっくりと休むが良い」

「よくやってくれたオノノクス、ゆっくり休んでくれ」

 

オノノクスで押し切れない……いや、大ダメージを与えていた筈のコジョンドがオノノクスをほぼ一撃で持って行く、その事が信じられない。あれは紛れもなく重撃……何が教えてくれないだ、完璧にマスターしてるじゃないか……この爺本当に油断ならない。

 

「よくぞコジョンドを退けてみせたなラビよ」

「気持ち的には負けだよ、オノノクスを一撃で持っていくとは思わなかった……だけどまだまだ、まだまだ終わっちゃいねんだよマスタードの爺!!!」

「呵々!!!久しぶりにそう呼ばれたな、矢張りオヌシはその態度が一番だわい!!!さあ来てみろラビ、貴様の言う爺を、討ち取ってみせろい!!!ジャラランガ、推参!!!」

「ジャララララァ!!!!」

「ああ、今目に物見せてやるよ!!!さあ次はお前の番だ、デカくなったお前を見せてやれフシギバナ!!!」

「バアアナアアアア!!!!」

 

To Be Continued……!!

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