「さあ―――あの時の再現と行こう」
「ああ、覚悟は良いか爺」
「呵々……馬鹿弟子が、その減らず口を叩けなくしてやるわ!!!流派マスタードの真の力を見せてくれるわ!!!行くぞウーラオスゥ!!!」
「ベアアアアアアクッ!!!!」
「ならば、流派マスタードの免許皆伝として勝つまでの事!!勝つぞウーラオス!!」
「ベェエエエアクルゥゥゥァアアア!!!」
| ・ダンデ:あれが、流派マスタードを免許皆伝したものに授けられるというポケモン、ダクマの進化系のウーラオス!! ・ユウリ:私まだそこまで行けてないんだよなぁ……チャンピオンになって行ったけど途中でリーグの人に連れ出されてちゃんと修行終了できずだからおかみさんにも迷惑かけちゃったし……セイボリーとクララ、如何してるかなぁ……。 ・ネモ:ラビさんの所行きたいけど、今は我慢!!他の人とバトルの予定入ってるし!!今日は27人とバトルするからその後で!! ・おうネモ公その数はなんだ ・ナンジャモ:まあネモ氏だしなぁ……。 |
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『NEXT BATTLE ウーラオス VS ウーラオス!!3、2、1……BATTLE START!!』
「ベエエアアアックアアアア……クゥゥゥゥゥ……ァァァアアアアア!!!ベアアアウゥアアア!!」
両腕で渦巻を模ったような動きを作りながらそのまま胸の前で合掌、地面へと深く身を沈めるようにしながら腕を前へと突き出した。ウーラオス独特の戦いの前の祈りの動作に対してマスタードのウーラオスはそれに応えるかの如く、腰だめに腕を構えるとそのまま震脚をしつつも瞳を閉じて深呼吸、そして改めて構えを取り直した。
「「……ゥゥゥゥルルウルルウアアアアクァァ!!!」」
互いにバトル前のルーティンが完了した事でテンションはMAXとなって意欲も最高潮、互いに突撃しなんの遠慮も配慮もなく、ただ単純な暴力を発揮して顔面へのパンチが繰り出された。それぞれがそれぞれの腕力で殴り飛ばされて吹き飛ぶが、即座にラビの連撃ウーラオスが空中で回転しつつもマスタードの一撃ウーラオスの顔面に蹴りを入れて地面に叩き伏せた。が、叩き伏せられながら逆に震脚を行い、更なる追撃に迫りくる連撃に対し、アッパーカットで反撃してから飛び後ろ回し蹴りを繰り出した。
「ルルルルルァアアクア!!!ゥウウウァアアアスゥッ!!!」
「ベエエルルラアアァァァアア!!!アアアアッッッックゥゥゥウッ!!!」
同時に早業剣の舞をしてからのドレインパンチでのノーガード戦法、互いに身体を抉る拳を放ちながらも体力を吸い取り続ける真っ向からのドレイン、互いが互いを殴りつけてダメージが与えられているのかと思うが、この場合不利なのは一撃側。
「ルルルウラァァァァ!!!」
「アアアアクァァァ……!!!」
回転しながらの拳が炸裂すると即座に裏拳が飛んで来る回転掌が一撃を吹き飛ばす、それはタイプの関係がある。
「ムゥッ以前よりも更に技のキレが増しておるな」
「無論、俺達が成長してないとでも思ったか爺!!」
「呵々悪ガキが悪童となりおってからに、それは一撃の専売特許じゃろうて!!」
「だったら特許申請でもしとけ!!」
| ・ユウリ:ラビさんのが押してる、タイプに関連がある……? ・ダンデ:ああ、師匠のは一撃の姿と言って格闘と悪、ラビさんのは連撃で格闘と水の複合タイプなんだ。だから真っ向からの格闘技の打ち合いなら連撃の方が分がある。 ・キバナ:だが一撃も大分余裕があるように見えるな。 ・ダンデ:師匠のウーラオスだからな……だけどラビさんのも相当な手練れだな。 ・なんか、三馬鹿だってヌシ言ってなかったっけ? ・なんだっけ、アーマーガアとルカリオとウーラオスで三馬鹿だっけ |
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「舐めるでないわラビ!!雷パンチぞ!!」
「ならば此方もぉ!!!」
「「ルルウララアアアアアオオオオ!!!!」」
頭上で拳をぶつけ合うとその衝撃で電気を帯びるのだが、それが呼び水となったのか空から雷が降り注いでその身に電気を纏った、自らを避雷針のようにして大自然の落雷をその身に宿すという通常の雷パンチの領域を完全に凌駕したそれがぶつかり合う。無数の連打の嵐を浴びせかけて全身へと攻撃する連撃ウーラオスと、それらを拳で防ぎつつも連撃の隙間隙間を狙って一撃を振り抜いて確実にダメージを身体の奥へと通そうとする一撃ウーラオスの対比がそこにある。
「ベアアアアクァァッ!!!!」
一撃の渾身の一発が連撃の腹部へと突き刺さった。それに目を見開くが、それを堪えながらもリバーブローが叩き込まれる。それによった上がった顔の蟀谷へと再び拳が突き刺さった。
「なんとっ!!」
「続けろ、ウチのバ鴉と一日何回バトルしてるか、その経験を活かせ!!」
「ルゥゥゥゥゥゥゥウルルラアアクア!!!」
再びリバーブロー、そして今度は顎へと拳が突き刺さった。連続の急所への攻撃、一撃ウーラオスの表情が、苦痛に歪んだ。そんなウーラオスが見たのは―――既に攻撃の態勢を整えていた連撃の姿だった。
「迅く―――剣の舞、猛々しく―――水流連打ァ!!!」
「ルルルルルゥゥゥゥゥウ―――ルルァアアアアアクアアアア!!!!」
流麗で優雅、穏やかで美しい清流を幻視する程の舞を一瞬で終わらせると、即座にそれまでとは打って変わり、荒れ狂う激流のような凄まじい動きでの連打が浴びせ掛けられて行く。蟀谷、顎、鳩尾、太もも、向脛と急所のフルコースを連打していく。一撃ウーラオスの表情は苦悶を越えて歪んでいく、水流連打は急所に確実に命中するという性質があるが……ラビの連撃ウーラオスはそれらを全て更に倍増するような場所をピンポイントに狙い打って攻撃するという悪辣さがある。
「気合を入れんかウーラオス!!!足を踏ん張り、腰を入れろ!!命を懸けろ―――剣の舞、そして爆裂させよ―――暗黒強打!!!!」
「ベアアアアアッ―――クアアアアアアアアアッ!!!!」
| ・すっげぇ一撃が―――っておい!!? ・ウーラオス貫通してヌシに及びかかったぞ!? ・というか、今ヌシの影から何か伸びた? ・ダンデ:今のが、暗黒強打か…… ・キバナ:噂に聞くウーラオスが使えるって奴か、どんなのだ ・ユウリ:えっと……確か悪タイプの技で確実に急所に当たるって ・また確定急所か ・トリックフラワーよりかはなんぼかマシでゲス ・トリックフラワーは確定命中だからな。もっとひどい。 |
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「流石、師匠の一撃だ」
連撃ウーラオスを越えて自分にすら掌圧が及ぶ、衝撃波が自分に及ぶ前にダークライがこっそりとフォローしていなかったら、自分は吹き飛んで合金の壁に叩き付けられていただろう……だが。
「―――……ルルルウァ!!!」
「ベアアクゥッ!?」
渾身の一打を受けて尚意識がある連撃に一撃は目を疑っていた。確実に最高最強の強打を叩き込んだはず、何故動ける、それは単純明快だ―――彼が毎日殴り合っているのはアーマーガアとルカリオだ、場合によってはルカリオはメガシンカもして来るので本当にどうしようもない。そんな連中の拳やら翼を毎日受けていれば―――いやでも耐性が付く。
「染め上げろ、自らを、世界をっ!!そしてより深く、更に奥まで穿て鋭利に猛々しく―――流派マスタードが奥義、水流連打!!!!」
「ルウウウウウウウラアアアアアアアアア!!!!ベエェェアアアアルウウウウウクウウウウアアアアアア!!!!」
テラスタルを切り、ウーラオスを輝きが包む。露となったのは水テラス、その輝きを以て、ウーラオスは渾身の水流連打を発動させた。最早それは嵐で荒れ狂う大海と化した、振るわれる拳に脚が的確に一撃ウーラオスの全身へと浴びせかけられていく。拳は的確に頭部を捉え続け、脚での連打は鳩尾に太ももなどを捉えていく。
「ベアアアクアァ!!!」
渾身のガゼルパンチが一撃ウーラオスを打ち上げてマスタードの足元へと落ちた。まだ立ち上がろうと必死に身体を起こそうとするが、マスタードはそんなウーラオスの手を取った。
「もうよい、よくぞやったぞウーラオス。お主はワシの誇りじゃ、流派マスタードの姿そのもの」
「ベア、クァァ……」
マスタードに手を握られ、まるで満足したかのように瞳を閉じた。それを確認したロトムはジャッジを告げる。
『マスタード選手のウーラオス戦闘不能!!ラビ選手のウーラオスの勝ち!!BATTLE OVER!!ラビ選手の勝利となります!!』
| ・サイトウ:あのマスタードさんに勝った!!? ・シジマ:ぬぅ、これはワシら格闘ジムリーダーも負けてはおれんぞ!! ・トウキ:これはなんとかパルデア行きのチケットを確保しなければ……!! ・ユウリ:いやでもこれ、ラビさんの実力ってどのレベルまであるんでしょ ・キバナ:真面目に考えると……今大会のマスター帯確実なレベルぐらいか? ・ダンデ:う~ん……これは俺も特訓しないと今大会は危ないかもな…… ・レッド:付き合う? ・ダンデ:ぜひお願いします!! ・レッド:じゃあサトシも呼ぶ。 ・サトシ:いいですよ!!今、ピカピカサンダーの特訓中なんです!! ・レッド:じゃあ教えてあげる ・おい、サラッと末恐ろしい話がされてない? ・チャンピオンがこれ以上に強化されるの……? |
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『CONGRATULATIONS!!今回の勝敗によってPWCSのランキング変動を行います、専用アプリにて確認出来ますのでどうぞご確認ください!!それでは次回のバトルまでSee you again!!!』
「全く以て、強くなったなラビよ。我が弟子よ、矢張り何時の世も弟子の隆盛は師にとっては喜びであるな……お前が道場に来た日の事は瞼に焼き付いておるわ」
「いや、あれは普通に爺の茶目っ気が起こした事件だったじゃねぇか」
「そうだったか?」
「そうだよ、ボケてんのか」
入門当日、ヨロイ島に訪れ道場に入ろうとした時、道場の扉を突き破って暴れ出すポケモン達。正確に言えば弟子たちのポケモン。今回の修行に一番いい成績を出した子には自分から特別訓練を付けると言ってバトル大会を企画していたのだが……それによって張り切ったポケモン達の攻撃が暴発してポケモン達の喧嘩に発展した大騒ぎになったのだ。まあ原因はマスタードで当人もその事は反省して、全員にマンツーマン指導で勘弁して貰った。尚、ラビは全身びしょ濡れになった上に冷凍ビームで氷漬けになって、入門当日に凍死しかけた。
「いやぁ~しかし……お腹空いちゃったなぁ~ラビちん、折角だから何か美味しいものが食べたいのよん」
「あっもうスイッチ切れた……たくもう、それじゃあ俺も切り替えるかぁ……爺呼ばわりしてすいませんでした」
「ええよええよ、ワシちゃんとしても新鮮で面白いし。ラビちんだって悪意があって言ってる訳じゃないもんね」
「恐れ入ります」
一先ず……ご飯にするとしよう、何にするか……。
「数日前から仕込んである煮込みなら直ぐ用意出来ますよ」
「おほっワシちゃん煮込み系だいすきなのよね~ん♪」
4話使っちゃった……これ、マスター帯編になったらどうなるんだろ。