週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:PWCSガラルトーナメント VS ネズ 後編

『NEXT BATTLE ペンドラー VS スカタンク!!3、2、1……BATTLE START!!』

 

素早く―――剣の舞、力強く―――ミサイル針!!

ペドォッ……ドドドドドッ!!!

『早業からの力業!!シンオウ地方の嘗ての姿とされるヒスイ地方に伝わる秘技が行われていきます!!そして無数に発射されるミサイル針、スカタンクはどうする!?』

「熱くかましちゃうな、スモッグから火炎放射!!」

 

スカタンクは尻尾の先から毒ガスを噴射、それに繋げる様に口から高温の炎を吐き出すだが―――それは火炎放射に触れると一気に燃え上がって炎を爆発的に膨張させていく。煙は先に広く広まっていたので爆発的に広範囲を一気に焼き払いつつペンドラーへと迫る、だがラビは一切戸惑う事もない。

 

「連鎖だ、アクアテールから転がる!!」

「ペエエエドドララッラララッ!!!」

 

アクアテールを発動させながらも勢いよく回転し始めるペンドラー、水車と化しながらも火炎へと突撃していく。爆炎が身体を蝕もうとしてもアクアテールの水が防護壁となって身体を保護してくれている、そして遂には爆炎を突破してみせた。

 

「そのままメガホーン!!」

「黒い霧だぜスカタンク!!」

「構うな、突っ込め!!」

 

ネズは狙っていた通りに接近戦をしてきてくれたペンドラーの能力をリセットさせるために黒い霧を展開させるのだが、ペンドラーはそれすら気にする事もなく突撃、黒い霧で身体が蝕まれて圧倒的なスピードと上昇した攻撃を失うのだが、全く気にする事もなくスカタンクにメガホーンを命中させた。

 

『黒い霧で姿を隠したスカタンク、だがこれはペンドラーには無意味だったか!?しかしこれでペンドラーはスピードと攻撃力を失いました、反撃なるか!!!』

「大爆発だぜ、スカタンク!!」

「守るだペンドラー!!」

「だが、遅い!!!」

 

直後、スカタンクは噴射した可燃性の毒ガスに自ら火を付けて大爆発を引き起こした。それはスタジアムを一気に明るく照らす閃光となってペンドラーをも飲み込んだ。そしてその光が収まった時……そこには横たわっているスカタンクとペンドラーの姿があった。

 

『ペンドラー、スカタンク両者戦闘不能!!両者、新しいポケモンを同時に出してください!!』

 

『だ、大爆発です!!ネズ選手、何とここでスカタンクに大爆発を指示!!ペンドラーを道連れにしたぁ!!なんという奇策、黒い霧での能力リセットもすべてがブラフだったのかというのか!?』

「ブラフ? 人聞きの悪い事を言うんじゃねぇですよ、あのペンドラーを持っていくにはこれしか手段がなかっただけです。黒い霧で迷ってくれたらまだ別のプランもあったんですが……余り好きな手段ではないけど如何やらこれが最善手だったみたいですし」

「流石の頭の回転の速さだ……お疲れペンドラー、ゆっくり休んでくれ」

 

 

「大爆発を指示するなんて……ネズさんってああいうバトルをする人だったんだ」

「ちょっと幻滅……」

「いやなんでだよ、全力で戦ってるのを何で貶すんだよ」

「だって、相手のラビさんだって全然面白くないバトルしてるし……」

「取り敢えず耳と鼻が助かってよかった……」

 

あちこちからちらほらと聞こえて来るバトルの感想めいた言葉にラビは鼻を鳴らした。やっぱり、ガラル地方でのバトルの雰囲気は好きになりそうにない。良くも悪くもダイマックスという分かりやすい大迫力がある為にそちら方面の戦術にシフトするトレーナーが多く、ネズのようなトレーナーは少数派で更に自分のようなトレーナーなんて絶対的に無い。いたとしてもそれはユウリを筆頭に極極一部のみだ。

 

「さて、これで其方はバトンタッチでの能力上昇も出来ませんね」

「やっぱりそれ封じ目的の大爆発でしたか」

「それ以外ありませんよ、加速ペンドラーは厄介ですからね。それでガブリアスに戻すのもあると思ったので速攻で決めました、まきびしのダメージも結構大きかったみたいなので」

「成程……じゃあ次で決めますか」

「此方も残っているのはこいつだけですのでね―――行くぜ、ラストナンバーは甲高い唸り声が自慢のタチフサグマだ!!」

「グァァァァタマ!!!」

「ならば―――スターミー!!」「ヘヤッ!!!」

『ネズ選手はタチフサグマ、そしてラビ選手はスターミーです!!これでお互いに全てのポケモンが明らかとなりましたが、この対決はネズ選手がやや有利かと思われます!!だがラビ選手にはガブリアスが残されていますがネズ選手は挽回出来るのか!?』

 

正直な事を言うとスターミーまで引きずり出されるとは思わなかった。ペンドラーで最後まで行くかバトンタッチから繋ぐ予定だったのだが……大爆発でそれらが崩れてしまった以上、頼りにするしかない。それに、こいつは信頼出来るから問題はない。

 

『NEXT BATTLE スターミー VS タチフサグマ!!3、2、1……BATTLE START!!』

 

「さあて、望み通りの派手なバトルと洒落込むか、なあスターミー!!」

「ヘヤッ!!」

『ラビ選手が見せたのは、これはキーストーンだ!!という事は、もしや―――!!』

「あらゆる怪異を凌駕する力を、星へと届く力を今此処に、超克せよメガシンカ!!」

「ヘヤアアアアアア―――ヘアアアッ!!!!ダアアアッ!!!!シュワッチ!!!!

 

ガラルへと降臨するメガスターミー、流石にガラルには自分の配信のリスナーではない人も多いので一瞬の静寂の後に驚愕の声がスタジアムから上がって天を衝いた。まあ分かる、自分だって驚いた、驚いたが―――ネズはそんな様子はない、少しがっかりだ。

 

「まさかそれで来るとは……悪タイプの天才に、それで勝つ気か」

「生憎だけど、こいつは伊達や酔狂でザマゼンタの一撃に耐えてる訳じゃねぇんだよ。スターミー、準備は良いな、相手は悪タイプの天才だ、ザマゼンタを相手にしてるつもりで行くぞ!!」

「ヘアッ!!!」

 

その一言にネズは大きな笑い声をあげた、酷く愉快そうで嬉しそうな声だ。

 

「実を言うと戦ってみたかったんだよそのスターミーと!!是非とも一曲作ってみたい、その参考にする為にも全力、お願い出来るかな?」

「こいつは全力以外出せないよ、何せウルトラ凄いメガシンカだからな」

「上等、タチフサグマ、エンドロールまでクライマックスのボルテージマックスで頼むぜ!!」

「グァァァァマァァ!!!」

「スターミー、全力だ!!」

「ヘアッ!!!」

 

To Be Continued……!!




今回は短めで申し訳ございません。今回はこれが精一杯……。
ネズさんのキャラが違う?あれだよ、若干テンション上がってるんですよ

そして、次回メガスターミー対タチフサグマ本格編!!こいつを使うと否が応でも長くなる気がしてならない。
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