週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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バトル:ネクロズマ VS ラビ 2nd

「奴め滅茶苦茶であるぞ!!?」

「高速移動で加速しろ、狙いを絶対に絞らせるな!!」

 

ネクロズマは全体に攻撃を降り注がせ続けている、それは全く狙いを絞る事もない連続攻撃。シルヴァディとファイヤーも回避を優先してそれらを回避するが、ルギアとギラティナはその巨体故の避けられていない。

 

「どんだけ俺が憎いんだあの野郎……」

「だが一発当たればアウトであるぞ!!」

「……そうだ、黒い霧!!」

「バクロオオオオオッス!!!!」

 

レイスポスから黒煙が放出されて視界を奪っていくが、ネクロズマはパワーチャージをしたまま動きを止めていた。煙幕がある状態で攻撃はしない……と思った瞬間に霧からラビが走りながらも飛び出した。その身体へとプリズムレーザーを発射しようとするが―――

 

「無茶な作戦を考えたモノ、であるなぁ!!!」

「シカッ……リッ!!?」

「少しは、驚いたであるか、異形!?」

 

ラビが黒い霧から飛び出した瞬間、レイスポスはゴーストタイプの特性を使って霧をすり抜けて、空を駆けた。ネクロズマの視線はラビが引いているその間にネクロズマの喉元まで飛び込むとバドレックスはレイスポスからジャンプした、その顔面にシャドーボールを叩きつけた。レイスポスに騎乗していた為に短時間なら離れていてもこういう芸当も出来ると分かった、だからやってみた。その隙にレイスポスは黒い霧をネクロズマへと放出して、向上させた能力を奪い取った。そして再び騎乗するとバドレックスは強く手綱を握る。

 

「アストラルビット!!である!!」

「バクオオオオオオオオスッ!!!!」

「シァァァ……リオオオオオッ……!!!」

 

アストラルビットが無数にヒットしている姿を見つめたラビは少しだけ笑いながらも足を止めた。身体を張った甲斐があったと思ったのだが、その直後―――眼前の殺意の波動を纏ったダーク・ルギアが水中から姿を見せた、ダークブラストを放つ気満々だと言わんばかりのそれにラビは思わずボールを取り出そうとしたが―――

 

「ギャアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

飛来したファイヤーが全力の体当たりをルギアの首へと当てる、それによって逸れた頭がギラティナへと向かいながらもダークブラストが放たれる。無数に放たれた闇の光は途端に収束しながらもギラティナへと迫り、首を喰いちぎらんとしていたシルヴァディはそれを察知したのか、跳び上った。そしてそこへダークブラストが直撃し大爆発が起きる。

 

「ビシャアアアアッ……!!」

「ヴァアアアアアアアアアアディッ!!!」

 

既に瞳が虚ろになり始めているギラティナを力強く頭突きながらも、それを踏み台にして加速、ファイアーの体当たりでまだよろめいているルギアの頭部へとマルチアタックを打ち放った。

 

「ギャアアアアアアアアアアァ……」

 

その一撃が深く突き刺さったのか、ルギアはゆっくりと海へと没していく。それと同時にギラティナが消えていき、その光がネクロズマの元へと戻っていく。

 

「ヴァアア、ヴァアアアディッ!!?」

「怪我は無いか、何もされてないよな!?と言っておるぞ」

「ああ、その位は解る……大丈夫生きてるよ……取り敢えずその殺気をしまえ、俺にすら害がある」

 

と言ってもシルヴァディの怒りは相当なものだ、ファイヤーが間に合ったからいい物の、間に合わなければダークブラストを諸に受けていたのだから当然だが……というかなんだあれ、最早ルギアビームではないだろうか。因みにルギア爆誕で撃っていた光線の正式名称がルギアビームである。

 

「此処までハッキリ伝説のポケモンを作り出しやがる……なんて野郎だ」

 

再びゆっくりと降りてきているネクロズマへと忌々し気な視線を向ける、本当になって厄介な奴だ……と言おうとしたところでファイヤーが地面に落ちる様に着陸して必死に翼で地面を押して立とうとしている。

 

「おいファイヤー、お前まさかさっきのに当たってたのか!?」

「ギャ、ギャアアアアアア……」

「翼の一部が掠っておる……それだけでこの破壊力か!?」

 

よく見ればファイヤーの翼の先端と足の一部に傷がある。そこにルギアビームが収束しきる前のものが直撃したのだろう、だが彼の健闘がなければ自分がそれを受けていた、本当に感謝しなければ……

 

「よくやったファイヤー、お前のお陰で命拾いした。ゆっくり休め」

―――ギャアアアアアアアアアアアアアッ!!!

 

雄叫びを上げながらもファイヤーは最後の力を振り絞った、そして此方へと迫って来るネクロズマを呪いをかけた。これが貴様の災いとなれば最高の置き土産となるだろうな……と不敵に笑いながらもそのまま倒れ込んでしまった。今のは置き土産、しかも力業を併用した置き土産だ。既に限界だった自分はもう引っ込むしかない、だったら最後の最後まで爪痕を残してやろうじゃないかと言わんばかりの心意気だ。

 

「最高の仕事だ、有難うなファイヤー。今のは―――俺達の反撃の狼煙となる……そんな奴の覚悟に応えられる覚悟、あるよなマッシブーン!!」

「マアアシッヴァアアアルッルクッ!!!!」

 

登場しながらもいつものポーズは取らず、掌に拳をぶつけるだけのマッシブーン。彼も理解している、あのジガルデを交えての決戦時に不甲斐なかった自分を恥じていたファイヤー、それが命を賭す覚悟で突撃を敢行し、更にダイゴとのバトルで学んだ次に繋げるという事の重要性を実践した事の意味を。彼はもう野生ではない、何処までも自分勝手に傲慢に燃え上がる極鳥が、他者の為に全力を賭した。ならば―――自らもその為に全力を尽くす覚悟……!!

 

「シカッ―――リリリリリリリ……リラァッ!!!」

 

ネクロズマは新たなウルトラホールを生み出した、そこから新たな傀儡を召喚する。そしてラビの深層意識をスキャンし、そこに最も強く刻まれており、最も強い存在を感じ取る。ルギアは最も強いのかと言われたら違う、最も印象強いポケモンではあったが……召喚されたそれらを見て

 

おい、くそ野郎……テメェそれはライン越えてんだよ……それを平然とやる覚悟、意味、理解出来んだろうなぁ……もう、容赦も無けりゃ……遠慮もしねぇって事なんだよ……ああっ!!?

 

そこに居たのはキュレム、しかも黒いキュレムと白いキュレム。ゼクロム、レシラムと融合した末に誕生するブラックキュレムとホワイトキュレム。それはすなわち……自分はNとトウヤとトウコからあの龍を奪い取らなければならなければいけない、彼らを傷つけるそして―――ラビが信じている既にキュレムは最強だと言う思いを踏み躙るも同じ事。

 

ディアパル出されるよりも腹立たしい……お前ら、確実にあいつを潰すぞ。俺が許す、この空間を消滅させるつもりで―――あいつらを消せ

「良い覇気をしおるではないかラビよ、余の時代の操り人を思い出す覇気だ。では、本気で行くとするか!!」

「バクロォォォオス」

「うおいレイスポス!!?矢張り主に相応しいとはどういう事であるか!?余は、余は相応しくないと申すか!?」

「バァアアルクックックックッ……」

「ヴァアアアアッ……!!」

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