週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ?:公表……!!

「なんであんなところで寝てたんだよお前」

「訳アリだ、聞いたら明日からお前の飯だけ高カロリー尽くしにしてやる」

「よし何も聞かないぞオレ様!!アンシャ嬢ちゃんも聞いちゃダメだぞ!!!」

「ラジャりました!!」

「偉いぞ~!!」

「あらあら、本当に仲良くなっちゃって」

「ホントですね」

 

夕食時に皆で集まって食事を取っている一同、こうしていると本当に家族のようだ。

 

「それで今日の仕事も大変だったのよ……PWCS本選への調整が少しだけ不安になって来たから、直接事務所に声明を出すようにお願いしたのよ」

「そんな酷いんですか」

「一応女優として売れている自覚があるんだけど、チャンピオンとしての責務も確りと果たしたいのよね……アンシャの前でカッコ悪い所なんて見せられないでしょ?」

「???お母様は何時も綺麗でカッコいいですよ?」

「ええ子!!ウチの子ほんまええ子っ!!!」

「なんでコガネ弁混ざってんだ?」

「仕事関係じゃね?」

「というか、この姿こそファンの人達には見せられないよね……」

 

まあこういう姿も喜びそうな人たちはいるだろうが……憧れの女優がママをしている姿も需要は有るか無いかと言われたらまあある方ではあるだろうし……カルネの涙を止める為に努めていると、付けてはいたが誰も観ていなかったTVに速報のニュースが流れだした。

 

「なんだ、またどこぞの馬鹿が力業天候で大惨事起こしたとかか?ガラル以外であれ」

「やめろ洒落にならねぇ」

 

そんな不安とは他所に、内容は全く別の物だった。その内容とは……PWCS本選トーナメント表が遂に決定したという物だった。画面にはデカデカとトーナメント表が映し出され、キバナもカルネも思わず身を乗り出すように見ようとしたのでアンシャは頬を膨らませながらも声を上げた。

 

「お母様もキバナさんもお行儀悪いのです!!お気持ちは解りますが、落ち着いてくださいませ!!」

「ご、ごめんなさい……つ、つい……」

「面目ねぇ……」

「誰が大人か分かったもんじゃねぇな」

「ラビが言うの?」

「おうサザレ、お前覚悟しとけ」

 

そんな言葉を投げながらもラビもTVへの視線をずらせなかった。そこにあったトーナメント表には自分の運命も刻まれているも同じ、カルネとキバナの気持ちも分からなくはない……そして自分の名前を―――見つけた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

PWCS本選トーナメント第一回戦、第一試合ネモVSキバナ。第二試合シロナVSワタル。

第三試合ナギVSデンジ。第四試合シンジVSレッド。第五試合ブルーVSナンジャモ。

第六試合ゴヨウVSアイリス。第七試合キクコVSグルーシャ。第八試合ネズVSダイゴ。

第九試合グリーンVSサトシ。第十試合カリンVSダンデ。第十一試合ハッサクVSドラセナ。

第十二試合オニオンVSセンリ。第十三試合ギーマVSカルネ。第十四試合アランVSユウリ。

第十五試合オーバVSミクリ。第十六試合ラビVSホミカ。

 

これがトーナメントで明らかとなった対戦の組み合わせとなった。ラビの初戦は……故郷であるイッシュ地方のジムリーダー、毒タイプの使い手の……

 

「最終戦……対戦相手は―――ホミカ」

「なんかまた最終戦じゃない?」

「あっホントだな」

「いやそこは如何でもいいだろ、そういうお前なんて第一試合だぞ」

「ッシャァ一番槍貰ったぁ!!!」

 

テンションが高くなっているキバナの相手はなんとネモ。パルデア地方での大会をパルデア地方のチャンピオンクラスが幕開けを務めると言うのも中々、そしてその相手はドラゴンストームのキバナ、こういう場合も波乱の幕開けというのではないだろうか。

 

「カルネさんは……イッシュ四天王のギーマさんか」

「確か悪タイプの使い手、だったっけ?」

「相手にとって不足なしという訳ね、そして―――ラビ君と戦うチャンスも大いにあるなんて我ながら素晴らしいくじ運ね。アンシャはお母さんとラビ君どっちを応援してくれる?」

「え~とえとえ~っと……ど、どっちも一生懸命応援するです!!」

「それがいいわね~!!私の娘天才だわ~!!」

 

アンシャを抱き上げて頬ずりを始めるカルネと嬉しそう且つ恥ずかしそうにしつつもカルネに甘えられて笑みを浮かべているアンシャ。漸く愛しの娘と一緒に居られる時間を取れたので、今まで、お預けにしてしまった分を取り戻そうとするような勢いだ。

 

「つうかラビ、見てみろよオーバの奴、お前の前にミクリさんとやり合うみたいだぜ」

「うわマジじゃん、あいつどんだけ運悪いんだよ。やっぱり日頃の行いが悪いんだろうなぁ」

 

炎タイプの四天王の相手が水タイプを極めていると言っても過言ではないチャンピオンとは……本当に酷い組み合わせだ、しかもそれに勝てばラビと対戦できるという位置も絶妙だ。これは運命がオーバに天誅を下してくれたのか!?とすらラビは思えるほどだった。

 

「というか他の組み合わせも割とやばいな……サトシさん対グリーンさんとか、シロナさん対ワタルさんとか、レッドさんはシンジとか。どれも見逃せないのばっかりだな」

「というかナンジャモの奴ブルーとかよ、くじ運ねぇなぁ」

 

様々な視点でのトーナメント表の組み合わせについて語られるが……ラビが注目していた点がもう一つあった。それは……4つ勝てば、サトシと戦う事が出来るという点だ。このPWCSに参加した大きな理由がサトシとのリベンジマッチ……それが遂に目に見える所まで迫って来たと思うと、胸が高鳴ってきてしまった。

 

「こりゃパルデア地方も荒れるな」

「安心しろ、既に荒れてるみたいなもんだからこれ以上酷くなりようがない」

「その原因のうちの一つはラビでしょ」

「フフフッ明日から本格的に調整に入るわよ……腕が鳴るわ!!」

「ワクワクドキドキなのです」




ダイスの女神が大ハッスルして一発振りでこうなりました。

皆さんはどの対戦カードが気になります?
私はシンジとレッド、サトシとグリーン、オニオンとセンリです。
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