週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

534 / 691
エンジョイ?:贈り物。

「お、終わったぁぁぁぁ~……」

「お疲れさん、だいぶ慣れて来たな」

「ど、何処がっすか……!?」

「来たばっかりの頃はまともに動けなかったくせに今は文句言う位には口も動く、慣れてきてるじゃん」

「……そう言えるのかなぁ……」

 

インタビューも無事に終わって、本選開始までまもなく一か月を切りそうになって来た。そんな状況で保護区の周辺には常にジュンサーさんがパトロールを行うようになり出した。良くも悪くも、この保護区の制定理由は希少なポケモン達が多く生息している上にそれらが作り出す奇妙で珍しい生きる環境、それを一目見ようとするパルデア地方外から来る人は多いしちょくちょくアクシデントも起きている。

 

「ったく警察の皆様方に面倒掛けやがって……」

 

保護区制定を受けてから減りつつあった不法侵入もまた増えてきてしまったし、一部は自分のポケモンの怒りを買っている。特に、生まれたばかりの子供を連れて行こうとした時は本当にキレそうになった―――が、それ以上にキレているアシレーヌがいたので冷静になった。無言で目の前で骨を鳴らし、更にムーンインパクトの準備段階に入ると言う最早処刑一歩手前をやって相手を降伏、確保というコンボをやっている。尚、それらは過剰防衛だとこっちに文句を言っているが逆に訴えてやっている。

 

「でもラビさんだって疲れてるんじゃないですか……?」

「いやぁこの位で疲れたらあの馬鹿共の相手なんて出来ないし……もうちょっと体重増やしたいけど全然増えねぇんだよなぁ……代謝が良過ぎるってのも考え物だぞ」

「何というか平然と世の中の女性に喧嘩売りますね……」

 

だって10年も旅をし続けたんだから代謝は必然的に良くなる、山二つを一日で越えなきゃいけない時だってあったし……そんな事を思っているとカイリュー速達便がやって来た、今日はドラゴンタイプが大好きな木の実をふんだんに使ったクッキーをご褒美にあげる。他のドラゴンタイプが自分も……とみて来るのでちゃんと上げる。

 

「な、何が来たんですか……?」

「……ああ、あの石細工師ちゃんとやれば出来るじゃん」

 

やって来た荷物は如何やら以前発注した物だった。世界的に見ても希少で需要があるから難しいなんて言っていたくせにやっぱり何とかなるじゃないか……確り有能な癖に仕事を面倒臭がる奴だ。

 

「お前はもうちょっと休憩してていいぞ、どうせこの後は夕飯の仕込みをする位だからな」

「お、お言葉に甘える訳―――ぁぁぁぁやめてくれ~動けなくなるぅ~……」

 

モフモフなポケモン達が襲い掛かる、と言いたい所だが、子供故に遊んで~と突撃しているというのが精々だろう。だがライナンの顔は一気に蕩けていくのであった。そんな彼を放置しながらも、家の中へと入るとまたもやいつものようにムーランドとブースターと一緒にいてはわぁ~……とリラックスしているアンシャとそんな様子を写真に撮っているカルネがそこにいる。

 

「カルネさん、ちょっといいですか?」

「はぁ~ウチの子最高……今まであの人がこの子の寝顔とか独占してたのよね、それはそれでいいんだけど写真とかなんで取らないのよこんなこの世に顕現した天使のような寝顔なんだから撮るでしょ常識的に考えて、いやまあ僕達の子だよ?って返しも最高に嬉しいんだけどこういう所があるって分かったら無理でもして仕事を終わらせて帰ったんですけど、それを無理して身体壊したらアンシャが悲しむよってあの人私の扱い上手すぎなのよだから惚れたんだけど―――」

「おい親馬鹿選手権チャンピオン」

「誰が親馬鹿……ってあらラビ君じゃない」

「もう色々出てましたよ、旦那さんにもメロメロなんすね……」

「あ、あらそんな事言ってたかしら、ラビ君ったら冗談キツい―――」

「ロトム、再生」

「やめて頂戴お願いだから」

 

一先ず正気に戻してから、先程きた荷物をカルネへと渡す事にした。

 

「あら、これって……」

「いずれ必要になると思いましてね、昔の伝を使って用意してみました」

「……此処までしてして貰っていいのかしら、凄い値段したんじゃないの?」

「追加で複数枚絵を売りに出した程度です」

 

アグからもなんと、何と素晴らしい……という言葉を貰う程度には気合を入れた絵、今回はゼクロムとレシラム、グラードンカイオーガレックウザのイッシュホウエンの伝説の絵を描いてみたが、アグ曰く誰に売ったらいいのか困ると言っていた。

 

「フーパの事は、関係してるのね?」

「否定はしません、ですがあの子の目標はレックウザ。となれば必然的に必要になって来る……それにあの子の事です、貴方を目指してメガサーナイトを目指す」

「……敵わないわね貴方には、アンシャ~ラビさんから贈り物よ~」

「はわぁ~……ほえっなんですかお母様?は、はわぁっ……綺麗なネックレスなのです!!」

 

今回ラビが用意したのはキーストーン、カロスの石細工師に無理を言って一つ確保して貰った。正直過保護が過ぎると言われるのも分かるのだが、フーパの事を考えると流石に無駄になるとは言い切れない。可能であればメガストーンの方も確保して上げたかったのだが……此方は無理だった。

 

「お母様とお揃いなのです!!綺麗でカッコいいのです!!」

「アンシャ貴方って子は……!!」

 

カルネが感動で口元を隠して涙を流しているとアンシャがラビの元へと歩き、丁寧に頭を下げる。

 

「ラビさん本当に有難う御座います、こんな素敵なプレゼント、とっても嬉しいのです!!」

「どう致しまして」

「何がお返しがしたいのです、何かして欲しい事ってあります?」

「と言ってもなぁ……別に―――……あっサザレ~」

「何~?」

 

台所でお茶の準備をしていたサザレに声を掛ける、流石にこれはサザレの許可もいる。

 

「アンシャちゃんにさ、フラワーガールとかお願いするのってどうだろ」

「フラワーガール……って結婚式のあれ?あっそれいいかも!!」

「お花の女の子、なのです?」

「カルネさんに聞いてみな」

「は~い、お母様~フラワーガールって何なのです?」

「えっお花の女の子?ってそれ結婚式の……」

 

全く同じことを言うとは……本当に親子なんだなぁと思うラビであった。それを聞いてカルネは笑顔でOKサインを出して来たのでそういう事になったのであった。

 

 

 

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。本日のゲストは此方」

「よおっ元気か皆、ガラルのジムリーダーのオレ様キバナだぜ!!」

「皆さんどうもこんにちは、カロス地方でチャンピオンをしておりますカルネです」

「本日はこのメンバーでお送りします、そして今回ご紹介するのは此方」

「ハァアアルクァァラ」

「ハルクジラです」

PWCS本選トーナメント、貴方の注目カードは?

  • 第一試合ネモVSキバナ
  • 第二試合シロナVSワタル
  • 第三試合ナギVSデンジ
  • 第四試合シンジVSレッド
  • 第五試合ブルーVSナンジャモ
  • 第六試合ゴヨウVSアイリス
  • 第七試合キクコVSグルーシャ
  • 第八試合ネズVSダイゴ
  • 第九試合グリーンVSサトシ
  • 第十試合カリンVSダンデ
  • 第十一試合ハッサクVSドラセナ
  • 第十二試合オニオンVSセンリ
  • 第十三試合ギーマVSカルネ
  • 第十四試合アランVSユウリ。
  • 第十五試合オーバVSミクリ
  • 第十六試合ラビVSホミカ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。