週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ?:業の性質。

「やっぱりラビさんって凄いよなピカチュウ」

「ピィカ?」

 

第二回戦を控えて控室で準備をしていたサトシは不意にそんな言葉を言い放つ。

 

「ナンジャモさんの試合を見たんだけどさ、力業による技の強化……単純な強化ってだけじゃなく技そのものが持ってる性質も大きく変化してる」

「ピィカ~」

 

ナンジャモが今回行った力業はつぶらな瞳、フラッシュ、影分身、エレキフィールド。これらは力業によってそれぞれ発揮される効果が異なる。

 

つぶらな瞳はシンプルな効力の上昇、攻撃ダウンの効果が上がる。

 

フラッシュは光の増加による相手の視界を焼く、此方は時間と共に戻っていくが、一時的に命中率が殆ど0になるという凶悪な効果。ルカリオのような視力以外で周囲を感じ取る力が無ければこれだけで試合が決する事もあるだろう。

 

影分身は実体を伴う事で攻撃に防御に回避、そして追加効果の発動の複数発動すら期待出来る。

 

エレキフィールドは電気技の威力の向上だけではない、疑似的な電磁浮遊の状態にもなっており、電気タイプにとって最大の泣き所である地面タイプに対するカウンターとしても機能する。

 

「ピカチュウ、お前はどう思う?」

「ピィ~……ピカピ、ピカカチュピィ~カピカチュ、チャ~チュ~チュピカチュ」

「だよな……こうなって来ると、改めて変化技を習得してきたのは間違いじゃなかったって事だもんなぁ……」

 

今大会を迎えるにあたってサトシは改めてポケモン達が覚える技の洗い出しとそれらの習得に励んだ、それには当然ラビも協力しているが……想像以上の技を取り逃していた事実がそこにはあって思わず言葉を失った。そしてその意味をナンジャモが実際に実践して見せたとも言える。

 

「……ダンデさんとのバトルか」

 

以前のPWCSで当たるかもしれないと思っていた相手だが、その時はダンデはレッドとのバトルが先に来てしまって対戦機会には恵まれなかったが、その時のバトルは極めて白熱していた。

 

『火炎放射だリザ-ドン!!!』

『こっちも』

 

サトシが知っている限りではリザードンというポケモンを扱うトレーナーで三本指に入る程の使い手二人のリザードンは想像以上に燃え上がっていた。挨拶代わりだと言わんばかりの火炎放射の打ち合い、互角と思いきやレッドのリザードンの炎が一気に押し戻してその身を焼き焦がしたと思ったらその炎から飛び出し、接近戦に持ち込もうとしたのを大文字で迎撃。

 

『そのまま投げ返してやれ!!』

『グオオオオオオオオッ!!!!』

 

空中で体勢を何度も変えながらもなんと大文字を投げ返すという離れ業を披露しながらも、レッドはフレアドライブを指示。大文字の炎を更にその身に纏って技を強化して、ダンデのリザードンを吹き飛ばしてみせた。アランのリザードンも凄かったが、あれはメガシンカも含めた場合で、二人の場合は極限までリザードンの基礎的な能力を伸ばし続けたという印象を抱いた。

 

『リザードン、地球投げだ』

『負けるなリザードン、こっちも地球投げだ!!』

 

最後は熾烈な地球投げの主導権の奪い合い、常に攻守が入れ替わり続け、激しいドッグファイトが行われ続けていた。お互いの首元に喰らい付きながらも天高くから落下し始めた、ダンデはなんとか振り解くように指示を出すが、レッドは最後まで喰らい付かせた。そして最後の最後に地面が迫っている事に焦ったダンデのリザードンの力が弱まり、そこを付いてレッドのリザードンが主導権を奪い取って地面へと、叩きつけてリザードン対決を制した。天へと向けて発射した火炎放射は彼が自らの強さを誇示したプライドの熱さと大きさを象徴していた。

 

「そんなダンデさんとのバトル……ピカチュウ、勝てると思うか?」

「ピカァピ、チュゥ」

「だよな、勝つだけだもんな俺達!!」

 

相手が強ければ強いだけワクワクするのがポケモントレーナーだ、ダンデさんともバトルしてみたかった。それが今回叶う、興奮するなぁっと思っていると控室の扉がノックされたの入っていいと言ってみるとアイリスとデントが入って来た。

 

「やあサトシ、今大丈夫かな」

「大丈夫だよデント、アイリスバトルお疲れ様」

「うんありがと~いやぁナンジャモさん強かったよ、やっぱり私に足りないのはバトルの回数だなぁって思い知ったよ。ねぇサトシ、終わったらまた旅するんならまた一緒に旅しない?今度は別の地方を巡るの」

「あっいいなそれ、そう言えば今度カスミとタケシとキタカミの里に行くんだけど一緒に行く?」

「良いねそれ!!行ってみたかったの!!デントも如何!?」

「う~ん何とも興味深いテイストが待っていそうだね~是非とも同行させて貰うよ」

 

楽しい計画を離していると何時の間にか試合開始時間にまでなってしまった。サトシは慌ただしく席を立とうとするのだがデントが来た理由を話す。

 

「勿論、激励さ。頑張ってきなよサトシ!!」

「ファイトだよサトシ!!」

「ああ、行ってくる!!」

 

入場ゲートから飛び出した彼を出迎えたのはダンデ、現ガラル地方ポケモンリーグ委員長にして四天王の一角である男……そんな男とのバトルが、今始まろうとしている。

 

「あの時の約束を果たす時が来たな―――行くぞサトシ!!!」

「ああ、行きますよダンデさん!!」

 

『対戦ルールは3対3、メガシンカ、Zワザ、テラスタル、ダイマックスは各選手一度ずつのみ、ポケモンの交代は両者自由となります。サトシ選手 VS ダンデ選手。それでは両者、最初のポケモンをフィールドへ』

 

「行くぞ、ゴリランダー!!」「リイイインダッ!!!」

「ジュカイン、君に決めた!!!」「ジュリィイイッ!!!」

 

To Be Continued……!!




皆さんはファイアレッドとリーフグリーン、どっちにします?
私は当時ファイアレッドだったのでリーフグリーンにします。
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