週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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PWCS:第二回戦第五試合 サトシ VS ダンデ 1st

『対戦ルールは3対3、メガシンカ、Zワザ、テラスタル、ダイマックスは各選手一度ずつのみ、ポケモンの交代は両者自由となります。サトシ選手 VS ダンデ選手。それでは両者、最初のポケモンをフィールドへ』

 

「行くぞ、ゴリランダー!!」「リイイインダッ!!!」

「ジュカイン、君に決めた!!!」「ジュリィイイッ!!!」

 

『さあ注目の一戦が今始まろうとしています。ダンデ選手はゴリランダー、対するサトシ選手はジュカインです!!両者ともに草タイプ、初心者向けポケモンとして渡される草タイプであります。ラバイさんどうお思いますか』

『何方も草タイプではありますが、戦術の違いという意味合いでのタイプは異なります。ゴリランダーはパワー重視、ジュカインはスピード重視という違いがあります。これは面白いバトルになるでしょうね』

 

「頼むぜジュカイン!!お前のスピード見せてやろう!!」

「ジュリイイッ!!!」

 

「ゴリランダー、お前のパワーで全てを捻じ伏せろ!!」

「ゴオオラァァァ!!!」

 

 

『ジュカイン VS ゴリランダー!!3、2、1……BATTLE START!!』

 

「ゴリランダー、ドラムアタック!!!」

「ゴオオダァァァ!!!」

 

ドラムを力強く鳴らしながらも地面から無数の木の根が飛び出していく、それらは意思を持っているかのようにジュカインへと向かっていく。まるで大蛇が獲物へと向かうかのよう、そんな大蛇の先端が、瞬時に切断された。

 

「リンッ!!?」

「ジュリィィッ……」

 

そこには何もしていない筈のジュカインがいる、何をしたのかと思ったが―――ゴリランダーは更に数を増やしたドラムアタックで攻勢を強めていく。これで何をしたかを見極めると言わんばかりだが―――

 

「ジュカイン、力強く―――龍の舞!!素早く―――リーフブレード!!

ジュウリィィィッ……ジュリィッ!!!

 

空へと祈りをささげるかのような舞を踊った直後、ジュカインの速度は格段に上昇していた。いや既に龍の舞の段階で初速が段違い。そしてそこから繰り出されたリーフブレードは異様なスピードでドラムアタックを切り刻んだ。

 

『なんというスピード……これが、あのハッサムとのスピード合戦にも勝利し、マニューラをも追い越したというサトシ選手のジュカインかぁ!!?』

『なんつうスピード、いや最初のあれも早業のリーフブレードだったのか……それでスピードを確保しつつの力業龍の舞でパワーとスピードを確保してるんだ……』

 

「よし、良いぞジュカイン!!アイリスに教わった通りに上手く行ってるぞ!!」

「やってくれるなサトシっ……!!」

 

アイリスがサトシに何かを教わっていたように、サトシもアイリスに得意な事を教わっていた。それがドラゴン関係の変化技などであり、ジュカインの龍の舞などが分かり易い例。スピードタイプのジュカインにとって龍の舞などは絶好の技、これを活かさない理由など存在しない。

 

「だがまだまだだ!!ゴリランダー、素早く―――剣の舞!!力強く―――ドラムアタック!!!

リンリンリンリンリンッ―――ダァアアアアアッ!!!!

 

剣の舞で攻撃力を倍増させながらも繰り出したドラムアタックは、従来のドラムアタックよりもずっと数が増えていた。本来は二本で相手を翻弄しつつ隠したもう一本が限界、なのに今のドラムアタックは7本、七つの首を持つ大蛇がジュカインへと襲い掛かり、その身体を包み込んでいく。

 

『ジュカインにドラムアタックがクリティカルヒットォ!!まるで大蛇相手を締め落とすかのように包み込んでいく!!!これは危険かっい、いや違います!!ドラムアタックから妙な音が―――』

『嘘だろ!?ジュカインがドラムアタックの中から飛び出したぁ!?』

 

ジュカインはドラムアタックに当たってはいない、それどころかその内部をリーフブレードで斬り進むように突き進んでいき、ゴリランダーとの距離を詰めていた。流石のゴリランダーも困惑したようで、奥の手の残り一本の根で動かす暇もない。

 

「そこだっワイドブレイカァー!!!」

「ジュウウリイイイイッ!!!」

「ゴオオオオァダァッ!!?」

 

『脇腹にワイドブレイカーが突き刺さったぁ!!!』

 

「まだまだァ!!アクロバットォ!!!」

「負けるなゴリランダー、こっちもアクロバットだぁ!!」

 

「リイイイイダァアアア!!!」

「ジュッリィイイッ!!!」

 

脇腹を捉えた尻尾を掴もうとするが、即座に身体を回転させて引っ込めつつもその尾を蟀谷へと叩きこむ。そこから逆回転で再び脇腹へと炸裂する尾、ゴリランダーは思わず顔を上げてしまった、そこへリーフブレードが顎へと炸裂してゴリランダーを吹き飛ばしてしまった。

 

『ジュカインの連撃が炸裂したぁ!!リバーテンプルリバージョーという急所へのフルコースです!!ゴリランダーが鈩を踏んだぁ!!凄まじい連続攻撃にゴリランダーのパワーが発揮出来ません!!』

『パワーを繰り出すその隙間隙間を狙って来てやがる……これがスピードを重視するというトレーナーが多い事への理由でもありますが……相手に何もさせない極地のようなバトルだ……』

 

「まだだ!!お前にもスピードはある!!素早く―――グラスフィールド!!力強く―――グラススライダー!!!

リイイイイダアアアアッ!!!!リッ―――!!?

 

「―――疾風、返し!!!」

「ジュリイイイッ!!!」

 

グラスフィールドが展開された瞬間、その上へと滑り出して行こうとしたゴリランダーは視界が回っている事に気づいた。何が起きたのか、視界の中でジュカインが拳を振り抜いているのが見えた。攻撃を受けたのか、優先度が上がったグラススライダーを捉えたのは疾風返し、この技も評価が高くなりつつある技の一つで、早業によるスピードアップにも対応可能という点によって、昨今は多くのトレーナーが習得に励んでいる。

 

素早く―――剣の舞!!力強く―――ドラゴンクロー!!

「負けるなゴリランダー!!ウッドハンマー!!」

「リイイン、ダアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

振り抜かれた爪をすり抜けるように炸裂したウッドハンマー、それは確りとジュカインの顔を捉えていたが、ドラゴンクローもゴリランダーの身体を確りと捉えていた。身体が折れ曲がり、ゴリランダーがそのまま崩れ落ちる中、ジュカインは頬に触れながらもゴリランダーの名前を呼びながらも枝を銜え直した。

 

『ゴリランダー、戦闘不能!!ジュカインの勝ち!!』

『パワー対スピードの対決はスピードのジュカインに軍配が上がりましたぁ!!しかし最後の最後に意地の一撃をジュカインに当てたゴリランダーナイスファイトでした!!これは次に繋がる大きな一撃となる事でしょう‼』

『目まぐるしい展開でしたね、初っ端からなんて高カロリーなバトルだ……』

 

「有難うゴリランダー、よく頑張ってくれたな……サトシ、君がそのつもりならば俺もそれに応えよう!!行くぞ、リザードン!!!」

「グオオオオオオオオオオオオオンッ!!!」

 

『な、なんとダンデ選手此処でリザードン、リザードンです!!ダンデ選手の相棒にしてレッド選手のリザードンとの激しいバトルは今や語り草となっているリザードン、それをここでもう投入してくるというのか!!?』

『ここで止めに来ましたね……龍の舞に剣の舞、それらを使って能力を上げて来ているジュカインを止める為に出し惜しみをすることなく……思い切りのいい選択肢だ、戦局の悪化を防ぐのにもっとも効果的なのが最大限の戦力を繰り出す事、正しくこれです』

 

「リザードン、ゴリランダーを手玉に取る程の相手だ。本気で行くぞ」

「グオオオオッ……!!」

 

「悪いけどジュカイン、戻ってくれ」

「ジュリッ」

 

『おっとサトシ選手、ジュカインを戻します!!?折角能力を上げましたのに……いや炎飛行タイプには幾らジュカインでも相手が悪すぎるという事でしょうか』

『ええ、早業と力業を使うと仮定すると変化技で能力を上げる事はそこまで時間が掛かる事ではありませんのでここで戻すのは寧ろジュカインを軽く休ませる意味でも有効です』

 

「ゲッコウガ、君に決めた!!!」

「コウガッ!!!」

 

『サトシ選手の二体目はゲッコウガです!!カロスリーグで見せたあの不思議なゲッコウガは姿を見せるのでしょうか!!?』

 

「あのゲッコウガとバトル出来るとは、テンション上がるなリザードン!!」

「グオオオオゥンッ!!」

 

「期待に応えてやろうぜゲッコウガ!!」

「コウガッ!!」

 

 

To Be Continued……!!

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