週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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予定だとこれがラストバトルだったんだけどなぁ……


現在の状況

シロナ       レッド
×ミカルゲ     ×ピカチュウ
×トゲキッス    ×オオニューラ
×ミライドン    ×プテラ
クレセリア     コライドン
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PWCS:準々決勝第一試合 シロナ VS レッド 6th

「クレセリア上昇、そこからサイコキネシス!!」

「セエエリアアアア!!!」

「バレルロールで回避しつつアクロバット」

 

クレセリアとコライドンの対決は空中戦となっていた。本来のコライドン、ミライドンもだが出来るのは精々が滑空程度。だがそれすら自らの力で解決できるようにしてしまったレッドの育成手腕は幼馴染たるグリーンやブルー譲り、専門的な事は劣るが……総合的な分野では彼らに負けない位の腕前を持つ。そして―――天性のバトルセンス、それらが合わさると……

 

「クッ―――クレセリア「素早く――挑発!!

「チッ間に合わないか……!!素早く―――マジカルシャイン!!力強く―――ムーンフォース!!

 

極悪なまでに効果的な力を発揮する。サイコキネシスをバレルロールで回避しながらもアクロバットで切り裂き、そこから時間切れとなったそれを延長する為に素早く挑発、そこからマジカルシャインとムーンフォースの連続攻撃を即座に翼を強く羽ばたかせて急上昇。ミライドンには絶対出来ないと確信させる生物的且つ力強い動き……まるで大天使の翼を頭部に持っているかのようなしなやかで美しさすら感じさせる動きに見惚れそうになる。

 

「火炎放射!!」

「ギャアアアッ!!!」

「避けてクレセリア!!」

 

後方を取りながらも火炎を吐き出して追い掛け回されるクレセリア、飛行タイプ使い同士の対決でもなければ見る事の出来ないドックファイトが繰り広げられている光景に観客は息を呑む。観客こそ、喜んでいるがシロナとしては喜んではいられなかった。クレセリアは空を飛ぶポケモンではあるが専門的な飛行が出来るという訳ではない、エスパー技で誤魔化しているだけに過ぎない。それなのに……

 

「(どうして滑空しか出来ない筈のポケモンに、ここまで追い込まれているの……!?)」

 

まるで相棒のガブリアスが取るような軌道を平然と使うコライドン、ラビ曰く滑空が精々でそれこそ鳥ポケモンのような事は出来ないと断言していたのに、目の前のコライドンは寧ろ鳥ポケモンよりも飛んでいるじゃないか……。

 

「こうなったら……力強く―――未来予知!!!

ルナアアアア!!

 

天へと打ち上げられた未来予知は異次元へと突入する、これから数分後に降り注いでくる。だがクレセリアにはコライドンを追わせ続けている。その意図にすぐさまレッドと共に気付く。

 

「さあ、花火の中に突っ込んでみなさい……素早く―――マジカルシャイン!!力強く―――ムーンフォース!!

「乗った。コライドン、突っ込むぞ。素早く―――バークアウト、力強く―――火炎放射!!

 

ドッグファイトをしながらの未来予知、本来であれば攻撃しながらも相手にその時間差を計らせないようにしつつも自らは引くタイミングの駆け引きを要求する技だが、シロナは敢てそこに勝機を見出した。未来予知はエスパータイプ、格闘タイプを含んでいるコライドンに命中さえすれば、いやそうでなくも時間さえ稼げればフェアリータイプの技で撃墜する事は出来ると踏んだ。

 

「ギャアアッ―――!!」

「ルナァァァッ!!!!」

 

太古の住人は月の住人を見上げながらも言う、お前は自分にない美しさを持っている、だが俺には強さがあると。月は同じく見上げながらも言う、それならば、自分にもあると。互いに見上げながらも喰らい付くように互いに螺旋軌道を取りながらも一気に降下していく。

 

「クレセリア、まだ、まだよっ……!!」

「リザードンとの度胸試しを思い出せ」

 

互いに一気に落下していく、螺旋軌道の為に身体が大きく遠心力の影響を受けて強いGを感じるがクレセリアはそれをエスパーパワーで軽減するが、コライドンはそれを平然と耐え切る。これが、ドラゴンタイプだと言わんばかりの頑強さ。それに僅かながらの高揚と羨望を向けながらも負けないと降下を続ける。

 

『螺旋降下を続ける二匹、このままでは地上に激突します……!!』

『度胸試しかよ、互いに鳥ポケモンじゃないんだぞ……!?』

 

「「あと少し、あと少しだけ―――」」

 

後10秒で地上に激突するという時に、二匹の頭上から異空間の穴が開き、そこからの光が見えた。未来予知の閃光が降り注いできた。それを見たクレセリアはお先に失礼します。と言わんばかりに離脱しようとするのだが―――

 

「リアッッ!!?」

「ギャアアァァァァッ!!!」

 

連れない事を言うな、最後まで付き合え!!と言わんばかりにその身体に尾を巻き付けて逃がそうとしなかった。そう、コライドンは端からギリギリで離脱するという選択肢を捨てていた。遥か太古の野生で生きていた彼にとって戦いとは常に命を賭した物で怯えた者から喰われていく事を理解している、コライドンだって怖い事は怖いが―――それに飲まれる事などはない。

 

「ギャアアアアアアアアッ!!!!」

 

螺旋降下しながらもそのまま頭上へとクレセリアを投げつけ、降り注いできた未来予知からのガードへと使う。そして飛翔形態から完全形態たるバトルフォルムへとチェンジしながらもフィールドを割りながらも着地、再び跳躍すると黒い影の爪を出現させながらもクレセリアの身体を貫かん勢いで突き刺した。

 

「レェィッ……ァァァアァッ……!!!?」

「太古のクソ度胸、舐めない方がいいよ……アイアンヘッド!!!」

「ギャアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

そのまま組み付くとクレセリアへと渾身の頭突きが炸裂し、クレセリアは完全に怯んでしまい動けなくなった。その隙を見逃すようなレッドではない。まるで狙って出したと言わんばかりの反応で即座に指示を飛ばす。

 

力強く―――ギガインパクト

ギャアアアアアアアアアアアスゥゥウウッ!!!!

 

クレセリアを捉えたままに反転して地面へと向けてのギガインパクト、クレセリアは怯んだままで抵抗すら出来ずに圧倒的な暴力の前に屈し、地面へと叩き付けられてしまった。要塞とまで言われたクレセリア、だがその要塞は太古の原始的な暴力の前に、屈しく砕け散ってしまったのだ。

 

『クレセリア、戦闘不能!!コライドンの勝ち!!!』

『月の化身が砕かれてしまったぁ!!!その煌めきを我が物とするような雄叫びを上げるのは太陽の化身、緋緋色の龍、コライドンです!!!』

 

「クレセリア、最近ゲットしただろ。まだ、連携が不十分だった」

「……バレてましたか、ええ、少し前にゲットしたばかりでしたので」

 

見抜かれていたのか、肩を竦めるシロナ。クレセリアは数週間前にゲットしたばかりのポケモンでまだまだ連携が不十分、だからこそそれを補う為のアシストパワーだったのだが……挑発で封じられた上に純粋な技術で上回られてしまった……残りは二匹……だが、あのコライドンも消耗している、まだ、勝ちの目はある……!!

 

「波動は我らにあり、ルカリオ!!!」「クルオオオオオオンヌッ!!!」

 

5体目のポケモンはルカリオ、相性的にはきついかもしれないがルカリオならばコライドンの格闘技も捌き切れると信じている。コライドンも此方の意図を察しているのか、面白いと言いたげに笑っている。その笑いを今引き攣らせてやる……

 

「行くわよルカリオ!!」「クオオオオオンヌ!!!」

「蹂躙しろ、コライドン!!」「ギャアアアアアアアアスッ!!」

 

『NEXT BATTLE コライドン VS ルカリオ!!3、2、1……BATTLE START!!』

 

 

To Be Continued……!!

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