週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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という訳で第二試合です!!ナンジャモ先生の活躍にご期待ください。


PWCS:準々決勝第二試合 ナンジャモ VS ダイゴ 1st

『さあ準々決勝第二試合、パルデア地方ジムリーダー、初出場にして今大会マスターズエイト入りを果たしております。此処までマサラの三英傑、イッシュ地方チャンピオンと次々と快挙を成し遂げ続けるスーパーダークホース!!エレキトリカル★ストリーマー ナンジャモ選手対ホウエン地方のチャンピオン、デボンコーポレーションの御曹司、輝ける宝石の頂に座する男、ダイゴ選手のバトルが今始まろうとしております!!快進撃を続けるナンジャモ選手をダイゴ選手は止める事が出来るのか!!?』

 

今大会ダークホースと呼ばれているのは二人、一人はラビでもう一人がナンジャモである。ラビはランクバトルで無敗を誇っている事が話題になっているし、そもそもが業を広めた張本人でもあるので当然の注目もあるが……だがナンジャモはどうだろうか、ここまで勝ち上がる事を予測出来た人間がいただろうか。それも此処までだと予想する物もいるが―――ダイゴは相対して理解する、これは楽な相手ではない。

 

『対戦ルールは6対6のフルバトルとなります!!各選手はメガシンカ、Zワザ、テラスタル、ダイマックスは一度ずつの使用が許可されます。ポケモンの交代は両者自由となります。それでは……ナンジャモ選手、ダイゴ選手。両者、最初のポケモンをフィールドへ』

 

「行くよドリュウズ!!!」「ドリルルッルルルウルッ!!!」

「行くよ、ロトム!!!」「ロットムゥ!!!」

 

『ダイゴ選手はドリュウズ、そしてナンジャモ選手はロトムです!!』

『水タイプ複合のウォッシュロトムですね、楽観視してヒートロトムを選ばなかった所がまた強かですね……』

 

「意外だね、ヒートロトムじゃないんだね」

「だってそうしたら岩タイプで攻めてくるじゃん」

「成程、合理的だ」

 

ダイゴは心の中で中々に厄介だな、とナンジャモを認識した。確かにヒートロトムなら鋼タイプに対する有効打になりうる、だが同時炎タイプは岩タイプによる弱点を抱える。鋼タイプは岩タイプの技を覚える場合が多いので敢て外して来た。寧ろ鋼タイプは地面や岩を複合している事の方が多いので水の方が有効打になり易い……。

 

『SECOND BATTLE ドリュウズ VS ロトム!!3、2、1……BATTLE START!!』

 

素早く―――挑発!!力強く―――鬼火!!!

「ッいきなりかっ!!素早く―――高速スピン!!力強く―――ドリルライナー!!!

 

最初から変化技を封じに来たナンジャモ、本当に強かだと思いながらも別の手段で素早さを上げるが、その直後にドリュウズの周囲全体を鬼火が取り囲んだ。そこをドリルライナーで突破しようと試みるが、即座に鬼火が大火となってドリュウズを焼き尽くしていく。

 

「あらら、騙されちゃったぁ?」

「くっこの炎は、オニオン君が使っていた……!?」

「水タイプだからって火傷しないと思ってたんだ、甘いなぁお坊ちゃま―――素早く―――悪巧み!!力強く―――熱湯!!

「ドウゥゥゥッズズズズズズズズ!!?」

 

鬼火の大火に身を焼かれている所に放たれた熱湯は的確にドリュウズを捉えてその身の炎を消すのだが代わりにアツアツの熱湯が降って来た。ドリュウズは火が消えると思った直後に熱湯をぶっかけられて悶絶して転げまわる、兎に角地面を転がってこの熱さから逃れようとするのだが、ロトムは実に悪い顔をして、ゴーストポケモンの面目躍如だと言わんばかりにそれを続ける。

 

『こ、これは酷、いえ実に理に適った戦術!!これには地面タイプでもあるドリュウズは溜まった物ではありません!!ナンジャモ選手、的確にドリュウズの弱点を突きに掛かります!!ガチです!!ガチで勝ちに来ております!!まあ当然ではありますけど!!』

『しかも自分のドリルの金属部分が熱を溜めちゃうから余計にひでぇ事になってるのかなこれ……エグい手を使うもんだなナンジャモさんも……というか熱湯覚えたっけ!?』

 

「ほら、電気ケトルだって沸騰させるじゃん。だったらロトムだって熱湯位いけるよ。ね~ロトム」

「トム」

 

『そんな理由なの!?』

 

漸く放水が収まったが為にドリュウズは蹲りながらも荒い息でもう疲労しきっていた。火傷に加えて水タイプの技を喰らい続けた事で体力は大幅に削られていた。だがそこへナンジャモは容赦せずに次の一手を繰り出す。

 

「さてダイゴ氏に問題です、そこまで水浸しにされちゃったドリュウズに電気をぶつけたら―――どうなるかな?」

「まさか、ドリュウズそこから離れろ!!」

「もう遅いよ!!素早く―――悪巧み!!力強く―――10万ボルト!!!

ロトットトトットットットッ!!!

 

放たれた10万ボルト、本来であれば地面タイプであるドリュウズには通用しない一撃、だが今は、その身体がびしょびしょに濡れている状態、それゆえか―――

 

「ドリュウウウウウッッッ!!!??」

 

電気は通電する。今まで感じてきたこともないようなダメージを受けるドリュウズ、しかも悪巧みにて特攻が上げられている状態でのそれは大きなダメージへとなった。

 

「ドリュウズまだいけるかい!?」

「リュッウッ―――……ズゥゥウウウッ!!」

「よし、岩石封じだ!!」

「リュッズウウウウウウウ!!!!」

 

まだまだ負けないぞ!!と言わんばかりに技を繰り出すドリュウズだが、それを華麗なステップで回避していく。そしてナンジャモは第二の作戦を繰り出す。

 

「ンじゃまこれで行こうか!!素早く―――影分身!!力強く―――威張る!!

「「「「「ロトットトトッロットムッ!!!」」」」」

「ウゥゥズッ!!?」

 

一瞬で分身したロトムは全周囲から威張りを繰り出した。それによってドリュウズは攻撃が4段階も上昇したのだが―――力業の効力はそこだけではなく混乱の部分も作用していた。

 

「―――ウウウズアアアアアアアアアアアアッ!!!ウウウウザアアアアアアッ!!!」

「ドリュウズ、確りするんだ!!高速スピンだ!!」

「ウウザアアアアアアっ!!!?」

 

『これは威張るで混乱してしまいました!!だがこれは、普通の混乱とは思えない程に矢鱈に攻撃しております!!』

『普通の混乱でも指示は聞こえている筈、だがそれすら聞こえていないような……』

 

「強いて言うなら発狂かな、力業で混乱になるとね、全てが敵に映るんだよね。地面が、空が、全てが敵にね」

「ウウウウウズウアアアアアア!!!!」

 

絶叫を上げながらも地面に自らを叩き付けたり、自傷を行い始めるダイゴは交代を考えてボールに手を伸ばそうとした時に―――ナンジャモは素早く指示を出した。

 

「今だよロトム!!素早く―――イカサマ!!

トオオオムンッ!!!

「ウザアアアアッ……!!?ド、ドリュゥゥ~……?」

「ドリュウズ、正気に戻ったかい!?」

「ド、ドリュゥ~……!!」

 

イカサマによって吹き飛ばされたドリュウズはダイゴの足元に転がりながらも正気を取り戻した。発狂は自傷を引くしそれ以外ではまるで行動できないが、その代償に一度攻撃を受けるとそれだけで正気を取り戻してしまうという欠点がある。だが威張るとのコンボならばそれは十分すぎる牙になりうる。

 

「(業への理解度が僕を遥かに凌駕している……これが業を最初に教わったトレーナーという事か……)」

素早く―――悪巧み!!そして力強く―――祟り目!!

ロットムムンムロトム!!!

 

最後の悪巧みからドリュウズを囲い込む怨霊のような炎の参列、それが完全に包囲完了した時、中央にいたドリュウズは道連れを喰らったかのような状態になって一気に体力を削り取られていく。そしてそのまま……ドリュウズは倒れ込んでしまった。

 

「ウズッ~……」

『ドリュウズ、戦闘不能!!ロトムの勝ち!!!』

『な、なんとナンジャモ選手!!先制です!!あっという間にドリュウズを倒してみせました!!ダイゴ選手、余りの先制攻撃の手早さに対応しきれませんでした!!』

『これはナンジャモさんが上手すぎますね……挑発で動きを縛ってから鬼火でドリュウズのパワーを火傷で奪ってから熱湯で完全に動きを封じた所に10万ボルト……電気と水タイプ、それを持っているからこそのバトルです』

 

素直な事を言えば油断は何もしていなかった、それなのに何も出来なかった……ドリュウズはナンジャモ対策として連れて来たポケモン一体だった……それを一方的に蹂躙されてしまった。だが、これで火が付いた。ああそうだ、こういうバトルをしたいんだと言わんばかりにダイゴは次のボールを握り込む。さあバトルをしよう!!

 

「さあ行くよ、ユレイドル!!!」「ユ~レィ~」

 

『ダイゴ選手、次鋒は草と岩タイプを併せ持つユレイドルで勝負に出ます!!この判断が吉と出るか凶と出るか!!』

 

To Be Continued……!!

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