週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

602 / 691
PWCS:準々決勝第二試合 ナンジャモ VS ダイゴ 3rd

素早く―――雨乞い!!そこから力強く―――連続切り!!

素早く―――挑発いや回避優先!!!」

 

始まったアーマルドとの戦い、ナンジャモは挑発を掛けようとしたがその隙が無かったために中断し回避に専念させる。雨乞いを発動させた直後にアーマルドの動きが格段に良くなった、確実に、トリガーは雨乞い、つまり特性はすいすい……

 

「ロト、ロットトトトッ!!?ロットッ!!!」

「ア~マママママッマアアアアアア!!!」

 

すいすいの恩恵もあってか、一撃一撃を繰り出すまでの溜めが極端までに少ない上に連続切りが持ってる連続で繰り出す度に火力が上がっていくという性質ともうまくかみ合っている。

 

「悪いけど思考の隙は与えないよ!!」

「くぅぅぅっお戯れを!!」

 

兎に角回避するしかない、ここで技を繰り出そうとすればその隙を突かれて連続切りを喰らう。ならば回避しかないのだが……徐々に連続切りの速度も上がってきているが、制御の域を出始めているのか大振りが目立つようになってきてる。ならばそこを突くしかない……まだ、まだまだ、ロトム、耐えてくれ……と願うように思う中でそれが遂に来た。

 

「アアアアアアアアアアアアッ!!!」

「此処だ!!放電!!」

「ロットオオオオオ!!!」

「掛かったね!!」

 

大上段からの振り下ろし、その隙に放電を発動させようとしたロトムだが、アーマルドは振り切りながらも跳躍、その反動を利用して身体ごと押し潰しに掛かった。ロトムに放電の隙を与えずに、押し潰しに掛かったそれは的中してロトムにのしかかった。

 

「ロ、ットオオオオッ!!!」

「アアアマアアアアアッ!!」

 

そこへ最後の連続切りが振り下ろされて、ロトムは吹き飛ばされ外壁に突っ込んだ。そこには目を回したロトムの姿があり、ナンジャモは感謝の言葉を口にした。

 

「有難う、よく頑張ってくれたね」

『ロトム、戦闘不能!!アーマルドの勝ち!!』

『アーマルドがロトムを止めました!!快進撃をさせてたまる物かという連続切りの嵐で切り抜けました!!』

『しかし、あのアーマルド、すいすいを発動させているにしても余りにも早い……相当に鍛え込んでいるのでしょうね』

 

「それほどでもないさ、すいすいという特性その物を最適化させればこの位容易い事さ」

 

言うは易く行うは難しではあるが、ダイゴはすいすいのアーマルドと徹底的に雨下での特訓を繰り返し続けた。それによってすいすいは大きな効力を発揮できるようになったという、その言葉を聞きながらもナンジャモは次のボールを手にする。

 

「行くよ―――エレキブル!!」

「ブルウルルルラァ!!!」

 

『ナンジャモ選手の次のポケモンはマサラの三英傑とのバトルを制した無限発電機のエレキブルです!!どんなバトルを見せてくれるのでしょうか……!?』

 

「キブルッルルルルルッ!!!」

「調子良さそうだねエレキブル!!」

 

実はブルー戦で頑張り過ぎたが為に数日前まで休養を余儀なくされていたエレキブルも今日を持って戦線復帰、やる気十分な姿にナンジャモも笑顔になる。このパワーでアーマルドを制すると言わんばかりの勢いにダイゴも笑う。

 

 

『NEXT BATTLE エレキブル VS アーマルド!!3、2、1……BATTLE START!!』

 

「さあ上げていくよ、素早く―――雷ぃ!!!

キブルルルルルルッ!!!

 

雨乞いを早速利用させて貰うと言わんばかりに雷を指示するが、防御を固めるアーマルドではなく狙いは自分自身。落ちた雷を受けてエレキブルのボルテージも一気に上昇していく。電気エンジンが稼働を始めてエレキブルに活力が漲って行く。

 

「ッキブルルルルルルアァァア!!!」

「ブルーさんとのバトルでやった奴だね」

「そう、早業だから力業と同程度にはならないけど、これでも十分すぎる位の効力があるんでね!!力強く―――エレキフィールド!!!

「させるなアーマルド!!力強く―――地震だ!!

 

勢い良く地面を踏み締めるが、それよりも早くエレキフィールドが展開させる。それによってエレキブルは簡易的な電磁浮遊を得て間一髪の処で地震を回避するが……それでもある程度の地震の余波を受けてしまったのか、膝を突いた。

 

「まだいけるよね」

「ッキブルラァ!!!」

「だよねぇ、んじゃいよいよ本番!!素早く―――電磁浮遊、力強く―――ライジングボルトォッ!!!

素早く―――剣の舞!!力強く―――シザークロス!!!

 

電磁浮遊によって浮き上がったエレキブル、そのままエレキフィールドの力を使ったライジングボルトを放つ。それに対して剣の舞から一気に踏み込んだアーマルドはシザークロスを放つ、アーマルドは一瞬押されるが、踏み止まりながらもライジングボルトを両断し、その背後で爆発させた。

 

「おおっライジングボルトを真っ向からブチ破ったよ!!だったら今度は実力行使!!エレキブル、素早く―――ビルドアップ!!力強く―――グロウパンチ!!

キッブルルルルルルァァァァ!!!

「ならば此方も負けないぞ!!素早く―――剣の舞!!力強く―――連続切り!!

アアアアアアアアアアアアアアアルドォ!!!

 

電磁浮遊に寄ってホバー移動のように滑るように移動しながらも連続でグロウパンチを放っていくエレキブルに連続切りで切りかかるアーマルド、互いの一撃は掠めていくが決定打には繋がらない。互いが警戒心を強めながらも攻撃し続けていく中で互いの一撃の威力が上昇していく、それでもアーマルドが押してきている。すいすいによる加速と連続切りの特性が上手く活きている。

 

「だったらこうだよ、素早く―――ビルドアップ!!力強く―――電熱パンチ!!

キイイイイブラァッ!!

「連続切りぃ!!!」

「アアアアマアアアッ!!!」

 

天から再び雷撃を呼び、その電力を腕に回しながら放たれる電熱パンチと威力が最大限にまで上がり切った連続切りが真っ向から激突する。威力は互角なのか、押し切る事が出来ないが、エレキブルはその状態で更に雷を呼ぶ。電気エンジンが唸りを上げ、更なる電気を体内で生み出してそれを腕へと送る。その腕が青白く輝いた時、アーマルドの連続切りを突破してその身体に拳が突き刺さった。

 

「ァァァマァッ……!?」

「キブルァァァッ……キブルッッ……!!?」

 

『こ、これは!?エレキブルの電熱パンチが突き刺さると共にエレキブルにもアーマルドの爪が突き刺さっている!!カウンター、カウンターです!!カウンターでアーマルドの一撃がエレキブルに!!』

『喰らう事は覚悟の上だったのか!!?』

 

「そのまま、押し込めぇ!!!」

「アアアアマアアアアッ!!!!」

 

電磁浮遊で浮いているが故に踏み込みが甘くなってしまったエレキブルはそのまま押し切られてしまい、弾き飛ばされてしまう。即座に体勢を整えるのだが、そこには血走った瞳のままに飛び込んで来たアーマルドが迫って来た。

 

「決めろアーマルド!!シザークロス!!!」

「アアアマアアアアッ!!!!」

「キブラァァァァッ……!!」

「エ、エレキブル!?」

 

懐に飛び込んで来たアーマルドは渾身のシザークロスを繰り出し、それがクリティカルヒットした。吹き飛んだエレキブルはそのまま崩れ落ち、目を回した。それを見届けたアーマルドは勝鬨を上げながらもフラフラと膝を突きながらも勝利を誇る。

 

『エレキブル、戦闘不能!!アーマルドの勝ち!!』

『アーマルド意地の二勝目!!剣の舞と連続切りを活かした超連続攻撃の前に無限発電機エレキブルを打倒しましたぁ!!』

 

「よくやったぞアーマルド!!」

「ア、ァァアアアアルド!!!」

 

ダイゴからの言葉を受けて嬉しそうに声を上げるアーマルドだが、明らかに息が上がり、動くのもしんどそうにしている。エレキブルのライジングボルトとグロウパンチと電熱パンチが効いている証拠だ、その証に胸の部分が焼け焦げるな痕がある。それを見てナンジャモはまだまだ勝機はあると気を引き締める。

 

「さあ次は君だよ、ラビ氏にボクと君のバトルを見せてあげよう!!行くよ、ライチュウ!!」

「ララララ~イ!!!」

 

『ナンジャモ選手の三体目はアローラ地方のライチュウです!!エレキフィールドを活かしたバトルを得意とするライチュウがアーマルドにどんなバトルをするのでしょうか!!?』




現在の状況

ナンジャモ    ダイゴ
×ロトム     ×ドリュウズ
×エレキブル   ×ユレイドル
ライチュウ    アーマルド
???       ???
???       ???
???       ???
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。