週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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PWCS:準々決勝第二試合 ナンジャモ VS ダイゴ 7th

「バアァァァアリ~」

「メッタァァァ……!!!」

 

ハラバリーと相対する色違いのメタグロス、ダイゴの相棒たる白金に近い色合いのメタグロス。これが最後なのは分かっていた、だが正直な話をするとナンジャモはこの状況に持ってこれたのが奇跡だとすら思っている。何故ならば、サーフゴーにかき乱されるとばかり思っていたので、あれをマルマイン一匹で突破出来たのは本当に奇跡に近いとすら思っている。

 

「石の煌き……絆となれ!!メタグロス、メガシンカ!!!」

「メッタァアアアアッ!!!!」

 

メガシンカを果たす事で更なる力を手に入れるメガメタグロス、ただでさえ強いポケモンがメガシンカする事程、辛い物はない。だからこそバトル中に行えるプラス要素でランキングを作ってみるとメガシンカが上位に来るのも当然という物だろう。だが―――素直な事を言ってしまえば、ナンジャモは冷静に今の状況が楽になっている事に気づけていたのだ。

 

「(サーフゴーを出してくれたおかげで凄い冷静になれてるんだ……いやうんあそこまでとんでもない特性持ちも中々居ないからなぁ……)」

 

サーフゴーという変化技を型破りでもなければ通用させる事が出来ないという特性持ち、それとのバトルがいい意味で慣れとなっているのか、ナンジャモは想像以上に気楽にメガメタグロスと、向き合う事が出来ていた。何がメガメタグロスだ、体力以外が全般的に上昇して物理技が特性でパワーアップしてるだけじゃないか……あれ結構手強くない?

 

『NEXT BATTLE ハラバリー VS メタグロス!!3、2、1……BATTLE START!!』

 

「メタグロス、素早く―――コスモパワー、力強く―――コメットパンチ!!

 

素早く防御と特防を高めつつも一気に加速して突撃して来るメタグロス、パンチとはお世辞には言えない突撃にナンジャモは笑みを崩さない。

 

「おおう早速来るねぇ!!素早く―――両壁!!力強く―――パラボラチャージ!!!

バリバリババリィ~……バリリリッ……!!バアアアリイイイイイッ!!!

 

壁を展開しつつもコメットパンチをまともに受ける、だがそれによって特性が発動。充電状態となったハラバリーは頭上へと撃ち出した電磁球から無数の雷撃を振り下ろさせた、ハラバリーの特性、電気に変えるでダメージを受ければ充電状態へとなる、それによってパラボラチャージは力業と相まって凄まじい規模になり、メガシンカで得たスピードでもメタグロスは振り切れずパラボラチャージを直撃し、ハラバリーは体力を取り戻す。

 

「流石のスピードだねメガメタグロス、だったらこうだよ素早く―――エレキネット!!力強く―――冷や水!!

 

頭上から無数に降り注いでくる電気が張られたネット、そして真正面から水の壁。つまり選べという事だ、スピードを落とすか攻撃を落とすかの二択。それならばとダイゴは真っ先にコメットパンチのままエレキネットを突き破らせる。メガメタグロスのパワーをもってすればエレキネットは当然破られるが、電撃が身体に流れて僅かにスピードが鈍る。

 

「この程度じゃ無意味かぁ~……」

「まだまだだね、メタグロス素早く―――高速移動!!力強く―――サイコファング!!

メエエエタァアアアアアッ!!!

 

失われたスピード何て一瞬で取り戻せると言わんばかりに加速したメタグロスはそのままハラバリーへと向かって突撃してくる。

 

「そう来ると思ったよ!!素早く―――電磁波!!力強く―――チャージビーム!!

バリバリバリィ~バアアアリリリリ!!!!

 

電磁波をまともに受けるメタグロスだがそれが如何したと言わんばかりに壁を噛み砕きながらもハラバリーを捉えるが、ハラバリーはよくぞ攻撃してくれたと言わんばかりに至近距離からチャージビームを叩き込む。特攻を上げつつもハラバリーはまだまだ元気そうにしている。

 

「(着実に削られる……立ち回りが本当に安定している……)」

素早く―――怠ける!!力強く―――パラボラチャージ!!

力強く―――コスモパワー!!力強く――思念の頭突き!!

 

高速回復をするハラバリーをコスモパワーをしつつも加速して捉えるメタグロス、だがそれによって充電が行われたのを利用しつつもパラボラチャージでダメージを与えつつも回復してくる。なんて厄介な戦い方なんだ……。

 

『ナンジャモ選手非常に安定したバトルをしております!!着実に、体力を保ちつつもメタグロスを削っていく!!メタグロスの一撃は的確に体力を抉っている筈ですが……』

『電気に変えるでの充電状態からの力業パラボラチャージで本当に上手くカバーしてる……足りなければ早業怠けるで補填する、隙が無い……一撃でもっていかない限り回復されちまう……』

 

「……このままだと、勝てないな……」

 

ダイゴはそう断言した。ナンジャモは勝つ為の戦術ではなく負けない戦術を取っている、手持ちの数からしても有利なナンジャモからすれば当然の戦術で、このままそれに徹せられてしまうと確実にメタグロスを削られ続けていく、そしてハラバリーを倒す事が出来たとしてもその次のポケモンで落とされる……ならばどうするべきなのか、一気にハラバリーを落とすしか自分には残されていないのだ。だがその為の手段は―――ある、このパルデア地方で得た力を使えばいい。

 

「行くぞメタグロス、僕達は勝つぞ、勝つ為に、上に行く為に!!もっと、もっとっもっと輝けぇぇぇぇっ!!!」

「メッタアアアアアアッ!!!」

 

クールなダイゴとしては珍しい、感情を浮き彫りにし、声を荒げながらも懐から取り出したテラスタルオーブをメタグロスへと投げた。大地から競り上がる結晶がメタグロスを包み込んで新たな力を与える。顕現するのは鋼テラスタル、ハラバリーには相性が悪い?いや最適解だ、このまま押し潰すには絶好の暴力だ!!

 

「行くぞメタグロス!!素早く―――コメットパンチ!!力強く――バレットパンチ!!!

メエエタアアアアアアアアッ!!!!

 

先程とは違う、テラスタルが輝いて鋼タイプの威力を増強している。ハラバリーは咄嗟に構えるが、それすら超えるようなスピードで飛来したコメットパンチはハラバリーを捉えて吹き飛ばした直後、その身体に砲弾のようなパンチが無数に突き刺さった。

 

「バアアリィィィッ……!!」

「ハラバリー頑張って!!素早く―――怠ける!!力強く――パラボラチャージ!!

「させるなメタグロス!!連続で素早く―――コメットパンチ!!力強く――バレットパンチだ!!!押し切れえええ!!」

 

最早戦術という物は存在していないと言わんばかりの大攻勢がそこにはあったのだ、高速回復しながらもパラボラチャージを展開してメタグロスの体力を削るハラバリーとそれを承知の上で真っ向から攻撃をしまくるメタグロス、削った体力を回復されるがそれをさらに削る、最早ループしていると言ってもいいそれだが、限界は来る。問題は何方に訪れるかという事で―――

 

「バ、バアアリィィィッ……バリイイイイッ!!?」

『均衡が崩れたぁ!!!ハラバリー吹っ飛ばされたぁ!!!』

「決めるぞメタグロス、素早く―――バレットパンチ!!力強く―――コメットパンチだぁっ!!!!

メエエエタアアアアアアアアアアッ!!!!

 

ハラバリーは空中で全方位から拳の弾丸を喰らい、銀色の彗星となったメタグロス渾身の拳がハラバリーへと突き刺さった。空中からフィールドへと落ちていくハラバリー、だが

 

「バアアアアリイイイイイイイイイッ……!!!!」

「メタアアアッ!!!?」

「メタグロス!!?」

 

これまでのダメージで溜まった充電、せめてこれだけでもお前に返してやる!!!と言わんばかりの大放電を始めたハラバリー最後のあがき、メタグロスはそれをまともに受けてしまったが、持ちこたえた。それを見たハラバリーは静かに目を閉じながらもフィールドへと落下し、動かなかった。

 

『ハラバリー、戦闘不能!!メタグロスの勝ち!!!』

『テラスタルを行ったメガメタグロスがハラバリーを下した!!ですが最後の最後の一撃は、メタグロスにいい顔をさせないと言いたげな根性を感じます!!さあこれでナンジャモ選手、残すは最後となった1体!!メタグロスはダメージが大きい、これだけ見ればナンジャモ選手が有利ですが、何が起きるか分からないのがポケモンバトルです!!!』

 

「有難うハラバリー、本当に有難うね……」

 

遂に自分も最後のポケモン、ここまで追いつめられたが、こうなったら最後のど根性でいくしかない。此処まで来たら精神力で相手を上回るしか勝つ方法ない。そしてこのポケモンでそれを成す。

 

「行くよ……GOゴロォオオニャ!!!」「ゴオオオオオオオオオオオオオン!!!!」

 

To Be Continued……!!

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