週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ?:謝罪……?

「本当にすいませんでした!!」「ごめんなさい」

「いやお二人に謝られてもぶっちゃけ困るんですけど……」

「同じく……というかボクに至っては全然被害受けてないし」

 

ラビの家にやって来たサトシとレッド、新旧の世界チャンピオンの来訪ではあるのだが、この二人に至っては頻繁に訪ねて来るというかパルデア地方内における拠点の一つという扱いを受けている。一応自分の家なんだけどなぁ……と思いつつも受け入れている自分がいて溜息をつきたくなるラビだが、そんな家主に頭を下げる二人がいて、キバナやカルネは驚いてしまっていた。

 

「おいおいおい如何してラビに頭下げてんだサトシ、なんだこいつになんか迷惑かけたのか?」

「俺自身は掛けてないんですけど……いや結果的に俺が迷惑かけてるよなぁ……」

「レッドさんも、何がってラビさんにごめんなさいしてるのです?でも大丈夫なのです、ラビさんが優しいですから理由を話して謝れば許してくれるのです」

「……有難うアンシャ」

「―――ウチの子、天才?ねえあれ凄い天才的やり取りよね、ねえねえねえねえねえそう思うでしょオニオン君」

「あ、あの僕に言われても困るんですけどカルネさん……」

 

実際問題として、何で頭を下げられているのかをラビとナンジャモは理解していない。突然やって来てお土産、というよりも謝罪の品的なノリでお高めのお茶菓子を手渡された直後に謝られているのでナンジャモ共々、頭に???状態である。

 

「まあ兎も角さ、二人とも取り敢えず座ったら?お茶でも飲みながらゆっくり話聞こうよ、ラビの家でそんなシリアスモードなんて似合わないし」

「どういう意味だサザレお前こら」

 

そんなサザレの一言もあって、一先ず居間に引き入れてそこでのんびりと腰を落ち着けてお茶を飲みながら、話を聞く事になった。まあキバナに至ってはテレビの前で堂々と横になりつつも腕を枕代わりにしている訳だが……

 

「ンで一体何事なんすか」

「えっと、ラビさん最近庭への侵入者ってどのぐらいいました?」

「まあ何時も通りに多いですね、ひいふうみい……大体24人ですね、7、8人グループでやって来るのが一番多い感じですね」

「でも毎度毎度見事に全滅させてるよね」

「ラクアの一件でウチが襲われた時を教訓にして、警備班と偵察班が自主的に襲撃時のマニュアルを作ってますからね。迅速に応援と避難が行われるようになってます」

「もうやってる事が人間のそれね」

 

エクスプローラーズだけに限らないが、以前にはロケット団やら観光客やら売名目的の馬鹿共など……この庭への侵入を企む愚か者は多い。それ故にそれに対応する為のあれこれも準備済み。

 

「んでそれがどうかしました?」

「―――……じ、実はえっとその……」

「サトシさん顔色が悪いのです」

「もしかして、侵入者の中にサトシ君の知り合いが混ざってたとか……?」

「……いやそれよりかはマシです、じ、実は……」

 

漸く口を開き始めた事だが……その内容はラビからしたら別にサトシやレッドが謝るような事などではないのに……とため息をついてしまった。

 

「つまり、あの馬鹿共はお二人のファンで私らの邪魔をしようとしたと?」

「はい、そうみたいで……ジュンサーさんからそう聞きました」

「……そういう連中かぁ……はぁっどこの世界でもいるんだなぁ……」

「本当ねぇ……」

 

そういう事かと一番納得している、というよりも溜息をついてしまっているのはキバナとカルネ。有名インフルエンサーと大女優である二人には多くのファンが付いているし、それらから圧倒的且つ熱狂的な応援を向けられる事など日常茶飯事。そして今回のそれは極めて似通った事例、というかキバナ自身も似たような事例を経験済みだったりもする。

 

「オレ様の場合はダンデのファンに出くわして互いが互いに煽りまくった結果、路上でポケモン交えた大乱闘だったぞ。怪我人も出てオレ様達のバトルも中止にせざるをえなかった」

「……正直、俺達が謝るのは筋違いだとは思うけど謝らないと気が済まない」

「まあぶっちゃけ当人共らに謝罪させるのが一番の筋ですからねぇ……」

 

今回、サトシとレッドのファン達が結託してナンジャモも滞在しているというラビの家に侵入して試合準備の妨害を企て今回それが実行されたのである。結果から言えばそれは全て庭の警備班によって全て阻止された訳だが……小賢しいのが実行犯の一部は金で雇われたならず者、一部はラビが叩き潰したロケット団の残党まで混ざったりもしていた。

 

「それによってかなりの大人数の逮捕が決定したみたいで……俺も色々ジュンサーさんに話を聞かれて……なんていうか、凄い嫌な気持ちになったけどラビさんはもっと大変だったと思うと……」

「いやそれでサトシさんとレッドを問い詰める程俺は人間終わってませんよ、有名税って奴だと思って諦めるしかない類のもんですし、終わっているのはそのファンの人間性ですよ。だって、邪魔して勝たせようとするとか、サトシさんとレッドの実力を信じてない良い証拠じゃん、もうファンじゃない、そういうのはもう気にしないに限る」

「……ラビならそういうと思ったけど、だからと言って謝らない理由にはならない」

「だとしても謝る理由としても足りないよ。こちとら既にガラル地方では評判最悪且つネットでは色々と言われている類の人間なんだ、気にしてねぇよ」

 

もしも、次何かして来るのならば……実力で思い知らせるだけの話でしかない。いざという時にはラティオスやバドレックス、ダークライ、そしてキュレムに全力戦闘を許可する旨を伝えてある。そちらが踏み込んで来るのであればこちらとて容赦はしない、それだけだ。

 

「んじゃまあそれは終わりって事でいいよなナモ公」

「うん。というかマジで被害受けてないからボクからしたら何とも言えないってのが本音だよ。えっそんなのあったの?って思う位には」

「まあそっちの耳に届く前に俺が処理してるからなぁ……というかジュンサーさんにまたですか……大変ですね、みたいな顔されるのが気まずい」

「ホントだよね」

 

 

 

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。本日もゲスト付きです」

「おはこんハロチャオ~!!貴方の目玉をエレキネット!!何者なんじゃ、ナンジャモで~す!!!」

「ポケモン、ゲットだぜ!!皆、今日もポケモンバトルしてるか?俺は相棒のピカチュウと一緒に毎日楽しんでるぜ!!俺サトシ!!こっちは相棒のピカチュウ!!」「ピッピカチュ!!」

「……レッド」

「本日はこのメンバーでいきます、そして今回ご紹介するのは此方」

「メガニュッ~」

「メガニウムです」




現在活動報告でアンケートを実施中です。気が向いたらそちらもご覧になってみてください。

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