週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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これ、何話になるんだろう……。


PWCS:準決勝第二試合 サトシ VS ラビ 9th

「誓いを果たす力を、憧れを超える力を此処に、限界と可能性を、超克せよ、メガシンカぁ!!」

「ゴウゥゥゥウッ……ガァアアアアアアアアッ!!!」

 

 

「行くぜゲッコウガ、俺達はもっともっと強くなる、もっと上へ、もっと先へ!!ゲッコウガ、君に決めた!!行くぞメガシンカ!!」

「コウゥゥゥゥゥゥッ!!!!」

 

胴体・腿・前腕・頭部が忍装束のような深い黒で統一されていくゲッコウガ、だがサトシのゲッコウガは絆変化によるそれの面影を残し、漆黒の忍装束を身に纏ったサトシのようにも見える。対するラビのゲッコウガは黒さの深さが更に増して、最早闇その物のような黒となった。その暗さは、この明るさでは逆に仇となるが、望む所。メガゲッコウガはメガシンカを最大限に利用する為に敢て忍ばず、自らを囮のようにして、自らを攻撃しようとする物を逆に仕留めるスタイルを取る。そして―――メガゲッコウガは巨大化した水手裏剣を高速回転させ、まるでドローンのように宙に浮かばせてそこに逆立ちになっている。

 

『出たあああああ!!これがメガゲッコウガぁ!!!メガシンカポケモンの中でも特に新しい部類に入る新メガシンカポケモン!!そしてサトシ選手のゲッコウガは不思議な姿のままメガシンカを行っているぞ!!これは何と表現するべきなのでしょうか……!?』

『こればっかりは何とも言えませんが……素直にメガサトシゲッコウガ、で暫定的に呼ぶしかありませんね』

 

メガサトシゲッコウガ、こうしてみるのは二度目。あの時はダイケンキ、今はメガゲッコウガと……こうしてみると自分のゲッコウガとは全く違う。まず、分かり易いのは水手裏剣に逆立ちするのではなく、元のサトシゲッコウガのように水手裏剣を背負っている。それ自体も巨大化しているが……肩に追従する様に二つの小さな水手裏剣がドローンのように浮かんでいる。

 

「行くぞゲッコウガ!!水手裏剣!!」

「コオオオゥッ……ガアアッ!!!」

 

肩に追従していた水手裏剣を掴むと、それは一気に巨大化した。身の丈程はある物へとなりながらもそれを投擲すると瞬間的に空気がびりびりと震えながらも衝撃波が巻き起こった。投擲された水手裏剣は真っ直ぐと向かって来るが、メガゲッコウガは全く焦らずにそれを見つめていた。

 

「やるぞゲッコウガ、伊達にメガポケモンと戦い続けた訳じゃねぇって事を見せ付けるぞ」

「ゴウッ」

素早く―――剣の舞、力強く―――辻斬り!!

ゴゥゥゥゥッ―――ガァッ!!!

 

ゲッコウガは剣の舞で一気に攻撃を高めると背中にサトシゲッコウガはやっていたように水手裏剣を出現させるとそれを一気に引き抜いた。引き抜かれた水手裏剣は一対の刀へと変貌しそれによって繰り出された斬撃は二つの水手裏剣を両断して後方で爆裂させた。

 

「ゴウッ……!!」

「面白い使い方をするな!!ならこっちもだ!!ゲッコウガ、素早く―――居合切り!!力強く―――辻斬り!!

コゥゥゥウゥッ!!!

「迎え撃て!!素早く―――燕返し!!力強く―――辻斬り!!

ゴゥゥゥゥゥウッ!!!

 

一直線へと向かっていくゲッコウガ達、大上段からの振り下ろしと真下からの掬い上げる様な燕返しが激突、互いに切り抜けながらも今度は同時に回転しながらも水手裏剣を刀にして鍔迫り合い。互いの位置が激しく入れ替わりながらの斬り合いが艦を揺さぶっていく。

 

「コウガ、コウッガッエエェェガアアッ!!!」

「ゴウッ!!ゴウゥゥガアアアゲェアアアッ!!!」

 

 

「メガサトシゲッコウガと対等にやり合ってる……!!?」

 

水のエキスパートのカスミはメガゲッコウガの強さを目に焼き付けながらも、羨ましく思いながらもその光景に興奮出来ず、困惑すら浮かべていた。あの状態のゲッコウガは自分のメガギャラドスすら凌駕するパワーがあるというのに……。

 

「いや技の上手さではラビさんのゲッコウガの方が一枚上手なんだ」

「僕も同感だね。体重移動と一撃一撃を振るう際の力加減が絶妙だ……しかもメガゲッコウガの狙いは全て急所だよ」

「うん……本当に凄い」

 

タケシとデント、そしてアイリスはメガゲッコウガの技の上手さが圧倒的なスペックの差を埋めている事を見抜く。膨大な戦闘経験が支える卓越した技術がメガサトシゲッコウガの技を受け流している。

 

「伊達にラビの庭の警備班って訳じゃないのさ、あのアーマーガアたちがいる庭だよ?」

「「「な、なんて説得力……」」」

「うおおおおおおおおっなんて美しいお姉様♡」

 

偶然近くに座っていた女性がその理由を言ってみると思わず納得してしまった。それよりもタケシはその言葉を告げた女性に釘付けになってしまった。

 

「貴方はもしやアローラ地方初のスーパーアイドルモデルのイクハ御姉様では!!?」

「おや、僕を知っているのかい?光栄だね、でもサインはもう少し待って貰えるかい?このバトルは、見逃せない」

 

その視線は何処までも鋭く、そして猛烈な熱を帯びてラビへと注がれていた。あの姿は……自分が惚れた男の姿その物だったから……別れてからも彼の事は追っていた。各地方のバトルも、チャンピオンリーグも……。

 

「行けええラビッ!!!そのまま押し切れぇ!!!」

 

 

「ゲッコウガ、水手裏剣を狙え!!」

「ゴウゥゥゥッ!!」

 

その指示の切れ目にメガゲッコウガの一太刀がメガサトシゲッコウガの頭部を捉えた。激しい痛みと衝撃が押し寄せて来るが、それを必死に食いしばりながらも前を見る。

 

「コウ、コウゥガァァッ!!!」

「ゴウッ……ゴウガァッ!!?」

 

攻撃が外れたと思った直後に背後で激しい爆発、メガゲッコウガの浮かんでいた水手裏剣が激しく爆発し、その爆風を諸に受けてメガゲッコウガの体勢が崩れたのだ。

 

素早く―――燕返し!!力強く―――居合切り!!

ィィッィイエエエッコウッ!!!コオオオッガアアアッ!!!コゥゥゥガアアアア!!!

 

鋭いアッパーカットからの踵落としの燕返しの連撃の直後、再び低い姿勢から鋭いも力強い居合切りがメガゲッコウガの身体を切り裂いた。激しいダメージを受けながらもメガゲッコウガは倒れない、まだまだやれるぞという思いがメガストーンを通じてラビへと届く。

 

「よく耐えた!!纏めて返せ、カウンター!!!」

「ゴゥゥゥゥウウウウガアアアアッ!!!」

「コウゥガァァァッ……!!!!???」

 

これまでの痛み、それを掌に集め、それを光球の形にしながらもメガサトシゲッコウガへと押し付ける。それは一気に炸裂し、メガサトシゲッコウガを一気に吹き飛ばした。サトシも激しい痛みを覚えるが、己と共にあるポケモンの意志は全く折れていない事を悟ると痛みを笑い飛ばす。

 

「ゴウ、ゴウウゥッ……ゴウゥッ……ガァァァッ!!!!」

 

また、瞳だけで会話が起きた。

 

『まだまだ勝負はこれからだ……!!!俺は負けぬ、決して負けぬっ!!負けてなる物かぁぁぁぁ!!!』

『それは俺とて同じ事……この絆に懸けてな!!』

 

そして、互いのトレーナーが叫んだ。

 

「「次で決めるぞ!!」」

 

「ゴウッ!!ゴオオオオオオオッ!!!!」

「コウッコウゥゥゥゥウウウウウ!!!」

 

メガゲッコウガは再び巨大な水手裏剣を生み出すとそれを掲げて更に力を込める、それは激しい竜巻のように渦巻き、メガシンカエネルギーまでも混ぜ込まれ、虹色に輝く巨大な手裏剣と化した。

 

メガサトシゲッコウガも同じように技を練るが、背負っている水手裏剣と追従する水手裏剣を重ね合わせた。それらは一瞬重ねると、それぞれが別の角度に向き直ると一気に高速回転を始める。三つの線は次第に完全な球体へとなり、一気に肥大化していく。

 

「「猛々しく―――水手裏剣!!!」」

「「ゴオオオオッッガアアアアアアアアアアアア!!!!」」

 

最強の一撃が投げられる、それはフィールドを抉るように突き進み、互いの意地を懸けるように激突した。それぞれが、お互いの起爆剤になったかのように巨大な水柱となって視界を塞いだ時―――その先に勝者が立っていた。

 

「「……」」

 

何方も未だ健在、まだバトルは続く―――と誰がも思っていた時、メガゲッコウガが崩れるように落ちた。それでも必死に膝を突き、まだやれると言いたげだったが……糸が切れた人形のように本当に崩れ落ち、メガシンカが解除される。

 

『ラビ選手のゲッコウガ、戦闘不能!!サトシ選手のゲッコウガの勝ち!!』

『だ、大激戦のメガゲッコウガ同士の衝突はサトシ選手に軍配が上がったぁぁぁ!!!忍びなれど忍ばない、だがそれゆえド迫力の超バトル!!そうだよ俺はこういう試合が見たくて実況やってんだよかあああ燃えるよ畜生燃えちまうよ!!!しかもこれでまだ終わりじゃない!!お互いにポケモンが二匹となり互角となった!!まだまだ終わらないぞ準決勝第二試合はぁぁぁ!!!』

『もう実況じゃねぇだろアンタ……』

 

「ゲッコウガ、お疲れさん……伝わって来たぜ、お前の勝利への執念……」

 

キーストーンへ震える程に伝わって来たゲッコウガの激情、圧倒的な格上にあれだけやってくれたら……もう止まれない。その激情、少しだけ借りる事にする。

 

「ゲッコウガ、まだいけるよな!!」

「コウ……コウガッ!!!」

 

まだまだやれると言いたげなメガサトシゲッコウガだが、カウンターも決まり、ラストの水手裏剣もノーダメージだったわけではない……メガゲッコウガは意地を見せた、激情で俺を奮い立たせてくれた、憧れへと肉薄して見せた……ならば今度は俺達のリベンジマッチと行こうじゃないか……!!

 

「行くぜ相棒……俺達の最高のバトルにしてやろうじゃねぇか……GO!!!ダイ、ケンッキィィィッ!!!」

「―――……ケエエエエエエエエエエエエンッ!!」

 

『遂に出たあああああっ!!!ラビ選手最強にして最高の相棒たるダイケンキがその姿を現したぁぁぁ!!!メガサトシゲッコウガ対ダイケンキ、これはどんな戦いになるのか予測も出来ない!!!』

 

「遂に出て来たなダイケンキ。ゲッコウガ、あの時と同じだって油断するなよ!!」

「コウガ!!」

 

「相棒、チャンピオンに叩きつけてやろうじゃねえか!!俺とお前、俺達が、伊達や酔狂で此処まで来た訳じゃないって事を!!」

「ケエエンッ!!!」

 

 

To Be Continued……!!




現在の状況

サトシ        ラビ
×シャリタツ     ×クレッフィ
×ドダイトス     ×チオンジェン
×マスカーニャ    ×ポリゴン2
×リザードン     ×ゲッコウガ
ゲッコウガ      ダイケンキ
???          ???
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