週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ?:フィールド問題の解決案?

 

「ほい、ラビさんのスペシャルモーニングセット」

「今日も美味しそうね、レシピ貰ってもいいかしら」

「あとで書き起こしときますよ」

 

今日も今日とてラビはいつも通りの日常を過ごす、PWCSの戦闘準備期間とは思えない程ののんびりとした時間が流れている。今日もポケモン達の食事の残り物フル活用ではあるが、食べている側としてはそんな事を一切感じさせないので食べていて幸せいっぱいである。

 

『PWCSの特設スタジアム艦は白熱するバトルに耐え切れずに緊急の整備を迎えていますが、かねてより検討されていた手法でこの問題の解決に成功したとの事です。これによって整備期間の延長などは無くなり、今後もこの手法の活用法が期待されているとの事です』

「これ、どういう手法なのかしらね?」

「スタジアムはオレ様としても気になるからな、どういう事なんだろうね」

 

レビの言葉に続くようにキバナも口にする。特にガラルはダイマックスの関係でそれらは急務とされている問題でもあり、各スタジアムには専用の整備チームが幾つも存在しており、バトルが行われるたびに整備が行われて、常にベストの状態を維持する為に心血が注がれている訳だが……昨今は業の影響でダイマックスバトルよりも更に激しさを増しているので今回の特設艦の多すぎる整備問題を笑う事などは出来ない。寧ろ、ポケモンバトルの歴史が積み重なれば重なる程にフィールド問題も加速しているのがバトルにおける最大の問題とも言われている。

 

「ラビ氏、これ何か知ってるか?」

「一応知ってる、クッソ力技で笑うぞ」

「えっ力業?」

「そっちじゃねぇ」

「今のボケはないわキバナ氏」

「色々言ってる癖に何でそっち方面に玄人面出来るようになってんだナモ公この野郎」

 

兎も角、特設スタジアム艦の解決方法というのは―――以前検討された方法の再利用である。

 

「再利用って……フィールドの装填、だったか?ダメになったらフィールド自体を変えるって奴」

「そうあれ」

「えっでもそれをやるには大掛かりな整備がいるでしょ?整備というか最早新しく作り直すレベルのが必要だと思うんだけど……」

「えっ如何やるんですかラビさん、私、気になりますチャンピオン的にも」

「ウチもだし」

 

ちゃっかりと泊っているユウリの輝くのような瞳にロルも乗っかる、因みにラシーマもそこにいて確りとメモを取ろうとしている辺り流石である。

 

「別で整備したフィールドと今あるフィールド自体を入れ替えるのさ」

「いや、ラビさんそれサラッと言ってますけどそれ自体がとんでもなく無理ゲーなのでは……」

「ラシーマさんと同意見です、ポケモンのトリックやすり替えとは訳が違いますよ?」

「いや、原理的にはそれこそトリックと同じだ。ただ、その出力が桁違いなだけだ」

 

そう言いながらもラビはとある物をテーブルの上に置いて見せた、それは何かのシリンダーのような物の中に入った正八面体の翠色の結晶体のような物、それを見つめる一同はアンシャのキレイなのです……という言葉に思わず頷いてしまった。

 

「こいつは俺が提案した物でな、そのためにも俺もちょこっと手を貸させて貰った」

「なんなの、お兄ちゃんこれ」

「これは分かり易く行ってしまえばエスパーパワーの結晶体、複数のエスパータイプのエネルギーを収束させていくとその力は空気と反応して結晶化する。これ自体は見本だけど、本当の結晶にはそれこそ凄まじいパワーが宿る」

「それで?」

「この結晶を使えば通常では大出力と大規模でエスパー技を繰り出せる、例えば……地上から遥か上空にポケモンを飛ばしたり……フィールドその物を入れ替えたりな」

 

今回、特設艦のトリックの為に提供した結晶はラビのポケモン達が制作した物。それにはバドレックスやラティオス、デオキシスの三体のエスパーパワーを一点に収束させて制作した物でフィールドをトリックで入れ替える事も可能、と言ってもその結晶の力を制御するのはポケモンリーグ専属のトレーナーのフーディンとネイティオ、そしてゲンガーが三匹掛かりで行うらしい。

 

「そ、そんな事が可能なんですか!?」

「可能なんで御座います。俺はこいつでレッドと一緒にとあることをした事がある」

「何したんだよお前……」

「爆弾をね、大気圏外へ」

「ちょっと詳しく聞いても良いですか!!?」

「ロケット団関連だからレッドの許可取れたら存分に話してやるよ」

 

あの時は本当にこれをよく思いついたものだと自分を褒めてあげたくなった、天空を突き抜けて大気圏外へとの射出が本当に上手くいって心から安堵した。その時はレッドのラプラスのサイコキネシスの力も借りつつ、自分のポケモン達が結晶を作っている間は自分達の妨害をしようとしてくるロケット団員100人とのバトルで本当に大変だった。射出した後は助けに来てくれたワタルのカイリューの神速で無理矢理脱出、その最中だって基地の自爆装置が起動したりでどこぞのメトロイドみたいな気分になった。

 

「まあ兎も角、特設艦の改造は間に合わないからこういう力技で代替するって事だ。多分大会終わったら本格的に改造に入るんじゃないかな。金は腐るほどあるだろうし」

「というか、ラビさんもラビさんで凄い発想力ですね……エスパーパワーを結晶化……ブリムオンとずっといますけどそういうのは全く思いつきませんでしたよ」

「サトシさん多分直ぐ思いつくぞ」

『あれは例外だろ』

 

そう言われてまあそうか、と納得する。ルギアの一件で集めたあの宝も恐らく三鳥のタイプの力の結晶化したような物だし多分思いつくとは思うのだが……というか改めて思うと毒々玉とか火炎玉とかそういうアイテムだってある訳だし……。

 

「まあ兎も角ナモ公、これでフィールドの心配はする事ないから安心して暴れろ。俺もレッドとのバトルはフィールドぶっ壊す前提というか加減する気ないから」

「いやぁ……解決方法あるとしても整備班のあれら見てそういう気にはならないかなぁ……バトルになったら考えてる余裕ないだろうから多分、気にせずに大技ぶち込みまくると思うけどさ……」

「そう言えばラビ、サザレは?」

「あいつは夜遅かったからな、まだ寝てる」

 

流石にやり過ぎたと反省しているラビ、後で消化の良いご飯を持って行ってあげようと思いつつも朝食を取るのであった。

 

「そうだライナン、折角だから次の配信何やるかお前決めていいぞ」

「えっ俺がですか?」

「ああ」

「え~っと……それじゃ俺の好きなポケモンで」

 

 

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。本日はゲスト付きです」

「よおっ元気か皆、ガラルのジムリーダーのオレ様キバナだぜ!!」

「おはこんハロチャオ~!!貴方の目玉をエレキネット!!何者なんじゃ、ナンジャモで~す!!!」

「どうも皆さん、ブリーダーのライナンです」

「本日はこのメンバーでいきます、そして今回ご紹介するのは此方」

「スバァァンッデエン……」

「デスバーンさんです」

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