週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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PWCS:3位決定戦 サトシ VS ナンジャモ 6th

「ライラライライライラアアアアアイッ!!!」

「―――ガバァッ!!」

「ライライラァ!!!ラアアアイチュウウウァ!!!」

「ガバァァ……!!!ガアアアアアア!!!」

「ヂュゥゥゥウッ……!!!」

 

「踏ん張ってライチュウ!!」「押し切れガブリアス!!」

 

ガブリアスとライチュウの対決は、ライチュウの可愛さが再び出ると思いきや超至近距離での殴り合いとなっていた。一気に接近したライチュウに超反応で瞬撃で攻撃を叩き込もうとしたガブリアスのドラゴンクローをギリギリのところで先読みのような回避をしながらも、身体のひねりを利用しながら尻尾の一撃を叩き込んだライチュウに攻撃を完全に振り抜いた直後なので力こそ籠っていないが、ガブリアスという優れた能力を持つドラゴンの一撃が叩き込まれ、互いの表情が苦悶の表情に染まる。

 

「ライラアアアア!!!!」「ガアアブアアアアア!!!」

 

再び、互いの一撃が掠るように通り抜けた直後に切り返した一撃が炸裂する。今度はそれも覚悟していた為に堪えるが、身体が揺れた直後にガブリアスの顎へライチュウが渾身のアッパーを決める。

 

「うおおっしゃあああ流石ラビ氏の元ポケモン!!ガゼルパンチも習得済みぃ!!」

「負けるなガブリアス!!素早く―――剣の舞!!力強く―――ドラゴンクロー!!!

ガアアバアアアッ……ガッ―――!!?

「ライラアアアイッ!!」「疾風返し!!」

 

ガゼルパンチから繋ぐような回転しながらの鞭のようにしなっていた尻尾の殴打がガブリアスの喉を捉えて、動きを止めた。剣の舞こそ成功したが、動きが止まった所へライチュウは再度飛び込みながらその手に気合玉を生成し、顔面へと叩きつけた。

 

「ガアアッ……!?」

「動きを封じる、素早く―――草結び!!力強く―――瓦割!!叩き込めぇ!!!」

「負けるなガブリアス!!お前の根性を見せてやれ!!」

ガアアアッ……バグアアアアアアアア!!!!

 

縛り上げるように地面から伸びた草が身体を拘束し、そこへ再び顔面狙いの瓦割が迫るが……雄叫びを上げて無理矢理に首から上を動かし、水中から飛び出しながらも噛み砕くを繰り出すサメハダーのような迫力を纏いながら噛みつかんとするガブリアスに咄嗟に身体を捩って回避しようとするのだが―――

 

「ラ、ラアアアアアイッ!?」

「ガアアアアアアアアアブアアアアアアアアア!!!!」

 

サーフボードのようになっている尻尾部分と身体を繋ぐ尾の部分に歯を引っ掛けるようにしてライチュウを吊り上げるガブリアス、そのまま首だけでライチュウを振り回して動きを封じるとサトシは笑って指示を飛ばす。

 

「頑張ってライチュウ!!雨乞い!!」

「今だっ!!力強く―――流星群!!!

ガアアアアバアアアアッ……バアァァウッッッ!!!

 

首を上へと向け、ライチュウごと流星群のパワーで包み込んでそのまま勢いよく打ち上げる。凄まじい速度で打ちあがった流星は空へと登っていき、遂に炸裂しようという時に―――

 

ライライラライライライライライライライライライラアアアアアアアアアアアイッ!!!!

 

ライチュウの叫びと共に呼ばれていた雨雲から雷が落ちて、それが流星を貫くとそこから雷に乗りながらもその周囲に流星群を纏い、まるでカイリュー星群のような状態となっているライチュウが飛び出して空を駆け抜けていく。

 

『ラ、ライチュウが流星群を纏っているぅっ!!!?』

『流星群に稲妻が走ってる、まさか雷を流星群に纏せて、それをサイコパワーで操ってるのか!!?』

 

「うおっしゃあああっこれが対ドラゴンタイプ戦術、ボク流の流星群封じだ!!」

「そうか、まだ広がる前の状態なら制御を奪う事も可能なのか……!!一本取られたけど、ガブリアス!!お前のパワーは流星群頼りじゃないって所を見せつけてやろうぜ!!」

「ガアアアアアバアアアアア!!!」

 

空を疾駆するライチュウを見据えるガブリアスは全身からドラゴンタイプのエネルギーを溢れ出させたのか、青赤黒い稲妻をその身体へと纏った。大地から空へと差し向けられる龍の雷、それを見下ろすは龍の力をも手にした雷、それが一転して一気に向かう。

 

「名付けて、彗星サーフライド!!!ぶっ飛ばせえええ!!!」「ライラアアアアアアアイッ!!!!」

「ドラゴンZワザ並のお前の全力を見せてやれ!!ウルトラドラゴンダイブ!!」

「ガアアアアバアアアア!!!」

 

フィールドに無数の亀裂を残すと共に飛び立ったガブリアスと天から真っ逆さまに大地から飛びだったガブリアス目掛けて急降下どころか落下する勢いで加速するライチュウ、天と地の狭間で、両者が激突した時、激しい閃光と共に衝撃波が世界へと向けて拡散していく。ドラゴンタイプの本気の激突を思わせるそれ、爆炎と衝撃波と光の中で何かが落ちたような音だけがサトシとナンジャモの耳に届いた。何方が―――と思った先にあったのは……

 

「ラ、ライィィィ……」「ガ、バアアアアゥ……」

『ライチュウ、ガブリアス、共に戦闘不能!!!』

 

相打ちという結果だった。この結末にサトシは驚いていた、Zワザのドラゴン系、アルティメットドラゴンバーンから着想を得たドラゴンダイブの発展形、それを真っ向から撃ち合えるような技を放たれるとは思わなかった……だがある種これも当然かとも思った。

 

「(アローラライチュウにもあったな……ライトニングサーフテールっていうZワザ……あれも、多分その系統だ……)ガブリアス、よくやってくれた、ゆっくり休んでくれ」

「ライチュウ、有難う!!よくガブリアスを倒してくれたよ!!」

 

これで互いに三匹を切り、ナンジャモは残り二匹……厳しい状況ではあるが、まだまだ勝負は終わっていないのも事実。

 

「よし、メルメタル!!君に決めた!!」「メッテァァァァ!!!」

「さあ行くよ、GOゴローニャ!!」「ゴッロオオオオオンンニャ!!!」




サトシ       ナンジャモ
ヌメルゴン×‬    ×ジバコイル
フシギダネ‪×    ×マルマイン(ヒスイ)
ガブリアス‪×    ×エレキブル
メルメタル     ×ライチュウ(アローラ)
???        ゴローニャ(アローラ)
???        ???
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