「素早く―――充電!!力強く―――10万ボルトォ!!!」
「バアアリイイイイイッ!!!」
未だキョダイマックスするメルメタルに対して10万ボルトをぶつける、キョダイマックスしているメルメタルにとっては小さな量の電撃な筈だが……ナンジャモ曰く、ハイパー超電磁砲で消耗している為にこれだけでも十分すぎる脅威になっており、気を抜いてしまうと時間切れが来るよりもずっと前にキョダイマックスが切れてしまい、そのまま崩れ落ちてしまいそうな気持になっている。
「メルメタル、気合入れろ!!ダイスチルだ!!!」
「メエエエルルルルルウウウウウウッ!!!!」
サトシはキョダイマックスしているが故にそれが変化している事に気づかなかった。ダイスチルはキョダイユウゲキというメルメタル専用のキョダイマックス技へと変化している、と言ってもパット見はダイスチルと変化はないのでわからなくても無理はない。そしてダイマックス技は基本的にその規模が圧倒的な広範囲で面制圧を行う為に回避が不可、ゴーストタイプの透過やテレポートで一瞬で効果範囲から逃れるでもしないと必中。
「バリリリリィィィッ‥‥‥!!」
吹き飛ばせながらもダメージを受けたハラバリーは渋い顔を作る、だが同時にハラバリーは笑っていた。これで自分の特性が発動するのだからな、そして―――ランターンだけが特性の修行をしていたと思ったら大違いだと言わんばかりにその身体で膨大な電力が生まれ始めていく。細胞一つ一つが電力を生み出し、それが接続される事で爆発的な電力へと昇華される。
「素早く―――雷!!力強く―――充電!!」
放たれた一撃は天から落とされた、放たれた雷撃は神の雷が如く。ハラバリーの特性が生み出した電力が呼び水となって天から雷が雨のように降り注ぎ、メルメタルを打ち貫いていく。
「メエエ、ルルッルルゥゥゥゥ……!!?」
「メルメタル、ダイアースだ!!」
「メエエルルルラアアァアア!!!」
地面を殴りつければ、そこから衝撃波が伝播してハラバリーへと向かっていく。最後の一撃は効果抜群の技、笑えないだが対応出来ない訳ではないとナンジャモは笑うのだ。
「素早く―――充電!!力強く―――守る!!」
「バアアアリィィィィッ!!!バリィィィィィッ‥‥‥!!」
充電を行いながらのバリアを展開して身を守る、それでもダイアースは容赦なく襲い掛かって来るのだが、大地が爆ぜた大爆発がハラバリーへと襲い掛かって天へと打ち上げる。回転しながらも舞い上がったハラバリー、サトシはどうなるかを見た。ダイマックス技は例え守るでも防御しきれないダメージを受ける。
「―――バアアアリィィィィッ!!!」
「なっダメージが少ない!?力業の守るってそこまでの防御力があるのか!!?」
「(いやハラバリー、やせ我慢してるね……だけどそれを糧に前に進むよ!!)そこだ、全部吐き出せぇ!!!力強く―――パラボラチャージ!!!!」
「バアアアアリイイイイイイイッッ!!!!」
迸る電流が龍となりながらも天に太陽のような雷の球体を作り上げ、そこから無数の電撃が放たれてメルメタルを攻撃していく。体力を奪い去りながらもキョダイマックスしたメルメタルを覆い尽くす程の大電撃が放出され、メルメタルを一気に蝕んでいく。
「メエエルララアアアアアッ……!!!??」
「メルメタル、大丈夫か!!?」
「メ、メエエラアァァァァ……」
重々しい音と共に、その身体から何が落ちる。それは液体金属の破片というには巨大すぎる雫が地面をへこませながら地面へと垂れた音。そして続けて崩れ落ちるようにキョダイマックスが解除されながらもメルメタルが倒れ込んだ。2tの巨体が元のサイズになりながらも倒れ込む、そして……メルメタルは全く動かなくなっていた。
『メルメタル、戦闘不能!!ハラバリーの勝ち!!!』
『ハラバリーゴローニャが追い詰めたメルメタルを見事打ち倒してみせました!!見事にバトンを繋いで見せたぞ、しかもパラボラチャージでダメージの回復も行って万全の状態をキープしている!!サトシ選手は残り2体!!ナンジャモ選手、まだまだ逆転の目は残っているぞ!!!』
「よくやったぞメルメタル!!初めてのダイマックス、いやキョダイマックスだったのによくやった。ゆっくり休んでくれ」
ナンジャモの相棒でもあるハラバリー、ランターンと同じように特性までもを徹底的に鍛え抜く事で電気に変えるが強化され、力業充電を行ったような電力を一気に溜める事が出来るようになっている……鋼タイプのメルメタルには辛い相手だったか……そう思いながらも新たにボールを手に握り込む……。
「ピカピ?」
「いや、ちょっと思い出しちゃってなピカチュウ。そうだな、あの時と一緒かもな……それじゃあ、行こうぜ!!」
そう言って投げたボール、飛び出したのポケモンは雄叫びを上げながらも特設艦を閃光となりながらも飛び回った。その姿からどんなポケモンかと皆がワクワクを募らせていた、そして光が徐々に弱まってその姿が遂に露になって来ると……サトシが決め台詞を言う。
「頼むぜ」
「ァアアアアアアアアィィッィヨッゴ!!!!」
「アーゴヨン、君に決めた!!!」
『な、何だこのポケモンは!!?わ、私も初めて見ます新種のポケモンなのでしょうか!!?』
『なんだこの、なんて言えばいいんだ!?』
「うわ何この子!?サトシさん一体どんな所で出会ったの!?」
「へへへっちょっとね、こいつはアーゴヨン!!ウルトラビーストとも言われる異世界のポケモンだ!!俺の大事な友達だ、なっアーゴヨン!!」
「アアアアァァァァッ!!!」
繰り出したのはなんとアーゴヨン、ラビがゲットしたマッシブーンと同じくこの世界とはまた違う世界からやって来た謎多きポケモンたるウルトラビーストの一体。そして……サトシとピカチュウと強い絆を結んだ彼にとっての友達の一人。
「あはははっここに来てそんな面白そうなポケモンとバトル出来るの!?くぅぅぅっまさか今になって初めてのドキドキ初見さんバトルが出来るとは……!!ハラバリー、どんな相手が分からないから全力で行くよ!!こうなったらもう出し惜しみはなし!!!」
「グモモモモ~!!!」
「行くぜアーゴヨン!!世界デビュー戦だ!!」
「アアアアアアアアアアアヨゴンッ!!!」
アーゴヨン、出しちゃいました……まああれだよ、あれ。成長して遊びに来たみたいな……。
サトシ ナンジャモ
ヌメルゴン× ×ジバコイル
フシギダネ× ×マルマイン(ヒスイ)
ガブリアス× ×エレキブル
メルメタル× ×ライチュウ(アローラ)
アーゴヨン ×ゴローニャ(アローラ)
??? ハラバリー