週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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PWCS本選トーナメント開始時、540話、現在685話
嘘だろ承太郎、140話以上使って漸く決勝戦まで来てる作品があるらしいぞ。馬鹿みてぇなテンポの悪さだな。

いやほんとこんな作品に付き合ってくださってる皆さま方にマジで感謝を……。
尚、決勝戦が終わったらどうなる?リクエストのドリームマッチが始まる、流石にこっちはちょくちょく挟んでいく感じかな……TVの中継見る感じで。


PWCS:決勝戦、レッド VS ラビ 5th

「アアアアアアアアアアアアアアッ!!!」「ガアアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

開始直後から激しい競り合いが起こっている、互いにもみ合うように飛行し、彼の後に引かれる雲は絡みあう二つの糸にも見えている。

 

「Oh……まさか、ここまでのmaneuverをお目に掛かれるとは……!!」

 

マチスは観客席に座りながら齧る筈だったホットドッグが冷めていくのを無視してその空中戦に夢中になっていた。マチスも元軍人として戦闘機に乗り込んで操縦した経験もあるしドッグファイトの経験もある、そんな彼からすれば空を舞う双方の何れかに自分を投影して、自分がそこにいるかのようにイメージをするのも容易い。

 

「(後ろ、取り切れない、ロックオン、FOX2(火炎放射)……コブラ!?火炎放射で暖められた空気を使って上昇しつつ背後を取った!?エアカッター、Shit、左翼に直撃、損傷軽微、此処はOK High yo-yo……!!このスピードでの……スゥゥゥゥッァァァッ……!!!)」

 

実際にプテラの背中に乗って戦っている訳でもないのに、マチスはその身体にプテラの激しい軌道が描く軌道で巻き起こるGすらもその身体に感じ、呼吸が重く、肺から空気が抜けていく感覚を味わう、そこから急降下でその背中を取り、ストーンエッジを放った時、アーマーガアはグルンと体勢を入れ替えるように裏返ると満面の笑みを浮かべながらも猛烈に翼を羽ばたかせた。それによって羽が勢いよく抜けて視界を羽が覆い尽くした。

 

「(Featherの目晦まし、Noこれはflare!?ストーンエッジが鋼の羽で撃墜されていく!?Oh……)ラビ、ユーのアーマーガアはクレイジーね!!」

 

そんな言葉を笑顔で言い放ったマチスに隣の客はちょうどガラル民であった為にいやホント狂ってるんだよねぇ……と言いたげに頷いた。マチスは再び没頭しようと思った時、漸く手に持っていたホットドッグが冷め、ビールが温くなっているのに気付いて、不覚ネ~と言いつつも笑顔でそれらを頬張り、勢いよく喉へと流し込んで近場でニャースと共に売り子をしている2人組を呼んだ。

 

「Hey!!ホットドッグとビールをプリーズね~!!」

「「毎度!!」」「ありがとニャ~!!!」

 

「……やっぱり、空中戦の腕前は遥かに上をいかれてるな」

「ァァァァァ……」

 

悔しげな声を出すプテラ、プテラはレッドのポケモンの中でも比較的に新人、それでもチャンピオンズリーグへと駒を進めたチャレンジャーのポケモンを一匹で蹂躙するようなスペックを誇っているのだが……そんな所に同格いや格上の飛行能力を持つライバルにプテラは心が踊り、これまで以上にトレーニングにも精を出すようになったのだが……シロナのトゲキッスを翻弄する程の腕前がありながらも、目の前に鋼の鴉に未だ撃墜判定を出せていない。

 

「ガアッ……」

「相手も中々な腕前だな……」

 

それはラビも同じように思っている、此処までプテラに当てられているのはエアカッターに鋼の翼、そしてテラバースト、鋼の翼を除けばクリーンヒットを出せていない。プテラの飛行テクはマチスが自己投影を掛ける程に素晴らしい物、それに食いつけるアーマーガアもアーマーガアと言いたい所だが……正直言ってこれと言った決め手に欠けている。

 

「だったらこうしよう―――ナモ公もとい、シロナさんに倣うとしよう」

「何をっ―――そうかあれを……!!!?」

「金属音!!!」

「ガァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

「アアアアアアアアアアアアッ!!!!???!?!?」

 

耳を劈くような凄まじく甲高い音が響く、それはプテラの聴覚へと入り込んで頭の中をぐしゃぐしゃにしていく。プテラが苦手としているのは金属音の周波数、それが彼にとってウィークポイントとなる音、それを浴びせ掛けられるとプテラは苦しみもがいて動けなくなってしまう。

 

『ラビ選手先程までの激烈に熱いドッグファイトから一転、戦術を一気に変えて相手の苦手を槍で突き刺して抉りまわすような戦術へと変更して来たぁぁぁ!!?』

『まあ兄さんはこういう事を平然としますからぁぁぁぁぁ!!?うわあああ俺達にとってもこれはキツい音だぁぁぁ!!?』

 

「汚い卑怯?戦術なんてそういうもんだろ、素早く―――ビルドアップ!!力強く―――ボディプレス!!!

ガアアアアアッガアアアアアアアアッ!!!

 

素早く頭上を取って一気に落下してくるアーマーガアの一撃はのた打ち回っているプテラへと直撃、フィールドの一部にクレーターを生み出す程の一撃がプテラを容赦なく襲っていく。だが、プテラはこの時を待っていたと言わんばかりにアーマーガアの首筋へと炎を纏った噛みつくを繰り出した。

 

「ァァァアアアアアアアアアッ!!!!」

「ガアアアアッ!?ガアアアアアアアアアアアアアッ!!!」

「アアアアアアアアアアアアアゥッ!!!!」「ガアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

そこからはもう鳥ポケモンであるはずなのに完全な地上戦が繰り広げられていた、首に噛みついてきたプテラを振り払おうと回りながらプテラを地面に叩きつける。プテラも地面を掴みながら自身を持ち上げるようにアーマーガアを下へ下へ抑え込もうとしている。それを煩わしいと言わんばかりに殴りつけるような鋼の翼がプテラの顔面に加えられる。

 

「ァァァッ……アアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

負けるかぁっ!!!と言わんばかりに火炎放射が発射され、アーマーガアを一瞬で火だるまにしてしまう。一瞬でその身体が炎に包まれてしまうアーマーガア、効果は抜群だが‥‥‥勝利を願う本能がアーマーガアの闘志に更に火をつけた。

 

「ガアアアアアアアアアアアアッ!!!」

 

火達磨のままに頭突きをかますと飛び立ちながらもがっしりと翼の根元を掴みかかると一気に上昇していく。羽ばたく度に炎に空気が供給されるように更に大きくなるのに、アーマーガアは全くプテラを離そうとしない。

 

「絶対に放すなアーマーガア!!!そのままの体勢で決めろ!!迅く―――高速移動で空中地獄車!!

ガアアアアアアアアアア!!!!

 

高速移動をしながらも錐揉み回転を行ってプテラの動きを更に奪っていく、そしてプテラの目が完全に回った所で離した、プテラは目を回しながらも必死に体勢を整えてその場に羽ばたいて静止するが……その直後、彗星のような勢いでアーマーガアが一気に降下してくる。

 

猛々しく―――アイアンヘッドぉ!!

力強く―――ストーンエッジ!!!

 

目を回しながらもレッドの指示で身体の周囲に無数の巨大な石礫を出現させ、気配で相手の位置を特定したプテラは其方へとストーンエッジを放つ。空気を切り裂きながらも突撃したアーマーガアは無数の石礫をその身に受けながら一切減速しないまま突撃し―――プテラごとフィールドへと墜落していった。特設艦が揺れる程の衝撃波を放ちながらも落下した両者、何方が先に立ち上がるのか、それとも……と思う中で土煙が晴れた、勝者が翼を広げた、その翼の主は―――

 

「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」

『プテラ、戦闘不能!!!アーマーガアの―――い、いえっ!!』

 

勝者のコールを行う寸前、アーマーガアがぐらりと身体を揺らしてフィールドへと倒れ込んだ。よく見ると首元の装甲の狭間にストーンエッジが突き刺さっており、それが急所となってアーマーガアの体力を一気に削り切った。プテラの意地が作り出した奇跡が狂乱の鋼烏を打ち滅ぼした。

 

『プテラ、アーマーガア、両者戦闘不能!!!』

『狂乱の鋼烏、太古の凶暴龍の対決はドロー!!!引き分けです!!鋼タイプという相手にも恐れる事もなく立ち向かったプテラが最後の意地でアーマーガアを打ち破り、アーマーガアの戦意がプテラの意地を道連れにしてみせました!!!』

 

「アーマーガア、よくやった、ボールの中で勝手に羽休めしても出さんからな」

「プテラよくやった、リベンジ成功だ」

 

ボールが震えて文句を言っているのを見て呆れるラビと満足げに震えるボールを見て笑うレッドというよくわからない対比が生まれている。そんな中で両者は新しいボールをその手に取る。

 

「次はこいつで勝負」「今度こそ頂く」

 

そして、両者は同時にポケモンを繰り出した。

 

「カビゴン……!!!」「カンビィィッ!!!」

「GO!!!マッシブーン!!!」「バアアアアアアアアクァァァアアアルクァァァ!!!!」

 

To Be Continued……!!




現在の状況

レッド        ラビ
×ピカチュウ     ×ガブリアス 
×エーフィ      ×アーマーガア
×プテラ       マッシブーン
カビゴン       ???
???         ???
???         ???
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