週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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PWCS:決勝戦、レッド VS ラビ 7.5th インターバル

『さあ現在15分のインターバルに入って両者ともに休憩をはさんでおりますが、これによってどのような戦況の変化が訪れると思いますかラバイさん』

『そうですね、矢張り良くも悪くもこれでレッドさんの状況が変動するという点ですね』

 

フィールド交換の時間の為に設けられたインターバル、15分間と言えど休む事が出来るので普通に考えれば有難い物だと思うだろうが、レッドからすればこの時間は想像以上に痛い出費のように考えられてしまった。

 

『良い意味というのは当然、体力の回復ですね、ですが悪い意味となると……』

『気力の穴です』

『穴……』

『ええ、疲れているという時というのはそれこそ動き続けていたりするとそこまで疲れというのは酷くならずにある意味で安定します。ですが一度腰を落ち着けたりして気力に穴が開いてしまうと……一気にその穴から疲れが噴き出して来る。それを休んでいるうちに再び抑え込むというのは正直かなり難しい、如何に高レベル帯のポケモンであってもそれは変わらない。この15分のインターバルはレッドさんにとってはかなり痛い時間ですね』

 

「カビィィィッ……」

「キツいなら」

「カ、カンビィィッ!!」

「……無理だけはするな、したところでラビには勝てない」

 

カビゴンはマッシブーンとの戦いでかなり疲弊している。あのままバトルが続行されるならばまだまだやりようはあったのだが……強制的なバトルの中断による気力の穴、これは相当に痛い……幾ら腹太鼓などを積んでいるとはいえ、それらを適切に運用するにはカビゴンの気力頼りになっているのだが……その気力が溢れ出した疲れで大幅に削られる事になる。

 

「(ラビの事だ、こっちの手札を完全に予測を付けてメンバーを選出して来る筈だ……ピカチュウ対策と起点作成のガブリアス、準エースで真っ向から此方を叩き潰しに来たアーマーガア、カビゴン対策のマッシブーン……これだけでも本気でこっちを倒しに来てるのがよく分かる)」

 

現状でいいと言えるのはアーマーガアを落とせた事、あれは後半に温存されると相当に厄介な部類になるので落とせた事は好ましいのだが……こういう言い方はカビゴンには失礼だが……マッシブーンの一撃に耐えてしまったが故に悩まされる事になる。

 

「(ラビが繰り出して来るポケモンが全てだな……ラストは恐らくダイケンキ、だがそれ以外が読めない……考えるとエスパーとフェアリータイプ……?)」

 

 

「(これはかなりいい展開だ……レッド攻略の最大の壁だったらカビゴンを疲弊させた上にこのインターバルは大きい、情報の整理が出来るし今のカビゴンに休憩時間は寧ろ毒だ)」

 

ラビは通路に引っ込みながらも眠るように壁に背中を預けながらタオルで顔を隠してながら思考を巡らせている。此処までは割と悪くない展開だ、予想外なのは強いて言えばアーマーガアの脱落程度だが……それもマッシブーンの奮闘でカバーリングできている。

 

「カビゴンを次で落とし、その後は……リザードンかコライドン、特性を踏まえるとコライドン先出しの可能性の方が高いな……コライドンに遂に挑むか……はぁぁぁ……改めて頭いてぇ」

 

緋々色の鼓動による自己強化と天候操作、それによる爆炎でごり押しが出来てしまう相手はハッキリって辛い以上の言葉がないのだ。だけど対処法がない訳でもない……取れる手段を全て取って、レッドに対抗するほかない。

 

「問題は……あいつが全く別の切り札を持ってきた場合だな……」

 

レッドの場合はどんな鬼札があったとしても不思議じゃない、サトシ以上に各地を転々とし続け、そこで伝説のポケモンであろうとも笑顔で殴りかかるようなバトルジャンキー、それでありながらもバトル後には必ず心を通わせて、ポケモン達は嬉々としてレッドの力になろうとする天性の誑しだとブルーは言っていたがそれには同意する。ジョウト地方の旅で色違いセレビィを狙うバカと遭遇して助けた時にはセレビィが顔を赤くしていた。

 

「ファイヤーサンダーフリーザー……どれが出てきたとしても不思議じゃないのが酷いな……」

 

冗談抜きで何が出てきたとしても笑えない。だが同時に出てきたとしても、戦ってみたいと思う自分がいるのだから本当に度し難いと思ってしまう。

 

「いや考えるのはやめておこう……コライドンだけで十分だ、まあそれ以外が出てきたとしても負けるつもりはねぇんだけどな……」

 

世界一なんて興味はない、ただ、友人とガチの本気バトルをやりたいだけだ。仮にこれで勝って世界一強いトレーナーにしまったら色々と面倒な事になるのは目に見えているが、それとレッドのマジバトルならばつり合いは何とか取れるだろう。

 

『バトルフィールドの交換と点検完了です。15分経過によってインターバル、終了となります。両選手はバトルフィールドへお越しください』

「さぁて準備は万端、行こうか」

 

再び踏み出した先、バトルフィールドにはほぼ同時にレッドが現れてカビゴンもフィールドへと出た。矢張り万全ではないと言わんばかりの顔つきでチャンスはあるように思える。

 

『ラビ選手、4匹目のポケモンをお願いします』

「あいよ……因みにレッド、お前はオレが何を出すと思う?」

「多分水タイプだと思う、この後に対処しやすい」

「正解だ、行くぞ、GO!!スターミー!!!」

「ヘヤアアアアアアアッ!!!」

 

『ラビ選手、4体目はスターミーです!!そしてこれは、メガストーンが煌めいている!!?』

 

「行くぞ!!あらゆる怪異を凌駕する力を、星へと届く力を今此処に、超克せよメガシンカ!!」

「ヘヤアアアアアア―――ヘアアアッ!!!!ダアアアッ!!!!シュワッチ!!!!

 

『で、でででっ出たあああああっインパクトの塊のメガシンカ!!メガスターミー此処に爆誕!!!』

 

「―――流石に、それが出て来るとは思わなかった……」

「おおっレッドのポカン顔、これはレアだぜな」

「ヘアッ!!!」

 

To Be Continued……!!




現在の状況

レッド        ラビ
×ピカチュウ     ×ガブリアス 
×エーフィ      ×アーマーガア
×プテラ       ×マッシブーン
カビゴン       スターミー
???         ???
???         ???
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