週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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ある意味の問題回だと思います。


エンジョイ:不可思議ヘイローヌケニン

「おはこんハロチャオ~!!貴方の目玉をエレキネット!!何者なんじゃ、ナンジャモで~す!!!」

「よおっ元気か皆、ガラルのジムリーダーのオレ様キバナだぜ!!」

「本日はこのメンバーでいきます、そして今回ご紹介するのは此方」

「……ケヌ」

「ヌケニンです」

 

 

・な、にこの、何……?

・虫ポケ……いやゴーストか?

・大人しそうって言うかなんだこいつ、全然生気を感じないぞ

・って事はゴースト……?

・オニオン:あっヌケニンだ。

・キクコ:おやおや、中々通好みな奴を出してくれるね

・レッド:……難しい

・えっレッドさんが難しい!?

・どういうポケモンなんだ

・サトシ:ああまあ、ヌケニンは難しいだろうな確かに。

 

「ヌケニンは虫とゴーストの複合タイプです、まあまずいうべきはヌケニンついて。ヌケニンは、ツチニンというポケモンが進化した存在、何ですけど……これがかなり妙というべきか……」

「どういう事だよ?オレ様も詳しくは知らねぇんだよ」

「ボクも」

「ツチニンさんはテッカニンというポケモンに進化します」

「んじゃ分岐進化か?」

「いや、テッカニンに進化した段階でヌケニンも発生します」

「「???」」

 

・えっ何どういう事?

・ツチニンはテッカニンに進化する、だけど分岐進化じゃない?

・えっマジでどういう事、博士、博士~!!

・オダマキ:いやぁこればっかりは何とも言えないというか、なんといえばいいのか……

・オーキド:ポケモン学会でもこれが常に議論の対象となるべき存在でのぉ……

 

「まずは、お~いテッカニ~ン!!」

「テッカニッ!!!」

「此方が件のテッカニンです。通常、ツチニンはこのテッカニンしか進化しません。ですが、手持ちに空きがあり、モンスターボールが余っていると何時の間にかそのボールの中にヌケニンというポケモンが自然発生するんです。私もテッカニンに進化した時にこのヌケニンが手持ちに勝手にいました」

「何それこわ!!?なんだ恐怖現象か!!?」

「ゴーストタイプだとしても怖すぎない!!?」

 

・ええっ……

・何その押しかけみたいな……

・つまり、なに抜け殻なの

・えっそういう事なの?

・いやそうとしか……

 

「実際背中には此処から羽化したであろう大きな穴がありますので恐らく、バタフリーが羽化した後に残されたトランセルの殻が魂を獲得としてポケモンとなった……的な事だとは思うんですが……食事は一切取らず、羽を動かしていないのに浮遊する、などなど研究者を困らせている存在でもあります」

「え~……なにそのジュペッタかカゲボウズみたいな感じのポケモン……」

「ガラルにもいるけど全然使い手がいないんだよなぁ……」

「極悪級に強いですよこいつ、私使うの自重してた位ですよ」

「えっ!!?」

 

・オーキド:本当に何なのか分からないんじゃ……羽化する時に魂の一部が残されて、抜け殻にとりついた事でポケモン化した……という仮説が有力視される位には何も分かっておらんのじゃ。

・オダマキ:一時、徹夜でヌケニンの観察日記をつけるみたいなのが流行った時がありましたね。

・えっそんなに強いのこいつ!!?

・ヌシが自重する!!?

・どういう事なんだ……!?

 

「ヌケニンの強さの源というか、極めて癖が強い原因ともされているのが特性の不思議な守りです。これ以外の特性は発見されていません」

「守りって事は防御系の特性なのか?」

「あっ分かった!!まきびしとかを一切合切無効化する!!」

「う~ん……惜しい」

「いやそれ強いけどラビが自重する程じゃなくねぇか?」

「あ~そっか」

 

・不思議な守り……?

・なんだろ、フィルター的な弱点保護系?

・だけどそれでも突破しづらいだけじゃん

・あ~もうわからん!!!

・教えてくれぬし!!

 

「不思議な守りは、弱点以外の攻撃ダメージを全て無力化するという物です」

「……えっ?それってつまり……」

「炎、岩、悪、ゴースト、飛行以外の攻撃を打ち込んでも無意味です。効果いまひとつどころか意味がありません」

「はあああああああああああああああああっ!!!??」

 

・え?

・ひょ?

・無効、化‥‥…?

・嘘でしょ……!?

・サトシ:あ~……思い出して来た、カスミがギャラドスが突破した奴だ

・タケシ:あったあった……。

 

「マジで無力化するのか!!?」

「無力化します。ハイドロポンプだろうが巨獣斬だろうが流星群だろうと無効化です。これに電気テラスタルでも合わせてみなさいよ、地面タイプ以外は完全に受け付けない要塞の守りと化す訳ですから私も自重してたんですよ」

「そりゃ……やばいね、自重もするわ」

 

・ええっそんなのあり……?

・マジかよ……

・でも、そんなに強いのにPWCSではそこまで話題になってなかった気が……

・言われてみたら……

・流石に使ってないなんて事はない筈だもんな。

 

「と言っても無敵という訳でもないです。先程も言った通りに弱点となる攻撃を受ければ特性も意味を成しませんし、そもそもヌケニンはそもそもが抜け殻であり、体力という概念そのものがないと言っても過言じゃない」

「えっと、どういう事ラビ氏?」

「言うなればこいつの体力は1、有効打であればこいつはどんな攻撃でも沈むって事です」

「あ~そういう事か」

「分かり易い所だと砂嵐、ステルスロックや火傷に毒は効果があり、それらによってダメージが発生した時点でヌケニンの体力は文字通り消えます」

 

・あ~……無敵ではないだな。

・強いけど、それはそれですげぇ尖ってるなこいつ……

・確かにこれは使い所が難しいな……

・そりゃテラスタルと組み合わせたら、って思ったら自重するわ。

・体力が消えるって……

 

「お前、こいつ使ってすげぇ暴れたよな……」

「暴れたとは失礼な。テクニカルルールでもない限り選択肢がありまくる対戦環境でヌケニンの弱点を突けない相手に問題があっただけですよ。馬鹿正直にタイプ一致の技だけを覚えさせて突撃して来る連中に技範囲の大切さを教えるにはうってつけの存在ですからね、後特性の型破りとか、化学変化ガスで特性無力化されたらあっさり沈みます、何だったら混乱の自傷ダメージでも落ちます」

「あっマジじゃねぇか」

「えっ今気づいたのキバナ氏」

 

・そう、こいつとアーマーガアでガラルの環境荒らしまくりやがって……

・おっ推定ガラル民が湧いたぞ。

・でも実際何で対応出来んのだよ、テクニカルルールでもなければ手札は取り放題だろ。

・ユウリ:当時のガラルリーグは基本的にタイプ一致技で推すスタイルが流行してましたからね……ギャラドス出してるのに飛行技じゃなくて水技だけで押し切るとかありましたし・……

・ギャラドスなんて火炎放射覚える水タイプ筆頭みたいなもんだろ……

・しかも飛行タイプぞアイツ。

・ダンデ:いや、耳が痛い……。

・厄介、ではあるけどこいつだけで荒らされるってのがあんまり想像つかんな。

・当時を知らんからそんな事を言えるんだよ!!!!

・知るかよ自分の怠慢を棚に上げて不貞腐れてるだけじゃねぇか。

・んだと!!!?

・はいはいはいステイガラル民、そっちも喧嘩売らないの

・おう悪いな若いの

 

「でも実際ボクも話を聞いて厄介だとは思うけど、知った今ならテクニカルルールじゃなきゃ当たり前みたいに対処できると思う」

「オレ様もそうだな、つっても当時は割と苦労して突破した記憶あるけどな」

「そんなヌケニンの物理技はシザークロス、這い寄る一撃、連続切り、吸血、虫食い、ポルターガイスト、シャドークロー、ゴーストダイブ、影打ち、辻斬り、穴を掘る、泥掛け、メタルクロー、燕返し。特殊技はシャドーボール、ソーラービーム、ギガドレイン、祟り目、銀色の風。変化技は鬼火、守る、堪える、心の目、影分身、剣の舞、嫌な音、バトンタッチ、怪しい光、トリック、高速移動、サイドチェンジ、日本晴れ、砂嵐、恨み、砂掛け、毒々っといった感じです。能力的に耐久面捨ててますし、特攻もそこまでなので基本物理オンリーでいいと思います」

 

・ああでも範囲自体はそこまでなんだ。

・こいつ自体の範囲は多くないんだな。

・それこそこいつの範囲が広かったらズルいわ。

・それは言えてる。

・それな。

 

「因みに電気テラスした上で風船という宙に浮けるアイテムを持たせると地面タイプも無効化するようになります。まあ言うて最初から浮いてるけどさ」

「そういうコンボ発見してるから色々言われてるのでは?」

「えっポケモンの可能性を追求するのはトレーナーとして当然では?」

「それはそうだけどよ……」

「頭の上にはヘイロー、身体は抜け殻、だけど身体に纏う守りで侮れないヌケニン。いかがでしょうか。後電気テラスとの併用は自己責任でお願いします、このコンボで友達無くしても責任取りませんから、まあこの程度で壊れる友情なんて最初からないも同じだと思いますけど」

「「だからそういう事ぉ!!!」」

 

・ホントこのヌシはよぉwwww

・でも言ってる事自体は正論ばっかりだから辛いのよね。

・サトシ:巧業なら何とかなるのかな

・レッド:なる、練度の高い巧業は特性も貫通する。

・シロナ:という事は巧業の需要は更に……

 

 

HAISINHASYUURYOUSIMASITA GOSITYOUOTUKARESAMADESITA

 

ZIKAINOHAISINDEOAISIMASYOU

 

「ヌゥ~ン……」

「こいつ、本当に起きてるのか?」

「いや鳴いてるし起きてるんじゃない?」

「と言ってもこいつ基本的にそこらへん浮いてるから何考えてるのかもわからないからなぁ……他の子と遊んでる姿は見はするんだけどな」

 

NUKENIN SITEN

 

「ヌゥ~ン……」

 

あちこちを見回るようにふわふわと宙を浮いているヌケニン、実は警備班に属している彼はその軽さと存在感の無さというゴーストらしさを生かした監視役を担っているのである。ダイケンキ曰くかなり優秀で真面目らしく、決まった時間の報告を欠かさない。有難い存在だと語っている。そんなヌケニンはいつも通りにコースを巡回していると、こそこそ侵入している愚か者を発見。

 

 

「ヌウンッ」

「うわぁ見つかった!!?」

「なんだたかがヌケニンだ!!此処で口を封じろ!!」

「……ヌウウンッ?」

 

 

「ヌウウンッ」

 

全くなんなんだというんだ私が一体何だと思っているんだ私を侮るのは良いんだ問題はそこではないんだ全く親から人の嫌がる事をしてはいけませんと言われた事がないのか全く以てけしからん限りだよ全く親だけじゃなくて学校で何も勉強しなかったのか教えはどうなっているんだ教えは本当にけしからん。それに加えてなんだ唯進化だけさせたようなこの弱いポケモン達はお前たちはそれでも本当にトレーナーを語る事が出来るのかなんでドリュウズとハカドッグで私程度を倒す事が出来ないのか唯進化しただけで強いと勘違いしているのか甘い甘いぞモモンの実100%のお菓子にホイップクリームと甘い蜜をぶっかけたよりも甘ったるい考えじゃないかただ技の威力を考えただけのような攻撃が私に通じると思っているのか私の特性を把握しているのならば必中の技の一発でも撃ってみろってんだハカドッグなら燕返し位は使えるだろ、何使えないだと怠慢だ怠慢だお前はそれでもハカドッグなのかそれならば文字通りの墓守も出来ないぞ分かっているのかお前もだドリュウズ猪突猛進するドリルなど全然怖くないんだぞ岩雪崩も酷かったぞ岩と岩の間隔なんてスカスカで欠伸が出そうになったんだぞどうしてくれるんだ責任取ってくれるのか貴様。そもそもレベルが低いんだレベルがなんだガラルのあいつらの方が余程レベルが高かったぞあいつらはなんだかんだで自分の得意な技の威力と練度は中々の物だったぞまあ知識がないせいで意味もないのに私にはなって来るというお笑いにもならない事をしてきて腹筋に宜しくなかったがそれ以上に酷かったのがバトルのマナーという物が全くなっていなかったな本当に酷かったんぞお前たち並に酷かったんだぞ分かっているのか逃げようとするな逃げられると思ってるのか私の影打ちは瞬撃にも負けないんだぞそこに座れこれからお前達にはミッチリと礼儀とマナーを叩き込んでやるから覚悟しておけ眠れると思うな安心しろ出来るようになるまで私は幾らでも付き合ってやるからさあ始めるぞこら逃げるな逃がすと思っているのか愚か者そもそも貴様らは犯罪者なのだから逃げるという権利自体が―――

 

「ケン?ケンキ、ケェェン……」

「バグ?バグゥ~……」

 

ラビのヌケニンは見た目こそのんびりとしているが、その実は極めて早口で一度口を開けば相手に反論を挟ませない程の言葉の激流を放ってくる。相手の事を思っているのは確かなのだが……その言葉の速度と量が余りにも酷いので大抵の相手は逃げ出してしまう。あれさえなければなぁ……報告も正確なのだが、聞き取る方も大変なのだ……とダイケンキは溜息を吐くのであった。




ラストの言葉のラッシュは、剣盾のキャンプでヌケニンが他のポケモンと話している時に頭の上にアイコンを連続で出すので案外早口なんじゃないかな、と思ってこうしました。読み難かったらごめんなさい、早口なのがラビのヌケニンの個性なんです。
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