週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:突撃一番スピアー

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう」

「おはこんハロチャオ~!!貴方の目玉をエレキネット!!何者なんじゃ、ナンジャモで~す!!!」

「よおっ元気か皆、ガラルのジムリーダーのオレ様キバナだぜ!!」

「本日はこのメンバーでいきます、というか他にもいっぱいいるのでそれは随時……そして今回ご紹介するのは此方」

「スピ!!」

「スピアーです」

 

 

・おっスピーア!?

・スピアーじゃねぇの?

・うちの地元だとスピーアって呼ぶんだよな、何故か、俺もそれで覚えちゃった

・ああ地域ごとの呼び名か。

・あるよなそういうの。

・フム……しかしスピアーか、お手並み拝見と行こうか。

・カントー民としてはなじみ深いな

・追いかけられた思いでしかねぇ……

・あるあるwww

 

「スピアーは虫と毒の複合タイプ、各地方ごとに多く点在する虫ポケモンの中でも旅に出たばかりのトレーナーが最も多く目にする事から序盤ポケモンとも言われる事のある虫ポケモンさんです。外敵や獲物を発見すると両手と尻の針でめった刺しにしようとするなど縄張り意識が非常に強く、不用意に近付く者に対して集団で襲い掛かる事からカントー地方で行われる旅の講習では真っ先に注意されるポケモンの筆頭でもありますが、実は気性は荒くないんです。縄張り意識自体は強いですが、いきなり真っ先に襲い掛かってくる場合はそれこそ巣が既に近くにある場合などで、基本は周囲を飛び回ったり、針をぶつけ合う事で威嚇音を発します」

「あっそうなのか、オレ様てっきりすげぇ好戦的かと思ってたぜ」

「それはスピアーが自分の子供達や家族を守ろうと必死になるが故です、スピアー自身は自らが強くない事を理解しており、外敵が来ると群れ全体で敵へと攻撃を仕掛けるというのが基本。初手に最大限の攻撃をする事で結果的に自分達の被害を減らそうとしているんです」

「へ~、戦線の拡大を防ぐには最大限の数を出すのが一番って聞いた事あるけどマジなんだ」

 

・スピアーは改めて群としての行動をよく理解しているという事か……それでいて仲間の為ならば危険を問わない行動を全体で取り、突撃する一番槍。

・槍って意味の名前なのも言い得て妙だな。

・博士達も洒落た名前を付けるもんだ。

・んじゃあの時……悪い事しちゃったなぁ……

・同じく……

 

「ポケモン達は皆さんが思っている程間抜けではありません、それこそ典型的な間抜けなポケモンなんてヤドンやヤドランぐらいです。彼らには彼らのルールと生き方があります、旅をする時は、それを頭に入れながら自然を荒らさず、彼らの痕跡を見逃さない様にすれば野生のポケモンさんとのトラブルを無くすことも可能ですので覚えておいた方がいいです」

「流石に10年も旅してる奴が言うと説得力があんなぁ……」

 

・サトシ:なんか耳が痛いなぁ……

・カスミ:今思えば、アタシらの旅って全然それできてなかったわよね……

・まあ自然の中でもそれらの見極めってクッソ難しいもんなぁ……。

・それこそ慣れるしかないもん。

・冗談抜きでな。

・ホントそれ。

 

「というかなんでサトシさんコメントなの、そこにいるのに」

「ゲストでもねぇから口出すの悪いと思ったんじゃね?」

「気にするような人でもないだろうに……」

 

・えっサトシさんいるの!?

・えっ見たい見たいというかなんでいるの!?

・あっレッドさんもグリーンさんもいる!?

・えっ何それの面子!!?

・待ってシロナさんいなかった!!?

 

「まあ兎に角紹介の続きをやりますか……時折花粉や蜜を集める時があり、その時にはリングマやヒメグマと奪い合いになる事があるそうです。一度この奪い合いを経験したスピアーが居る群れは特にリングマたちへの攻撃性が高まるそうなので、リングマと間違えられるような色合いの服装は山の中ではしない方がいいという話の元になっています」

「あ~あれそういう事だったのか」

「そりゃ確かに危ないね」

 

・スルー!?カレーにする!!?

・まあPWCSのチャンピオンの所に集まってるのかもしれないし

・ヌシならあり得るな。

・それな。

・マジであり得るから笑う。

・そしてその情報はマジで有難い、今度山行くから……

・割とまじで重要な情報やね……。

 

「さてスピアーの特性は虫の知らせ、夢特性がスナイパーです」

「虫版の激流とかそんな感じと急所威力アップか」

 

・あ~結構スタンダートというか……

・ありがちな感じなんやね。

・割と普通というか……

・うん、そこまで極端に強いって訳でもない。

・ちょっと安心。

 

「さてスピアーの話をするうえで重要なのはやはりメガシンカです。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんがスピアーもメガシンカを可能とします、その際に特性は適応力となり、虫と毒タイプの威力が飛躍的に上昇します、そして特徴的なのが……特攻を限界まで削り、それらを攻撃とスピードに振り切っているという事ですね。これによってスピアーは破格の攻撃力とスピードを得ています」

 

・あ~メガシンカするもんね。

・えっ能力削ってるの!?

・そういうのってあったっけ……?

・いや現状だと無い筈

・新しいメガシンカ勢だといるかもしれないけどな。

・ガブは?

・あっそっかガブはそうだったはず、確か……。

 

「その特攻は進化前のビードル以下という話もありますが、その代償に得た攻撃とスピードは圧倒的。此処に更に適応力が加わった技はとんでもない、仮に5回当たったミサイル針の威力を算出すると……破壊光線数発分にもなり、シザークロス単発が破壊光線を超える破壊力にもなります」

 

・著しいパワーアップは知っていたが、そこまで上がるのか……そうなると毒突きの威力も同程度に……トドメ針の事を含めると凄まじい事となるな

・ひええええ……

・序盤虫の威力じゃない……

・その気になったらガブだって倒せそうだ…‥

・多分やれるぞ。

 

「まあそんな感じなので特殊技は無理に覚える必要はないと思いますので今回は物理技を重視します。物理技はシザークロス、飛び掛かる、這い寄る一撃、ダブルニードル、ミサイル針、トドメ針、飛びつく、虫食い、毒突き、クロスポイズン、燕返し、アクロバット、ダブルウィング、叩き落とす、地獄突き、瓦割、我武者羅、ドリルライナー、逆鱗。変化技は糸を吐く、毒びし、日本晴れ、バトンタッチ、影分身、守る、堪える、身代わり、剣の舞、毒々、鉄壁、リフレクター、追い風。と言った感じですが、特殊技ではエレキネットやメガドレイン、ヘドロ爆弾、花粉団子と言った技なども習得可能なので苦手な岩タイプなどにも有利に出れます。特にトドメ針は相手へのトドメとなると攻撃がぐぐ~んと上がりますから使いこなせれば有力な武器となります」

 

・逆鱗を習得可能……これは知らなかったな。これは有力な情報だ。

・ドラゴンタイプも行けるんかお前……

・エレキネットはなんかコクーンの頃に覚える可能って聞いた事あるな。

・なんか覚える奴が増えてるんだっけ最近。

・硬くなる一辺倒だった頃が懐かしい……。

・硬くなる合戦とかやったなぁ……。

 

「連続技のミサイル針なんかもありますからミミッキュあたりにも相当に強く出れるのが長所ですね。トドメ針さえうまく扱えればメガフシギバナだろうが落とす事が可能です」

「序盤虫と言われながらも全く侮れない奴じゃねぇか」

「実際そうだよねこれ、いやぁ流石メガシンカ」

「さて、相手のパーティを突き崩してしまう驚異の一番槍のスピアー、如何でしょうか」

 

・メガシンカは別にして、かなりスピアーなら採用しやすいんじゃないか!?

・実際これは相当にいいぞ。捕まえやすいしこれは研究し甲斐がある。

・身軽なのを活かしてトドメ針で一気にパワーアップして突破!!それをバトンタッチで後続に繋ぐのもありだなこれ。

・‥‥‥素晴らしい、私のスピアーもこれで強くなる。

・おおっスピアー使いの人がおるぞ。

・フフッミュウツーにすら追い付けるほどに育てる

・夢はデッカく大きいほどいい!!

・その通り!!

 

 

「なんかどっか見てるこのスピアー?」

「レッドの方を、見てるんのか?」

「まあ、見て当然かもね」

 

SPEAR SITEN

 

……あの男のスピアーの気配がした、此方を見ている気がした。レッドに助けられなければ俺は此処にいないかもしれない……だからこそ俺は勝ちたい、あの男のスピアーに……。

 

『頭上に意識を向けられぬとは、まだ青いな!!』『ッスピィィイアアアアッ!!!』

『スピアー上だ!!』『ス、スピィッ!!?』

 

翅を貫かれ、哀れにも地面に落ちて、レッドが運よく助けに来てくれなければ……もうあんな目にラビを合わせる事などはしない。その為に俺は強くなるのだ、その為に―――

 

「スピイイイッスピッ!!!」

「バトルして欲しいのか、いいよ」

「おいレッドにスピアー、次はラビとオーバの番だ、お前らその後だ後」

 

ぬぅっ……しょうがない待つとしよう……。

 

 

 

「さてと、遂にだなラビ」

「俺は別に来なくてもよかったんだけどな……まあいい、リベンジって奴をするとしようか」

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