週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ?:襲来、ロケット団再び。

「ロケット団!!シルヴァディとムーランドを放せ!!」「ピピッカチュッ!!」

「や~なこったジャリボーイ!!今日はアンタに用はないのよ」

「そう、世界チャンピオンにもなったトレーナーのポケモンを根こそぎ奪い取る」

「此処のポケモンは信じられない程に強く、珍しいポケモンばかり、それをボスに捧げれば―――」

「「「幹部昇進支部長就任良い感じ~!!!」」」

 

エプロンを外しながらも外へと出たラビは気球に乗りながらも此方を見下して来るロケット団を鋭く睨み付ける。

 

「し、か、も!!四天王やチャンピオンのポケモンも大量にいる!!これはもうパルデア地方のロケット団のリーダー位は任せて貰えるかもしれない!!」

「させるか!!ピカチュウ10万ボル―――」

「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

「「「なんか既視感あるぅぅぅぅ!!!!???」」」

「ルウウウウラアアアアオオオオオスッ!!!」

「「「だあああああっ!!?」」」

 

ロケット団が高らかに語っている所に突撃してきたのは我らがバ鴉のアーマーガア。気球に見事なバードストライクを決めると気球を落下させる。そして地面に落着する寸前に飛び出して来たウーラオスの鋭い手刀が網を破り、直後の膝蹴りが気球を吹き飛ばす。

 

「騒がしいから来た」

「ガアアアアアッガアアアアアアアアアアアアッ!!!」

「大丈夫か!?」「ウゥゥスッ!!」

「ダンデ、お前よくここまで来られたな!?」

「俺でも流石に目の前で起きてれば来られるぞ!?」

「嘘つけ!!!」

 

と、何やら騒がしいので態々バトルを中断した上で様子を見に来たレッドとダンデのお陰でロケット団の気球は即座に墜落した模様。シルヴァディとムーランドもアッサリと網から抜け出して、ラビの元へと駆け寄る。

 

「ヴァアアディヴァアアアディ~♪」

「ムウゥゥゥ……」

「何猫被ってんだよお前……まあ無事でよかった」

 

これ見よがしにラビに怖かった~と甘えるシルヴァディに呆れるムーランド、無論ラビはそれを理解しているので呆れている。

 

「あ、あのアーマーガアまた気球に穴をあけやがった……」

「しかもまた一方的に怒ってるわよ……」

「オミャーいい加減にするニャ~!!これはキョダイマックスしてるニャーじゃないって何回言えば分かるニャ!!?

「ガアアアアア、ガアアアアアアアアアアア!!!」

「知らん、お前らが人んちに入ってくる方が悪い、ニャと!?」

「バ鴉に正論ぶつけられてる悪の組織……」

 

そのボソッと呟いたラビの言葉に彼方此方から噴き出すような音が聞こえてきた。

 

「ええいこうなったら秘密兵器よ!!いきなり使う事になるとは思わなかったけど!!」

「おう、来いっリーサルウェポン、タイプアアアアアアアアアアアアアアアアアル!!!」

 

とドヤ顔をしながらもコジロウが高らかに指を鳴らすと全員が咄嗟に構えを取る。何かが来る、と思った直後に地面が揺れ始めて何かが迫って来た、矢張りというべきか地面への対策は難しいなぁ……とラビが思っていると―――地面から巨大な……鉄くずが現れた。

 

「「うっそだぁあああああ!!!?」」

「しゃ、借金に借金を重ねて漸く完成した汎用ポケモン捕獲決戦兵器がぁぁぁ!!?何が起きてるニャァ!?」

 

地面から現れたのは恐らく、ウーラオスを模していると思われるメカ。一応人型の原型こそ残しているが、ボディのあちこちが凹んだり喰いちぎられているかのように無残な姿になっており、何が起きているのか……と思っているとメカが飛び出して来た穴からゆっくりとラビのハガネールともう一匹のハガネールが顔を覗かせて来た。

 

「ハガネールじゃねえか」

 

それはオーバのハガネールであった。ラビのハガネールと共に地中に潜っていたのだろうが、その途中で謎のメカを発見、不審物として対応しようとしたら突然動き出したので、取り敢えず動きを止める為に腕や足を噛み砕き、腹部にアイアンテールなどを叩き込んで動きを封じたとラビへと報告して来る。

 

「これを作るのにいくらかかったと思ってるだぁぁぁぁ!!?自動車が数台買えるぐらいのお金は掛かってるんだぞぉ!?」

「えっそんな激安でメカ作れるの凄くね?」

 

製作費がその程度でこれは純粋に凄いと思うのだが……物によるが、ラビの絵一枚以下でこんなメカを作れるとは……と感心してしまいたかったが、残念ながらそのメカはもう使い物にならなそうである。ハガネールの歯と身体の硬さを甘く見ていたという事だろう。もうそっちで起業しろよとか、ロケット団に貢献するにしてもそっちで貢献しろよと言いたくなるが、敢ては言うまい。

 

「まあ兎も角だ……人の庭に入り、俺のポケモンを掻っ攫おうとした訳だ……その罪は万死に値する。ロケット団、お前らとはこれで三度目ではあるが……今度は徹底的にぶっ潰してやるよ、俺の家族に手を出した事を、後悔させてやる」

「手伝いますよラビさん!!」

「俺も」

 

並び立つラビ、サトシ、レッド。他メンバーは空気を読むように下がりながらもいつでもサポートできるように体勢だけは整えておく。そんな状態にありながらもロケット団達はこうなったらやってやる!!と言わんばかりに息巻いている。

 

「こうなったら実力行使よ!!!アンタの配信を見て改めて鍛え直したアタシらの力を見せてやるわよ!!!」

「そうだ、お前だっていつまでもやられっぱなしの間抜けな敵役を卒業するのだ!!」

「行くわよ、アーボック、ハブネーク!!!」

「シャアアアアアボックッ!!!」「ハアンブネエエエエクッ!!!」

 

ムサシは意気揚々とボールを投げて繰り出して来たのはアーボックとハブネークという毒蛇ポケモン達、それを見てラビは少しだけ驚いた。アーボックがムサシの元にいる!?という事に、これは、もしかして―――

 

「こっちも行くぞ!!!GO!!マタドガス!!マスキッパ!!」

「「マァタドガ~」」「キィ~!!!パァ~♪」

「いてててててっ!!?だぁ~からお前こっちじゃないってばぁ!!?」

 

コジロウもマタドガスを繰り出した、そしてそのお供としてマスキッパも―――と言いたい所だが、マスキッパはコジロウに抱き着きながらもその頭を甘噛みし始めた。甘嚙みというには力があるのか痛がっているがそんな事はどうでもいい、この光景が見れるとは……。

 

「というかコジロウ、何ニャそれ、今までGOとか言ってなかったニャ」

「いやぁPWCSで俺も本格的にファンになりまして~……一回言ってみたかったんだこれ。そして!!マタドガスの紹介希望したいです!!」

「この状況で何言ってんのよアンタは!?」

 

「……サトシ、あんなのに付き纏われるの、大変でしょ」

「まあうん……ハイ」

「……兎も角此方も―――イーブイ!!」「エッブィ!!」

「ピカチュウ、君に決めた!!」「ピカァッ!!」

「エーフィッ!!」「フィイッ!!」




次回、VSロケット団!!
何故か続きます。
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