週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:VS メガルカリオ&コルニ!!

「クルルルルオッ?」

「正直気乗りはしないが……調べる為にも使うしかないだろう。此処にはメガルカリオの使い手と波動に関してはルカリオ並なお人がいる訳だし何か分かるだろ」

「ルルルッ……クオンヌ!!」

 

一先ずメガルカリオ同士の手合わせを決めた所でルカリオへとメガストーンを見せるのだが、ラビのルカリオは本当にいいの?と言わんばかりに首を傾げている、当人的にはメガシンカをする事自体には抵抗はないが、ラビ的にはOKなの?と確認を取るようだった。何故メガシンカするのかも理解したので了承してメガシンカを行う事とした。

 

「こっちは準備OKですよ~!!」

「ゥゥアアアアッ!!!」

 

既にメガシンカを完了させたコルニのメガルカリオは準備万端だと言わんばかりに構えを取っている。命爆発の掛け声聞きたかったなぁ……と思いながらも此方もメガシンカを行う事とする。

 

「あらゆる波動を凌駕する力を今此処に、超克せよメガシンカ!!」

「ルウウウウオオオオオオオオオオオンッ!!!」

「こ、これがラビさんのメガルカリオ、確かに全然違う……!!」

 

改めてメガシンカを行い、本来のメガルカリオと比べると違いは一目瞭然。纏っている波動の質も異なっているのか、コルニは目の前のそれが本当にメガルカリオなのかと思いたくなった。

 

「ルゥゥウウウッ……」

「ゥゥゥウッ……!!」

 

何処か静かな足取りでコルニのルカリオとの距離を一定に取りながらも腕を向けるラビのルカリオ、それに対して何時でも攻撃出来る体勢と波動を爆発させる準備を整えているコルニのルカリオの姿は審判として構えているサトシから見ても対照的過ぎる。

 

「コルニのルカリオの波動が爆発寸前でパワーを溜め込んでる火山だとすれば、ラビさんのルカリオの波動は全然揺らいでない……風どころか流れすらもない海みたいだ……」

「うん、それは思った……凪だ、こんなメガルカリオなんてお爺ちゃんのメガルカリオでも出来ない筈……これはいい経験が出来るそうだね、いくよルカリオ、ボーンラッシュ!!!」

「ォォオオオアアアア!!!」

 

二刀流のボーンラッシュ、コンコンブルの一刀流のそれとはやはり違うなと思いながらもルカリオは静かに回避を行う。双剣のように扱われるボーンラッシュの乱舞を波動で相手の動きを読み、先読みするかのような回避を行う。次は頭部、足払い、からの腹部と肩への同時攻撃。それを軽くジャンプ、身を引く程度ですませる。

 

「凄い、完璧な回避だ……」

「なんかムスト山を思い出しちゃぅ……ううんあの時は違うもんね!!グロウパンチぃ!!」

「来るぞ、分かってるな」

「ルォォン」

「グォォオオオオヌァアアア!!!」

 

ジャンプからまるで獲物へと喰らい付くサメハダーのような勢いで迫ってくるメガルカリオのグロウパンチを回転しながらも波動で受け流すとその後頭部を強く押し出した。

 

「ルガアアアオオンッ!!!?」

 

バランスを崩したメガルカリオは地面に強く叩きつけられながらも、地面を殴って体勢を整えた。が、顔を上げた瞬間に飛び込んで来たのは波動弾。顔が上がりながらもダメージを振り払うように顔を振るって再び前を剥こうとした瞬間に再び波動弾が炸裂する。

 

「グゥゥウ、グァァアアアオオンッ……!!」

「て、的確に顔面を狙って来るなんて……しかも何この波動弾の速さ!!?」

「波動をチャージする時間が極端に短い、早業を使ってるみたいだ……」

 

如何に波動を上手く扱えるポケモンと言ってもそれを増幅し溜めるという工程を踏まなければ威力のある波動弾にはなり得ない。通常のメガシンカのルカリオの場合は兎に角波動が高まっている関係で増幅させる必要がなく、ただ溜めるだけでいいのだが……

 

「ルカリオ、こっちも波動弾だよ!!」「もう一発だ」

「クオオオオオッ―――「ルオオオンッ!!」オオオッ!?グオオオオオヌァ!!」

 

ラビのメガルカリオの場合は増幅、溜めるの二工程を確りと行っているにも拘らずその時間が極端に短い。同時に技の指示を出されても一方的に技を放てる、あっという間に波動弾を放たれたコルニのルカリオは驚きながらも手に溜めた波動弾で波動弾を受け止め、逆にその波動を飲み込むようにして一際巨大な波動弾を打ち放った。

 

「波動を飲み込んだ!!?」

「お爺ちゃんのルカリオとのバトルで波動弾同士をぶつけ合うなんていつもの事だからね!!お爺ちゃんのメガルカリオの波動を飲み込んで放つ、名付けてメガ波動弾!!」

 

成程、コンコンブルのメガルカリオ対策と言われれば納得だ。同時に波動弾を放ったと仮定すれば波動弾の発射直後で反応は遅れる事も期待出来るし、カウンターやミラーコートと違ってダメージは受けない。

 

「波動は我らが物……!!」

「ルルルゥゥゥゥゥウウウラァッ!!!」

 

その手に集められた波動、迫ってくるメガ波動弾目掛けて叩きつけてやるとメガ波動弾と激しく干渉しあうのか、メガ波動弾が強い輝きを放つ。するとメガ波動弾の形が変貌していき、ラビのメガルカリオの腕へと纏われていく。波動弾の形を維持出来ずにそのまま波動は腕から突き出して、光の弓のような形へと変貌する。

 

「メ、メガ波動弾が……!?」

「半分は俺のルカリオの波動だろう、ならば干渉して奪い取るのも行けると思ってな―――そのまま鋭利に―――波動弾!!

ルゥゥゥゥゥウウウウウウオオオオオオオッ……!!!

 

右腕の波動の弓、それを左腕を矢に見立てるように番える。そしてそれを引き絞るように引く、波動の弓はしなりながらもエネルギーを蓄積し輝きを増す、それにコルニとルカリオは冷や汗を流しながらも危機感を募らせる。

 

「こうなったら、ルカリオ!!ラビさんがカルネさんとのバトルでやったあれやってみるよ!!」

「クオオオンッ!!?……クオオオオンッ!!!!」

 

「ほう、あれをやるかい?」

「ルルルゥゥゥゥゥウウンッ♪」

 

面白いじゃん♪とワザとらしく待ってやるかのようにエネルギーチャージを更に行う、その最中にメガルカリオは波動を全開にしながらも両の手に波動弾を生み出し、それを融合させながらも更に波動を収束させていく。波動は中心に向かって収束し続けるが、何時までもそれを制御出来るかはルカリオ次第。

 

「まだまだまだァ!!!」

「クゥゥ、オオオオオオオッ……!!!??」

 

練習もした事ないのに無茶させんな、と言わんばかりに毒づいているルカリオだが、確りと波動のチャージを行う、のだが、それがいよいよ限界に近付いてきたのかコルニ向かって叫んだ。それを見てコルニは笑って言う。

 

「いいよっ解き放って!!!!」

「クオオオオヌアアアアアアア!!!」

 

波動の収束が限界を迎え、爆発する寸前に相手の方向に穴を作ってそこから一気にエネルギーを放出。波動の破壊光線と言っても過言ではないそれが真っ直ぐと向かって来るが―――これまでエネルギーをチャージし続けたラビのルカリオは笑う。

 

「今だ!!」

クオオオオオルッルルラァ!!!

 

波動の弓から放たれた矢は膨大な波動の激流を一瞬にして切り裂いて突き進んでいった。そしてそのままコルニのメガルカリオを飲み込み、大爆発を引き起こした。

 

「ルカリオ!!?」

「コォ、オオオオンッ……」

「コルニのルカリオ戦闘不能!!ラビさんのルカリオの勝ち!!」

「まあこんな所だろうな」

「ルオオオンッ」

 

バトル終了と同時にメガシンカが解除されるルカリオとコルニのルカリオもメガシンカが解除されながらも座り込み負けちゃったぁ……と言わんばかりに溜息を吐いている。

 

「惜しかったねルカリオ……でもラビさんのあれ、再現出来てたと思ったのになぁ……」

「いやあれじゃ未完成だ、あれじゃあただの波動弾の暴走でしかないから波動の嵐には程遠いぞ。波動の嵐は波動弾の形を弄った上で波動を更に送り込んで制御したものだからな」

「え~じゃあ全然違うって事ぉ!?」

「それは俺も思った、どっちかと言ったらメガ波動弾の方が波動の嵐に近いって思った」

「そんなぁ~……」

「クオオオオ……クオオオン、クオオオオンヌ!!!」

「ルオオオン」

 

コルニのルカリオがもう一回だ!!と叫ぶと自分のルカリオが何時でも来いよ、と笑う。改めてあのメガシンカをするとルカリオの気性が落ち着いてる気がする……。

 

「んじゃさっきの反省会しつつ、メガルカリオについての所感を教えてくれ」

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