週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイZA:VS カナリィ 2nd

僕は自分のバトルの腕に自信がある、それはZAロワイヤルで連戦連勝、負け知らずで今のランクであるFランクへと昇っている事が良い証明だと思っている。配信と動画を上げながらという配信実況者との二足の草鞋でロワイヤルを驀進中ではあるが、一応上位ランカーにもなった事だし少しだけペースを落として、自分のやりたい事もやりつつに切り替えていた、だけど、そんな矢先に―――

 

「高速移動からチャージビーム。相手はこっちの動きに適応しきれない、冷静に当てろ!!」

「チュラララッ……チュラァ!!!」

「こっちも高速移動でスピードを確保!!」

「ラアアア、ボルゥゥッッ……!!!?」

「いきなり当ててきた!?」

「成程、静電気かマイナス……まあ静電気と見るのが妥当だな。だとしても……やる事は変わらない、虫のさざめき!!」

 

爺ちゃんと話していた多分僕と同年代辺りの男の子、だけど見ただけで分かった。眼に宿る覇気はこの街で幅を利かせているあのサビ組のボスであるカラスバと酷く似ていたけどそれとも違う何かを内包していた。もっと、こう……得体のしれない何か、洞窟の奥で身体を丸めている巨竜……のような何かを感じた。それが何か知りたくてこのバトルを申し込んだ、だけど、だけど―――!!!

 

「ライボルト、充電!!!そこから10万ボルト!!電気で負けてたまるかぁ!!!」

「ラアアアオボォオオアアアアアア!!!!」

「地面へ受け流せ」

「チュウラァァチュウウ!!」

 

充電からのそれを敢えて地面へと降りながらもその足を地面へと突き刺したデンチュラ、雷クラスの威力となった10万ボルトではあるが、それが直撃してもデンチュラは平気そうな顔をする。電撃の殆どが足から地面へと流れてしまった。

 

「充電直後でバテてるな、シグナルビーム!!」

「チュウウラアアアア!!!」

 

限界以上のパワーを引き出してしまったのか、ライボルトは蓄電していた全てを吐き出してしまったのか荒い息を吐いていた。そこへ襲い掛かったシグナルビームの一撃が炸裂してライボルトは吹き飛ばされ、バリアフィールドに激突しながらも地面へと落ちてしまった。

 

「ライボルト戦闘不能!!デンチュラの勝ちじゃ!!……まさかこれほどとは」

 

タラゴンも思わずそんな言葉を口にしてしまった、彼は本業で忙しい上に叶えたい願いという物も孫娘を応援したいという事だけなのでZAロワイヤルには参加していない。だが参加さえしていれば上位ランカーとなっていたのは確実と言われるドリュウズ使い。そんなタラゴンでも言葉を失うような戦いがそこにあった。タイプの相性で自分が勝つ事もあるが、基本的にトレーナーとしての腕はカナリィの方が上、そんな孫娘が一方的に蹂躙されている事に言葉が出ない。

 

「まだ、まだ終わってない!!!デンリュウッ!!!」「ウリュウウウウウッ!!!」

「デンチュラ、上がっていいぞ。次は―――お前だ、ライチュウ、仕事だ!!」

「ララララ~イ!!!」

「また電気タイプ……!!」

「宣言しとく、俺の手持ちは全員電気タイプだ。さあ痺れる用意は良いかなお嬢さん」

「ッ―――絶対勝つ!!!デンリュウやるよ!!!」

「ウリュウウウウウウウウッ!!!!」

 

やる気を出して輝きを放つデンリュウ、ハッキリ言って彼女は決して弱くない。PWCSに出ても良い所まで行くだろう、業を教えたら何処まで伸びるのか、それとも現在練習中なのか……先程のライボルトの充電から10万ボルトはある種、オーバーヒートの電気タイプ版とも言うべき威力があった。まともに受けていたらデンチュラと言えど大ダメージは逃れられず、最悪の場合あのまま、瀕死になっていた可能性すらある。だからこそ、これのテストにはちょうどいい。

 

「メガリング!?」

 

思わずタラゴンがレイブンが指へと付けた指輪を見て叫んでしまった。自らもキーストーンをヘルメットへと埋め込んでいるので慣れ親しんでいるその石の姿を見間違えるわけがない。だが、メガシンカさせるにもライチュウはメガシンカが―――と思っているとライチュウは尻尾の先に付けているメガストーンを見せびらかすように動かしてみせる。

 

「メガ、ライチュウって事!?」

「本邦初公開って奴だ―――カナリィ、その目に焼き付けるがいい」

 

拳を握ると同時にメガリングから光が溢れだしていく、見慣れている筈の光景だ、自分だってメガシンカは切り札としてよく使う、タラゴンも使うからよく戦いもするのに、なんなんだこのプレッシャーは……!?この男は本当に一体何者なんだ!?という思いとは裏腹にライチュウの尻尾に付けられたメガストーンからも光が溢れて、メガリングの光と結合していく。

 

「その身に宿す雷を幾重にも束ね、天を裂き、地を焦がす万雷となれ!!!至れメガシンカぁ!!!」

「チュウウウゥゥゥァ……ゥゥゥウラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアイッ!!!!」

 

メガシンカを遂げたライチュウは何処かピカチュウに近づいたように見える。オレンジ色の身体が黄色く、頬の電気袋が赤くなっている。がそれ以上に目を引くのは二股になり巨大化した尻尾。耳も長くなっている為に、耳と尻尾でまるでXのシルエットのようになっている。

 

「チュウウウウアアアアアアッ!!!」

「な、何じゃ!!?」

「これって、エレキフィールド!!?」

 

メガシンカ発動と同時に地面に電撃が放たれる、そうこのライチュウの特性はエレキメイカー。メガシンカと同時にエレキフィールドを発生させる、しかもメガライチュウは耳と尻尾から5000万ボルトという膨大な電力を発生させる為に力業エレキフィールドに匹敵する物を引き起こす。そしてその電力をスパークさせる事で電磁力を発生させて宙に浮いて自在に動き回る事が出来るようになっている。

 

「さあ、メガライチュウが相手になる。準備は良いかカナリィ」

「―――ハハッ出来てる以外にあると思う!!?やるよデンリュウ!!」

「ウ、ウリュウウウウウウッ!!!」

 

 

To Be Continued……!!

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