週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイZA:シローの妹。

「はぁ~……」

「ベイ?」

「ベイちゃん、大丈夫なのです。ちょっと疲れただけなのです」

 

少しばかり腰を落ち着けながらも水分補給をしているアンにベイリーフが寄り添う、進化した事で大きくなりアンを乗せる事が出来るようになった為かベイリーフは基本的にアンの傍にいるようになっている。時折、自分がアンを乗せるの!!とムーランドと喧嘩になっている、というよりもベイリーフが一方的に言いがかりを付けているに近い。

 

「ベイイイイッ……」

「ムゥゥドラ……」

 

ムーランド的には別にそれでもいいのだが、お前はお前でバトルに集中して自分が背中に乗せた方が効率的且つアンの安全を確保できるだろう?と思っている、ラビの弟妹達の面倒も見てきた経験もあるのでそういう方が面倒事も無いだろうと考えているのだが、ベイリーフ的にアンは私のトレーナーなの!!それなら私が守るのが道理なの!!それに私の背中に乗った方が指示も早く通るから効率的なの!!と語って譲らない。だからそれだとアンの安全性がだな……という風な言い争いが続いている。

 

「随分と良くなりましたね、素にレベルが高いので一度確りと学んでしまえば今までの応用から基礎を見いだせているのでしょう。矢張り彼女は素晴らしい逸材ですな……本格的な入会を致しませんか?トレーナーたる者、自らも鍛えておくと何かと便利ですよ?」

「それはもうちょっと成長してからでいいかな……小さい内から下手に鍛えると健全に成長出来ないかもしれないらしいからな、主に背が伸びんらしい」

「ムッそれは問題ですね。確かに幼い頃は専門的に鍛えるよりも、遊びこそが鍛錬とも言えますね」

 

シローも納得しながらもポケモン達と戯れているアンを見て良きかな良きかなと頷いているのを見てアランは力づくばかりだと聞いていたが、意外と話も通じるし頭もキレるじゃないかと評価を改めている。まあ考えた末に力で解決するのが一番だと考えてしまいがち、なのだろう多分……。

 

「ただいま」

「おおっムク、お帰りなさい」

 

そんな事を思っている中で一人の少女がやって来た、シローはムクと呼ぶ少女はレイブンを見ると気まずそうに顔を反らし始めたのだが、シローはそれに気づいていないのか、ムクの肩に手を回しながら紹介し始める。

 

「ご紹介します、自分の妹のムクです。ガサツな自分と違ってとても聡明で自慢の妹です!!」

「……どうも」

「ああ、レイブンだ。こっちはアランファンのアラン」

「……どうも」

「なんだかややこしいですな?」

「良く、言われるよ」

 

半分諦めるようにしながらもそんな事を言うアランだが、それよりもムクの態度が妙に気になる。何かをしてしまったかと思っているとムクは言い辛そうにしながら口を開いた。

 

「あの、その……前にシローがバトルを挑んじゃったのは、あたしが突然ランクが上がってた貴方の事を見つけたからで……その、ウチの愚兄が迷惑かけて申し訳ない……」

「いや、迷惑は掛けられてないが……それに俺としてはシローには世話になってるから色々感謝せにゃならん立場にあってな。気にしないでくれ」

「シローが、役に立ってる……!?」

「如何ですか自分も時には人の役に立つのです!!」

「胸を張っていいのかそれで……」

 

ムクの言葉から普段から色々と無茶苦茶やっているのが窺い知れる、悪い奴ではないのだろうが……色々と暴走しがちなのだろう、そのブレーキ役を担っているのが妹という事か……自分の親で苦労するのとどっちがマシなのだろうか……。

 

「だけど驚いた、メガシンカまでやったシローに勝った」

「何そういう事もあるってことよ」

「……レイブン、可能であればあたしともバトルをして欲しい」

 

ムクからバトルの申し出、突然すぎる物だが目が合った瞬間に仕掛けてきたり、不意打ち上等のあれこれと比べたら何倍もまともな申し込み、というかパルデアだとこれが普通なんだけどなぁ……他地方だとそうではないのがあれだ……ミアレの場合は色んな意味で過激すぎる。

 

「分かった、ポケモンのチェンジの為に時間を貰えるか?」

「ん、大丈夫。寧ろ受け入れてくれただけでも有難い。それなのにチェンジも認めないとか馬鹿のする事だし」

「辛辣だな」

 

そう言いながらもレイブンは近場のポケモンセンターへと向かってナンジャモに連絡を取ってとあるポケモン達を連れて来てもらう事にした。

 

『今回なんでこの面子なの?』

「今回戦う相手に合わせたって感じだな、トレーナーとしての勘だが……今回の相手はオニオン君みたいな相手だからな」

『つまり……ゴースト使い?』

「ああ、ゴーストタイプの霊気を強く感じる。それと鬼火的な物を感じるし、多分シャンデラいると思う」

『それなら悪タイプの方がよくない?』

「ノリだ」

『ノリならしょうがない』

 

そんなこんなでポケモンのチェンジを終えて戻って来ると既にバトルコートの準備は済んでいた。道場主の妹という事でムクの立場は中々に高い所にあるらしい、そんな彼女とバトルをする、何方が勝つかという話題も上がっているが多くがムクを上げているが……それだけの信頼があるのか、それとも道場主の妹だからというからか……。

 

「待たせたな」

「ううん、そこまで待ってない。それじゃあ始める」

「僭越ならば、審判は自分、シローが致します。それではこれよりバトルを開始致します!!ルールは公式戦に則り3対3のシングルバトルといたしますが、両者異存は!?」

「「ない」」

「それでは、両者同時にポケモンを!!」

「行くよ……ジュペッタ!!」「ケケケケッタ~……!!」

「呪いの御霊、ご照覧あれ。ミカルゲ!!」「おんみょおおおおおおおおおおおんっ!!!!」

 

To Be Continued……!!

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