週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

796 / 796
エンジョイZA: VS キョウヤ&セイカ 3rd

「チャオブーグロウパンチ!!!アリゲイツを打ち出して!!!」

「アリゲイツ、勢いのまま突撃ぃィ!!!!」

「チャオブオオオンッ!!!!」「ゲエイイイイイイッ!!!」

 

チャオブーによって打ち出されるアリゲイツというシュールな光景だが、アリゲイツのスピードを補いながらも同時に攻撃を上昇させているという意味では極めて優れている戦術だ、狙いは―――リザードンだ。飛び続けていた間ずっと電撃を浴びていた影響で息が荒く、スタミナが切れ始めている。それを庇うようにガチゴラスが前に出る。

 

「ゴアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

「ゲエエエエエイツァァァァ!!!」

 

ガチゴラスの威嚇も何のそのなアリゲイツ。

 

―――これ以上来るなら、覚悟しろ、容赦しねぇぞ!!

 

―――望む所だああああ!!

 

といった所だろうか、ガチゴラスは雷の牙を独自発動、そのまま巨大な顎でアリゲイツを噛み砕こうとするが、対抗するようにアリゲイツを氷の牙を発動させた。アリゲイツは打ち出された影響か、やや回転しながら横向きになりながら噛み砕こうとし、ガチゴラスはそのまま嚙み砕こうとする。縦と横の牙が激突する、互いが互いの牙を砕かんとする為か、周囲に冷気と電撃が溢れて地面を凍て付かせたり、電気によって焼くのだが―――流石にパワーの差がはっきりとしているのか、氷の牙に罅が走り噛み砕かれようという所で、アリゲイツはそれを解除した。勢いよくしまった牙はアリゲイツを捉える事もなく閉じられるのだが―――

 

「チャオチャオチャオチャオ、チャオンブウウウウッ!!!」

「ゲイッツウウウウ!!!」

 

後方から駆け込んで来たチャオブー、ニトロチャージで加速して向かってきていた。アリゲイツが派手に動いで意識を誘導し、チャオブーはアリゲイツと同じコースで走ってきて姿がバレないようにしていたのだろう。アリゲイツの背中に乗ると、アリゲイツは自らを踏み台代わりにしてチャオブーを跳ね上げた。

 

「ドレインパアアンチッ!!!」

「ブウウウウウッ!!!―――チャブッ!!?」

 

技の後の隙を狙ったドレインパンチ、これはガチゴラスに当てられる!!という確信があったのだが、それが遮られた。ガチゴラスの頭の前に差し向けられたのはリザードンの翼、既に動く事が難しいリザードンが自身を有効活用する為に盾として受けた。

 

「まだ動けるのかあのリザードン!!?」

「グゥゥゥッオオオオッオオオオンッ!!!」

 

パンチを受けた翼を大きく振るってチャオブーを吹き飛ばすが、アリゲイツが必死に追いかけてクッションとなってチャオブーを無事に着地させる。大丈夫か!?と言われるが、サムズアップで応える辺り、あのアリゲイツは中々なナイスガイである。

 

「―――……ぐうううおおっ……グウウウオオオオオオンッ!!!!」

 

膝を付いたリザードン、いい加減に辛い頃合かと思った瞬間だった。リザードンの尻尾の炎が今まで以上に巨大なものとなって激しく燃え盛り始めた。うめき声が一転して猛々しい雄叫びへと変化して天へと誇り高い龍の叫びが木霊した。

 

「リ、リザードンの尻尾の炎が……!!?」

「猛火なのです、リザードンの体力がもう限界近いのです、そしてそれがリザードンの本当の力を引き出す……」

「リイイイザァァッ……」

 

激しく燃え上がりながらもその炎の色は徐々に青から白へと変貌していく、温度が上がっていく。その熱量には炎に強い筈のガチゴラスが後退ってしまう程だった。リザードンは構わずに離れろと指示を飛ばし、ガチゴラスは距離を取る。そしてレイブンを見る。

 

「果たせよ、フレアドライブ!!!」

「グゥゥウオオオオオオッ―――バアアキュオオオオオオオオオンッ!!!!」

 

拳を打ち合わせると白い炎が拳に灯り、それと尻尾の炎が一気に激しく燃え上がると一気に全身を包み込んでいく。そしてリザードンは徐々にスピードを上げながらも一気に突撃してきた。なんて熱さと迫力だ、これはもう喰らった終わりだ……だが、何もせずに終わるなんて御免蒙る!!とチャオブーとアリゲイツもそのつもりらしい、一矢報いてやる。

 

「何とか少しでも威力を殺してみる、後は任せる!!打ち出してくれ!!」

「分かった!!チャオブーまたグロウパンチ!!」

「チャゥ!!チャウウウブッ」

「アァアアリゲ」

 

チャオブーとアリゲイツが腕をぶつけ合った、互いに最後まで全力で足掻いてやろうぜと言いたげなそれをしてから、グロウパンチで打ち放たれる。真正面からフレアドライブに突っ込んで来るアリゲイツ、だが今度は自分から大きく回転して力を溜めている、そしてその尾が輝き始めた。

 

「ワイドブレイカアアアア!!!」「アアアアリイイゲエエエエエエイツァ!!!」

 

白炎のフレアドライブとワイドブレイカーが激突する。ドラゴンタイプと炎タイプの技の激突、相性の関係でフレアドライブの威力が殺されていく訳だが……それで相殺し切れるほど容易いパワーではない。アリゲイツを吹き飛ばし、まだまだ止まる気配のないリザードン。ダメージと疲労の関係でスピードが矢張り出ていない……その内にチャオブーはビルドアップを完了させて跳躍した。

 

「これが今の私達の最大火力!!!ヒイイイト、スタンプ!!!」

「チャアアアアオオオオオオオオ!!!」

 

真上からの襲撃、ヒートスタンプがフレアドライブと激突する。相手よりも体重が重ければ重い程に威力が上がる性質があるが、そうでなくても55.5キロという体重分の威力はある。それとフレアドライブは一瞬拮抗した、ワイドブレイカーの攻撃低下が響いているのか、フレアドライブを一瞬押し留めてみせた、そのたった一瞬の成果にチャオブーは笑い、アリゲイツはやってやったぜ、という満足を浮かべ―――戦闘不能となった。

 

「グゥゥウオオオンッ……」

 

フレアドライブによる反動ダメージで膝を付き、自分の身体を腕で支えなければいけない程のダメージが蓄積したリザードン、レイブンはリザードンはこれ以上のバトルが厳しいと判断、リザードンのテクニカルジャッジを自分で行ってリザードンを戦闘不能扱いでボールへと戻す。

 

「やったねキョウ兄!!」

「ああやったぜ、一矢報いた!!」

 

ハイタッチをしながらもチャオブーとアリゲイツをボールに戻しながらも沢山褒めている二人。まさかリザードンを此処まで追い込んで来るとは……一応1軍メンバーなのだが……本当に面白い事をしてくれる。

 

「なら次は、ファイアロー!!」

「ファアアアアイッ!!!!」

「ははっ早速次が来たぜセイカ!!」

「休めないね、でも楽しい!!」

「全くだ、頼むぜフシギダネ!!」「ダネダァネダ!!」

「お願いね、ゼニガメ!!」「ゼニゼニィ~!!!」

 

To Be Continued……!!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【完結】すごいよ!! マサルくん(作者:わへい)(原作:ポケットモンスター)

 剣盾をプレイしたことがない大学生がマサルに転生してユウリやホップと一緒にガラル地方で色々がんばるお話。▼※マサルさんがガラルに「セクシーコマンドー」を広めていくお話ではありません。▼【注意事項】▼・バトルはノリと勢い、演出重視です。▼・ゲームのシステムを考慮しない場面があるかもしれません。▼・進化条件などがゲームと異なるかもしれません。▼・本来出現しない場…


総合評価:34836/評価:9.28/完結:99話/更新日時:2026年08月16日(日) 19:03 小説情報

ニューサトシのアニポケ冒険記(作者:おこむね)(原作:ポケットモンスター)

もしサトシ君に前世の記憶が蘇って、アニポケやゲームの知識を持ったニューサトシになったらこうなっちゃったというお話。▼世界観はアニポケですが、ゲーム、ポケスペ、独自解釈、オリジナル要素を含みます。▼アマゾンプライムビデオでアニポケ見たら書きたくなったのですが、作者は小説を初めて書くので文章がおかしい所があるかもしれません。▼作者はポケモンにわかです。▼【挿絵表…


総合評価:30989/評価:8.96/連載:349話/更新日時:2026年06月25日(木) 20:00 小説情報

俺、サトシになってました(笑)(作者:黒ソニア)(原作:ポケットモンスター)

気がついたらアニポケの主人公:マサラタウンのサトシに転生した平凡な一般人。▼転生憑依したものの、アニポケと全く異なる展開に戸惑ったり、様々なトラブルに遭遇したり……甘酸っぱい青春を送ったりする。▼そんな彼が頑張って『ポケモンマスター』を目指す物語だ。▼作者はポケモンにわか初心レベルなので、ご了承下さい。


総合評価:11308/評価:8.54/連載:106話/更新日時:2026年08月21日(金) 06:00 小説情報

幼馴染にフラれたので旅に出ることにした(作者:イグアナ)(原作:ポケットモンスター)

ポケモンバトルが強い人が好きという幼馴染(オリキャラ)に振り向いてもらうために何年も死ぬほど特訓したけど、その幼馴染が強すぎてポケモンバトルに一度も勝てずに振られてしまったので、すっぱりと諦めた後に旅に出ることにしたお話。▼なお振り向いてもらうために特訓しすぎてとんでもなく強くなっているが、本人にその自覚はない模様。▼※追記1▼何故かこの作品の三次創作を書い…


総合評価:45346/評価:8.82/連載:132話/更新日時:2026年08月13日(木) 17:57 小説情報

古魔族、放漫のトラオムの羽ばたき(作者:リッチ)(原作:葬送のフリーレン)

魔法ってたーのしー! バタフライ効果? 水泳の技術だっけ?


総合評価:37262/評価:8.71/完結:66話/更新日時:2025年02月10日(月) 21:01 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>