週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

798 / 798
エンジョイZA:ランクアップMZ。

「「勝ったぁぁぁぁ!!!!」」

「お見事、先程のバトルとは全くの別人ですね」

 

マスカットとのバトルをガイとタウニーは見事に勝利してみせた、最初から侮りも油断も無ければそれだけの実力は確りとあったという事になる。レイブンからすれば最初からやりなさいよ、といいたい所ではあるのだが……その後、一度クエーサー社の応接室へと場所を移してそこで少しばかり話をする事になった。

 

「それじゃあこの前みたいなアブソルとピジョットがまた出るかもしれない、って事ですか……!?」

「はい、噛み砕いて言ってしまうとそのようになります」

 

その中で、先日キョウヤとセイカの二人は暴走メガシンカに遭遇し、これを鎮め、暴走メガシンカしていたポケモンをゲットしたとの事。キョウヤがアブソル、セイカがピジョットを捕獲したとの事。しかし、今は暴走メガシンカが身体に負担を掛けていたのでは?と思ってポケモンセンターで精密検査をお願いしているので手持ちに居ないと言われ納得した。

 

「えっとそれでその、なんでレイブンさんとアンちゃんもご一緒なんですか?試験官だったから、ですか?」

 

セイカがそっと手を上げ、二人が何故いる事について尋ねてきた。MZ団が暴走メガシンカについての対応を頼まれている事は納得したがそれならば二人が此処にいるのだろうかと思ったが、その理由は単純明快。

 

「それは単純です、暴走メガシンカを鎮めるための戦力として数えさせて頂いておりますので」

「「ええっ!!?」」

 

MZ団に委託してくれてたんじゃないの!?とマスカットに驚きの視線を向けるが、マスカットは一切揺らぐ事も無く告げる。

 

「失礼ながら、MZ団の皆さまに危険な暴走メガシンカを相手にさせるのは早過ぎると考えておりました。現段階からは改めますが……」

「「そ、それを言われると……」」

「ですので以前も暴走メガシンカが出現した際にはレイブン様に対処を願いました」

「まあ大したレベルじゃなかったけどな、だけど数が出たら流石に俺でも対処出来んぞ」

 

ダイケンキやムーランドなどと言った指示の委託が可能なポケモンを派遣して対処する事は可能ではあるのだが……

 

「しかし、現段階ではお二人にも十二分に暴走メガシンカの対処が可能だと判断致します。このような事をお願いするのは再開発を担う我が社として、大人として過ちかもしれません、ですが伏してお願い致します。どうぞ、お力を貸していただきたい!!」

「マ、マスカットさん頭上げてください!?そんな頭下げないで!!?」

「そ、そうですよ気にしないでくださいよ!!?俺達だってミアレに恩を返したいですし!!」

 

頭を下げてお願いして来るマスカットにキョウヤとセイカは慌てながらもそれを止める、二人からすればこの街の為になるのであれば協力したい、もしもアブソルやピジョットのように苦しんでいるポケモンが居たのであれば、自分達はそれを救いたいと心から思っている。

 

「もしも、俺なんかが出来る事があるなら……少しでも力になりたいと思います。俺でいいなら……」

「―――……失礼ですがキョウヤ様、何故貴方はそこまでご自分を卑下なさるのですか?恐縮ですがそれは謙遜の域を超えているかと思います。貴方は素晴らしい人間性を持っております、マチエール様から依頼委託を受け、ミアレの為に走り回っている姿は皆が見ております」

「そう言えばキョウヤ、マチエールさんの所にも出入りして経理も手伝ってるんだっけ?アタシも偶に手伝いに行くけど本当に手早い上に来客の対応も完璧でこのままウチに就職してくれないかなぁ~って言ってたよ」

「マジで?マチエールさんがそこまで言うって本当に腕がいいんだな」

 

キョウヤは事務面でもかなり有能と見える、経理が出来るのは中々良いスキルを持っていると言わざるを得ない。そして接客も出来る……これは普通にいい人材では?ウチでスカウトしちゃダメかなぁ……とマスカットの瞳が輝いたのをレイブンとアンは見逃さなかった。

 

「キョウヤ様だけではありません、セイカ様も依頼外でも子供のお相手や困っている人が居たら即座に助けに入り、細かな気配りが光っており、ZAロワイヤル参加トレーナー人気投票でも上位入賞する程の人気なのですよ」

「なんですそのランキング!!?初耳なんですけど!!?」

「クエーサー社としては不服なのですが……ミアレシティの市長はこういったものがあると応援しやすいとか色々言ってましたが……間違いなく人気を集める広告塔として使う気満々でしょうね。全く本当にあの市長は……」

 

マジでミアレ市長ホンマ……まあこれに至ってはまだ許容範囲内、なのだろうか……まだまともな気がするだけで十分酷いとは思うのだが。

 

「なぁやっぱり此処の市長失脚させね?俺圧力とか掛けるからさ」

「それは、良い案ですね……そうなりますとクエーサー社が根回しとサポートを……」

「待って待って待って!?すっごい物騒な話になってるから!!?ミアレを守る話が何で市長失脚させる話にすり替わるの!!?」

「だって、現状一番の癌って市長じゃね?」

「「否定出来ないのが酷い!!!」」

 

そんなこんなもありながら、MZ団の主力メンバーは特例ランクアップによるFランクの上位ランク帯へと足を踏み入れるのであった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【完結】すごいよ!! マサルくん(作者:わへい)(原作:ポケットモンスター)

 剣盾をプレイしたことがない大学生がマサルに転生してユウリやホップと一緒にガラル地方で色々がんばるお話。▼※マサルさんがガラルに「セクシーコマンドー」を広めていくお話ではありません。▼【注意事項】▼・バトルはノリと勢い、演出重視です。▼・ゲームのシステムを考慮しない場面があるかもしれません。▼・進化条件などがゲームと異なるかもしれません。▼・本来出現しない場…


総合評価:34860/評価:9.28/完結:99話/更新日時:2026年08月16日(日) 19:03 小説情報

ニューサトシのアニポケ冒険記(作者:おこむね)(原作:ポケットモンスター)

もしサトシ君に前世の記憶が蘇って、アニポケやゲームの知識を持ったニューサトシになったらこうなっちゃったというお話。▼世界観はアニポケですが、ゲーム、ポケスペ、独自解釈、オリジナル要素を含みます。▼アマゾンプライムビデオでアニポケ見たら書きたくなったのですが、作者は小説を初めて書くので文章がおかしい所があるかもしれません。▼作者はポケモンにわかです。▼【挿絵表…


総合評価:30992/評価:8.96/連載:349話/更新日時:2026年06月25日(木) 20:00 小説情報

俺、サトシになってました(笑)(作者:黒ソニア)(原作:ポケットモンスター)

気がついたらアニポケの主人公:マサラタウンのサトシに転生した平凡な一般人。▼転生憑依したものの、アニポケと全く異なる展開に戸惑ったり、様々なトラブルに遭遇したり……甘酸っぱい青春を送ったりする。▼そんな彼が頑張って『ポケモンマスター』を目指す物語だ。▼作者はポケモンにわか初心レベルなので、ご了承下さい。


総合評価:11314/評価:8.54/連載:106話/更新日時:2026年08月21日(金) 06:00 小説情報

幼馴染にフラれたので旅に出ることにした(作者:イグアナ)(原作:ポケットモンスター)

ポケモンバトルが強い人が好きという幼馴染(オリキャラ)に振り向いてもらうために何年も死ぬほど特訓したけど、その幼馴染が強すぎてポケモンバトルに一度も勝てずに振られてしまったので、すっぱりと諦めた後に旅に出ることにしたお話。▼なお振り向いてもらうために特訓しすぎてとんでもなく強くなっているが、本人にその自覚はない模様。▼※追記1▼何故かこの作品の三次創作を書い…


総合評価:45371/評価:8.82/連載:132話/更新日時:2026年08月13日(木) 17:57 小説情報

古魔族、放漫のトラオムの羽ばたき(作者:リッチ)(原作:葬送のフリーレン)

魔法ってたーのしー! バタフライ効果? 水泳の技術だっけ?


総合評価:37281/評価:8.71/完結:66話/更新日時:2025年02月10日(月) 21:01 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>