「……伸びてる、な」
「伸びてるねぇ」
POKETUBEで配信を行っているラビ、先日ナンジャモとのコラボでシビルドンを紹介してその流れでバトルをしたのだが……
『クレッフィ、フェアリーロック!!』
『うげっ逃げられなくなった!?というと思ったか、ボルトチェンジ!!』
『私がその可能性を考慮していなかったとでも?威張る!!』
『ゲェッ!?ちょっとラビ氏ガチ過ぎない!?』
『何を仰います、ジムリーダーで配信の先輩であるナンジャモさんとのバトルをするのですから相応の力を出さないというのは失礼にあたるでしょう。イカサマ!!』
『わぁぁぁレントラー!!?』
「普通に考えて大ブーイングを覚悟していたんだけどな……まさか此処まで好評とは……」
ポケモン世界のポケモンバトルには人気のスタイルがある。大型ポケモンの真っ向勝負、スピード自慢のポケモンによる瞬きすら許さぬ程の超高速戦闘、エスパーの超能力を活かしたバトル、変幻自在の水を巧みに操るバトル……が、今回ラビが取ったのはクレッフィの悪戯心を利用した変化技で相手を絡め取るような戦法。ハッキリ言って好みが分かれる筆頭の戦い方。
「バトルの新しい可能性、工夫次第でバトルには勝てる……ねぇ」
「全然嬉しそうじゃないね?」
「当たり前だろ、何当たり前のことを言ってんだよって気分だよ」
が、ラビへの批判はなく寧ろ最近調子のいいナンジャモを下した事への称賛が集中している。結局クレッフィがナンジャモのパーティを掻き乱しまくった結果、クレッフィでレントラーを突破してハラバリーも削った末に両壁を展開して退場。たった一匹でジムリーダーを翻弄した戦いぶりが評価されているのか、ナンジャモが自らあげたバトルの動画は一気にトレンドに上がって現在も再生数が上がりまくっている。
「バトルで工夫するなんて当たり前すぎる、攻撃技だけだとしても使い方一つで防御にも回避にも使えるんだからな。それをしない方が可笑しいんだよ」
「と言ってもそんな事出来てるのってそんなにいないでしょ?」
「練習すればいいだけの話だ」
まさか害悪戦法とまで言われて忌み嫌われていたクレッフィが高評価多数である事に驚きを隠せない、まあそれも自分がこれまでやって来た配信者としての人気もあるからだろう。でなければ滅茶苦茶に叩かれていたに違いない。
「だけどあれって相当にガチじゃなかった?」
「偶にはあいつらもバトルさせてやらないと拗ねるからな」
「皆ダイケンキみたいに物分かり良かったら楽なのにね」
そうは言うがそうともいかないのがポケモン、いや生き物という物だ。今回連れて行ったメンバーも中々にアクが強い者ばかり。だが自分は彼らと旅をしていた頃が人生で一番楽しかったようにすら思えるのだから不思議だ。
「なあサザレ」
「何?」
「実はな、ディアルガの絵もう直ぐ完成しそうなんだ」
「えっ本当!?」
「マジ」
「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。今回紹介するのは此方」
「ペェドラララララララララララララ!!!!」
「ペンドうぉっ!!?ああもう本当に相変わらずな奴、ダイケンキ誘導を」
「ケェン」
| ・なんだ急に走り出したぞ!? ・あれって、この前ナンジャモとのバトルで出したペンドラーだ!! ・なんだ暴走か? ・あっでも真正面にダイケンキが躍り出て、一閃したぁ!!? ・おい倒れたぞ!!? |
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「―――ペド?ペドドドド、ドラァ?」
「ケェンキ……ケン」
「ペド……?ペド、ペドドドドド!!」
| ・まだ走り出したぁ!? ・今度は主に向かってる!? ・お、おいヌシにげろぉぉ!! ・えっペンドラーの首に手を掛けてそのまま回転しながら飛び乗ったぁ!!? ・て、手慣れてやがる……。 |
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「よしよしよし……昨日のバトルの興奮が残ってたんだな」
「ペドォ~♪」
「という訳で今回紹介するのはペンドラーです、先日ナンジャモさんとのバトルでも出しましたので知ってる方も多いかもしれませんね」
| ・平然と話すなよ…… ・いやあの時のバトルでも相当に強かったけどさ。 ・マジで強かったもんなぁ……。 ・結局クレッフィとペンドラーだけで勝っちゃったもんな。 ・虫ポケモンだけど好き。 ・そういう人多いよな。 |
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「ペンドラーは毒と虫の複合タイプです。とどめを刺すまで一切容赦はせず、首にあるツメを食いこませて猛毒を与えたり、頭のツノで相手を突き刺して攻撃するという非常に凶暴かつ攻撃的な性格をしています。イッシュ地方では森の中でペンドラーを見かけるような事があったら刺激しないように気を付けろと言われる程にはポピュラーなポケモンです。ですがその一方でプニプニしてそうなお腹や、なんとも眠そうな愛嬌ある顔で女性からの人気もあり、カッコよさから男性からも人気が高い虫ポケモンの筆頭でもあります」
| ・実際見た目相当に良いもんな。 ・可愛いたれ目で愛嬌あるもんな ・だが凶暴である。女性的にそこは如何なん? ・そのギャップが良いんじゃない!! ・眠たげだけどその実際は野性味あふれるあの人、最高じゃない!! ・おう、落ち着け。 |
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「ペンドラーは見た目通りにかなりの巨体です、その上で200キロを超える程の重さですが彼らは極めてフットワークが軽い上に高速戦闘を得意としています」
| ・200キロ⁉ ・この見た目で!!? ・ナンジャモ戦でも思ったが凄い速かったもんなぁ…… ・う~む強そうだなぁ ・いや強いんだよ。 |
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「特性は毒の棘に虫の知らせ、そして夢特性が加速です。毒の棘は直接攻撃してきた相手に対して一定確率で毒を与えるという物で炎の身体や静電気と似ていますね」
| ・うげ、加速持ちか!? ・あ~だからどんどん速くなっていったのか……。 ・最終的にスゲェ事になってたもんな……。 ・そのうえで剣の舞とかするし ・マジで強かったなペンドラー |
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「ペンドラーの強みはその素早さですが、攻撃面も優れてます。速攻で相手を攻め立てていく突撃隊長としての役割が適切、という訳でもありません。夢特性が加速な事に加えてペンドラーは剣の舞や鉄壁などの変化技を習得可能です、それらを活かすバトンタッチも覚えます」
| ・うわマジかバトンタッチ持ち!? ・うっわぁマジかよ……あれもしかしてヌシ、あの後後続に繋ぐ事も考えてた? ・えっガンガン攻めてたのに? ・んじゃ、あのまま次が無双してた恐れあるのか……? ・何それ怖い。 |
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「因みにスタンバイしてたのはバンギラスです」
| ・加速剣舞したバンギラス!!? ・こわっこっわ!!!? ・もう唯の大怪獣じゃねえか!! ・こりゃ、ナンジャモどっちにしろ勝ち目なかったな……? ・まあナンジャモの涙目は死ぬほど興奮したからOKです。 ・様子の可笑しい人です。 |
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「スピードとパワーが共存したペンドラー、その気になったらラティオスを追い越す位速いですから。そのスピードを利用してメガホーンぶち込んだ事あります」
| ・ねえ、サラッとラティオスと戦ったって聞こえるんですけど? ・おかしいな伝説のポケモンじゃなかったっけ? ・何平然とスゲェ事カミングアウトしてんの? ・やっぱラビ氏ってやべぇ奴だわ。 ・何をいまさら。 |
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自分が異常なんて事は今までの放送で十分に分かっていた事だと思っていたが……如何やら違ったらしい。まあ言い、兎も角、配信はこれまでにしておくとしよう。ペンドラーは如何やら眠いようだし、彼お気に入りのふわふわクッションを出してやるとしよう。