「ガアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「リザードン、フレアドライブ!!」
「グオオオオオオッ!!!」
庭の一角で行われているバトル、行っているのはアーマーガアとリザードン。と言ってもラビのリザードンという訳ではない、あのレッドのリザードンだ。レッドと共にアランのメガリザードンXにダンデのリザードンを捻じ伏せて見せた最強のリザードンである。正直言ってこんな事に付き合って貰う事は申し訳ないのだが、レッド自身もアーマーガアと戦いたいと申し出てくれたので、お願いする事にした。
「ガアアアアアアアアアアアアアア!!!!ガアアアアアアアアア!!!」
「楽しいな、リザードン行くぞ!!」
「グオオオオオン!!」
どれだけ高温の炎を浴びせかけようと、どれだけ強烈な一撃を叩きつけようが、どれだけ素早い一撃を急所に打ち込んでも立ち上がってくるアーマーガア、しかも立ち上がる度に戦い方を修正してくる。これは今の自分達のレベルを確かめる意味でもいい相手だとレッドは益々やる気になり、それに続くようにリザードンも叫びをあげる。
「あそこまでアーマーガアが嬉しそうなのも久しぶりに見ますねぇ……」
「俺、あんな好戦的なアーマーガア初めて見ました……」
「まあ滅多にいませんからねあんな戦闘狂は」
そんな様子をバルコニーで見つめるラビとサトシ、ピカチュウは専用に焼いてあげたケチャップたっぷりなピザを美味しそうに頬張っている。
「レッドさんパルデア地方に来る事楽しみにしてたんですよ、テラスタルの事もあると思いますけどラビさんとバトルできるからじゃないかなって俺は思いますよ」
「やれやれ……光栄なのか過分な評価なのか何とも言えないなぁ……」
だがそう思われるのは悪い気分はしない。何せあのレッドに大切な友人だと思って貰える事は嬉しいことこの上ない。
「それでラビさん、あのピートブロックですけど使い方わかるんですか?」
「ええ、サザレのお陰でね」
アーマーガアとレッドの戦いを必死に撮影しているサザレ。今まで緊張して取れなかった分を取り戻すと気合を入れてシャッターを切りまくっている様子に微笑みを浮かべながら茶をすする。
「彼女の家は嘗てのシンオウ地方、ヒスイ地方の由緒ある家系なんですよ。その資料を見せて貰った事がありましてね。近々訪れる満月の時に真価をお見せします」
「楽しみにしてます、リングマの進化かぁ~……くぅぅ~気になるぜぇ!!」
「ピカピカ?」
「ああもうピカチュウケチャップだらけじゃないか、ほら拭いてやるよ」
サトシのピカチュウの関係も実に羨ましいというべきか、何というか……これを間近で見れる事に尊死しそうな自分がいる……何度ピカチュウを肩に乗せたまま旅をしようと試みた事か……だが自分はマサラ人などではなかったのだ……。
「ああそうだ、サトシさんは配信に出てみたいとの事でしたね?」
「ええ、一回で良いから出てみたいんです。駄目ですかね?」
「私からしたら、お願いをされたら断れませんよ」
「やったぜ!!」
「……フゥッ……楽しかった(ツヤツヤ)」「ガアアアアッ♪(満足げな顔)」
「お帰りなさいレッドさん、俺ラビさんの配信に出る事になりましたよ」
「……じゃあ、俺も」
「……どうなっても俺は知らん、どうせだ巻き込むか」
「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。本日ご紹介するポケモンさん―――を紹介する前に本日はコラボ編とさせて頂きます、それでは今回コラボしていただきます方をご紹介します」
「貴方の目玉をエレキネット!!ナニモンナンジャ?ナンジャモです!!今回は何とコラボ回だぞ~!!なんと、ボクの戦術指南役として大活躍中のラビ氏から直々のコラボのご提案を頂いちゃったんだよね~!!今日は招待してくれてありがと~!!」
「いえいえ、普段から色々コメントをくださっておりますのでそのお返しになれば」
「うむうむ良い心掛けである!!」
| ・お~ナンジャモだ~!! ・コメント欄じゃないナンジャモだ~!! ・コメント欄で何時もしっとりアピールするナンジャモだ~!! ・コメント欄で何時も謝るナンジャモだ~!! ・コメ欄で降参RTA走者なナンジャモだ~!! |
|---|
「ちょっとボクの印象可笑しくない!?ラビ氏の放送局だと僕どんなキャラで定着してるの!!?」
| ・初手降参 ・ネタ乞食。 ・ある意味で配信者の鑑。 ・主の弟子。 ・配下。 ・下僕。 ・うぉい!! |
|---|
「可笑しい可笑しい可笑しい!!なんか絶対に思ってもない事書かれてるってこれ!!!?」
「まあまあ……今回はナンジャモさんもお喜びになる方を特別ゲストにお呼びしてますよ」
「ほほう?分かってるじゃないかラビ氏~ボクの登録者数も稼げるしお互いに美味しいという訳ですな~?」
「それでは、どうぞ!!」「ゲスト氏、おいでませ~!!!」
| ・まあこれまでナナカマド博士にオーキド博士来てるしなぁ…… ・あれで登録者数エグいことになってるしな ・尚、ナンジャモの方も凄い事になってた。 ・一番よく絡んでると言っても過言じゃないからな。 ・でも今回もスゲェの来るんじゃねえの? ・ジムリーダーが来る位の心構えでいようぜ。 ・そうだな、もう大分鍛えられたからな ・もう何が来ても驚かねぇぞ!! |
|---|
「ポケモン、ゲットだぜ!!皆、今日もポケモンバトルしてるか?俺は相棒のピカチュウと一緒に毎日楽しんでるぜ!!皆こんにちわ、俺サトシ!!こっちは相棒のピカチュウ!!配信初登場もゲットだぜ!!」
「ピッピカチュ!!」
「……レッド」
| ・はっ? ・はっ? ・はっ? ・はっ? ・はっ? ・えっ? ・ひょ? ・ほえ? ・ふぇ? |
|---|
「―――」
「お~いナンジャモさん、ナンジャモさ~ん……し、死んでる……じゃなくて宇宙猫になってる……!!」
「えええっ!?これ俺のせいなのか!!?えっとどうすれば……」
「えっとそうですね……そうだ、ピカチュウさんが電気ショックをすれば」
「あっ成程!!よしピカチュウいい感じに電気ショックだ!!」
「チュ~!!!」
「シビレレレレレレ!!!?ハッボクは一体何を……ってわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!????レジェンドチャンピオンマスターのレッドさんに、そのレッドさんに勝ったサトシさんとピカチュウだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!???」
| ・ええええええええええええええええええ!!!!!!????? ・うっそおお!!!?? ・アイエエエエエエエエエエエ!!!?レジェンド、レジェンドナンデ!!? ・マジで何で!!? ・ぜ、前言撤回!!驚きました……というか腰抜かしたわ!!? ・本当に何でぇぇ!!!? |
|---|
「う~む阿鼻叫喚。オーキド博士がお使いをお二人に頼んだらしく、態々訪ねて来て下さったんです。それで配信にご参加されたいという事でしたので……まあ私からしたらお断りするのは野暮かと思いまして……というかこのお二人をお使いに使えるオーキド博士が一番すごいのでは?」
| ・そ、それは、確かに…… ・この二人にお願いされたら流石に断れんわ…… ・というかオーキド博士もオーキド博士だな!!?なんでこの御二人方にお使いを!!? ・可笑しいだろ研究員とかに任せればいいじゃん!!!? ・受ける方も受ける方だろこれ!!? |
|---|
「俺はオーキド博士からのお使いはよくやってたし、それが切っ掛けで新しい地方や諸島に旅をした事があるから特に気にはしてないんだ。博士には何時もお世話になってるしこの位は何でもないさ、なっピカチュウ」
「ピッカチュ」
「……同意見」
| ・あっヤバイ、全然気にしてないわ ・というか凄い前向きというか眩しい……全然偉ぶらねぇ……。 ・なんか純粋な光で胸が痛くなってきた……。 ・これが世界を制したお二人…… ・それと並んでもう白目剥きかけてるナンジャモ ・もう失神しかかってるじゃねえか!!? ・帰って来い帰って来い!! |
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「ラ、ラビ氏、なんちゅう時にコラボしてくれてるんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!???VIPもVIP超VIPじゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!???ぼ、ぼぼぼぼっボクなんて路傍の石なんていえてしまうレベルの御二人と御一緒するなんて恐れ多いよぉ!!?」
「そんなに気にしないでくださいよナンジャモさん、俺ナンジャモさんのドンナモンジャTVも何時も見てるぜ?ピカチュウと一緒に楽しんでるよ、なっピカチュウ」
「ピッカピカピカチュ~」
「ほわっ……あっもうだめ尊死しそう……」
| ・ナンジャモがただの一オタクになってる……!? ・ならざるを得んだろこれは ・同じ空間に居れている事が羨ましい……!!!! ・ああっ今日は伝説だな ・それは確実。 |
|---|
「あっそうだサトシさん、ナンジャモさんこの帽子にサインしてほしいそうなんですよ、是非してあげてください」
「あっこれ、俺がPWCSで被ってた時と同じデザインだ。なんか懐かしいなぁ~……よし上手く書けないかもしれないけど書くよ、えっとナンジャモさんへでいいのかな」
「ド、ドンナモンジャTVのナンジャモへで宜しくお願いします!!!そ、それとその……宜しければ握手と写真撮影もお願いしたいんですけど……」
「お安い御用さ、ピカチュウもいいだろ?」
「ピカチュピ」
「……いいよ」
「―――ボク、配信やっててよかったぁぁぁぁ……」
| ・ガチ泣き!!? ・いやこれはガチ泣きしても許される。 ・ガチ泣きしながらもサトシさんとレッドさんに握手されて更に感極まってる ・やべぇナンジャモ可愛いけどそれ以上に尊い ・羨ましい…… |
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「お呼びして良かった良かった」
「でも心臓止まるかと思ったよ!!?」
「それは私もでしたよ」
ど、どえらく、長くなってしまった……!!!