東方青透園~the Blue Sky of Myth Archive 作:架空柿
「さっきから出してるそれ、本当不思議だよねぇ」
ミカは周囲を囲う光弾を避けつつ、フランに向けて銃を放つ。普段の撃ち合いより速度の遅い弾だが密度が桁違いに高く、更にどんどんと弾の量が増えてくるために、ミカは徐々に体力を消耗していく。一方フランも、普段の弾幕ごっこでは味わえないような威力の弾丸をもろに喰らっているため痛覚の働きが激しく、思わず普段より弾幕に歪みを生じさせていた。
削りあう両者、先に動きを見せたのはフランだった。一発一発が重いミカの弾幕に少し焦りを感じ弾幕を変えたのだ。
「お、私の攻撃効いてるんだ!」
「まだまだこれからだよ! そっちこそ、まだ壊れないでよね! 禁忌『レーヴァテイン』」
普段なら同心円状に赤い弾幕を放つフェーズなのだが、フランは第二のスペルカードを早期に打った。
フランは手にしていた得物をミカの大きく振る。時計針のような得物が通った後には赤い細かな弾が残され、散り散りになっていく。得物から放たれる弾幕にも、得物にも当たり、ミカに少し傷がつく。
「いったぁ……」
「やっとダメージ受けてくれたね。貴方結構頑丈だよねぇ」
好戦的に前線へと出ていたミカは少し後ろへと下がった。赤に染まる剣は後を追う。走る度追われ、ミカの退路は徐々に徐々に狭まれてゆく。まるで、建物に燃え広がる火のように。
ミカは一種の困惑を覚えていた。ミカは普段、相手する敵は一見すればその弱点、脆い箇所を見つけることができる。そのためその弱点に銃弾を当てることで相手へより大きなダメージを与えることを得意戦術としていた。しかしながら今回の相手であるフランにそのような弱点を見出だすことができずにいた。確定急所を当たり前として組んでいた戦い方が、目前の少女には粉砕されている。それはそれは、とても苦しい戦いであろう。
対し、フランもかなりの苦戦である。何せ、ミカ同様、目が見えない。生体たるミカならともかく、獲物たる 「Quis ut Deus」でさえも目がない。その真意は彼女の神秘の存在が故だが、無論フランは知らない。双方自身の得意を封じられ、数を打ち合うしかないこの試合は言うなれば……。
「ねえ、貴女も限界じゃない?」
「全然……て言いたいところだけどねぇ。被弾嵩んでるし」
「じゃあさ、お互い全力の一撃出して終わろ! 必殺技みたいにさ!」
「はは……良いね。乗った」
ミカは深呼吸し、フランが目一杯の力を全身へと駆け巡らせる。瞬間、廃墟の聖堂にキリエが響き、孤独の波紋が広がった。
遅くなり申し訳ございません。以下に遅くなった原因を貼ります。
何をしていたか申し上げますと……本を書いてました。今も書いておりますが、一次創作の短編集を書いてました。国会図書館にも行っておりました。短編集出したら納本する予定です
暫くそちらの執筆で忙しくこちらをあまり出せずにいました。本当に申し訳ございません。もう暫くあまり出せない時期が続くと思いますが、隙を狙い書いていきたい所存です
最後にこんな私が行うのもなんですが……私のX(旧Twitter)のリンクを貼っておきます。生存確認等にご活用ください
https://x.com/AsteroideaDiosp?t=CAC2m1CpaSQwA-IDFxduNw&s=09