【消耗品軍団】に育てられたものは日本に帰って喫茶店に努める。   作:ライダーGX

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第9話

たきなの下着を買った後、俺達は千束の案内である店に向かった、その店に入って、注文を千束が行う。

 

「フランボワーズ&ギリシャヨーグレットリコッタダッチベイビーケークとホールグレインハニーコームバターウィズジンジャーチップスで!」

 

「かしこまりました。」

 

「浩平君は?」

 

千束が俺の方を見て、俺は店員に注文を頼む。

 

「ホットコーヒーを」

 

「かしこまりました。」

 

俺が頼んだ事に千束は少しばかり顔をしかめる。

 

「ええ~?こんな熱い日にそれを頼む?」

 

「良いんだよ、それよりも長い注文だったな?」

 

「ええ。名前からしてカロリーが高そうです」

 

その事には俺だけじゃなく、たきなもそう思っていた。

 

「野暮な事言わない。女子は甘い物に貪欲で良いのだ」

 

「寮の料理も美味しいですけどね」

 

「あの料理長、元宮内庁の総料理長だったらしいよ」

 

「く!宮内庁!?」

 

千束の言葉に俺は驚きを隠せないでいた。宮内庁の総料理長と言えば、この国の最高料理を振る舞う人じゃないか!? おいおい…DAはそんな人まで雇ってんのか?

贅沢にもほどがあるぞ、ただでさあえ貴重だって言うのに。

 

「それって凄いんですか?」

 

「勿論だ。世界各国の首脳等に料理を振る舞う人だぞ? それに首脳等の晩餐会にもかなりの料理を部下達と一緒に作っているからな」

 

「うえ~そんなに凄い人だったんだね? まあ~そんな感じ。でもスイーツ作ってくれないからな~、永久にかりんとうだから」

 

かりんとう? かりんとうってあの硬い和菓子の事か?あれは俺も好きだったな…。子供の頃母さんに勝って貰ったけど、硬すぎて乳歯がかけたんだよな。

すぐに歯医に行って、治療してもらったけど。

 

「私あのかりんとう好きです」

 

「そりゃ貴女、最近来たばっかで10年あれだと飽きるよ~?」

 

「…確かに10年ばかりでそれだと飽きるな」

 

そう言っていると、俺たちの目の間に千束とたきなの注文が届く、それに千束は嬉しそうな表情をする。

 

「うおっほおおお~!美味しそう~!!」

 

「……これは糖質の塊ですね」

 

「たきな!」

 

たきながその事を言うと、千束がたきな頭突きをしながら怒鳴る。

 

「そんなこと言っちゃだめだよ! それに人間一生で食べられる回数は決まってるんだよ? 全ては美味しく楽しく幸せであれ~♪」

 

「美味しいのは良い事ですが、リコリスとして余分な脂肪はデメリットになりますし、何より動きづらいです」

 

「その分走る!その価値にはこれはある!んむ!美味ひぃ~!ほらほらたきなも食べて食べて!」

 

それを見ていた際、隣の席から何やら困っている声が聞こえ、俺達は振り向く。

 

すると隣にはフランス人観光客男女2人が居て、どうやら注文をしようとしたが、日本語が読めず困っている様だ。…仕方ない。

 

「ちょっと行ってくる」

 

「え?浩平君フランス語話せるの?」

 

「まあな、アメリカにいた際にフランス人も少しばかりいたからな」

 

俺はそう言ってフランス観光客の所に行き、フランス語で話す。

 

 

※フランス語で話していますが、日本語で書いてます。

 

 

「お困りですか?」

 

「あら?言葉が分かるの?」

 

「ええ、それで何にお困りですか?」

 

「実は日本語が読めなくてね。何をどうすればいいか迷ってたんだ」

 

「成程、それはこうで…」

 

 

 

♦♢♦♢

 

 

 

浩平がフランス人観光客に説明をしている中で千束達はその様子を見て思う。

 

「…やっぱり浩平さんって、外国語を話すのが上手いですね」

 

「うん…、浩平君…やっぱり“天才”かも…」

 

「え?どう言う事です? それは前に店長から聞きましたけど…」

 

たきなは千束が言った言葉に振り向き、それに千束はたき名の方を向く。

 

「いやほら…、浩平君は確かに以前に浩平君は傭兵のいた場所で育ったって聞いたけどね、家族が殺されたって事も…。でもそれだけで傭兵のいた場所であんなに万能な能力が開花するとは正直思えないんだけどね…、普通なら絶対に別のが開花するはずだよ」

 

そう話す千束にたきなは少しばかり考える、確かに浩平はアメリカでテロに遭い、両親を殺されて、あげくは自分自身も殺されそうになった際に、傭兵軍団によって助け出され、その後彼らの下で過ごした。

にもかかわらず、浩平は自身の能力を開花し、あげくはバーニー達を超える万能及び超人となってしまった。

 

「(…浩平さん、辛いことがあったにも関わらず、それを乗り越え…それだけじゃなく、戦う能力を身に付くなんて…、凄い人ですね)」

 

そう思うたきなは浩平を見るのだった。

 

 

 

♦♢♦♢

 

 

 

ふぅ…、一応観光客の人等に注文を頼めたな、あとはあっちが何とかするって言ってるし、俺は席に戻ってコーヒーを満喫しようかな。…ってなんだか2人がこっちを見ているが、どうした?

 

「なんだ?」

 

「いや~、浩平君があそこまで喋れるなんて、凄いな~って」

 

「あれ位どうって事ないよ。それよりこの後の事はどうするんだ?もう帰るのか?」

 

「そんな訳ないでしょう~? これを食べたら面白い場所に行きま~す♪」

 

千束はそう言って名前が長いパンケーキを食べる、面白い場所…?一体なんだ?

俺とたきなはそれに顔を見合わせ、たきなパンケーキを食べ、俺はコーヒーを飲むだった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

そして関西国際空港、そこにある二人組が空港に到着する。

 

それはトール・ロードとヘイル・シーザーの2人だった、2人はサングラスを外して、周りを見渡す。

 

「ようやく着いたぞ、日本に…」

 

「全く、長旅だったな」

 

「そうでもねぇ、今は大阪だがこれから東京に向かう為、新幹線に乗らなきゃ行けないんだぞ?」

 

「かったるいなぁ…、まあ仕方ねぇか」

 

トールとシーザーはそう言って空港を後にし、新幹線に乗る為、駅に向かった。

今回2人の武器は全くなし、日本は入国規制の為、銃の所持が厳しい為、持ち込む事は出来なかった。

 

しかしながらこの2人は肉対戦でも強い為、銃は必要はないだろう。

 

「途中でビールでも買っていこうぜ」

 

「そうだな。日本のビールはどれだけ美味いんだろうな」

 

そう言いながらトールとシーザーは東京行きの新幹線に乗るのだった。

 

しかし途中で事故で、乗り換える羽目になったのは此処だけの話しであった。

 

 

 




浩平の苦戦する組織はありで行きます。
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