【消耗品軍団】に育てられたものは日本に帰って喫茶店に努める。   作:ライダーGX

14 / 32
ガンダムブレイカー4をやって遅れた事と、実家の民謡関係で遅れました。

って訳で更新です。


第12話

チャーチの要望を受けて、俺は先ほどの駅に向かっていた。

 

その駅は既に警官たちが取り囲んでる……訳ではなく、黒服の男達が回りを包囲して囲んでいた。

 

あの様子だと恐らくDAの者に違いないな。此処からじゃ入る事は出来ない。別の方法で入るしかないな。

ある程度だが入る場所は検討は付く、地下鉄の駅なら下水道に通じる扉がある筈、そこで地下鉄に通じる通路に出る筈だ。

 

俺はそこに行き、その扉をキーピックで開けて、そこに入って地下鉄に通じる場所に行く。

 

「えっと確か……ここだ」

 

駅の場所に通ずる扉を見つけて、俺はキーピックを使って扉を開けて、そこに入ると、その光景を見て思わず息を呑んだ。

 

「…これは、酷いな…」

 

俺が見た光景…それは駅のホームと路線が跡形もなく爆破されており、所々に瓦礫が見える。

 

此処でDAの作戦が行われていた場所か…、にしてもひどい有様だな、駅のホームがボロボロで見る影もない。それに壁も銃弾の後がくっきり残ってる。

まだ此処を証拠隠滅には至ってないって事か…。

 

俺はそれを見て、一応チャーチに連絡を入れてみる。

 

「…俺だ。此処でDAの作戦が行われたのは確かなようだ。所々に銃弾の後や爆発の後が残ってる」

 

『よし…、情報通りだな。お前はそこで1つの証拠を写真に収めろ』

 

「…伝えるだけじゃダメなのか」

 

『それだと不足するだけだ。それにいつまでもそんな態度で居られるかな?』

 

「うるせぇ!こうなったもうやけだ! 情報を伝えるだけで十分だ!以上!」

 

俺はそれにブチ切れて通話を切る。

 

全く…あの野郎ムカつくぜ!

 

 

♦♢♦♢

 

 

 

電話を切られたチャーチは少しばかり考える。

 

「(…そこまで意地を通すのなら、私はもう手段を選んではいられないな)」

 

そう思いながらチャーチは受話器を取って、誰かに連絡しようとした時だった。

 

受話器のフックスイッチが誰かに押されて、通話を妨害されてしまい、それにチャーチがその方を見ると、そこには白髪をした初老の男【マックス・ドラマー】がいた。

チャーチはドラマーが居る事に目を向く。

 

「…何故お前が居る?」

 

「チャーチ、お前少しばかり独断行動が多い様だな。マギーから少しばかり聞いているぞ?」

 

「……」

 

その事にチャーチが黙り込んでしまい、そのまま受話器をゆっくりと机の上に置くのであった。

 

 

 

♦♢♦♢

 

 

 

さてと…チャーチとの通話を終えた所で俺はある程度様子を見るか。

 

ホームは先ほど見た通り爆発でボロボロで見る影もなく、残っているホームもあるがこれは復旧工事がかなり難航しそうだな。

それと銃弾だ、銃弾は壁に何百発も撃ち込まれている為か、所々にある。

 

クリーナーを使ってもこれはかなり手こずるだろうな…。

 

「…よし、これで後はさっさとかえ…」

 

 

「おりゃああああああ!!!!」

 

 

 

「っ!?」

 

突如何者かの蹴りが俺の方に飛んできて、俺はそれをギリギリで躱して横に飛ぶ、すると奴から1本のナイフが投げ込まれ、それを俺は瞬時に受け止めて投げ返す。

 

「なっ!」

 

その者は俺が投げ返した事に驚き、それを躱すと同時に俺はそいつに突っ込んでいく。

だがそこをある者達が…。

 

「うぉおおおおおお!!!」

 

「はああああああああ!!!!!」

 

「っ!?」

 

突如身体の大きい2人組に俺は押されてしまって、逆に突き飛ばされてしまった。

 

「ごはっ!」

 

そのまま床に倒れる俺にまた誰かがやって来る。

 

「せいっ!」

 

上空に飛んで、俺に蹴りをたたき込もうとした。しかし俺はそれを横に転がりながら躱し、同時に飛び起きながら立ち上がり、その者の蹴りを難なく躱す。

それと同時にカウンターで回し蹴りを入れ込み、それにその者は受けてしまって飛ばされる。

 

「どりゃやあああ!!!」

 

また別の者が俺に拳を振って来て、それを手で払いながら同時にカウンターを入れてボディに拳を叩き込む。

それにその者は腹を抑えて後ずさりし、それを見た者達は一か所に集まって俺を見る。

 

同時に俺はホルスターバックに仕舞ってあるUSPを抜き構えると、相手側も同じように銃を抜いた。

相手側の銃は全員【グロック17】を持っている。

 

俺は何時でも撃つ気はあったが、何か引っかかる点がある。

 

それは相手の目が躊躇する感じと、途轍もない罪悪感で同様する感じの目だった。

それにあいつ等から妙に汗が出ている。

 

また銃身が震えている様子が見える…。一体どういう事だ…?

 

だがそんな事はどうでもいい!

 

「……フッ!!」

 

俺は瞬時に動いて、相手の気を反らした。それにあいつ等は一瞬の判断が遅れてしまい、俺を見失ってしまう。

 

その隙に俺はあいつ等の懐に入り込んで、飛び後ろ回し蹴りを連続で行った。それによりあいつ等の顔面に直撃して、倒れこんでんだ。

 

「「「「「ぶはぁ!」」」」」

 

あいつ等が倒れたの見て、俺は中心にいた奴の上にまたがり、ナイフを取り出して突きつける。

 

それに相手は止まってしまった。

 

「ぐっ!」

 

「どうだ…ナイフ使いならこいつの怖さは知っているだろう? さあ…履いて貰おうか?お前等が此処で何をしていたのかを…」

 

「クッ…!殺せよ!どうせ俺達はもうこの道しか選ぶしか方法が無かった!! テロで家族を失い!この方法しか俺達に選択はなかったんだ!!!」

 

その言葉を聞いた俺は思わずナイフを止める。何…?テロで家族を失った?

 

俺はこいつだけじゃなく、他の連中を見て見ると、同じように歯を食いしばりながらうつむいていた。

こいつの言葉は本当なのか…? だとしたらこいつ等は…。

 

俺はナイフを一度仕舞い、立ち上がってもう一度問う。

 

「お前等、この道を選ばざる得なかったって言ってたが、どうしてだよ。他の道もあっただろう?」

 

「仕方ないんだ!! この国は失った者の痛みを知ろうとせず!更には切り捨てる様に見捨てたんだ! 人の痛みを知ろうとせずに!!」

 

「そうだ!! テロで殺された家族をこの国は平然と切り捨てた! それがこの道を選ばざる得なかった理由なんだ!」

 

「理由…」

 

その言葉を聞いた俺は、嘗てアメリカで俺が経験した事を思い出した。

 

アメリカで俺は家族を失い、更には殺されそうになった所をバーニー達に救われ、俺は生きる希望を持てた…。

 

だがこいつ等は違う…、家族をテロで殺されてもなお生きる希望を与えては貰えず、更には犯罪者に落ちる程だ…。

俺が思っていたこの国…、日本はどうやらあまりいい感じの国じゃない様だ。

 

周囲の者達は手を差し伸べる所かそれを払いのけ、同時に見て見ぬふりをする…。それを考えると最悪な感じだ。

こいつ等はそれを受けて、ずっと暗い思いをしてきたって訳か。

 

…なら俺のすべき事は1つだな。

 

俺はUSPをホルスターバックに仕舞い、それを見ていた者は問う。

 

「…おい、何の真似だ?」

 

「お前等…、そんな事で人生を棒に振って良いのかよ?」

 

「何?」

 

「お前等はまだ若い、って言うか歳は俺と近いんだ。そんな事で全てを失わせることは無い、まだ別の道を選ぶ事は出来る!」

 

「簡単に言うなよ!別の道を選ぶって言うがどうやってだ!? 俺達はいくら考えても納得出来る事が思い浮かばなかった!! これ以上どうしろって言うんだよ!!?」

 

怒鳴りながら俺にそう言う奴に、俺は気迫がある目で言う。

 

「だったら俺が教えてやる!!! 犯罪から人々を救う者になれ!!!そうすればお前等のやりたい事が見つかるはずだ!!!」

 

「「「「「っ!?」」」」」

 

「いきなり探すのは難しいだろうが、諦めずに前を向いていけば必ずやりたい事が見つかるはずだ!」

 

俺の言った言葉にこいつ等は言葉が止まってしまう、いきなりだが必ず見つかるさ…。

 

そう言って俺はその場を離れ、ここから脱出することにした。

此処にはもう長いは無用だ。

 

俺が離れた後、その者達は俺が去った後を見送るかのように見て、ただ黙り込むのであった。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

俺が地上に出た後、俺は千束達が待っている駐車場に向かおうとした時だった。

 

目の前に白い車が止まって、俺は思わず足を止める。って言うかこれ俺のFCじゃないか!?誰が乗ってるんだ!?

 

助手席の窓が開いて、そこから運転席に座るマギーと後ろに座っている千束とたきなが俺に声をかける。

 

「浩平君!」

 

「浩平さん!」

 

「早く乗って!」

 

「千束!たきな! それにマギー!?」

 

驚きながらも俺はすぐにFCに乗り込み、FCはその場を走り去る。

 

突然の事に俺は驚きを隠せないでいた。

 

「何でマギーがここに!?」

 

「理由は店に戻って説明するわ。それにしてもまたチャーチが無茶言ってごめんなさい」

 

「いや、別にいいよ…」

 

理由はリコリコに戻ってからか…。これは少しばかり問いだす必要があるかも…。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。