【消耗品軍団】に育てられたものは日本に帰って喫茶店に努める。   作:ライダーGX

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何だかすぐに書けるってのがヤバい…、まあすぐに更新できるのですから良しとしよう。


第16話

俺は以前遭遇したあの集団と再会し、俺の下で生業を学びたいと言ってきた。おいおいマジかよ…それは予想外の事だ。

 

「…お前等はそれでいいのか?」

 

「ああ、どうか学ばせてくれ」

 

俺はそれにちょっとばかり考え、そいつ等の方を見ながら頷く、その様子を見ていた千束達が問う。

 

「浩平君、その人たち知り合い?」

 

「…前に話したろう、地下鉄で出会った集団」

 

「ああ~!成程!」

 

「あなた達が…」

 

千束とたきながその事を聞いて納得する中、トールとシーザーはそれを聞いて首を傾げていた。

 

「おい、俺等は何も知らないぞ。どういう事だ?」

 

「ちゃんと説明してもらいたいね」

 

『私から説明するわ』

 

っとマギーが通信越しでトールとシーザーに説明する中、俺はあいつ等の名前を聞いた。

 

「それよりもお前等…名前は? いつまでの名無しじゃ失礼だからな」

 

「そうだな。俺は【東雲(しののめ) 斗真(とうま)】だ」

 

ナイフ使いは東雲斗真とか言う奴らしい。そして…。

 

「俺は【土門(どもん) 信三(しんぞう)】だ」

 

「オラは【三門(みかど) 熊朗(くまろう)】と申す」

 

身体の大きな2人が言ってきた、土門は身体が筋肉で出来ている上、まるでシーザーと同じくらいだ。そして三門は力士の様な身体をしている、腹は出ていないけど…。

 

「僕は【小林(こばやし) 一輝(いっき)】、ジークンドーをしていたんでね」

 

「俺は【長瀬(ながせ) 力也(りきや)】、拳が強いのはボクシングをしていたからだ」

 

俺より少しだけ若い小林が言って、東雲と同じくらいの長瀬がそう言う、ふ~ん…通りで拳と蹴りが強い訳だ。

 

すると千束が俺の横に来てある事を聞いてくる。

 

「ねえ、皆と年いくつなの? 皆私とほぼ変わらないくらいの歳だけど?」

 

「俺と長瀬が18で、小林が17、土門が20で三門は21だそうだ」

 

そう東雲がそう言って、俺は少しばかり納得がいく。ほう~?東雲と長瀬が俺と同じで、小林ってい奴が千束とほぼ同じ、それで土門と三門が上って事か。

納得だな…。そう思っているとマギーから通信が入る。

 

『話している所悪いけど、早く動いた方がいいわ。いつまでの長いはまずいわ』

 

「…分かった。千束、たきな、脱出経路を確保してほしい。トール、シーザー!俺と一緒に例の武器を」

 

「よし」

 

「分かった」

 

トールとシーザーが武器を運ぼうとする際、土門と三門がやって来る。

 

「手を貸そう」

 

「重たいのは力強い奴がいれば良いどす」

 

「いらん」

 

「必要ねえよ」

 

トールとシーザーがそう断ろうとしたが、既に土門と三門が武器を担ぐ。

 

「遠慮するなって」

 

「重たいのはオラたちに任せればいいどす」

 

そう言って武器を担いで、千束達の所に向かう。

すると小林がこう言った。

 

「もう年なんだから、若いのに任せたら?」

 

「おい?今年寄り扱いしたか?」

 

「マジかよ」

 

トールとシーザーが愚痴をこぼす中、俺はそれを聞いて笑みを浮かばせ、武器を担いでその場を離れるのだった。

そしてマギーが用意した車でその場を離れ、東雲たちは自分たちが乗って来た車でその場を離れるのだった。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

港の倉庫から出た後、俺達はリコリコに戻って来て、地下でその武器の中身を調べていた。

だがその前にミカは少しばかり頭を悩ませていた。それは…。

 

「はぁ…浩平君、君は私達にあんな態度を取っておいて、君がその者達を連れて来てどうなのだね…?」

 

どうやらミカは東雲たちを連れてきたことに疑問を持っていたが、俺はそれをあえて言う。

 

「ミカ、俺がお前等に言ったのとこれとはまた別だ。それにあそこで別れてもここで合流するのは分かっていたからな、こいつ等は案外この街の事を知っている」

 

「…それはそうだが」

 

「すまない、いきなりやって来て。ただ俺達はこいつ…浩平から学びたいんだよ。人としての生業を」

 

それを聞いたミカは若干呆れつつも、東雲たちを見て思った。今ここで人生をやり直せるチャンスがあるなら今だと…。

ミカはそれを思うと、愚痴を言うのも勿体ないと感じたのだろうか、俺にこう言った。

 

「分かったよ浩平君。ただ彼らの住まいは自分たちが探すように頼むのだぞ?」

 

「ん?俺達のマンションではダメなのか?」

 

「え?そうそう! 東雲君たちを私のマンションで住まわせちゃダメなの?」

 

「別に構いはしないが、あまり一か所に集まると返って怪しまれる。それにもし敵に襲撃でもされたら…」

 

「別にいいんじゃないか? 浩平達なら軽く返り討ちする事は出来るだろうよ」

 

トールがその事を言って来て、それにはミカはもう何も言えなくなった。すまんなミカ…だがこれもこいつ等の為だ。しかし千束の奴…俺にあれだけ言われたにも関わらず、メンタルが強いな…すぐに別の事に切り替えるしな。

 

そのお陰か面倒が無くていい。

 

「そんな事よりこれが例の銃か調べようよ」

 

「ああ、そうしよう」

 

俺達はその銃を調べて見る。

 

中に入っていたのはブルパップ式のショットガン【UTAS UTS-15】と、SMGの【クリス・ヴェクター】に、軽機関銃の【Mk46 Mod0】が入っていた。

更に重機関銃の【ブローニングM2重機関銃】も入っていた。

 

おいおい…これを手に入れた連中は日本で戦争でも起こす気だぞこれ。

 

「うわ~…またしてもすごい量の銃」

 

「しかも弾も大量にありますしね…」

 

「これもDAに報告する訳には行かないのか?」

 

「ああ、これは「おいおい…これ」ん?」

 

東雲達がその銃を見て何かに気づいて。それを俺達は振り向く。

 

「おいどうしたんだ?」

 

「実はこの銃とよく似たものを使っている組織を俺達は知っているんだ」

 

「何だって?」

 

「その連中の事、どういう連中か教えてくれ」

 

俺達はその組織の事を東雲たちに問い、その組織を東雲たちは言う。

 

「その組織は資金力が余りにも高く、様々なコネクションを持っている連中だ。しかも元軍隊教官の人間の知識を取り入れ、特殊部隊並みに鍛え上げている連中だよ。しかも噂によればそいつ等は途轍もない高度なAIを持っているとの事だ」

 

「途轍もない高度なAI…? そんな物があるのかよ?」

 

「ああ、その組織の名は『アポロの夜明け』と名乗っている」

 

「アポロの夜明け…?」

 

その組織の名に俺達は頭を傾げるばかりだ。そんな妙な名前を持つ組織があるなんてな…。

 

俺がそう考えていると千束とたきなが呟く。

 

「DAの他にもそんなAIを持ってるなんてね~…」

 

「正直言って危険ですね。早急にこの事をDAに報告する必要が」

 

「いや、この事はまだ話さない方がいい」

 

「「ええ?」」

 

ミカの言葉に千束とたきな、そして俺もその事を聞いて振り向き、それにマギーが言う。

 

「あなた達の所は治安維持組織でしょ? この国の治安を守るためには下手に行動する事は出来ない。それにあなた達のAIであるラジアータはDAが誇る最強の管理AI、そのAIが感知しないって事はそのAIを遥かに上回るって事でしょうね」

 

「そうだ、だから楠木に言った所で組織の命令で動く他ない。こればかりは仕方ないんだ…」

 

ミカの言葉を聞いた千束とたきなは少しばかり言葉が止まり、ちょっとばかりうつむいてしまう。

 

成程な…DAは好き勝手動かせる組織じゃないって事か…。しかしDAもそんなAIを持ってるのか…、どいつもこいつも凄いものを持ってやがる。

 

俺はその事を思いつつ、銃をまたこの地下に置くことにしたのだった。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

そして翌日、俺達は帰る事になったトールとシーザーを見送る為、羽田空港に来た。

 

どうやらトール達はCIAの監視を避ける為、関西国際空港からここに来たのだと言う。よくもまあ遠い所から遥々と…。

 

「それじゃあ俺達は帰るぜ」

 

「向こうに着いたら、バーニーには伝えるぞ?」

 

「ああ…そうしてくれ」

 

俺はバーニーの怒りが出てくるイメージが頭の中に浮かんでくる。

これはちょっとばかり覚悟をしておいた方が良いな。

 

するとトールがこう言ってきた。

 

「まあお前がこうなるって事は少なからずバーニーは思っていたかも知れないな」

 

「何だかんだで、お前はジッとする奴じゃないってな」

 

「何だよ…結局お前はそう言う奴じゃないか」

 

すると東雲がその事を言って来て、俺は思わず振り向く。

 

「俺は単純にそうする方がって思っただけだよ」

 

「単純?どこが単純なんだよ…、この間の言葉はどうした?」

 

「何?俺の言葉は常に自由なんだよ、それにあの時の言葉は今とは違うよ」

 

っと俺と東雲の話しを聞いたトールとシーザーは思わず笑いだし、それを見たミカが問う。

 

「どうした?」

 

「いや、この光景を見ていると、なんだかバーニーとクリスマスを重ねてしまってな」

 

「それを見て思わず笑っちまったぜ。浩平がバーニーで、東雲がクリスマスの方をな」

 

「フッ…そうか」

 

トール達の返答にミカも思わず笑みを浮かばせながら俺達を見る。

 

「(クリスマス…?)」

 

「(どうして季節の話しをするのでしょうか?)」

 

っと千束とたきながこっそりと話しながら呟いた。

 

そしてロス行きの便が出発し、トール達が乗った飛行機が飛び立っていく。

それを俺達は見送る。

 

「…またな、トール、シーザー」

 

呟く俺は皆と一緒にリコリコに帰っていくのだった。

 

 

 




東雲は完全にクリスマスポジション、浩平の右腕として活躍する事でしょう。
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