【消耗品軍団】に育てられたものは日本に帰って喫茶店に努める。   作:ライダーGX

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また新しい作品を作りました。
今度はエクスペンダブルズとのクロスオーバー作品です、どうか見て行って下さい。


プロローグ

俺の名は【鈴原(すずはら) 浩平(こうへい)】…13歳、俺は今…壁にもたれて座りながら目の前に起きた事にただ茫然としている。身体中血だらけになりながら。

 

前には炎上したバス…、周囲は誰もいない…、それもその筈…生き残っているのは俺だけだから…。

 

何でこんなことが起きたのか…、それは一週間前の事だった、母さんがスーパーの福引きでアメリカの旅行券を当たり、俺達家族は旅行に出来かける為アメリカに向かった。

そこでバスに乗り込んだ後、俺は父さんから自分のパスポートを持たされた。

 

これがないと駄目らしいって、その後アメリカに飛び…。アメリカに到着した後、バスに乗り込んで、目的のホテルに向かう事にしたんだ。

でもそこで最悪の悪夢に襲われるなんて、思ってもいなかったからだ。

 

突如バスの後部座席が爆発して、俺達家族はその前側に座っていて、驚いて振り向く。

 

当然後部座席を爆破されて、後輪部が無くなり、バスは制御出来ずそのまま横転し、倒れてしまった。

そのままバスは火が燃え広がり、俺は運よく割れた窓の外側に近くで倒れて、父さんが俺に言ってきた。

 

「浩平…!お前だけでも逃げろ!!急げ!!」

 

「とう…さん」

 

「父さん達は足が挟まって動けない! お前だけでも生きろ!!急げ!!」

 

父さんの言葉に俺は何とかして身体を動かす、でも身体中に激痛が走る、相当天井や床に激しく打ち付けられた様だ。

でも何とかして激痛の身体を動かし外に出る俺、そして父さん達の方を見た瞬間だった。

 

突如バスが爆発し、俺はそれに吹き飛ばされて、壁に激突して倒れこむ。

 

「がはっ!!!」

 

肺から大量の空気が吐き出され、それと同時に身体が麻痺して動かなかった。ただ顔だけが何とか動かせた…。

俺は激痛に耐えながらもバスの方を見ると、バスは完全に炎上して、全てを包み込んでいた。

 

「…父さん…母さん」

 

俺が茫然としていると、炎上しているバスの所に何やら鉄砲の様なものを持った人達が数名近寄ってくる。

 

『おい!誰も見られていないだろうな!?』

 

『当然だ! 俺がしっかりと仕留めたんだからよ!』

 

その人たちは英語か何かで喋っている様子で、俺には何を言ってるか分からない…。中学に入ったばかりの俺は英語なんてまだ勉強してない…。

 

すると1人の男が俺の存在に気づいた。

 

『っ!おいまだ生きている奴が居るぞ!!!』

 

それと同時に数名が俺の下にやって来て、鉄砲を構えていて語る。

 

『おい!生きている奴が居るじゃないか!!』

 

『心配ねえよ。ただのガキだ、大した事ねぇよ』

 

何を言っているか分からない俺、すると男の1人が俺を蹴り飛ばして、俺はその場に倒れこむ。

 

「がぁ!?」

 

余りにの激痛に息が出来ない…!

そんな様子を見て笑う男は俺に鉄砲を向ける。

 

『このまま生かしてたら何言うか分かんねぇしな、このまま死んでもらうぜ』

 

連中が何を言っているか分からないけど、これは絶対に不味い…、このままじゃあ………死ぬ。

 

っと思っていた時だった。

 

 

 

バンバン!!

 

 

 

『ぐああ!!』

 

突如銃声らしき音が聞こえて、俺を殺そうとした人が、頭から血を吹き出しながら倒れる。

すると複数の銃声が鳴り響き、それにより複数の男達は血を出しながら倒れていく。

 

い…、一体何が…?

 

すると黒服の迷彩服らしき者達が現れて、周りを見渡していた。

 

『おいバーニー、この状況どうする?』

 

『最悪だな。テロリスト共は殺したが、肝心の民間人に死者が出てしまった。チャーチに何て言えばいい…』

 

1人の若干スキンヘッドの頭をした男性がベレー帽の男性に話しかけている様子が見れる、一体誰だ…?

そう思っていると、ミリタリーハットの男性が俺の方を見て、思わず近寄り確認してくる。

 

『っ!!おいバーニー!!』

 

その人はベレー帽をかぶった人を呼び、ベレー帽の人とスキンヘッドの人も俺の方に駆け寄り、俺の容態を見る。

 

『おい!しっかりしろ!!』

 

「…あ、ありが…と…」

 

でも激痛の余り、俺の意識は途中で失ってしまって、目を閉じてしまった…。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

ある場所、俺は意識を取り戻し、目を開けると目の前に白い天井が見える。

 

「………ここは」

 

「此処は病院だ」

 

っと日本語が聞こえて、俺はそっちの方を向くと、そこには先ほどのベレー帽の男性が私服姿で座っていた。

その周りにはスキンヘッドの男性とミリタリーハットの男性に、長身の男性に低身長の男性。そして黒人のムキムキマッチョの男性が居た。

 

え…? 一体何これ…?

 

「え? 一体何が…」

 

「まだ若干混乱している様子だぞバーニー」

 

「分かっている。だが何も言わなずともいずれ真実と向き合わなきゃならん」

 

あの時の2人が何やら喋っている…って、さっきから日本語を喋ってる?!

 

「え?アンタ達…日本語、喋れるの?」

 

「お前が持っていたパスポートで日本人だって事が分かってな、それでお前に合わせる様に日本語で喋ってる。どうだ?以前の事を思い出せるか?」

 

以前の事………………………………っ!!!!!

 

その言葉に俺はあの時の事を思い出す!! あのバスの爆破…愛する家族との死、そして殺されそうになったあの時…!

 

「っ…!!」

 

俺は思わず口元を抑える。

父さんと母さんが…死んだ…。あの時…あのバスの爆発で!

 

思わずうずくまってしまう俺、その様子を見ていたスキンヘッドの男性が言う。

 

「おいバーニー、やはり無理があるぞ…」

 

「分かってる。だがさっき言った様に、現実を受けれなければならない。…どうだ?」

 

その人の言葉には正直無理があった。俺は頭の中が混乱していて、どうしたらいいか分からない。一体何でこんなことになった!?どうして両親が死ななきゃいけないんだ!?どうして!?

 

俺は頭の中が混乱状態でもう訳が分からない…!一体どうして…!?

 

その様子を見かねた人は一度外に出る、それを見守る人はその人の変わりに椅子に座って俺に声をかけて来た。

 

「おい…あまり無理するな。今は少しづつでもいい、ゆっくり思い出せ」

 

「……」

 

 

 

♦♢♦♢

 

 

 

先ほどの男性…【バーニー・ロス】は廊下に出て、ガラス越しで浩平を見る。彼は傭兵軍団【エクスペンダブルズ…消耗品】と呼ばれる傭兵をしており、今回の依頼はアメリカ国内で依頼をしていた。ただ今回運悪く民間人に被害が出たのと、生き残りの浩平が居た事に、依頼主のCIAに連絡をし、

そしてその子に1人の男性がやって来て、バーニーの隣に立つ。

 

「生き残りの子か?」

 

「【トレンチ】か、そうだ…運よく生き残った」

 

彼の名はトレンチ、バーニーと同じ傭兵であり、悪友とも呼べる人物であった。トレンチは浩平の方を見て、未だにショックから立ち直れていなかった。

それに対しトレンチはバーニーに言う。

 

「…どうするつもりだ」

 

「…何が?」

 

「あの子だ…テロによって親を亡くし、更には殺されそうになったんだ…」

 

「…その事に少しばかり考えがある」

 

「何をだ?」

 

トレンチはバーニーの言葉を聞いて振り向き、バーニーはこう言った。

 

「俺はあいつを…俺の養子にさせる」

 

 

 

 

♦♢♦♢

 

 

 

 

それから月日が流れて5年後、俺は18歳となった。俺はある店でギターに絵を塗っていて、その絵はかなりの絵柄をしていて、俺はそれを丁寧に塗って終える。

 

「…出来た」

 

「ほう~なかなかいい出来じゃないか浩平」

 

っと俺の下に少しばかりの中高年の男性がやって来る。

その人は【ツール】、俺が養子縁組となったバーニーの傭兵【エクスペンダブルズ】のマネージャー兼タトゥーショップ&バーの経営者でもある人だ。

 

俺はそのタトゥーショップで絵具を借りてギターに絵をかいていたんだ。それを聞いた俺は笑みを浮かばせながら言う。

 

「ああまあな。そろそろバーニー達が戻って来るんじゃないか?」

 

「そうだな…、アラビアへの仕事からもうじき帰って来るな」

 

ツールが壁に掛けてある時計を見ながら言う。

 

今現在俺はツールの店にいて、そこで俺はツールと一緒に店番をしていた。

 

と言っても店番はほぼ俺だけだ、ツールは女性を51人以上付き合ってはすぐに破局してる。女好きなのは良いけど、もっと長く続けるならその考えは変えた方がいいよ。

 

そう思っていると、バイクの音が聞こえて来て、それに俺達は振り向くとシャッターから数台のバイクが入ってくる。

 

「よう~バーニー。ご機嫌か?」

 

「何とかな」

 

バーニーはバイクから降りて、ツールとハグをする。無事戻ってこれた事にホッとしたのだろう。

そしてバーニーは俺の方にも来て、俺もバーニーとハグをする。

 

「よく無事で」

 

「ああ、今回はな」

 

「おい浩平、俺のはハグはなしか?」

 

「お前のハグはいつものって決まってるだろクリスマス」

 

からかう様に俺はクリスマスにそう言い、いつものハグをする。

そして皆と向き合う。

 

「ガンナーもヤンも、トールもシーザーもよく無事だったな。特にガンナーとヤンはいつもの喧嘩はあったの?」

 

「浩平。いつものとはなんだ、まるでチビといつもの日課の様な言い方じゃないか」

 

「黙れガンナー」

 

そんな感じで言い合いとなるガンナーとヤン、ほらな?そんな感じになるだろう?

 

「全く大人になれない奴等だ」

 

「それが俺達消耗品軍団だぜ!フゥーーーーッ!!」

 

っと大人的な目で見るトールに、ムービーメーカーで回りを盛り上げるシーザー。

 

そんな中で彼らは消耗品…エクスペンダブルズのメンバーで、ナイフ使いの【リー・クリスマス】、射撃と空手の名手の【ガンナー・ヤンセン】、小柄でありながらマーシャルアーツの使い手の【イン・ヤン】、爆破工作のプロと元レスラーの格闘家の【トール・ロード】、ムードメーカーで武器のスペシャリストの【ヘイル・シーザー】だ。

 

そんな変わった連中と共に俺はバーニーと共に育ち、この5年間で色んな事を学んだ。もちろん学業はある程度学んだが、その中でクリスマスからナイフの扱い、ガンナーからは射撃と空手を教わり、ヤンからはマーシャルアーツを学び、トールからは爆発物の基礎を教えて貰いながら解除方法を知り、シーザーからは武器の扱いを教えて貰いながら、筋トレを共にやっている。

実は身体を鍛えようとしたらシーザーが筋トレを誘ってもらって、そんな感じで鍛えて貰っている。

 

普通だったらこんな事を教えて貰うってのは野暮だと思うけど、身を護るためには必要かなっと思ってたんだ…。

5年前の悲劇の事を考えたら…。

 

最後に俺はバーニーに、早撃ち対決で勝負をして、その際俺は勝ってしまった。

 

余りにも吸収力の高さにバーニーはこんな事を言っていた。

 

まるで“才能”だと…。そんな才能必要あるのかねぇ…、って言うか要らないよそんな才能。

 

でもまあそんな楽しい日もそろそろ終わるだろうな…。実は俺は考えていたことがある、それを今日話そうと思ってる。

 

「…なあバーニー、クリスマス達も聞いてくれ」

 

「ん?どうした?」

 

バーニーは葉巻を吸いながら俺の方を見て、クリスマス達も振り向いて俺を見る。

 

「…実はずっと考えていた事があったんだ」

 

「なんだ?」

 

「女でも出来たのか?」

 

「この街で女が出来るのは無理があるだろう」

 

「俺達消耗品である以上はな?」

 

っとバーニーが聞いた後にガンナーとシーザー、トールがそう言う中で、俺は一呼吸をしながら言う。

 

「……俺は、故郷に帰る事にしたよ。日本に…」

 

「…そうか。いよいよか」

 

「お別れの日が来たって事か」

 

「寂しくなるな」

 

バーニー、クリスマス、トールがそれを聞いて呟き、ガンナーにヤン、シーザーにツールが言葉をなくす。共に過ごしてきたから寂しさを感じてるのだろう。

するとバーニーが近寄って来て、俺の両肩に手を置いた。

 

「あの時はお前は心が弱り切ってた、その際誰かが差し伸べなければならないと思い、俺はお前を養子にした。その後お前は徐々に回復していき、今はこんなに立派になった…もう十分だろう。俺達の所はお前も知っての通り消耗品…傭兵だ、そんな所で人生を終えるのは俺は納得いかん、お前は戦いのない世界で生きるべきだ」

 

「…ありがとうバーニー」

 

「んじゃあお別れのプレゼントとして、お前にタトゥーを入れてやろうか? 背中や肩のどちらかをな。遠慮することはねえよ」

 

「い、いや…日本に帰ったら仕事探しが難しくなる。タトゥーが入っている体だと断られるし…」

 

「いや、少しばかり知り合いが日本にいる」

 

っとバーニーがその事を言って、俺は思わずバーニーの方を見る。

え?知り合いが日本にいるの?

 

「バーニーの知り合いがまともだったらな」

 

「いつも狂っている奴しかいない」

 

「おい…何でそんな嫌味的な事ばかりなんだ」

 

「日頃の行いじゃないか?」

 

クリスマス達の言葉にバーニーは少しばかり睨みながら愚痴る。まあバーニーはいつも秘密にしている所があるからな、その結果だろう。

まあ俺には関係ないけど…。

 

「それで…その人の所に行けば俺はタトゥーが入っても入れるの?」

 

「ああ、そいつが今何をやっているかは知らないが。俺が連絡すれば大丈夫だろう、お前は心おきなく日本に帰ると良い」

 

「…ああ、そうさせて貰うよ」

 

そう言って俺はバーニーのお言葉を貰う事にした。

 

そしてツールが…。

 

「それじゃあタトゥーは何処に入れるか教えろ、肩か背中かのどっちだ?」

 

それを聞いて聞いて来た事に俺は答える。

 

「じゃあ…背中に」

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

そして1週間後、俺は空港でバーニーとクリスマスに見送ってくれた。

 

「これがお前のパスポートだ、あの時の物だが多少記録も書き換えた」

 

「ありがとう、…いろいろとありがとうなバーニー、クリスマス」

 

「礼ならいい…日本でも達者でな?」

 

「たまには連絡してくれよ? こいつが寂しがって五月蠅いからな」

 

「寝ぼけるな」

 

っといつもの詰まらない言い合いが始まるが、それももう見られないとみるな…。

 

「…じゃあな。また会える日まで」

 

「ああ…」

 

そう言って俺はバーニー達と別れ、故郷である日本に帰国するのであった。

 

 

 

しかしその日本で大事件に巻き込まれるなんて、その時の俺は予想もしなかったのだった。

 

 

 

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