【消耗品軍団】に育てられたものは日本に帰って喫茶店に努める。   作:ライダーGX

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第21話

アポロの夜明けを無力化した後、俺達はサイレント・ジンがミズキを無力化して、松下さんの所に向かおうとしていた。

俺達はすぐに松下さんの所に向かい、サイレント・ジンを無力化に移る。

 

その際俺は一輝の無線に連絡を入れて見る。

 

「おい一輝!お前がミズキの所に着いた時どうなっていた!?」

 

『ミズキさんは物置にの中に閉じ込められてたよ。手を縛られて。直ぐに助けたけど』

 

「ジンは相当早いな…」

 

俺はそう思いながらも、FCを近くの所に止めて、俺達は足で向かうとする。

此処から先は車じゃいけない。

 

俺達はホルスターバックを持ちながら、多数に分かれる事にする。

 

「俺はあっちを、斗真達はあっちを頼む」

 

「分かった。そっちも気を付けろよ」

 

そう言って俺達は分散して、千束と松下さんを探すことにした。

 

しかしこの街は広い、千束と松下さんを探すのは困難だ。

 

一応たきなにも聞いてみよう。

 

「たきな、そっちはジンをどの様に取り逃がした?」

 

『ミズキさんがジンのコートに発信機を取り付けてくれたお陰で追えたんですが、ジンはそれに気づいて脱いだんです!それでまかれました!』

 

それを聞いた俺はジンの用心深さを知る。

 

これはこれは…ジンはかなり経験を積んでいる…。厄介だ

 

 

 

 

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一方千束の方は全速力で走っていた。突然姿を消した松下を探すべく走っていた。

そして松下が駅の近くの広場にいたのを見つけ、千束が駆け寄る。

 

「松下さん、どうかしました?何処か行きたい所があったのですか?」

 

『ジンが来ているんだね』

 

っとその言葉に思わず言葉止まり、松下は千束の方を振り向きながら言う。

 

『あいつは…私の家族を殺した。確実に私を殺しに来る筈だ』

 

何故松下がジンが来ている事を知っているのか千束は理解出来なかった、その時クルミから連絡が来る。

 

『千束、たきなが撒かれた。ジンが来るぞ…気を付けろ』

 

「っ!と、兎に角一度戻りましょう! それからどうするかを…」

 

『私には時間が無いんだ』

 

その言葉に千束は少し戸惑いを隠せない、その時工事中の足場からジンが現れ、松下を狙い始めた。

 

「千束逃げて!!!」

 

全速で駆け付けたたきながサプレッサーの拳銃を乱射しながらジンに接近し、ジンはそれを見てたきなに照準を合わせようとした。

その時たきなが咄嗟にジンにタックルをし、工事現場の中に突っ込んでしまった。

 

「たきなーっ!!!」

 

千束が叫び、それをドローンで見ていたクルミが連絡する。

 

『不味いな、皆!たきながヤバい…急げ!!』

 

クルミが浩平達に連絡をする、そしてたきなはジンに落下した際、銃を落としてしまって丸腰の状態、ジンはたきなに向かって銃を撃つ。それにたきなは躱しながら離れる。

当然作業員たちはそれを見て逃げた。

 

千束は松下を安全な場所に移動させる事にした。

 

「松下さん!此処は危険です! 今すぐに…」

 

『私の本当の依頼は奴を殺して貰う事だ』

 

「え…?」

 

『君が持つそのペンダントには使命が与えられる、君にある筈だ…その使命が』

 

松下が何故千束の持つペンダントの意味を知っているか千束は思わず言葉が止まってしまう、すると千束の元に斗真達が来る。

 

「おい千束!」

 

「ここに居たか!」

 

「ま…、待ってどす~…!」

 

後からやって来る熊朗が息を切らして後から到着し、千束は斗真達に言う。

 

「ごめん!松下さんの事をお願い!」

 

「千束!」

 

そう言って千束はたきなの方に向かう。

 

「ここに居た!」

 

すると一輝とミズキがやって来て、ミズキが汗だく状態になって手を膝に置く。

 

「ハァ…ハァ…ハァ…、あんた…速すぎだっての!」

 

「ミズキさんが遅いだけ」

 

「何だと!?」

 

そして松下が千束の方を見る。

 

『これだけは見届かねば』

 

「ん?おい何処に行くんだ!待て!!」

 

斗真が松下がまた何処かに行こうとして、後を追いかけた。

 

 

 

 

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そして俺はクルミの連絡を受けて、全速力で走り抜けていた。

 

まさかもうジンが松下さんの所に着いたなんて…。あいつは狩人の様な存在だな。

そして俺はたきなが居る場所の近くに着くと、千束と合流した。

 

「浩平君!」

 

「千束! 急ぐぞ!」

 

「うん!」

 

俺と千束は階段を上り、ジンの真上にやって来た。丁度奴がたきなに照準を合わせていた時だった。

そんな事させるかよ。

 

俺は奴の照準を外させるため、サプレッサー装備のUSPを撃つ。

 

当然俺が撃った弾はジンの銃に当たって吹き飛び、それにジンは振り向く。

 

「っ!?」

 

「遅い!」

 

俺はそう言うと同時に千束は乱射しながら向かい、飛びながらリロードする。

ジンは懐からもう一丁サイレンサー付きの銃を取り出して、千束に向かって撃つ。だが千束はそれを躱しながらジンに近づき、それに驚くジン。

 

その瞬間を俺は見逃さず、飛んで着地した後に構えて撃ち、奴の銃を再び吹き飛ばす。

 

最後に千束が銃を奴に腹に叩き込み、同時に非殺傷弾を奴に撃ちこんだ。それによりジンは気絶した…。

 

俺達は銃をしまい、たきなの方を向き、たきなは柱にもたれながら見ていた。

 

「私の任せてって言ったのに…」

 

「そう言うなって『殺すんだ!!』ん?」

 

突如松下さんが俺達の所に来て、千束に向かって言ってきた。おいおい…松下さんよ、あんた一体何を…?

 

『20年前…そいつは私の家族を奪った男だ、殺してくれ! 本来ならあの時私の手でやるべきだったんだ!』

 

『ジンはその頃私と共に仕事をしていた筈だ…?』

 

通信越しで聞いていたミカの声が俺の耳に届き、松下さんの疑惑が浮かび上がる。

 

『君の手で殺してくれ…君はアランチルドレンの筈だ!何のために命を貰ったんだ! その意味をよく考えるんだ!』

 

松下さんの言葉に千束は少しばかり黙り込んだが、松下さんの方を向いて言う。

 

「松下さん…。私はね…()()()()()()()()()()()()

 

『…は?』

 

千束の言ってる事が理解出来ずにいた松下さんは困惑して、千束はそのまま松下さんに言う。

 

「私はリコリスだけど…、誰かを助ける仕事をしたい…これをくれた人みたいに」

 

千束は自分の持つフクロウのペンダントを見て言う。

しかし松下さんは…。

 

『何を言って…千束』

 

「?…」

 

『それではアラン機関はキミを…何のためにその命を?』

 

松下さんがそれを言った同時にサイレンの音が鳴り響き、それに俺達は振り向く。

どうやら派手に暴れ過ぎた様だな…。

 

「おい浩平! 警官が来る前に逃げるぞ!」

 

斗真達が俺達の所にやって来て、それに頷く。

 

「ああ、松下…ん?」

 

俺は松下さんの方を見ると、何故か電動車椅子の電源が切られていて、更にはぐったりしている様子が見える。

おいおい…これってまさか。

 

「え?松下さーん?」

 

「千束、取り合えず引き上げるぞ」

 

「え?でも…」

 

「いいから!ここはクリーナーに任せるんだ!」

 

俺の強引な言葉に千束は素直に頷き、俺達はすぐにその場を離れてた。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

そして河川の所に来た俺達は密かに回収したジンを解放する。

ジンは俺達と合流したミカを見る。

 

「ミカ…、お前の部下か?」

 

「彼女達の方がな…、彼等は違う。特に彼はバーニーの所の子だ」

 

っとミカは俺の方に肩に手を置き、それにジンは反応する。

 

「バーニーの…? フッ…成程、確かに良い腕だ」

 

「…あんたバーニーの事を知っているのか?」

 

「ああ、一度共に仕事をした事があるかな」

 

ふ~ん…成程、それなら納得だ。その後ミカはジンと話し、この仕事を誰が持ってきたかを聞いた。

これである程度分かるといいが…。

 

そして俺達は帰路の際にミズキから報告が入る。

 

「さっきクリーナーから連絡があったわ、指紋から身元が判明…先々週病棟から消えた薬物中毒の末期患者だって、もう自分で動いたり喋ったり出来ないらしいわよ」

 

その報告に斗真達は思わず耳を疑う一方、俺はある程度裏が見えていた。

あの時の様子…完全に松下さんじゃないってな。

 

一方千束はその事に信じられずにいた。

 

「そんな!今まで皆と喋ってたじゃない!」

 

『ネット経由で第三者が千束達や浩平達と話してたんだよ。ゴーグルのカメラに車椅子はリモート操作で音声はスピーカーだよ』 

 

リコリコに居るクルミが松下のトリックを調べた結果、第三者からの操作によって行われていた事が判明、それを聞いた斗真は問う。

 

「つまりこう言う事か? 俺達ははめられたって?」

 

『まあ半分は当たりで半分はハズレだ。はめられたんじゃなく、誘われたのが正しい』

 

「松下さんは存在しない…?」

 

たきながその事を言い、千束は信じられない表情で言う。

 

「じゃあ誰が…?何で私に殺させようとしたの?何の為に?」

 

その際に俺は誰の仕業か分からずにはいたが、ミカだけはその事に心当たりがある様な表情をしたのは言うまでもなかった。

 

 

 

 

そしてリコリコに帰って来て、俺達は今回の事を思い出していた。

 

松下さんが存在しなかったこと…、そしてアポロの夜明けが動いていた事…何もかも分からず仕舞い。

一体松下さんに偽った奴は誰なんだ…?

 

そう俺達が思っていると、ミカが俺の所にやって来る。

 

「浩平君、こっちに来てほしい」

 

「ん?なんだよ」

 

俺はミカに呼ばれ、ミカの後を着いて行き、外に出ると外にはある荷物…武器が入った箱が置かれていた。しかも目立たない工夫をして…。

 

「おいミカ、これって…」

 

「さっきクリーナーが私の所に持って来たんだ。()()()からの指示でだそうだ。一体誰の指示なのか分からんがね」

 

ミカの言葉に俺は思わず耳を疑った。クリーナーって事はこれってあの地下にあった武器なのか?

どうして此処に持ってくる必要がある? …まあそれはいいか。

 

備えあれば患いなしって言うしな。俺は斗真達を呼んでこれらを地下に持っていくのであった。

 

 

 

 

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