【消耗品軍団】に育てられたものは日本に帰って喫茶店に努める。 作:ライダーGX
「では…今回の作戦の内容を説明しよう。今現在…日本付近の太平洋にて、所属不明のタンカーが接近している…」
俺達はドラマーから伝えられる作戦内容を聞いて、バーニーは葉巻を取り出しながらドラマーの話しを聞く。
ドラマーはプロジェクターにタンカーの映像を出して、それを説明する。
「このタンカーは日本の海域付近を回りながら動いている。まるで何かを待ってるかのような…」
「それって…取引相手を待っているとか?」
俺の隣にいる千束がそれを聞いて来て、それにドラマーは言う。
「その可能性もある。日本の近海をうろうろしている今、その取引相手を待っているのだろう。そこでそいつ等を取り押さえて貰いたいのさ」
「いっその事排除した方がいい」
っと何やら歳食った女がドラマーの提案を拒否して、殺害を提案してきた。
「ちょいちょいちょい楠木さ~ん、殺さない方向で行った方が良いって。それに捉えたれたら情報も得られるじゃん」
千束の言葉に俺は確信した。成程…この女が楠木か…、結構な不愛想な顔をしている。それに生意気な表情でムカつくな。
「必要ない」
「いやある。情報によればそのタンカーに居る者達はお前達の管理AI…ラジアータをも上回るAIを所持している。それをあぶり出したいのだよ」
「何だと…!?」
その事を聞いた楠木を含むDA側のリコリス達は驚く、まあそれは俺達も驚くよ、その連中はまさか…アポロの夜明け? またあいつ等かよ…。
「とにかくだ。奴らを捕らえるのが任務だ、反論は認めん」
「クッ…、フキ、後は任せる。ミカ、先に失礼します」
そう言って楠木は不機嫌になってその場から立ち去って行き、俺達はそれを見届けた。
反対隣に居る斗真が俺に聞いて来た。
「あの女…、とても態度がデカいな」
「一応リコリスの司令官だと聞いているが、予想外の事には対応は弱い様だ」
「おいテメェ等!!! 司令の暴言をいうんじゃねぇ!!」
フキと呼ばれた奴が俺達に突っかかってきたが、千束が前に出て止める。
「はいはいストップフキ。変な所で突っかからないの」
「離せ千束!!」
「落ち着きなってフキ」
「フフフ、威勢のいいリコリスだ」
ドラマーはフキの様子を見てそう呟き、そして俺達やバーニー達の方を見る。
「以上が今回の作戦内容だ。ヘリの操縦は君たちの仲間に操縦させるといい、ヘリはこのチヌークだ。では私はこれで失礼する。マギー、後は頼む」
「分かったわ」
そう言ってドラマーはその場を去って行き、残った俺達は今回の任務に付いて改めて話し合う。
「さっきの話し…裏にCIAの事情とかはないよな?マギー」
「ええ、それだけは保証するわ」
「よし、それでは改めて行く前に、浩平、お前達に俺達の仲間の紹介をしておく」
「そう言えばヤンが居ない以外に初めてな奴がいるな…。俺がいない時に仲間にした奴か?」
俺はここにいないヤンを除いて、エクスペンダブルズの新たなメンバーたちを見る。
「そうだ、とう言うよりも一部は俺の古参の者だ。1人はドグ、クリスマスと同じナイフ使いと同時に医者だ」
「よう、お前の事はバーニーから聞いてるぜ。もし負傷してしまったんなら俺に言いな」
ドグに挨拶に俺は頷いて握手をする。
「次にガルゴ、こいつは…口うるさいのが頭に響く」
「おいおいバーニー、そんな事言う必要はないぜ!俺は皆に精神メンタルの事を考え、気持ちよく優しく語るのが…」
「あーあー…やっぱいいわ。お前の言う通りだバーニー」
俺は直ぐに静止させて、ガルゴを黙らせる。こいつ一度語り出したら止まらない奴だわ。
「次にルナ。俺達の新メンバーの1人で、男より強い女だ」
「よろしく」
「そして次にソーン。電子機器の担当でハッキングのプロだ。そして次にマーズ。シーザーと並ぶほどの武器のスペシャリストだ」
「よろしくな」
「頼りにしてるぜ」
そう言っていると、最後の内の一人が何やら俺の方を見て、何か不満を持っているかのような目をしている。
何だこいつ…? 俺を見るなりずっと睨んでいる様な感じもする。
「そして最後にスマイリー。元海兵隊出身で「バーニー、ちょっと待て」なんだ?」
するとスマイリーと言う奴がバーニーの紹介を止めて、俺の前に立つ。
それと同時に奴は俺に殺意の目を俺に向けてくる。
「…何だ?」
「…ますます気にらねぇ。いくらバーニーの養子だからと言って、俺はお前を認めねぇ…戦いから逃げた奴が今更戻って来ても、居場所はねぇ」
「ほぅ…それでお前はどうしたんだ?」
俺はスマイリーの言葉を聞いて、それに問いかけた次の瞬間だった。
シュン!!!
パシッ!!!
スマイリーの右拳が俺の顔面に向かって来た。それを俺は左手で軽々と受け止める。
それを見た千束達と斗真達は驚き、バーニー達を含むクリスマス達は呆れた様子になる。
「始まったぞ」
「こうなったらもう止まらないな」
そうクリスマスとトールが言う。
俺に拳を止められたスマイリーはそれにイラつきながら俺の手を振り払い、更に左拳を放ってくる。
同時にそれを避けて、カウンターの左ボディに拳を叩き込む。
ドゴッ!!!
「グフッ!!!」
スマイリーは左ボディを受けて少しばかり後ずさりし、同時に俺は右の後ろ回し蹴りを放つ。
それによりスマイリーの顔面に直撃し、吹き飛ばされる。
地面に倒れるスマイリーを俺は少しばかり睨む。
「俺に睨みつけたのが間違いだったようだな?」
「っ!!ふざけんな!!!!」
そう言って立ち上がって直ぐに俺に向かっていき、左右の拳を叩き込んだが、俺はそれを軽々と避け、更に足払いをしスマイリーの体制を崩し、同時に強烈な右フックを奴の顔面にたたきつけた。
それによりスマイリーは顔面に俺の右フックが直撃して、大きく飛ばされる。
だがそれでも奴は何度も立ち上がろうとしていた。
へぇー、タフさはいっちょ前だな?
「くっ!!!この!!「そこまでだよスマイリー」ぐっ!!!」
するとルナが横から介入して来て、スマイリーの首を絞める。
そして千束が俺の前に出て来て、通せんぼする。
「浩平君!!それ以上は駄目!!」
「…分かったよ」
「スマイリー、アンタもだよ。いい加減にしな」
「ぐぅ!!わ…分かった!」
そう言ってスマイリーはルナに言い、ルナはスマイリーの首の拘束を解く。
その様子を見ていたバーニー達は、こうなる事をある程度読んでいた。
「…スマイリーが浩平にかすり傷を入れる事は出来ない事は、ある程度分かっていたがな」
「っ!?バーニー! 君は分かっていたのか?!」
ミカはバーニーにそう聞き、バーニーはそれに頷く。
「ああ、浩平は俺達が護身術程度に教えた物を、達人以上にした奴だ。これ位ならどうって事ないと分かっていた」
バーニーは俺の事を多少評価するかのように言う。
あんまり俺はそんな事は嬉しくもないがね…。
浩平が勝利、スマイリーが手も足も出ませんでした。