【消耗品軍団】に育てられたものは日本に帰って喫茶店に努める。   作:ライダーGX

25 / 32
前回のあとがき通り、スマイリーが暴走します。


第23話

「では…今回の作戦の内容を説明しよう。今現在…日本付近の太平洋にて、所属不明のタンカーが接近している…」

 

俺達はドラマーから伝えられる作戦内容を聞いて、バーニーは葉巻を取り出しながらドラマーの話しを聞く。

ドラマーはプロジェクターにタンカーの映像を出して、それを説明する。

 

「このタンカーは日本の海域付近を回りながら動いている。まるで何かを待ってるかのような…」

 

「それって…取引相手を待っているとか?」

 

俺の隣にいる千束がそれを聞いて来て、それにドラマーは言う。

 

「その可能性もある。日本の近海をうろうろしている今、その取引相手を待っているのだろう。そこでそいつ等を取り押さえて貰いたいのさ」

 

「いっその事排除した方がいい」

 

っと何やら歳食った女がドラマーの提案を拒否して、殺害を提案してきた。

 

「ちょいちょいちょい楠木さ~ん、殺さない方向で行った方が良いって。それに捉えたれたら情報も得られるじゃん」

 

千束の言葉に俺は確信した。成程…この女が楠木か…、結構な不愛想な顔をしている。それに生意気な表情でムカつくな。

 

「必要ない」

 

「いやある。情報によればそのタンカーに居る者達はお前達の管理AI…ラジアータをも上回るAIを所持している。それをあぶり出したいのだよ」

 

「何だと…!?」

 

その事を聞いた楠木を含むDA側のリコリス達は驚く、まあそれは俺達も驚くよ、その連中はまさか…アポロの夜明け? またあいつ等かよ…。

 

「とにかくだ。奴らを捕らえるのが任務だ、反論は認めん」

 

「クッ…、フキ、後は任せる。ミカ、先に失礼します」

 

そう言って楠木は不機嫌になってその場から立ち去って行き、俺達はそれを見届けた。

反対隣に居る斗真が俺に聞いて来た。

 

「あの女…、とても態度がデカいな」

 

「一応リコリスの司令官だと聞いているが、予想外の事には対応は弱い様だ」

 

「おいテメェ等!!! 司令の暴言をいうんじゃねぇ!!」

 

フキと呼ばれた奴が俺達に突っかかってきたが、千束が前に出て止める。

 

「はいはいストップフキ。変な所で突っかからないの」

 

「離せ千束!!」

 

「落ち着きなってフキ」

 

「フフフ、威勢のいいリコリスだ」

 

ドラマーはフキの様子を見てそう呟き、そして俺達やバーニー達の方を見る。

 

「以上が今回の作戦内容だ。ヘリの操縦は君たちの仲間に操縦させるといい、ヘリはこのチヌークだ。では私はこれで失礼する。マギー、後は頼む」

 

「分かったわ」

 

そう言ってドラマーはその場を去って行き、残った俺達は今回の任務に付いて改めて話し合う。

 

「さっきの話し…裏にCIAの事情とかはないよな?マギー」

 

「ええ、それだけは保証するわ」

 

「よし、それでは改めて行く前に、浩平、お前達に俺達の仲間の紹介をしておく」

 

「そう言えばヤンが居ない以外に初めてな奴がいるな…。俺がいない時に仲間にした奴か?」

 

俺はここにいないヤンを除いて、エクスペンダブルズの新たなメンバーたちを見る。

 

「そうだ、とう言うよりも一部は俺の古参の者だ。1人はドグ、クリスマスと同じナイフ使いと同時に医者だ」

 

「よう、お前の事はバーニーから聞いてるぜ。もし負傷してしまったんなら俺に言いな」

 

ドグに挨拶に俺は頷いて握手をする。

 

「次にガルゴ、こいつは…口うるさいのが頭に響く」

 

「おいおいバーニー、そんな事言う必要はないぜ!俺は皆に精神メンタルの事を考え、気持ちよく優しく語るのが…」

 

「あーあー…やっぱいいわ。お前の言う通りだバーニー」

 

俺は直ぐに静止させて、ガルゴを黙らせる。こいつ一度語り出したら止まらない奴だわ。

 

「次にルナ。俺達の新メンバーの1人で、男より強い女だ」

 

「よろしく」

 

「そして次にソーン。電子機器の担当でハッキングのプロだ。そして次にマーズ。シーザーと並ぶほどの武器のスペシャリストだ」

 

「よろしくな」

 

「頼りにしてるぜ」

 

そう言っていると、最後の内の一人が何やら俺の方を見て、何か不満を持っているかのような目をしている。

何だこいつ…? 俺を見るなりずっと睨んでいる様な感じもする。

 

「そして最後にスマイリー。元海兵隊出身で「バーニー、ちょっと待て」なんだ?」

 

するとスマイリーと言う奴がバーニーの紹介を止めて、俺の前に立つ。

それと同時に奴は俺に殺意の目を俺に向けてくる。

 

「…何だ?」

 

「…ますます気にらねぇ。いくらバーニーの養子だからと言って、俺はお前を認めねぇ…戦いから逃げた奴が今更戻って来ても、居場所はねぇ」

 

「ほぅ…それでお前はどうしたんだ?」

 

俺はスマイリーの言葉を聞いて、それに問いかけた次の瞬間だった。

 

シュン!!!

パシッ!!!

 

スマイリーの右拳が俺の顔面に向かって来た。それを俺は左手で軽々と受け止める。

 

それを見た千束達と斗真達は驚き、バーニー達を含むクリスマス達は呆れた様子になる。

 

「始まったぞ」

 

「こうなったらもう止まらないな」

 

そうクリスマスとトールが言う。

 

俺に拳を止められたスマイリーはそれにイラつきながら俺の手を振り払い、更に左拳を放ってくる。

同時にそれを避けて、カウンターの左ボディに拳を叩き込む。

 

ドゴッ!!!

 

「グフッ!!!」

 

スマイリーは左ボディを受けて少しばかり後ずさりし、同時に俺は右の後ろ回し蹴りを放つ。

 

それによりスマイリーの顔面に直撃し、吹き飛ばされる。

地面に倒れるスマイリーを俺は少しばかり睨む。

 

「俺に睨みつけたのが間違いだったようだな?」

 

「っ!!ふざけんな!!!!」

 

そう言って立ち上がって直ぐに俺に向かっていき、左右の拳を叩き込んだが、俺はそれを軽々と避け、更に足払いをしスマイリーの体制を崩し、同時に強烈な右フックを奴の顔面にたたきつけた。

 

それによりスマイリーは顔面に俺の右フックが直撃して、大きく飛ばされる。

だがそれでも奴は何度も立ち上がろうとしていた。

 

へぇー、タフさはいっちょ前だな?

 

「くっ!!!この!!「そこまでだよスマイリー」ぐっ!!!」

 

するとルナが横から介入して来て、スマイリーの首を絞める。

 

そして千束が俺の前に出て来て、通せんぼする。

 

「浩平君!!それ以上は駄目!!」

 

「…分かったよ」

 

「スマイリー、アンタもだよ。いい加減にしな」

 

「ぐぅ!!わ…分かった!」

 

そう言ってスマイリーはルナに言い、ルナはスマイリーの首の拘束を解く。

 

その様子を見ていたバーニー達は、こうなる事をある程度読んでいた。

 

「…スマイリーが浩平にかすり傷を入れる事は出来ない事は、ある程度分かっていたがな」

 

「っ!?バーニー! 君は分かっていたのか?!」

 

ミカはバーニーにそう聞き、バーニーはそれに頷く。

 

「ああ、浩平は俺達が護身術程度に教えた物を、達人以上にした奴だ。これ位ならどうって事ないと分かっていた」

 

バーニーは俺の事を多少評価するかのように言う。

 

あんまり俺はそんな事は嬉しくもないがね…。

 

 

 

 




浩平が勝利、スマイリーが手も足も出ませんでした。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。