【消耗品軍団】に育てられたものは日本に帰って喫茶店に努める。   作:ライダーGX

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第30話

店の準備をしている中、扉から誰かが入って来て、それに俺達は見る。

 

「いらっしゃいませ・・・・って何だお前等か」

 

「何だ、その顔は」

 

入って来たのはリコリスのフキにサクラ、ヒバナにエリカだ。フキは俺が詰まらなそうな顔をしているのを少しばかりイラっとしていた。そんなの俺には関係ない。

 

そして千束がやって来てフキ達を見る。

 

「おっ!フキじゃん!どうしたのさ?」

 

「司令が厳戒態勢を取る中、私達をリコリコに行けって言われたんだよ。どう言う訳か私も詳しく聞こうとしたら、司令が“何も聞くな”って言うからな」

 

「楠木がか…「先生!!」やあフキ、お前達もよく来た」

 

千束と話していると、千束の後ろにミカがやって来て、フキが背筋を伸ばす。

 

その様子を見て、俺はミズキに問う。

 

「なあ、あいつ一体なんでミカが来るとあんなに態度変わるんだ?」

 

「アタシに聞くなっての。あんなガキに私が全て知ってるはずないっしょ」

 

「だよな?飲んだくれのお前には」

 

「おいコラ!!喧嘩売ってんのか!!?」

 

そんなミズキとバカやってると、斗真が俺の所にやって来る。

 

「おい浩平。ちょっと来てくれ」

 

「ん?どうした」

 

俺は斗真の所に行き、斗真はクルミの所に行き、俺は斗真に問う。

 

「おい斗真、クルミの所に来てどうしたんだよ?」

 

「これを見てくれ」

 

斗真がクルミのPC画面に指を指し、それを俺は見ると、それは何かの記録データだった。

 

それを見て俺は少しばかり首を傾げる。

 

「何だこれ?」

 

「実はこの間のタンカーに行った際、敵のスマホを1つ拝借してな。それをクルミに調べて貰ったんだよ。そしたらこのデータにはアポロの夜明けの連中の記録データが見つかったんだ」

 

「アポロの夜明けの? それで解析出来るのか?」

 

「それは今から解析する予定だ。まあ一応これは追加の様なもんで、メインは武器の方なんだけどな」

 

俺はそれを問うと、斗真の代わりにクルミが答えてくれた。

 

こいつは追加の様なもんか。それも仕方ないと言ったら仕方ないか。一応DAが躍起になっている密輸銃の行方、調べてるもんな。

 

それを蔑ろにする訳には行かない。

 

「…ならそれを調べつつ、そいつも調べる事は出来るか?」

 

「ボクを誰だと思っている。任せろ」

 

クルミは自身満々で言いながらキーボードを打ち込む。この様子なら任せても大丈夫か。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

一方その頃、アポロの夜明けのアジトの方では、何やらトラック何台もが動いていて、荷台からブツを下していた。

 

それを高藤が部下に命令をしている。

 

「おい、それは慎重に降ろすんだ。重要な部品が入っているんだぞ」

 

「分かりました」

 

高藤の言葉に部下達は慎重になって、ブツを降ろし、そこに中居がやって来る。

 

「どんな感じ?」

 

「はい、予定していた例のブツですが、中居様のご希望通りの時間には間に合いますね」

 

「そっか。それは良かったよ。何せあの中は僕が頼んだ奴が入っているからね、あれがないと今度の計画には合わせられないからね」

 

中居はそう言って部下達が運んでいるブツを見ながら言う。

そのブツは中居が必要としているブツであり、次に作戦には必要不可欠な存在、そんな中居は笑みを浮かばせながら見ている。

 

するとそこに真島がやって来た。

 

「何だこれ? 一体何処から持って来たんだよ」

 

「あ、真島。これは今度の作戦に必要なブツだよ」

 

「今度の作戦?」

 

「うん、君がリコリス達をおびき寄せるでしょ? それに因んでもっと簡単に進める為に必要な事をしているだけだよ」

 

「お前が言うと胡散臭いなおい…」

 

真島はどうも中居の言葉が信用性がないと感じている。それに中居は少しむすっとしながら真島を見る。

 

「失礼だな~。僕はちゃんと考えて動いているんだよ、君達以外にもリコリス殺しまくってるでしょ~? だからこっちが少しばかり手を加えるんだよ」

 

「…バランス考えろよ」

 

「これも立派なバランスだよ♪」

 

「ケッ」

 

真島はそう言ってその場を離れて行き、中居は今運ばれるブツを見るのであった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そしてフキ達がリコリコに来て2日、ここに来ても何もしないフキを見て、俺はミカにある事を頼み込んだ。

 

それはこのリコリコで店員として働かせる事だった。

勿論それにはフキは大反対だった。フキが言うにはリコリスがこんな所で働く訳には行かないとの事、だがそれではサボっている事だから、ミカに頼んだのだ。

 

「フキ、楠木が此処に連れて来たからにはここで店員として働いてもらうぞ。反論は受け付けん、いいな?」

 

「っ! は、はい…」

 

はい、フキノックアウト~。

 

「あはははは!! 軽いなフキ!!」

 

「うっせ千束!!!! 笑ってんじゃねえ!!!」

 

そんな様子で千束とフキの喧嘩が始まった。この様子はもう慣れたな、まあ何はともかく、リコリコに新たな女の子スタッフが増えて楽しみになるだろうな。

 

厨房の大変だ。そう思いつつ俺はクルミの所に行き、例のデータの事を問う。

 

「クルミ、どうだ?」

 

「うーん…今だにデータの解析に手間取ってる、こんな複雑なデータ初めて見たな…、でも任せろ、必ず調べてやる」

 

「頼む」

 

そう言って俺はちょっと更衣室へと向かい、私服に着替えてミカに言う。

 

「ミカ、ちょっと出かけてくる」

 

「何処に行くんだ?」

 

「俺のFCのパワーアップだ。そろそろタービンに過給圧を上げておかないと、変えた奴のパワーが有り余ってしまう」

 

そう言って俺は外に出て、止めてあるFCの所に向かう。

 

そして俺が車に乗り込む時…。

 

「あれ? 浩平…君?」

 

「え?」

 

女子に声を掛けられ、俺は後ろを振り返ると、そこには制服を着た男女5人が居た。

 

男子が2人に女子が3人、その内の1人の女子が俺を見て目を開いて唖然とし、そして俺も驚いていた。

 

「浩平君…だよね?」

 

「………【結花(ゆいか)】」

 

そこに居たのは、俺が中学まで一緒だった幼馴染の【鳩原(はとはら)結花】がいたのだった。

 

 

 




はい、ラスト辺り少し厄介な感じな展開が出ました。日本だから浩平の知り合いが居ても不思議じゃない。絶対に。
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