バッドエンド直行はいやなのでどうにかするオートマタ   作:kakerutakeda

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新しく着任した編集長とアシスタントに急かされています(タスケテ)


暴徒侵略

作戦を終えた後

オルトは悩んでいた。

 

自分に合う武器は何かと

 

「なんか違うんだよなぁ」

「どうしたんだ?結構筋は良かったぞ?」

「中距離で戦うのもいいけど、みんなと同じだと役割が被る気がして」

 

「そうか、オルト君がもし新しい武器が欲しいなら、パイルバンカーを勧めるよ」

 

「パイルバンカー?ですか」

 

オルトは首をかしげながら、イージスの言葉を繰り返した。

 

イージスは笑みを浮かべながら説明を続けた。「そうだ、オルト君。パイルバンカーは接近戦での破壊力が抜群の武器だ。重いし扱いは難しいが、相手の装甲やシールドを一瞬で貫通できる。その代わり、中距離や遠距離の戦いには向いていないけどね」

 

ラトスが口を挟んだ。「ははっ、オルトにそんな重い武器が似合うかな?接近戦はお前にはまだ早い気がするけどな」

 

オルトは少し考え込んだ。確かに、ラトスの言う通り自分にその武器が似合うかは分からなかったが、他のメンバーと違った役割を担うことに興味があった。

 

「確かに接近戦はまだ経験が少ないけど…でも、みんなと違うことを試してみるのも悪くないかもしれません。パイルバンカー、試してみてもいいですか?」

 

イージスはうなずきながら、近くの武器ラックから訓練用のパイルバンカーを取り出し、オルトに手渡した。それは巨大な鋼の杭を打ち出すメカニカルな武器で、オルトの手にずしりとした重さが伝わってきた。

 

「まずはこれを持って、動きを慣らすところから始めよう。重さと反動があるから、ちゃんと身体で感じ取ることが大事だ」

 

オルトは一瞬戸惑ったが、しっかりとパイルバンカーを構えた。「よし、やってみます!」

 

ラトスが肩をすくめながらも笑みを浮かべ、「おいおい、そんなもん持って走り回るのか。まあ、面白そうじゃねぇか」と言った。

 

リゴロも、少し離れたところで静かに見守りながら、オルトの新しい挑戦を黙って見守っていた。

 

オルトはパイルバンカーの重さに最初は驚いたが、しばらく動かしてみるうちにそのバランスに少しずつ慣れてきた。イージスが横で丁寧に使い方を教えてくれる。

 

「パイルバンカーはただ重いだけじゃない。タイミングと位置取りが重要なんだ。相手に近づくまでが勝負だし、外したら反撃される隙ができる。だから、敵の動きをよく見て攻撃するんだよ」

 

オルトはその言葉に真剣に耳を傾け、訓練用の標的に向かって少しずつ距離を詰めていく。だが、思った以上に接近戦での動きは難しい。パイルバンカーの重さが身体に負担をかけ、なかなか思うように素早く動けない。

 

「くっ…重い…」

 

オルトがつぶやくと、後ろで見ていたラトスがクスクスと笑い声を上げた。

 

「ほら見ろ、やっぱりキツイだろ?接近戦ってのは、ただ力任せにやるもんじゃねえんだ。機動力と判断力が必要なんだよ」

 

リゴロは黙ってうなずいていたが、彼の表情は少しばかり楽しんでいるようにも見える。

 

オルトは気合を入れ直し、もう一度標的に向かって突進した。今回は距離を詰めるタイミングを計り、しっかりと標的に接近。次の瞬間、パイルバンカーを一気に発射させた。

 

次の瞬間、パイルバンカーを一気に発射させた。

ドンッ!

鋼の杭が標的に突き刺さり、見事に貫通した。

 

オルトは息をつきながら、なんとか一撃を成功させたことに安堵した。

 

「やった…!」

 

イージスが近づいてきて、彼の肩を軽く叩いた。「上出来だ、オルト。慣れてきたみたいだな」

 

しかし、その瞬間、訓練場の遠くから警報が鳴り響いた。

 

「警報!?なんだ、訓練用の警報じゃないぞ!」ラトスが急に真剣な表情になり、周囲を警戒し始めた。

 

イージスも一瞬で顔を引き締めた。

 

「どうやら、本物の問題が起きたようだな。オルト、訓練はここまでだ。これからは実戦だ、準備しろ!」

 

リゴロは無言でスナイパーライフルを構え、静かに訓練場の出口へ向かった。オルトも驚きながらもパイルバンカーをしっかりと握りしめ、自分が今まで学んできたことを全て活かす覚悟を決めた。

 

これがただの訓練ではない、現実の戦場での初めての試練になるのかもしれない。オルトは心を引き締め、小部隊の仲間たちとともに警報の鳴り響く方へと進んでいった。

 

 

オルトたちは基地の中央付近に急行し、管制塔を防衛するために陣を敷いた。遠くからは暴徒たちの足音や怒声が聞こえてくる。オペレーターが無線でさらに詳細を伝えてくる。

 

「暴徒たちは基地の壁を突破して、現在、管制塔周辺に展開中。彼らは武器を所持しており、我々に対して実際の攻撃を仕掛けてきています。注意してください」

 

オルトは息を飲みながら、配属されて初めての実戦に緊張を感じていた。パイルバンカーを使いたい気持ちは強かったが、イージスの指示に従い、マシンガンを手に持った。

 

「オルト、しっかりね。俺たちがいるんだ、安心しろ」イージスが優しく声をかけるが、その顔は真剣だ。

 

ラトスは銃を構えながら、冷静に指示を飛ばしていた。「暴徒どもは装備が貧弱だ。数で押してくるだろうが、焦るな。位置を維持しろよ、オルト」

 

リゴロは無言でスナイパーライフルを準備し、高い位置から周囲を警戒していた。

 

その時、暴徒たちが視界に入った。彼らは基地の壁を越えて、粗雑な武器を手に迫ってくる。オルトはその数に圧倒されそうになったが、イージスが前に立ち、シールドで仲間たちを守りつつ、冷静に対処しているのを見て、自分も勇気を振り絞った。

 

「行くぞ!オルト、援護射撃だ!」イージスが叫ぶと、オルトはマシンガンを構え、暴徒たちに向けて引き金を引いた。

 

ダダダダッ!

 

マシンガンの連射が暴徒たちに向けて火を吹き、数人がその場に倒れた。しかし、次々と現れる暴徒たちは怯まず、さらに管制塔に迫ってくる。

 

「数が多い…!」オルトは焦りを感じながらも、必死に射撃を続けた。

 

「オルト、後退するな!そのまま押し返せ!」ラトスが厳しい声で指示する。

 

その時、リゴロが冷静に1発ずつ暴徒のリーダーと思われる者たちを狙撃し、次々と敵の動きを鈍らせていた。オルトは彼の正確な射撃に驚きつつも、自分も戦うべきだと感じた。

 

「援護射撃を続けます!」オルトは再びマシンガンを構え、暴徒たちに立ち向かった。

 

戦闘は激化し、基地の防衛は緊迫した状況にあったが、ブラボー部隊の連携は揺るがなかった。オルトはまだ慣れていないながらも、イージスやラトス、リゴロのサポートを受けて、戦い抜く覚悟を決めていた。

 

「ここで止めるんだ、皆!」イージスが叫び、暴徒たちを撃退しようとする。戦いはさらに激しくなる中、オルトは自分の役割を果たすため、全力で戦い続けた。

 

その時だった、

暴徒の集団の奥の方から、装甲車が迫ってきた、

 

「ダメだ、装甲が硬すぎるこのままでは管制塔にッ...」

 

装甲車が他の味方部隊を次々と倒し、オルトたちの方へ迫ってくる

 

 

ドゴォォォン

 

大きな音ともに、暴徒が発射したロケットランチャーがオルトたちに命中した

 

「くっ」

 

幸い、イージスのシールドで戦闘不能とまではいかなかったが、皆、戦いを長く続けられる状況じゃない

 

 

「まだ終わってない、」

 

オルトはそういうと、訓練用のパイルバンカーを持った、

 

「まだダメだ...!使いこなせてないままで、使うのは危険すぎる」

「僕に考えがあります。そのために、イージスさんのシールドを貸してください」

「どう使うんだ?」

オルトは自身の考えた作戦を皆に共有した。

「そんな無茶苦茶な」

イージスはオルトの提案を聞いて一瞬戸惑った。

無茶な作戦に思えたが、状況は逼迫していた。装甲車がこちらに向かって迫ってきている。ラトスも黙っていられなかった。

「本当にそれでいけるのか?失敗したら、命が危ないぞ!」

「確かにこれには大きな危険が伴います。でも、それでもやるしかないんです。」

装甲車によって倒されていく他部隊の仲間たちの方を見据えながら、オルトは強い決意を抱いて訴えた。

「このままじゃ、みんなやられてしまう……」

その決意に、イージスも何かを感じ取ったのか、短くうなずいた。

 

 

「それでも、他に手はないんです。このままじゃ、みんなやられてしまう……」

 

オルトは真剣な表情で訴えた。その決意に、イージスも何かを感じ取ったのか、短くうなずいた。

 

「分かった……。俺のシールドを使え、オルト。信じてるぞ」

 

イージスは手元のシールドをオルトに差し出し、彼の提案通りに準備を整え始めた。手榴弾をシールドの下にセットし、その上にオルトが立つ。

 

「時間は限られてる!やるぞ、オルト!」ラトスが状況を確認しつつ、暴徒たちを抑え込むために射撃を続ける。

 

オルトは深呼吸をし、緊張を和らげようとした。今までにないリスクを背負っているが、自分がやらなければ仲間がやられてしまう。そんな決意が彼を突き動かしていた。

 

「よし……いくよ!」

 

ドンッ!

 

手榴弾が爆発し、シールドごとオルトが空中に飛び上がった。シールドは強力な爆風を受け、彼を高く持ち上げる。まるで重力を無視するかのように、オルトは装甲車の真上に飛び出した。

 

「くっ、反動がキツイ...!」

 

「(みんなが信じてくれたんだ、それにこたえないと!)」

 

装甲車の上部の穴から機関銃をオルトに向けようとするが、角度がきつく向けられない

 

「ここだっ」

 

ガツン

 

鉄同士の鈍い音が鳴った

 

オルトは勢いよくパイルバンカーを装甲車の上に突き立てた。重厚な金属音が響き、衝撃でオルトの体にも強い反動が返ってくるが、彼は歯を食いしばり、全力でパイルバンカーを押し込んだ。

 

「これで終わらせる!」

 

パイルバンカーの巨大なピストンが一気に作動し、強烈な力で装甲車の装甲を貫いた。車内から悲鳴が聞こえ、装甲車の動きが一瞬にして止まった。

 

「や、やったか……?」

 

イージスが安堵した表情で声を上げた。

 

オルトは汗を拭いながら、慎重に装甲車の上から降りようとする。しかし、その瞬間――

 

ドガァァァン!!

 

突如、装甲車内部で爆発が起こり、オルトは吹き飛ばされる。反応が遅れた彼は、地面に叩きつけられたが、間一髪で受け身を取って大怪我を免れた。

 

「オルト!」

 

イージスが駆け寄る。

 

「……大丈夫です……」

 

オルトは息を切らしながらも、何とか立ち上がった。

 

装甲車は完全に破壊され、暴徒たちの士気は崩れ去った。残った暴徒たちは、次々に武器を放り出して退却していく。

 

「これで終わりか……」

 

ラトスが辺りを見回しながら、銃を下ろした。

 

「……なんとか、間に合ったね」

 

オルトは自分の武器を見下ろし、まだ手が震えているのを感じたが、みんなが無事であることに安堵した。

 

「お前、本当に無茶をしたな……でも、よくやったよ」

 

イージスがオルトの肩を軽く叩き、感謝の意を示す。

 

「これで終わったわけじゃない。だけど……今は少し、休もうか」

 

リゴロが静かに言い、戦いが一時的に終息したことを確認した。

 

オルトは皆の顔を見渡し、自分がこの場で役に立てたことに少しだけ胸を張った。




投稿遅れました
プロローグが長くなりそうです
アビドス編まで先は長いかもです
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