バッドエンド直行はいやなのでどうにかするオートマタ 作:kakerutakeda
暴徒を鎮圧した任務の後、オルトたちブラボー部隊は基地に戻った。勝利の余韻が漂う中、指揮官のブレイザーが部隊に歩み寄り、その威厳ある声で話し始めた。
「よくやった、ブラボー部隊。君たちの活躍で、暴徒の動きを完全に封じることができた。君たちの連携と勇気には感謝している。」
イージス、ラトス、リゴロ、そしてオルトは、整列してその言葉を受け止めた。特にオルトに向けられたブレイザーの視線が、彼を少し緊張させた。
「オルト、君の行動は特筆に値する。パイルバンカーを用いて装甲車を無力化した戦術は、大きな戦果をもたらした。あの場であの選択をした勇気と判断力は見事だったぞ。」
オルトは一瞬驚きつつも、胸を張って答えた。
「ありがとうございます。みんなの助けがあったからこそできたことです。」
ブレイザーは微笑みながらうなずいた。そして、イージスに視線を向ける。
「イージス、ブラボー部隊に任務を与える。オルトのパイルバンカーの訓練を本格的に行い、彼がさらにこの武器を使いこなせるよう指導してくれ。」
イージスはその言葉に少し驚いたようだったが、すぐに真剣な表情で答えた。
レイザーは満足げに頷き、部隊全員に最後の言葉を投げかけた。
「これからも期待している。引き続き、任務に励むように。」
その後、部隊が解散すると、イージスはオルトに近づき、肩を軽く叩いた。
「やったな、オルト。お前の努力が認められた。これからは、俺の下でしっかり鍛えてやるから覚悟しておけよ。」
オルトは少し照れたように微笑みながら答えた。
「ありがとうございます、イージスさん。もっと強くなれるように頑張ります。」
「やるからには本気でやれよ、新米。」
ラトスの強い言葉にオルトは気を引き締めた
リゴロがオルトの肩を軽くたたいた
リゴロは無言だったが、その眼差しにはどこか応援の色が見えた。
こうして、オルトの新たな訓練の日々が始まるのだった。イージスの厳しくも的確な指導のもとで、オルトはパイルバンカーをさらに極め、仲間たちとともに次の戦いに向かって進んでいく準備を整えていった。
「君が使おうとしている武器は、かなり特別だ。普段使っているアサルトライフルやサブマシンガンとは違って、パイルバンカーは近距離戦闘専用の武器だ。だから、使いこなすには、他の武器の使い方とはまた別の感覚が必要になる。」
イージスはそう言うと、オルトにパイルバンカーを手渡した。
「まず、この武器の特徴を理解することが大事だ。パイルバンカーは、貫通力が非常に高い。しかし、打ち込む瞬間の反動が大きいから、しっかりと構えておかないと、逆に自分が吹き飛ばされることになる。」
オルトは武器を手に取り、その重さを感じながらイージスの指示を受けた。
「まず、足元をしっかりと固定して、身体を安定させることが肝心だ。杭を発射する瞬間に、どれだけ踏ん張れるかが勝負だ。」
イージスはオルトの体勢を確認すると、素早く手本を見せるように、パイルバンカーを地面に向かって撃った。ドゴンッ!という音と共に、反動でイージスの体がほんの少し後ろに揺れる。
「どうだ、反動を感じたか?」
「はい、すごく強い反動ですね。体力がないと複数回打つのは大変そうです。」
「それをどう制御するかが重要だ。反動を受け止めるためには、腰の力を使って、地面にしっかりと足をつけて踏ん張ることだ。そして、反動を感じた瞬間に少しだけ身体を後ろに引いて、その衝撃を和らげるんだ。」
オルトはそのアドバイスを覚え、実際にパイルバンカーを構えてみた。イージスはその動きをじっと見守りながら、次の指示を出す。
「良い感じだ、今度は標的に向かって実際に打ち込んでみよう。」
そういうと四脚の標的が訓練場に出てきた
「これは訓練用の的だ、4本の足で動くことが可能だが、とりあえず止まっている状態で打ち込んでみるんだ」
イージスの指示に従い、オルトはターゲットに向かってパイルバンカーを撃った。その瞬間、強烈な反動が彼の体を揺さぶったが、イージスが言っていた通り、足元を安定させることで、倒れることなく何とか持ちこたえた。
「うまくいったな。でも、反動の衝撃はまだ強く感じたろう。慣れるまでは、少しずつ感覚を掴んでいくことだ。」
オルトは少し疲れた顔をしていたが、目は真剣そのもので、次の指導を待ちわびているようだった。
「次は動く標的に正確に打ち込む練習だ。この的は音センサーで敵の場所を把握する。
音を聞かれないようにするんだ」
「忍び足ですね、楽勝です」
オルトが余裕そうに言った
「まぁ、やってみろ」
イージスの言葉には少し含みがあった
イージスの言葉に従い、オルトは再びパイルバンカーを構え、ターゲットに向かって打ち込もうとした
その時だった。
ヒュン
風を切る音とともに標的が方向転換をした
「えっ」
オルトは間が抜けたような声を出しながら杭を外し、反動で転んだ
「ははっ、ずいぶん派手に転んだな、怪我はないか、分析するんだ自分と相手を。そうすれば、相手の行動に隙や癖を見つけられる
そうなったらこっちのもんだ、自分が一番打ちやすい瞬間に合わせて一撃を入れればいい」
「わかりました、やってみます」
オルトは標的の動きをよく観察した、
標的は、訓練場を動きながら変則的な動きをしている
オルトはそれでも注意深く観察した、その結果、ターゲットは音がした方向と逆の方向に行くことが分かった
訓練場はほんの少しだけ、換気扇の音や、他のオートマタの訓練で音がする、
正面から攻撃を仕掛けようとすると足音でターゲットにバレてしまう
その時オルトは不意に地面に落ちている空薬莢を見つけた
「よし」
オルトは、空薬莢を自分と間反対の方向に投げた、これによりターゲットがこちらに近づいてくる
オルトはもう一つの空薬莢を持ち、パイルバンカーを構えた、
次の瞬間
オルトが杭を発射する、その瞬間パイルバンカーからかすかに音がした、
その音を聞き取り瞬時にターゲットが向きを変える、
しかし、
オルトは予測していた、
カキンッ
空薬莢がオルトと間反対の方向にたたきつけられる
それにより撃ち込まれようとしている方向にターゲットが移動し、大きな音を立てて、ターゲットは杭に貫かれた
「やった!」
「いい感じだ、オルト。だが、もっと素早く、そして精密に狙えるように訓練しないと、実戦で使いこなすのは難しいぞ。」
イージスはそう言うと、次の段階へ進むように、さらに難易度の高い練習を提案した。
オルトはその後も、イージスの指導の下で何度もパイルバンカーを使いこなす練習を繰り返し、徐々にその使い方を体得していった。彼はこれから、仲間たちのためにこの武器を使いこなすことを決意し、イージスの言葉を胸に刻んでいった。
プロット考え終わってるのに、描写が難しいです