どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ   作:マリーを妹にし隊

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妹からもらった物は全部宝物なんすよ。…会えないから、尚更。


特異点F・炎上都市冬木⑩

「んで、何をやってるんですかねぇ…」

 

妹達のもとに戻ると、マリーがケルの上に乗っていました。微笑ましい光景っすね。

 

「いや、そのね?マリーと!楽しく!遊んだの!」

「まぁ…久しぶりに童心に帰れたわ」

 

どちらも満更ではない様子なので何よりですね。

 

「ところで、ケルの見つけた匂いはこの場所で止まってるんすよね?」

 

「うぅ〜…うん!ここから出てる匂いはあっちの洞窟に続いてるよ、お兄ちゃん!撫でて撫でて!」

 

どうやら洞窟に匂いが続いてるってことは何か移動した…ついでに他の危険なものもいないってことは、かなり激しい戦闘でもしたんすかね?

とりあえずケルを撫でつつ、考えてみますか。

 

「皆さん、ちょっと待っててくださいね…」

 

地面に顔を近づけると、案の定抉れた痕跡を見つけられた。

 

「多分バーサーカーさんが戦闘した後ですね。火の移り具合を見るにまだそこまで遠くに行ってないと思われるっす」

 

『君…妹達を探すためになにやってたんだい?』

「別にロマンさんが思ってるようなことはやってるっすよ。何処で再会したとしてもいいようにサバイバル技術は特に重点を置いて鍛えたんで」

 

重傷になった時に会ったら助ける為には応急処置が必要になりますし、砂漠の中で会ったなら水とか生命活動を維持できずに死んでしまったら意味がなくなりますからね。

 

「マリー!やっぱお兄ちゃんは凄いね!」

「そうね…お兄ちゃんの話も今度聞いてみたいものね…」

 

「この特異点が終わったら話しますよ。とはいえ、その前にここを解決しましょうか」

 

余裕なんてもんはあんまりないっすからね。さっきのシャドウサーヴァントだってほぼ初見殺しの技を使ってきましたし。この先にいるサーヴァントも守りにくそうな技を使ってくるんでしょうし。

 

「そんでよ、俺はどうすりゃいいんだい?一応宝具もあるが、こんな狭い場所じゃ使い勝手が悪すぎる」

 

「キャスターさん、そこは気にしてないっす。誘導できるなら誘導しますし、最悪バーサーカーに宝具解放させて更地にするので合図したら準備をしてほしいっすね」

 

まあ、火力が不明なんですけどなんとなく倒し切ると思うんっすけどね。

 

「…坊主、あんた気をつけろよ。それじゃ中にいるのが2人だった時の対応が「俺が終わらせますよ」…頭大丈夫か?セイバーにしてもアーチャーにしても勝てないだろ?」

 

そんな気にしなくていいんですよね。

 

「…ケルからもらった宝具があるので。これ、地獄関連の宝具ならなんとかなるって思うんですよね」

 

あくまで直感ですけど。

よほどのことがない限り当たってると思うっすから。

いつの間にかずっしりと重くなった木槌を手に、そう思いました。

立花ちゃんは?

  • 妹にする
  • 妹にしない
  • そもそも男
  • 姉にする
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