どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ   作:マリーを妹にし隊

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…やらかしましたね。


カルデア①

「戻ってきました。先に藤丸さんの救護をお願いします」

 

俺は開口一番、駆け寄ったスタッフに藤丸さんを渡した。恐らく慰める為の専用のスタッフがいるはずっすよね?

 

「…や」

 

 

 

な ん で 抱 き つ か れ て る ん す か ね ? 

 

「とりあえず運びましょうか。落ちつけるとこ、探さないとっすね」

 

流石にこの精神状態で素人が見る訳にはいかないっすし。抱きつかれたのをお姫様抱っこに変えてベッドまで運びました。

 

 

 

 

 

「じゃあ、俺は戻るっすから…」

 

流石に部屋に少年少女がいるのは悪いっすからね。…そう、思ったんすけど。

 

「お兄ちゃん…いかないでよ…」

 

…流石にそれは、やめてほしかったっす。

 

「…その発言は禁句っすよ」

 

聞いてしまった以上、俺はお兄ちゃんとしての義務を果たさないといけない。

そうじゃなきゃ、お兄ちゃん()として失格っすから。

 

「私、あんなの見たのに…なんとも思えないんです。

 

レフさんと話したのに。殺したくなかったのに投票しちゃって。殺した悪い人だってわかってるんですよ。レフさんが罪を受けなくちゃいけない人なのもわかってるんです。

 

でも、人の命を弄ばれる殺され方は嫌だったんです。あんな変に殺されるより、きちんと罪を償ってほしかったんです。

 

ですけど、それよりも…

 

なんで死んだ時にはあんなに苦しかったのに。

 

ただ、『かわいそう』としか…全部他人事みたいになっちゃってるんです。

 

それがずっと気持ち悪いんです。そんな自分に嫌気が差し続けるんです。

 

お兄ちゃん、どうすればいいんですか…?」

 

「…しょうがないっすよ」

 

俺には藤丸さんの抱えている悩みについて、根本的に解決することはできない。

だから、また逃げてしまう。

安易な(優しい)嘘に。

 

「藤丸さんに起きた出来事は混乱しない方が無理な話なんっすよ。いきなり燃えた場所に連れて行かれて、死ぬかもしれない経験までしたんすから。

 

それなら、一回落ちつくまでぐっすり寝ればいいんすよ。さいわいなことに、ここは魔術が張ってある最新の研究所っすから。ちょっと早めの修学旅行だと思えばいいんすよ」

 

冬雪さんよりも下手な言葉ですけど。藤丸さんを慰められているかもわからないんすけど。

 

「正直、藤丸さんは気に病むようなことはしなくていいんすよ」

 

「、、、?」

 

少しだけこちらに興味を持ってくれたみたいっすね。

 

「藤丸さん、今回の件に対して貴方が負うべき責任は一切ないです。なんなら俺等を恨んでくれても構わないぐらいの部外者なんです。

…あんたは、悪くない」

 

「……すい、ませ、ん…ちょ、っ、と、」

「いいっすよ。落ちつくまで傍にいますから」

 

泣き始めた藤丸さんを優しく抱きしめました。

これで、安静にしてくれるといいんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ありがとうございます」

 

泣き止んだ藤丸さんがお礼をいってきました。

 

「別にいいっすよ。…俺だって、色々と酷いですし」

 

泣き止んだ藤丸さんを見て妹を思い出すとか…ほんと、シスコンの悪化が凄いんすよね。

 

「あの、その…」

 

少し申し訳無さそうに聞いてくる藤丸さん。

 

「なんっすか?」

あの、これからも義兄(おに)いちゃんって呼んでいいですか?

 

これどう返せばいいんすかねぇ。

召喚したのは

  • セイバー(円卓関連)
  • アサシン(v3)
  • その他(感想で教えてほしいっす)
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