どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
「戻ってきました。先に藤丸さんの救護をお願いします」
俺は開口一番、駆け寄ったスタッフに藤丸さんを渡した。恐らく慰める為の専用のスタッフがいるはずっすよね?
「…や」
な ん で 抱 き つ か れ て る ん す か ね ?
「とりあえず運びましょうか。落ちつけるとこ、探さないとっすね」
流石にこの精神状態で素人が見る訳にはいかないっすし。抱きつかれたのをお姫様抱っこに変えてベッドまで運びました。
「じゃあ、俺は戻るっすから…」
流石に部屋に少年少女がいるのは悪いっすからね。…そう、思ったんすけど。
「お兄ちゃん…いかないでよ…」
…流石にそれは、やめてほしかったっす。
「…その発言は禁句っすよ」
聞いてしまった以上、俺はお兄ちゃんとしての義務を果たさないといけない。
そうじゃなきゃ、
「私、あんなの見たのに…なんとも思えないんです。
レフさんと話したのに。殺したくなかったのに投票しちゃって。殺した悪い人だってわかってるんですよ。レフさんが罪を受けなくちゃいけない人なのもわかってるんです。
でも、人の命を弄ばれる殺され方は嫌だったんです。あんな変に殺されるより、きちんと罪を償ってほしかったんです。
ですけど、それよりも…
なんで死んだ時にはあんなに苦しかったのに。
ただ、『かわいそう』としか…全部他人事みたいになっちゃってるんです。
それがずっと気持ち悪いんです。そんな自分に嫌気が差し続けるんです。
お兄ちゃん、どうすればいいんですか…?」
「…しょうがないっすよ」
俺には藤丸さんの抱えている悩みについて、根本的に解決することはできない。
だから、また逃げてしまう。
「藤丸さんに起きた出来事は混乱しない方が無理な話なんっすよ。いきなり燃えた場所に連れて行かれて、死ぬかもしれない経験までしたんすから。
それなら、一回落ちつくまでぐっすり寝ればいいんすよ。さいわいなことに、ここは魔術が張ってある最新の研究所っすから。ちょっと早めの修学旅行だと思えばいいんすよ」
冬雪さんよりも下手な言葉ですけど。藤丸さんを慰められているかもわからないんすけど。
「正直、藤丸さんは気に病むようなことはしなくていいんすよ」
「、、、?」
少しだけこちらに興味を持ってくれたみたいっすね。
「藤丸さん、今回の件に対して貴方が負うべき責任は一切ないです。なんなら俺等を恨んでくれても構わないぐらいの部外者なんです。
…あんたは、悪くない」
「……すい、ませ、ん…ちょ、っ、と、」
「いいっすよ。落ちつくまで傍にいますから」
泣き始めた藤丸さんを優しく抱きしめました。
これで、安静にしてくれるといいんですけどね。
「……ありがとうございます」
泣き止んだ藤丸さんがお礼をいってきました。
「別にいいっすよ。…俺だって、色々と酷いですし」
泣き止んだ藤丸さんを見て妹を思い出すとか…ほんと、シスコンの悪化が凄いんすよね。
「あの、その…」
少し申し訳無さそうに聞いてくる藤丸さん。
「なんっすか?」
「あの、これからも
これどう返せばいいんすかねぇ。
召喚したのは
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セイバー(円卓関連)
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アサシン(v3)
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その他(感想で教えてほしいっす)