どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ   作:マリーを妹にし隊

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妹の趣味嗜好は可能な限り受け止めないとっすよね


カルデア②

「…別に、いいっすけど」

 

迷った上で…俺は、こう答えることしかできなかった。

 

「じゃあ、行きますか藤丸「立香」…立香、いってきます」

 

まあお兄ちゃんが名字で呼んでいたら変ですもんね。

 

「…うん、いってらっしゃい義兄(おに)いちゃん」

 

…どうしてこうなったんすかね?

自問したところで答えが返ってくる訳でもないのに。立香の光のない笑みをみてそう思ってしまいました。

 

 

 

 

ロマンさんからの話を聞くと、人類史を語る上で重要な部分が崩壊しているとのことでした。それを修正する為にレイシフトする…予定だったんすけど、そのレイシフトの人材が俺と立香しかいないって状況になっているらしいっすね。控えめにいって人生で二番目の修羅場ってかんじっすかねえ。

 

「で、ロマンさん。俺達はこれをまたやればいいんすよね?」

 

要約すると『バックアップするからもっかい死ぬ寸前にいってこい』ってことっすよね。

 

「…そう、なるね。もちろんバックアップについては万全にやるし」

「それなら俺一人でやります。立香が危険に晒されるのは駄目ですし、万が一俺が死んでも変わりがあるでしょう?」

 

正直、失敗する気もさらさらないっすけどね。

 

「あと、サーヴァントの補給ってどうなんすか?それもバックアップ範囲に含まれるんすか?」

 

ケルは確か暴食と言わんばかりに食べてたんすよね。

 

「そうだよ。別に今はマリーよりは僕の意見が優先されるけどね」

「……なんでっすかね?」

 

見たところマリーだってまともに所長をやってましたし妹でしたけど。

 

「だって所長…あんな立派に病んじゃって…」

 

ロマンさんが意味深な発言をすると、後ろからマリーの気配が。

 

「お兄ちゃん…!」

「どうしたっすか…?」

 

振り返ると甘い匂いとマリーの笑顔。抱きつかれたみたいっすね。

 

「お兄ちゃんにちょっと甘えたくて。ダメかな?」

 

「別にいいっすけどそれだったらお姫様抱っこにした方がいいんじゃないっすか?」

 

(なんでここでそこまで即答できるんだよ!いや別に所長がハイライトオフで淡々と業務こなすよりはいいんだけどさ!)

 

一体そこまで変なことを言った訳じゃないんすけどね。

 

「お兄ちゃんお兄ちゃん!私久しぶりにお風呂入りたい!お兄ちゃんに背中流してほしい!」

 

「まあ、可能な限り叶えてあげたいんすけど…流石にそんな大きさの風呂はここには用意されてないっすよね、ロマンさん?」

 

「えっ!?うん、ああ、そうだね。大浴場と一人用のお風呂はあるけど、二人用の風呂となると流石にないんじゃないかな」

 

「…嘘でしょ、ロマン」「嘘だよ」

 

後ろから聞こえてきた、やけに落ちついた声。

杖を持った女性─モナ・リザが立っていました。

召喚したのは

  • セイバー(円卓関連)
  • アサシン(v3)
  • その他(感想で教えてほしいっす)
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