どいてくれませんかね…?俺、お兄ちゃんなんですよ 作:マリーを妹にし隊
「という訳でガチャを引きますか」
ガチャを引くための場所までケルに案内されたのも相まって、引くという選択肢しかなくなりました。
「先に私から引いてもいいかしら?」
「うん!マリー、ファイトだよ!」
「当たるといいっすねえ」
それぞれのほほんとした状態でマリーの召喚を見守るっす。
「最初は……」
「貴石の魔弾─って呼ばれるものね」
まあ、普通の魔術らしい魔術が当たったみたいっすね。
「何これ〜?ケル、食べれる?」
「ケルお姉ちゃんは食べちゃダメよ。珍しいってほどでもないけど…失くすのは惜しいわ」
そんな愚痴をこぼしつつ、マリーは更に魔力を流しました。
「あら、ガンドが出たわね」
「使いやすそうっすねえ」
まあ、出たものの使い方とか知らないと無理なんすけど。マリー達のほうが魔術についてはかじっただけの俺よりは詳しいでしょうし、教えてもらいますか。
「これは…薬だね。うん、私が持っておこう」
「なに?なに?どういうのなの?」
「う〜ん…まあ、ちょっといいにくいものかな?」
「とりあえずケルには速い、って思ってくれるならいいっす」
にしても、ケルはどうしてここまで喋りが変になったんですかねえ。…あんまり、聞けないことだけはわかってるんすけど。
「サーヴァントがそろそろ引きたいわね…っと!」
「魔力反応!サーヴァントが来たね」
一応念の為、構えておきます。
「サーヴァント、アサシン。真名はエミヤ。マスター、よろしく頼む」
「…まあ、まずまずの成果ね」
「エミヤ…っすか。聞いたことのないサーヴァントだね」
「なるほど、君がエミヤなんすね」
一度妹を探す時に依頼しましたねえ。一回たりとて見つけられてませんでしたが。
「…そういうことか。僕は部屋の外で見張りでもしてる」
なんかさっさと外に出ちゃいましたねえ。どうしてでしょうか?
「これは…天の鎖?」
「…ああ、少し借りてもいいかい?ケルちゃんに合うリードが作れるかもしれない」
「……?ケル、お兄ちゃんとお散歩できるの?」
「もちろん」
どうやらダヴィンチさんは鎖でリードを作りたいとのこと。別に必要ではないと思うんすよね…
「うん!お願いダヴィンチさん!あのね、これならお兄ちゃんのペットになれるね!」
明らかにアウトな発言をしたケル。
「ちょっ、なんでこんな発言をしたんすか…?」
「えー?昔から思ってたことだよ?」
…そんな素振りはなかったんすけどねえ。一体どこからそうなったんすかねえ。
「ケルはお兄ちゃんから逃げちゃったからさ!
男の人にめっちゃくちゃにされたし女の人に水かけられたり毛を剃られたり!
だから生まれ変わってお兄ちゃんみたいに優しかったらその人に全部委ねちゃおうって!厳しくなったら噛み切って殺しちゃおって!」
そう言い切ったケルの目にも、確かに光はありませんでした。
…俺、やっぱりどこかで間違えてたんすかね。
召喚したのは
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セイバー(円卓関連)
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アサシン(v3)
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その他(感想で教えてほしいっす)